レンの母、美波の襲来。
刈部清一郎(鈴木亮平)は刈部レン(岩田琉聖)に写真に映る女性が自分の母親だと疑われ、慌ててしまい「出ていけ!」と怒鳴ってしまう。
さらには、久遠あいこ(吉岡里帆)に家族の問題だから関わらないように、と言ったことも気にしていた。
何より、突然のように掛かってきた美波と名乗る人からの電話に戸惑っていた。
家まで訪ねてくる、と言うのだ。
清一郎はあいこにその話をしようと思ったが、なかなか言い出すことができず、レンと美波と会わせないようにするために、締切前だとウソをつき、あいこのバイト先で夕食を食べてくるように言うのが精一杯だった。
一方あいこは二階堂藤悟(眞栄田郷敦)からキスをされ、動揺していた。
何事もなかったように振る舞おうとするが、二階堂の態度もぎくしゃくしていて上手くいかない。
向後達也(片岡愛之助)は編集長から、清一郎が刈部まりあとして描く、『銀河天使』の日本漫画大賞へのノミネートを指示される。
名誉ある賞であるものの、そういうものに全く興味がない、清一郎をどう説得するか思い悩む向後。
そんな中、ひょんなことで、刈部まりあの正体を知ってしまった金條可憐(木南晴夏)は、清一郎に会いに行き、『銀河天使』を読んで、その作者に憧れ、漫画家になった話を語り「まりあ先生をお守りする」と一方的な想いを告げる。
そこへ、花束を抱えた、秋山美波(内田理央)がやってくる。
ただならぬ雰囲気を察知した可憐は、自分が対応する、と意気込み、清一郎の婚約者だと美波に告げる。
二階堂の本当の気持ち。
二階堂の店では、レンと金條麻央(星乃あんな)が仲良くゲームをしていた。
向後と早瀬剛(竜星涼)がやってきて、早瀬は昨日、あいこと二階堂がキスをしていたところを見てしまった、とみんなの前でバラしてしまう。
その時、入り口が開いて、伊藤由奈(小西桜子)が退院して帰ってきて、そのことを聞いてしまう。
「もう大丈夫ですから、あいこさんは帰ってください」
そう店から追い出され、仕方なくあいこは自宅へ戻る。
そこで、清一郎を囲んで、可憐と美波が対峙しているところに遭遇する。
可憐から清一郎の漫画のアシスタントだと紹介されたあいこは、状況が飲み込めない。
清一郎は、レンとも会わないで欲しい、と迷惑そうな態度を取るが、美波は動じない。
清一郎と二人きりで話をさせて欲しい、と言う。
庭で、清一郎と美波は話をしているが、美波はどうやら天性の魔性かまってちゃん女のようだった。
清一郎に「ひとりにしないで」と清一郎にすがりつく。
清一郎は、その手を振り払うが、動揺を隠せない。
昔、清一郎は美波のことが好きだった。
だが、美波は亡き弟、苅部純(白石隼也)と関係を持ち、妊娠してしまい、純と美波は清一郎に結婚を認めて欲しいと、頭を下げる。
それから、恋愛はするものではなく、描くものだ、と一切恋愛をしようともしてこなかった清一郎。
その時のことを思い出し、レンの気持ちも考えると心が乱れてうなだれてしまう。
清一郎は、かつて美波と純と3人で撮った写真を破り捨てようとしたところで、部屋のドアをノックされ、思いとどまる。
清一郎のところに来たのは、家に帰ってきたレンだった。
「お父さんの持ち物は僕が大事にする」とかつて清一郎が書いた女子高生の絵を返して欲しいと清一郎に頼む。
「これってお母さんですか?」と聞くレンに、清一郎は「そうだ」と答えた。
レンはとても満足そうだった。
思わずしてしまった、あいこの告白。
夜あいこは、昼間清一郎にすがる美波の姿にモヤモヤしていた。
リビングに出ると、清一郎が日本酒を飲み、酔っ払っていた。
「オマエも一緒に飲むか?」と言われ、あいこも横に座って飲みだす。
いつもと違う、清一郎の姿に、あいこは思わず、清一郎を抱きしめた。
戸惑う清一郎に「愛です」と精一杯答えるあいこ。
驚いてしまった清一郎は、「もう寝る」と部屋に閉じこもってしまう。
次の日、あいこはレンが学校に行ってから、清一郎の部屋をノックして、ドアを開けずにそのままで聞いてください、と、「刈部さんと本当の恋愛がしたいです」と告白する。
美波は、学校帰りのレンを待ち伏せして、レンの名前を呼んで呼び止める。
恒例の最後のワンショット。
清一郎とあいこがリビングで日本酒を呑んだ時に、あいこから抱きしめられ、「愛です」と言われたシーン。
その後、部屋に戻った清一郎は、「愛」という言葉を辞書で調べる。
男女の仲の「恋」という言葉にドギマギしていた。
【次週第8話予告】天性のかまってちゃん女、レンの母の大逆襲。
清一郎にとっては美波は初恋の相手。
もう一度初恋をやりなおそう、と美波に誘われ、動揺する清一郎。
あいこの清一郎への想いの告白の行方はいかに。
清一郎、あいこ、レンのそれぞれの決断は?
ドラマは架橋へ、どうなる第8話、お楽しみに!