推しを召し上がれ2話ネタバレあらすじ紹介│ガラガラの棚が続く店内
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ドラマ「推しを召し上がれ」2話あらすじネタバレ紹介│2024年1月17日放送
高速道路で大きな事故があり、ライバルAK社の配送トラックが動けなくなっている。
急いで「スーパーなかや2号店」に向かってくれ、と先輩・金城剛（水間ロン）から頼まれた朋太子由寿（鞘師里保）。
商品が届かないと困っていた社員・林泰然（好井まさお）に、品出しを手伝わせてくれと頭を下げます。
本当は開店前に業者を入れてはいけないけれど、今日は客の購入量が増えるポイント3倍デー。
林は由寿に、乳製品の品出し陳列を許してくれたのでした。
品出しをしながら由寿は、小学校の時に東日本大震災で被災しひもじい思いをしたこと。
どうしてもおやつが食べたくて、数キロ先のスーパーに一人で行ったけれど、ガラガラの棚が続く店内に呆然としたことを話します。
だから棚一杯に商品があると安心するのだと。
スーパーにとっては空になった棚が望ましいが、と笑う林ですが、実は阪神大震災を経験していたのでした。
林の父親は、当時はまだ珍しい宅配メインのスーパーのドライバー。足腰の弱ったお年寄りに商品を届けていたのです。
けれど大震災のおかげで電気、ガスは止まり道路も寸断。配りたくても商品が届かない状況になったのでした。
そこにかかってきたのは、明和の営業マンからの電話。
その営業マンは、まだ電話線が十分つながらない中、公衆電話を駆使してあちこちの卸先に連絡をしたのです。それは由寿がいる大阪支店の社員。
林の父親の勤めるスーパーと明和はそれほど取引がなかったのに、「なんでも可能な限り届ける！」と言い、バイヤーのすべて買い取るという約束の元、被害の少なかった工場にすぐ商品を手配したと言います。
その営業マンはその後、林の父のスーパーに鍋をしょって2時間かけてやってきます。そのスーパーが陸の孤島になっていると知り、皆に温かい物を食べさせたいとおでんを作ってくれたのです。
1月の凍えるような寒さの中、おでんの温かさは皆に染み渡ったのでした。
その後、そのスーパーでは明和商品の入荷は5倍に増えたと聞き、営業とスーパーの英断に由寿は心から感心します。
由寿が明和を希望したのは、避難所でやっと食べられたのが明和のチョコレートだったからでした。
1枚の板チョコの甘味が、全身に力をみなぎらせてくれたのを感じた由寿。
それ以来、辛い時に気持ちを奮い立たせるため食べるのは、その板チョコになったのでした。
仕事が終わり、金城に労われた由寿。由寿にとっても、いい経験になった一日でした。
林から阪神大震災ですごい活躍をした営業マンのことを聞いたというと、それは語り継がれている、『おでん先輩』だと金城は言います。
金城も『おでん先輩』のことを考えながら仕事をしていたと聞き、ずっと大阪にいて、立派な営業マンを目指すと由寿は目を輝かせるのでした。
帰宅して連絡の来ていた母に電話すると、祖父の認知症が進んでいると母はこぼします。
酪農をしていた祖父。牛舎に連れて行かれた時、牛が怖く、臭いし牛乳も嫌い！と言ってしまい、悲しい顔をさせたことが由寿には忘れられないのです。
今度帰ったら、祖父から牧場の話も聞きたいと母に伝えるのでした。
それから半年後、由寿に東京本社広報部への異動通知が来ます。
人の多さに圧倒されながら、緊張感いっぱいに由寿は本社に着いたのでした。
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