失敗しながらも仲間や村人に支えられ、恵まれた環境にいると感じる真空。 ある朝、にじいろ商店の雪乃が診療所に飛び込んできました。
まだら認知症
真空(高畑充希)の体調は、芳しくない日が続いていました。
そんな中、朔(井浦新)と太陽(北村匠海)が真空のために、免疫を高める効果のある朝食を作ってくれていました。
朔たちの優しさに、真空は嬉し涙をこらえます。
リビングで過ごしていると突然、にじいろ商店の橙田雪乃(安達祐実)が駆け込んできました。
焦る様子で、リビングの中を歩き回る雪乃。
白衣を着た真空が目に入った雪乃は、すがるように真空にしがみつきます。
『私は、一体誰なんでしょうか』
雪乃はまだら認知症を患っていて、10日や2週間のペースで記憶がなくなってしまう症状を繰り返していました。
最強の2人
雪乃の夫・橙田晴信(眞島秀和)も診療所にやってきました。
しかし何故か雪乃には話しかけず、そのまま離れた席に座ってしまいます。
そして診療所に、霧ケ谷氷月(西田尚美)と緑川嵐(水野美紀)がいつもの元気さで現れました。
『もう私たちが来たから、大丈夫。私たちはあなたと、ずーと友達』
氷月たちは雪乃がパニックにならないように、丁寧に話はじめました。
2人は雪乃を連れて、生まれ育った村を案内します。
思い出すことができなくて苦しむ雪乃。
雪乃のことが大好きだから、あなたがどんな人物だったのか、ちゃんと知って欲しいと伝えます。
どうにもならないこと
氷月は自分の子どもが欲しかったけれど、それが叶わなったこと。
嵐は幸せいっぱいだった中、突然何も言わず旦那がいなくなってしまったことをそれぞれ話します。
真空も自分の病気に対して、「なんで私?」と思ってしまうこと、抱えている胸の内を素直に打ち明けました。
『どうにもならないことってあるよね』と噛みしめる4人。
抱えたものを仲間に話すことが出来た4人の表情は、どこか吹っ切れた様子です。
最高の旦那
診療所に帰ると、テーブルには晴信たちが作った豪華な料理が並べられていました。
料理を食べた雪乃は「私これ好きだった気がする」と口にします。
記憶は忘れても、晴信が作ってくれた味は覚えていたのです。
にじいろ商店に戻ると、正装に身を包んだ晴信の姿がありました。
晴信を改めてみた雪乃は、顔がタイプじゃないけれど、だからこそ中身が素敵な人なのだろうと微笑みます。
そんな雪乃に晴信は、真っ赤な花束を贈りました。
仲間への嘘
真空は朔たちに最近数値が悪く、病院に行きたくなかった事を打ち明けます。
本当は今日が検査の日で、ずっと黙っていました。
この前の病気の嘘は医者としての嘘だが、今回は患者としての嘘だと主張する真空。
「仲間に嘘つくな」
病気のことを話したがらない真空に対する、太陽の優しさが込められていました。
検査の結果は、少しずつ悪くなっていた。
そんな真空の元に村人からのメッセージが届いていました。
真空は母親にようやく返せていなかったメールの返信を送ります。
病気のことは言えないものの、最高の職場と最高の仲間に出会ったことを誇らし気に伝えました。
「にじいろカルテ」第3話 まとめ
雪乃が語尾に「○○らしいの」とつけていた不思議な発言は、認知症によるものだったようですね。
そして嵐や氷月との絆や、晴信の愛にも感動しました。
何回忘れてしまっても変らず支えてくれる嵐と氷月。
何度でも好きになってくれる晴信。
虹ノ村に住むみんな、ほんと良い人たちばかりですね。。