海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン4あらすじ
シーズン4は前半と後半に分かれています。
前半は総督との戦争までを描いています。リックたちは刑務所で平和な日々を送っていますが、ある日病気が広まってしまうのです。医薬品も不足しており、続々と生存者たちは感染します。そんな中、感染者が殺害される事件も発生。
無事に医薬品を調達し、病気が収束すると、新たなグループを率いた総督が攻めてきます。総督はミショーンとハーシェルと人質に取るのです。リックたちは総督を倒すものの、ウォーカーの群れに襲われたため、グループはばらばらになります。
後半はグループが再開するまでの話。各キャラクターの冒険がスリリングに描かれています。そしてグループは終着駅で再開するものの、彼らは囚われの身となってしまうのです。
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン4
第1話「嵐の前の静けさ」
リックたちは刑務所で、農作物を耕したり、委員会を結成したりと安全な時間を過ごしていました。多くの人間が刑務所に集まっており、見事な発展を遂げています。タイリースとカレンは恋人関係になりました。
コミュニティでは、キャロルが襲撃に備え、秘密裏に子供たちに武器の使い方を教えています。ミショーンは引き続き総督の捜索中。ダリルとサシャは、ボブ、ザックとともに物資調達へ向かいます。ボブがアルコールを飲もうとしたところ、罠にかかってしまうのです。ザックがボブを救出中、ザックはウォーカーに殺されます。
リックはクララという名の女性と出会います。クララはリックをキャンプ場へ連れていき、彼をゾンビ化した夫に食べさせようとするのです。試みが失敗したとき、クララは自殺します。
第2話「新たな脅威」
リックはいまだにカールに銃の所持を許していません。リックは農作業に専念するものの、大量のウォーカーがフェンスの周りを囲んでいました。
シャワー室でパトリックが倒れ、そのまま彼は死んでしまいます。パトリックはウォーカーとなり、生存者を次々と襲うのです。生き残った人々は、やむをえずにパトリックに噛まれた生存者を殺し、ほかの棟へ移動します。
グループは、リックが育てようと持ち込んだ豚が、インフルエンザにかかっていたのを発見します。そして、それが原因でパトリックは死亡したのでした。そこでグループは、急いで病気の感染者たちを隔離します。隔離された人々は、迎える死をおびえて待つばかり。
タイリースは、彼女のカレンと友人のデイビッドが感染しているのを発見します。そしてふたりは、何者かによって殺害され、燃やされるのでした。
第3話「集団感染」
インフルエンザの感染者数は増えるばかりです。マギーたち家族の反対を押し切り、ハーシェルは感染者の治療を行います。
ダリルはグループを率いて、医薬品を探しに向かいました。彼らは、気を紛らわすためにタイリースも来るように説得します。道中、ダリルたちは無線を通じて、何者かが「サンクチュアリー(聖域)」と言うのを聞きます。
タイリースは、リックにカレンとデイビッドを殺した犯人を捜すように、強く訴えます。ふたりは激しく口論し、リックがタイリースを強く殴りました。犯人の捜索中、リックはキャロルをウォーカーから救います。
リックがキャロルに、カレンとデイビッドを殺したか尋ねたところ、キャロルは犯行を認めました。キャロルは、自分自身のため、そして生存者のために殺害したと言うのです。
第4話「傷だらけの絆」
リックとキャロルは、キャロルの行動について議論をしています。そのとき、サムとアナという名の生存者と遭遇するのです。リックは彼らに仲間になるための質問をしたあと、カップルは食料を渡すと言います。リックたちが食料の捜索をしている中、アナが死体で見つかるのです。サムはいなくなっていました。
刑務所へ戻るとき、リックはキャロルを追放します。キャロルがリックの信頼を失ったこともありますが、タイリースから彼女を守るための決断です。
ダリルたちは近くに薬局のある大学を発見。医薬品の調達中、ボブが酒を見つけます。彼は酒を手にするため、ダリルを撃とうと脅すのです。そこでダリルは、刑務所に戻るまで、酒を飲まないように告げるのです。
第5話「遠のく希望」
ハーシェルやグレン、サシャなどが懸命に感染者の治療を行っています。ハーシェルがネガティブにならないようしているとき、銃声が響くのです。病気に感染した生存者たちが、次々に死亡して、ウォーカーに変貌しているのでした。
刑務所内は大混乱になり、ハーシェルたちはなんとかウォーカーを倒しています。病気になっていない仲間たちは絶望し、感染者を殺害しなければいけません。そこへ医薬品を持ったダリルのグループが到着。
ハーシェルとボブが、医薬品で生き残った感染者たちを治療するのです。ダリルのグループたちは、キャロルがいないことに気づきます。リックは信頼できる数名だけに、彼の決断を告白するのです。
ハーシェルの治療のおかげで、なんとかリックたちは病気感染を乗り込えます。刑務所に再び安全が戻ってきました。しかし、リックたちは遠く離れたところから、総督が刑務所を見ているのに気づいていません。
第6話「葬られた過去」
過去の回想エピソードです。刑務所襲撃をした総督は、仲間たちも殺しました。マルティネスとシュンパートは総督の元を去ります。総督はひとり歩いているところ、アパートの一室に住むある家族と出会います。チャンバー、リリー、タラ、リリーの娘ミーガン、そして彼女らの末期がんの父親。
総督は彼女らのアパートメントに一泊させてもらいます。彼はミーガンに自分の娘を重ねて、彼女らを手伝うことにするのです。総督は彼女らの父親のため、ひとりで酸素ボンベを取りに向かいます。
その後、しばらく総督は彼女らと平和な日々を過ごしますが、父親が死亡。ウォーカーになった父親がタラを襲うと、総督は彼にとどめを刺すのです。
彼女らは総督とともにアパートから出ることに。そして、マルティネスが指揮する生存者グループと遭遇するのです。
第7話「蘇る過去」
引き続き総督の過去。マルティネスは総督が正体を偽っていることに気づきます。彼は総督に、グループと武器を見つけたいきさつを話すのです。しかし、総督はマルティネスのグループが弱いと感じていました。
総督はリリーたちを守ることを決意し、マルティネスを殺害します。マルティネスの右腕の男がリーダーとなりますが、総督は彼も殺します。こうして総督はグループを乗っ取るのです。
彼はキャンプ場を車で囲み、さらに柵も作ります。しかし、それでもウォーカーの脅威から免れません。あるとき、ウォーカーがミーガンを襲うのです。このままでは時間の問題と考え、総督は刑務所へ向かうのです。
総督は刑務所を観察していました。彼の視線の先では、ハーシェルとミショーンがフェンス近くで、死体を燃やしていました。
第8話「最期の決戦」
総督はミショーンとハーシェルをとらえ、リックたちに刑務所から出ていくように告げるのです。リックはともに生活することを提案しますが、総督は提案を拒否。そして、ハーシェルの首を切断するのです。銃が鳴り響き、戦争開始。
リリーは、遊んでいる最中に、ウォーカーに噛まれたミーガンを総督のもとに連れていきます。総督はウォーカーになるのを防ぐため、ミーガンを撃つのでした。
総督のグループが戦車で刑務所のフェンスを壊したので、ウォーカーの群れが侵入。リックと総督は一対一の戦闘中です。総督が優勢で、リックを殺す寸前。しかしその瞬間、ミショーンが総督を刺します。リックはカールと逃亡。死にかけの総督にとどめをさしたのは、リリーでした。
第9話「そして、独りに」
総督との戦いで、ウォーカーの群れが刑務所に侵入し、みんなが離れ離れに。リックとカールは共に行動をしていました。カールはひどいけがを負った父親の手助けをします。ふたりは、ローリーの子供ジュディスが死んだのではと恐れていました。
リックとカールは空き家で休むことにします。疲労からリックは倒れてしまいました。そのため、カールはひとりで物資調達へ向かいます。ミショーンは刑務所へ戻り、生存者がいないことを確認すると、ひとり行動を開始するのです。
ミショーンは、ウォーカーの世界になる前の幸せだったころの夢を見ます。彼女には恋人と子供もいたよう。目を覚ましたミショーンは、リックとカールを探し、彼らが休んでいる家を見つけるのです。
第10話「生存者たち」
ダリルはハーシェルの娘ベスと行動していました。彼らは、ほかの生存者を探しています。しかし、ダリルは希望を持っていない様子です。
ローリーの娘ジュディスを救出したのはタイリースでした。タイリースは、リジーとミカという名のふたりの少女と行動しています。途中、タイリースはウォーカーに襲われている生存者を助けようとするものの、間に合わず。しかし、彼はキャロルと再会するのでした。キャロルが追放された事情を知らないタイリースは、キャロルとの再会を喜びます。
マギーとサシャ、ボブは刑務所からのバスを発見します。バスの中を確認すると、生存者たちがウォーカーになっていました。しかし、マギーはウォーカーの中にグレンの姿を見つけなかったので、安心します。
刑務所で意識を失っていたグレンは、おびえ切ったタラを発見します。ふたりは共に安全を求めて行動するのです。道中、グレンとタラは、エイブラハム、ロジータ、ユージーンの3人組と出会います。
第11話「危険なよそ者」
グレンとタラは、ユージーンと共にエイブラハムのトラックの荷台に乗ります。ユージーンは、ウォーカーの世界を止める方法を知っていると言うのです。彼は計画を実行するためには、ワシントンDCに行く必要があると告げます。
ウォーカーが近づいたとき、パニックになったユージーンが銃を連射。彼はトラックを壊してしまいます。
リックとカール、ミショーンは空き家で休息しています。カールとミショーンが物資調達へ向かっている間、家の中に何者かが侵入します。リックは隠れるものの、男と鉢合わせとなり、彼を殺すのです。
リックが空き家から逃げ出したところ、カールたちが戻ってきました。彼らは家を離れることに。そしてリックたちは、「終着駅」と書かれた看板を発見するのです。
第12話「本音の杯」
ダリルとべスはウォーカーの群れから逃げていました。休息しているとき、べスは酒を飲んでみたいと言うのです。ハーシェルが許さなかったことから、べスは一度も酒を飲んだことがないのでした。
無視するダリルに怒り、べスはひとりでアルコールを探しに向かいます。ダリルは彼女の後を追い、ようやくべスはリキュールを発見。しかし、ダリルは味見をした後、ボトルを割ってしまうのです。彼は以前発見したキャビンにべスを連れていき、「これが正真正銘の酒だ」と言って、ムーンシャインを作ります。
少し打ち解けたのか、ダリルは自身の過去について話し、彼にとって兄メルルの存在意義について話すのです。そして過去を葬る意味で、ダリルとべスはキャビンを燃やします。
第13話「孤独と温もり」
マギーとサシャ、ボブは道しるべを頼りに、終着駅へ向かっています。しかし、彼らは今後の行動で意見を不一致させるのです。グレンのことを諦めきれないマギーは単独行動することに。ボブはマギーを追いかけ、サシャは小さな町にとどまります。
サシャは、マギーがウォーカーの群れに追われているのを発見し、彼女を救います。そして、ボブも彼女たちと再合流するのです。
ダリルとべスは教会に隠れていました。しかし、ウォーカーの群れが教会に侵入し、ダリルはべスを逃がします。逃走中、べスは何者かにつかまり、車で運ばれるのです。ダリルは車を追いますが、途中で痕跡を見失います。
そしてダリルもまた、男たちの生存者グループに捕まってしまいました。
第14話「正気な狂気」
キャロルとタイリース、そしてふたりの少女リジーとミカは、庭のある農家で休息をとることに。キャロルとタイリースは、少女たちの生き残る力に不安を示します。というのも、ミカは優しすぎて、リジーはウォーカーを「違う生き物」とみなし、殺すのを拒否するからです。
キャロルとタイリースがパトロールから戻ると、リジーがミカを殺害していました。リジーはキャロルに、ウォーカーになってもミカはミカのままと示したかったのです。リジーはジュディスも殺そうとし、彼女が刑務所の動物殺しの犯人と判明します。
キャロルたちはリジーを危険と判断し、キャロルはリジーを殺します。その夜、キャロルはタイリースに、カレンとデイビッドを殺したと告白するのです。タイリースは彼女を許し、ふたりとジュディスは終着駅へ向かいます。
第15話「トンネルの彼方へ」
グレンとタラ、エイブラハム、ロジータ、ユージーンは終着駅へ向かっています。彼らはトンネルで、マギーがグレンに残したメッセージを発見するのです。しかし、トンネル内からはウォーカーのうめき声が聞こえるため、エイブラハムはトンネルを回避しようと提案します。
そこでグレンとタラだけでトンネルを進むことに。ふたりはウォーカーに囲まれ、ピンチを迎えるものの、マギーとサシャ、ボブが救出してくれるのです。合流したグループはワシントンDCを目指すため、まずは終着駅へ向かうことに。そして、無事に終着駅を発見します。
ダリルは捕まったため、男たちと共に行動をしています。男たちは、仲間を殺した犯人を追っているのです。その犯人こそリックで、リックが空き家で殺したのは、このグループに所属する男でした。
第16話「終着駅」
ダリルと男たちはリックとカール、ミショーンを発見します。男たちは、リックたちを皆殺しにすると言うのです。ダリルは男たちを説得しようとするものの、ダリルはリンチされてしまいます。しかし、リックとダリルが、男たちを全滅させるのです。そして、4人はともに終着駅へ到着するのです。
終着駅に入る前、用心深いリックは武器を埋めて隠します。少ない武器を装備して、終着駅に入場。なかではギャレスという男がリックたちを歓迎し、終着駅内を案内します。リックは終着駅の住民たちが、仲間たちの所持品を持っていることに気づきます。
銃撃戦が始まり、リックたちはボックスカーの中に逃げます。そこにはグレンとマギー、サシャ、タラ、エイブラハム、ロジータ、ユージーンがいました。彼らは終着駅の住民に捕まっていたのです。
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン4 感想
ホラー映画のようなスリルや恐怖があったシーズンでしたね。一番怖かったのは、キャロルとふたりの少女。あのサイコパスの少女も恐ろしければ、彼女を殺したキャロルも恐ろしいですね。しかもキャロルは、タイリースの彼女と友人も殺しました。思わぬ方向に成長したキャロルは、大きな戦力になりそうな予感。終着駅に捕らわれたメンバーを救うのはキャロルかもしれません。
そして、ハーシェルが死んでしまいましたね。これでハーシェル家の生き残りはマギーとべスだけ。気になるのがべスの行方。べスはどうなるのでしょうか。彼女とダリルの奇妙な関係性は、ホラーが多いシーズンに温かみを加えてくれました。
シーズン4は展開が予測できない終わり方でした。シーズン5も一気に観終えてしまいそうです。