海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン9あらすじ
ニーガンを倒して18か月後、アレクサンドリア・王国・ヒルトップ・救世主は互いに協力しながら生活を送っています。しかし、救世主との争いは絶えず、溝は深まるばかり。そんな中、押し寄せるウォーカーの群れを遠ざけるため、リックは自分を犠牲にして、橋を破壊するのです。
シーズン後半はリックを失ってから6年後の世界。絶対的指導者リックがいなくなった共同体は、交流関係を失っていました。そんな時、新たな脅威「囁く者」が登場します。囁く者はウォーカーの群れにまぎれて生活を送り、領域の不可侵入を求めるのでした。囁く者のリーダーであるアルファは、条約が破られたら、ウォーカーの群れを放つと脅します。
アルファの娘リディアが、王国へ逃亡。しかし、アルファは王国へ紛れ込み、境界線に人々の生首を並べるのでした。新たな戦争が始まる予感です。
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海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン9
第1話「新たな幕開け」
ニーガンを倒してから18か月、救世主を含む各共同体は協力し合いながら、復興を進めています。しかし、救世主たちは食糧不足で苦しんでいました。リックは仲間たちと共に、穀物の種などの調達を目的に、ワシントンDCの美術館へ向かいます。
その帰り道、嵐でヒルトップへとつながる橋が崩壊しているのを発見。そこにウォーカーの群れが現れ、馬を守ろうとしたヒルトップの青年ケンが死亡。ケンの両親はマギーを責め、グレゴリーはケンの父アールにマギーを暗殺するようそそのかすのです。
アールによる暗殺は失敗。リックとミショーンは、マギーにサンクチュアリーへ支援するように頼みますが、救世主を手助けすることに疑問を感じているマギーは拒否。その晩、マギーはグレゴリーを公衆の面前で処刑します。
第2話「復興」
グレゴリーの死から一か月、共同体は協力して橋の復興に取り組んでいます。しかし、復興を開始してから、救世主のメンバー数名が姿を消す事件が発生。一方、何度も説得されたマギーは、ついにサンクチュアリーへの食糧支援を決意します。
橋の修理中、救世主のジャスティンが持ち場を離れたことで、ウォーカーの群れが橋に近寄るのです。混乱の中、アーロンの腕は大木に挟まります。ダリルがアーロンを救出し、イーニッドがアーロンを生かすため、腕の切断を実施するのです。
清掃人のリーダーだったアンとゲイブリエル神父は恋愛関係に発展します。エゼキエル王はキャロルにプロポーズをして、キャロルは指輪を受け取りました。
リックは幽閉されたニーガンに橋の進展を話します。ニーガンは、リックのプランは失敗すると警告するのです。ジャスティンはコミュニティから追放され、サンクチュアリーへの帰り道、何者かに誘拐されました。
第3話「A、又はB」
ウォーカーとなったジャスティンが発見されます。さらに、救世主のアラットも行方不明に。救世主の一味は暴動を起こし、橋の建設は延期されることに。救世主は護身用の銃を持つ許可を求めますが、マギーが拒否。
リックはゲイブリエル神父にアンを尾行するよう頼みます。アンは救世主に仲間を全滅させられた過去があり、行方不明が発生した晩の見張り担当だったからです。
ゲイブリエル神父は、アンが謎の男と無線で話している現場を目撃。彼女は物資と引き換えに人間を渡していたのでした。アンはゲイブリエル神父に共に去ろうと言いますが、ゲイブリエル神父は拒否。
ダリルとマギーは、オーシャンサイドの人々が救世主を殺害していたと知ります。救世主は、オーシャンサイドの男たちを皆殺しした過去があったのでした。シンディがアラットを殺害し、そのままダリルとマギーは立ち去ります。彼らはリックのやり方を無視して、ニーガンを殺すと決めるのです。
第4話「各々の義務」
ジーザスがリックに、マギーがニーガンを暗殺するつもりだと伝えます。それを聞いたリックは、マギーがアレクサンドリアに入るのを防ごうとします。ダリルがリックをバイクに乗せますが、それはマギーとの計画。アレクサンドリアに向かっていないことが分かると、リックとダリルは喧嘩します。
アンはゲイブリエル神父を謎の仲間に差し出そうとしますが、代わりに彼を置き去りにします。オーシャンサイドが仲間を殺したと知った救世主の一味は、銃を盗み、キャロルに立ち向かうのです。
騒動がウォーカーの群れをキャンプ場へおびき寄せてしまいます。馬に乗ったリックは、キャンプ場からウォーカーの群れを遠ざけようとします。
けれども、馬がおびえてしまい、リックは落馬。リックはむき出しの鉄パイプの上に落ち、パイプは彼の体を貫通します。ウォーカーの群れが迫る中、リックの意識は遠ざかるのでした。
第5話「清算」
重傷を負い弱り切ったリックですが、なんとか馬に乗り、ウォーカーの群れを離そうとします。マギーはニーガンの処刑へ向かいますが、今のニーガンにとっては死ぬよりも生きる方が辛いと分かり、処刑を止めます。
リックはウォーカーの群れを橋の上までおびき寄せ、馬から落ちてしまうのです。そこにダリルやミショーンなどの仲間が到着。このままだとウォーカーの群れがコミュニティに到達すると考えたリックは、橋を爆破するのです。
仲間たちはリックが死んだと思いますが、実はアンがリックを助けていました。ヘリコプターが、リックとアンのもとにやってきて、二人はどこかへ飛び立つのです。
リックを失ってから6年後、成長したジュディスがウォーカーに襲われているグループを助けます。
第6話「町の審査会」
ジュディスは助けたグループをアレクサンドリアに連れていきます。アレクサンドリアの警備責任者となったミショーンがそこに現れ、彼らを受け入れるかどうかは、翌日の審査会で決めると言うのです。
一時はグループの受け入れが危ぶまれましたが、ジュディスの説得もあり、ミショーンはグループをヒルトップへ連れていくことにします。ユージーンとロジータがラジオの無線を取り付けていたところ、ウォーカーの群れに遭遇。彼らはウォーカーが話しているところを目撃するのです。
キャロルとエゼキエルはヘンリーを息子として世話をしています。彼らはヘンリーを、刀鍛冶の見習いとしてヒルトップへ連れていくことを決意。ヒルトップへの道中、キャロルたちは追放した救世主の一味に襲われます。しかし、キャロルは彼らを生きたまま燃やすのです。
ニーガンはアレクサンドリアで囚人として生きています。しかし、以前よりも健康的な感じがし、ジュディスと仲の良い関係性を築いているようです。
第7話「楽器への想い」
ミショーンがマグナのグループをヒルトップへ連れていきます。彼女はマギーと出会うのを恐れて、道中でこれ以上は行けないと言うのです。しかし、マギーが他のコミュニティ作りのため、ヒルトップを不在にしていると分かると、そのまま向かうことにします。
ミショーン一同は、かつてのキャンプ場にたどり着き、そこでルークは楽器を修理するのです。ジーザスとアーロンは、昔のようにヒルトップとアレクサンドリアを近づける方法を話し合います。その時、彼らは怪我を負ったロジータが放った閃光弾を目撃。ロジータは彼らに、ユージーンが小屋に隠れていることを告げます。
キャロルとヘンリーをヒルトップまで送り届けたダリルは、ジーザスとアーロンと共に、ユージーンの捜索へ向かうのでした。
第8話「死人の囁き」
ゲイブリエル神父が牢屋の鍵を閉め忘れ、ニーガンは逃亡します。ヘンリーは鍛冶屋アールの弟子となり、修行を開始。しかし、ヒルトップをこっそりと抜け出し泥酔したのがばれて、一時的に牢屋に入れられてしまいます。
マグナのグループはヒルトップに受け入れられますが、タラは自分達で食料を調達するように言うのです。
ダリルとジーザス、アーロンはユージーンを発見。ユージーンは、ウォーカーたちが囁き声で会話をし、進化していると告げます。囁くウォーカーたちは彼らを追跡し、墓地に追い込むのです。
ミショーンとマグナ、ユミコが加勢に到着しますが、ウォーカーがナイフでジーザスを背後から刺し、そのままジーザスは死亡。
群れから逃げた後、彼らは囁くウォーカーは、実は生きている人間だと気づきます。彼らはウォーカーの肌を着ているのでした。その時、囁く者たちがグループを包囲します。
第9話「死人の正体」
ミショーンのグループは墓地から逃げ出すことに成功。ヒルトップへの帰還中、囁く者に属する少女リディアを捕らえます。ミショーンとダリルはリディアを尋問し、彼女の母親は生きていて、ウォーカーの群れにまぎれて生活していると認めるのです。
ロジータとシディックは恋仲関係にあり、彼女は妊娠中だとシディックに告げます。タラはマグナのグループがヒルトップに滞在するのに同意し、ミショーンは新たな脅威を伝えるため、アレクサンドリアへ帰還するのです。
アレクサンドリアを脱出したニーガンは、サンクチュアリーへ向かうのでした。しかし、サンクチュアリーはもぬけの殻。そこでニーガンは再びアレクサンドリアの牢屋へ戻ることに。
ルークとアルデンが罠にかかり、囁く者に捕まります。
第10話「操られた記憶」
ヘンリーとリディアは仲を深めていき、彼女は過去について話をするのです。ダリルは、ヘンリーがリディアに好意を寄せていると感じ、ヘンリーを牢屋から出します。
ダリルは厳しくリディアを尋問しますが、彼女は母親に虐待された犠牲者だと知り、優しく近寄るようにします。マグナのグループは、ルークの捜索へ向かおうとしますが、タラは危険だと判断します。そして待つように命じますが、マグナたちは命令に背くのです。
次の日、マグナたちが戻ってきます。彼女らはタラに謝罪をして、タラは理解を示すのです。しかし、囁く者はマグナのグループを尾行していました。囁く者がヒルトップへ到着します。リーダーは、リディアの母親アルファです。アルファはリディアを返すように要求します。
第11話「決意」
回想シーンで、タラとジーザスが王国のエゼキエルと物資交換をし、ジーザスはエゼキエルに協定書を渡すのです。現在のシーンでは、囁く者のアルファがダリルと交渉開始。アルファは娘リディアの返還を要求しますが、ダリルは虐待の可能性があると拒否します。しかし、囁く者はルークとアルデンを人質にとっているため、交渉に応じることに。
ダリルはリディアを探すものの、彼女はヘンリーと共に逃げているのでした。イーニッドが2人を見つけ、ヘンリーの説得に取りかかりますが、彼の意志は固いです。結局、リディアが自分の意志で、アルファのもとへ戻ります。
王国では、エゼキエルとキャロル、ジュリーと他の戦士たちが、映画上映に必要な電球を探しています。映画館内で、彼らは大量のウォーカーを発見するのです。
その後、ヘンリーはリディアを探すため、ヒルトップを立ち去ります。ダリルはコニーと共に、ヘンリーを追跡するのでした。
第12話「変化のとき」
ヒルトップを去ったヘンリーは、なんとかリディアを発見します。けれども、囁く者の右腕ベータによって、ヘンリーは捕らえられてしまうのです。
アレクサンドリアでは委員会が開かれ、現在困難な状況に置かれた王国を支援すると決められます。ミショーンはニーガンと、彼の脱走について話をするのです。ニーガンは自分は変わったとミショーンに訴えますが、ミショーンは信じません。
アルファとベータは、リディアが変わっていないことを確かめるため、リディアにヘンリーを殺害させようとします。しかし、リディアは泣きながら抵抗。そのとき、ウォーカーの群れがやってきて、大混乱が起きます。ダリルとコニーはウォーカーに変装して現れ、ヘンリーとリディアと共に逃亡するのです。
第13話「罠」
ダリルは信用できないという理由でリディアを残そうとしますが、ヘンリーが強く抵抗。そのため、リディアも共に連れていくことになります。その頃、ベータは仲間を集めて、ダリルたちを追跡することに。
ダリルたちは建物に隠れ、囁く者たちに奇襲攻撃をしかけます。ベータとダリルは直接戦い、ダリルがベータを突き落として勝利を収めるのです。しかし、ベータは生きたまま。
王国では、ハイウェイマンと名乗るグループが現れます。彼らは王国に物資の要求を行うのです。エゼキエルとキャロルは彼らと交渉をし、ハイウェイマンが道路の警備をする代わりに、王国への出入りを許可します。
タラ率いるヒルトップのグループが王国へ到着しました。ダリルはアルファの脅威から遠ざけるため、リディアとヘンリー、コニーをヒルトップへ連れて行かないことにするのです。
第14話「消せない傷跡」
回想シーンでは、ミショーンがかつての親友ジョスリンとアレクサンドリアで再会します。ジョスリンは数名の子供たちと一緒でした。翌朝、ジョスリンたちとアレクサンドリアの子供がいなくなっているのです。
ミショーンとダリルは捜索を開始するものの、罠にかかってしまいます。二人は拷問を受けますが、ミショーンがジョスリンと彼女の子供たちを殺すのです。アレクサンドリアに戻ったミショーンは、コミュニティに部外者は入れないと宣言します。
現在のシーンでは、ダリルのグループがアレクサンドリアに到着。ジュディスはジョスリンの事件を覚えていて、ミショーンが子供たちを殺した理由も理解していると言うのです。それを聞いたミショーンは、王国へ向かうダリルのグループにジュディスを合流させることに。
囁く者は彼らをつけているのでした。
第15話「裏切りの代償」
王国に、ヒルトップとアレクサンドリアの幹部が集まり、会議が開催されます。ミショーンはこれまでの態度を謝罪し、各コミュニティのリーダーが協定書に署名。こうして、コミュニティは再び1つになり、囁く者たちへ対抗するのです。
そんな中、アルファは王国に潜入し、住民を殺害。リディアと遭遇したアルファは、彼女に向って、もう娘ではないと言い放つのです。
その後、アルファはダリルに対して巨大なウォーカーの群れをみせ、コミュニティが囁く者のテリトリーに入れば、ウォーカーを解き放つと脅すのです。アルファは分かりやすく境界線を作っておいたと言います。
アルファのいう境界線とは、ヘンリーやタラ、イーニッドなどの生首が並べられて作られたものでした。その光景を見たキャロルは泣き崩れてしまいます。そして、雪が降り始めるのでした。
第16話「嵐の予感」
アルファの惨殺からしばらく経ち、厳しい冬が王国を襲います。生活が難しくなったので、王国の住民はヒルトップへ移動することに。
ヒルトップへの移動中、王国の住民は吹雪に見舞われてしまいます。そのため、やむを得ずに囁く者のテリトリーを通るのです。危険な動きでしたが、無事にヒルトップへ到着。
ヘンリーの死が原因で、キャロルとエゼキエルは離婚をし、キャロルはダリルとリディアと共にアレクサンドリアへ戻ることに。
アレクサンドリアもまた吹雪に耐え忍んでいます。ジュディスはダリルの犬を救いに向かい、ニーガンは自身の命をかけて、ジュディスの救出へ向かうのです。その些末を聞いたミショーンは、ニーガンにお礼を言います。謎の女性が無線機を使って、外に誰かいるかと尋ねています。
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン9 感想
シーズン9は思いもよらない展開が続きました。まず、まさかのリックの離脱。これには驚かされました。どうやらリックはウォーキング・デッドの世界から離脱したようですが、スピンオフの映画に登場するようです。ウォーキング・デッドの世界がどんどん広がりますね!
そして、リックがいなくなった後の物語は最高でした。一度はバラバラになったコミュニティですが、新たな脅威「囁く者」の登場で、再び1つに。それにしても、リーダーのアルファは恐ろしいですね。一人でタラやイーニッド、ヘンリーなどを殺害して、生首を並べるとは。
シーズン10は囁く者との戦いがメインになりますね。最終話では、ニーガンも仲間として認められたようなので、彼の活躍にも期待です。あのウォーカーの大群が放たれたら、いったいどうなるのでしょうか。