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【ネタバレ】「イチケイのカラス」第10話あらすじ・見逃し【伊勢エビが苦手? 法廷からウソが消えるとき】

被告人は、名無しのホームレス

イチケイが今回、扱う事件の被告人は、名前を名乗らず素性も明かさない、路上生活者(板尾創路)だ。

検察によると、被告人が17歳の高校生を殴った。
凶器に使われたのはスパナ。
肋骨骨折、外傷性血気胸により、高校生は全治1か月半のケガを負った。
裁判長の入間みちお(竹野内豊)に、
「その起訴事実に間違えがあるか」と、問われた被告人は、
「間違っています」と答える。
「それはウソです。私みたいな爺さんが、育ち盛りの若者とつかみ合いになったら、一発でノックダウンです」
「まだ、あなたが何者かわかっていません。武術の心得があるかもしれない」
「ウソが嫌いなんです、私。だから、本当ですよ」
弁護人・青山瑞希(板谷由夏)の意見も同じだった。
「氏名不詳と今回の傷害事件に関連性はないと思われます」

事件の背景にあるのは、路上生活者たちに対する少年たちの投石事件だ。
逃げる少年たちを被告人は追いかけ、今回の被害者をつかまえ、問うた。
「もし、間違っていたと思っていたなら、その気持ちにウソをついちゃダメだ」

これに腹を立て、少年たちは2度目の投石事件をおこした。
今度はレンガやスパナも投げ、1人の路上生活者がケガを負った。
事情を聞いた被告人が、少年たちのあとを追いかけ、探した。
被告人は被害者を見つけ、もみ合いになり、相手が所持していたスパナを奪い、胸を殴打した。
これが被害者の証言だった。
しかし、被告人の主張は違った。

2度目の投石事件を知り、少年たちの行方を追った被告人は、河川敷の草むらに被害者がいて、胸を押さえて倒れていたという。
「私、ウソが嫌いなんです」
被告人が再度、主張した。

審理の焦点は2つ。
1つ目は、被告人と被害者の証言の食い違いを整えること。
どちらかが嘘をついているのか、2人ともウソをついているのかを明らかにする。
2つ目は、
「ウソが嫌いだ」と繰り返し、自らの素性を明かさない被告人が、一体誰なのか。
それらを突き止めるため、みちおは職権を発動した。
裁判所主導によるイチケイ捜査がはじめる。

ホームレスは、無医村の元・医師

聞き込み捜査によって、被告人の身元がわれた。
富山県にある人口千人の村で、長い間、医師を務めていた人物だった。

17年前、医師は、小さな診療所に運ばれてきた少女を手術した。
少女は妊娠していた。
母子ともに命の危険があったが、赤ちゃんの命だけは助かった。
助かった赤ちゃんが、17年たった今回の事件の被害者だ。
そのことに、被告人は、1度目の投石事件のときに偶然、気づいた。
だから、2度目の投石事件が起きて、草むらで倒れている被害者を見かけたとき、暴行を加えたりしかえしをしたりせず救おうとした。

事件現場に駆け付けた救急隊員の話から、倒れていた少年の胸には、胸にたまった空気を何かで抜き出したような跡が残っていたことがわかっていた。
その応急処置をし、現場から立ち去った人物が被告人だ。
人命救助をして、被告人は現場から姿を消した。
その医療行為が違法だったからだ。
被告人は、過去に医師として働いていたが、医師免許を持っていなかった。
無資格医だったのだ。

長年にわたり富山県の無医村で医師になりすまし、被告人は医療行為を続けてきた。
その過去を捨て、路上生活者になった。
素性を明かさなかったのは、それが明るみに出るのを恐れたためだった。
話を聞いた被害者が、
「仲間からおどされてウソをついた」ことを告白した。

1度目の投石を被告人にとがめられた被害者は、反省した。
だから、2度目の投石を拒んだ。
でも、仲間から強要された。
被害者が仲間ともみ合いになったとき、仲間に胸をスパナで殴られた。
倒れているところを被告人が見つけ、違法行為だと知りながら、再度、人命救助をした。
あのときの子だったから。

法廷からすべてのウソが消えるとき、イチケイの審理は幕をおろす

第1回公判当初から、みちおは、企業法務のスペシャリストである青山が、なぜ、弁護士報酬の少ない今回の国選弁護を請け負ったのかが気になっていた。
企業弁護と国選弁護では報酬が2桁違う。
青山は、みちおの弁護士時代の仲間。
みちおは青山のことをよく知る。
みちおの知る青山は、国選弁護を進んで担当する人物ではない。
青山には、被告人のホームレスと、個人的なつながりがあった。

ホームレスが無医村で医療行為をしていたとき、村人たちは、その医師が無資格医だったことを知らなかった。
たが、ただ1人、看護師として働いていた青山の母だけは知っていた。
そんな母から頼まれ、青山はホームレスの素性を知りながら、明らかにせず、弁護しようとしていた。
明らかにすれば、いまも富山の無医村で一人暮らしをする青山の母は、村の人から非難される。
「だからってウソをつくの? 法に」
みちおのその一言に、青山は自分の知る事実を話すことを決めた。

青山は自分の母親を傍聴席に呼び、その姿を見た被告人は、隠していた自分の過去を話した。
その姿を見た加害者の少年も、また、
「間違っていると知りながら、ウソをつきました」と告白。
法廷で謝った。
そうして、法廷からすべてのウソが消え、事件の真相が暴かれたのだった。

【最終回予告】みちおがイチケイを辞める?

閉廷後。
坂間千鶴(黒木華)と青山が、石倉文太(新田真剣佑)の実家が営む蕎麦で酒を飲んだ。
そこで、みちおがなぜ、高校中退で中卒なのかを青山が千鶴に語って聞かせた。

みちおの実家は、知る人ぞ知る旅館を経営していたが、経営難になると問題を起こした。
産地偽装だ。
旅館で、東南アジアのエビを伊勢エビと偽って出した。
これを従業員が告発。
裁判になり、高校生だったみちおは、
「両親はウソをついている」と、産地偽装を証言した。
以来、みちおは高校を辞め、独学で法律家を目指した。
青山はいう。
「彼をみていると、法律家として正しい選択をしなければといつも思わされる。みちおは絶対にウソをつかない」
そんなみちおに、裁判官の任期が迫っていた。

地裁の裁判官の任期は10年、みちおは裁判官になって10年を迎えていた。
ほとんどの裁判官は再任されるが問題のある裁判官は違う、――。
はたして、みちおはどうなるか。
イチケイから、カラスはいなくなるのか。
次回、90分放送の拡大版・最終回をお見逃しなく。

ドラマ「イチケイのカラス」第10話 目次

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