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ドラマ「コントが始まる」第1話あらすじ・見逃し【コント『水のトラブル』】

時計が土曜日22時を刻むと、このドラマは毎話一本の『ショートコント』から幕が開ける。今回のコントは『水のトラブル』。舞台はラーメンショップ「ゆかい」。
「その人が触れた水はメロンソーダに変わってしまう」という奇妙な設定。
店主が汲んだ水もその人が運ぶと、客に運ぶまでにメロンソーダに変わってしまう。
だから慌てて水のトラブル専門の修理業者を呼んだのだった。
ラーメンのスープも、トイレの水も、さらには名刺に書かれた水関係の漢字(池山、湯川海太郎も!)すら彼にかかるとメロンソーダという文字に変わってしまうという、そんなコント。

「芸人って言うの辞めて。マクベスさんだから」

中浜里穂子(有村架純)は、先程のコントの主は「マクベス」というお笑いトリオだと妹のつむぎ(古川琴音)に説明する。
「なんでそんなにその芸人にハマってるの?」
「芸人って言うの辞めて。マクベスさんだから」と好きなんだと告げる里穂子。

話は一年前にタイムスリップ。
里穂子が働くファミレスに、三人が初めて店にやってきたのは店がオープンしてから3日目の三日月の夜だった。それから毎週同じ時間に店にやってくるようになった。
里穂子とマクベスとの出会い、現在までの経緯が映し出されていく。
そして驚いたことに、三人が隣のマンションの同じ階で共同生活をしていることを知った。
次第に三人への興味を抑えられなくなっていた。
このグループはなんという三人を探すのは至難の業。大手のお笑い芸人が在籍する事務所のHPを探しても見つからず、ミュージシャンの多く在籍する事務所のHPの端っこに彼らの名前を見つけたのは探しはじめて一週間後。
達成感なのか、浪費した時間のむなしさなのか、見つけてしばらく里穂子は泣いた。
会社を辞めた日から1年後のことだった。
当初は馴染めなかったバイト生活も週イチで彼らの姿に励まされ、生きるチカラをもらい、
ドンドンと彼らが好きになってしまい、さすがに行き過ぎかと思ったが、隣の部屋を内定までしてしまった。
さすがに引っ越すことを思いとどまった自分を褒めてあげたい、と里穂子は言っている。
マクベスを陰ながら応援することが今の自分の支えになっていることを最近知り、はじめて彼らの単独ライブを観に行く。
そこでの最後、「次回の単独ライブを持ちまして、マクベス解散することになりました」と聞き、呆然とする。

わたしはこの先、何を支えに生きていけばいいのでしょうか?
と公園を歩いていると、「中浜さん?」と春斗に声をかけられる。
まさか名前を覚えられているとは思わない里穂子は驚くが、「どうして解散しちゃうんですか?」と思わず聞く。「約束だからね。」と言う春斗。

「10年前の伏線回収してんじゃねえよ」

いきなり視点が里穂子から高岩春斗(菅田将暉)に変わる。
見え方が変わると浮き彫りになってくる人生のおかしさを描いているのかも。
場面はさらに彼らの出会いの高校時代にタイムスリップ。12年前だ。
高校の文化祭で、12年前に遡る。最初にお笑いをやろうと言いだしたのは、美濃輪潤平(仲野太賀)だった。
文化祭で、コントははじめてだったが、春斗はそれなりに自信があった。
前年の「ロミオをジュリエット」を「あいのりくん」にアレンジしたのが爆笑の渦だったからだ。
自信を持ってチャレンジした、文化祭の当日。
人生初のコントを台無しにしてくれたのは朝吹瞬太(神木隆之介)だった。
「日本一ぷよぷよ強いなんて聞いてないよ」と校舎の片隅で肩を落とす、春斗と潤平。
そんな二人に「めちゃくちゃ面白かった。よく出来てたよ」と担任の真壁権助(鈴木浩介)は二人に告げる。

高校卒業後の話をする春斗、潤平、瞬太の三人。瞬太は「進学はしないでプロのゲーマーになる」と言う。春斗は、ラーメンを食べ終わってから、潤平に「一緒にコントやらないか?」と誘う。
「真剣にコントやろうと思って。俺と一緒にやってくれない?」
進学を諦め、お笑い芸人の道に進んだ二人。一方ゲーマーの道を進んだ瞬太。三人はいつも一緒だった。五年経ったある日、瞬太は「俺、ゲーム辞めようと思って」と言い出した。
「なら、マクベス入る?」と春斗。
ゲーマーの道も厳しければあ、コントの世界は思った以上にシビアな世界だった。
それでも、三人が揃えば、三人でいればなんとかなる、そう思いコンビがトリオとなる。
そこから一緒に共同生活するようになる。

春斗が里穂子にはじめてあったのは1年半前。
ファミレスで会うよりもずっと前だ。公園で、ベロンベロンに酔ったベンチで寝そべっている里穂子にペットポトルの水を渡す。
「だから辞めてやったんだよ」と言う里穂子。
「おねえさんも早く帰りなよ」と言う春斗。
次の朝、ベンチには、里穂子はいなかったが、翌朝おいて行ったペットボトルの水の代わりにメロンソーダが入っていた。
新しく出来たファミレスに三人で入ると、そこに昨日会った里穂子がウェイトレスとして働いていた。里穂子は春斗を覚えていなかった。

「わたし多分疫病神なんだよ」

そんなある日、転機が訪れる。10年経って売れなかったら、解散する。

鳴かず飛ばずの日々を過ごすお笑いトリオ(マクベス)は、後2ヶ月あまりで約束の結成10年が訪れる。決断を迫られていた。
「次のオーディションに受からなかったら解散、そうしよう」
そう決めた三人は最後のオーディションに挑む。結果は惨敗。

そのまま車で東京から十数時間掛けて九州博多まで車を運転し、ラーメンを食べにきて、
食べ終わった後に「解散しよか」と他の二人に告げる、春斗。
大事な話しは、必ずラーメンを食べ終わった後に話す。そういう春斗の癖。
コンビを組む時も解散を切り出す時もそうだった。
「10年前の伏線回収してんじゃねえよ」と潤平も瞬太も春斗に突っ込む。
車を運転して、寝ずに東京へ戻り、単独ライブ2時間前に会場入りするのだった。

「俺が二人の人生を狂わせてしまった」という春斗に「それは違う」と里穂子は言う。
「三人で過ごしているあの時間はこっちが嫉妬するくらいに輝いて見えました」
そして、1年半前からのナゾを里穂子にぶつける。
食品会社の駄菓子担当だった里穂子は、粉のメロンソーダを水の中に入れたんだ、と種明かしをして、ナゾが溶ける。
自分が好きになったものはすべてダメになる、「自分は疫病神」と悲観してマクベスの解散も「わたしのせい」と言う里穂子。
「それは違う」と言う春斗に、里穂子は、「一年半前に会社を辞めてから廃人のように生きてました。マクベスのお三方と出会い、いつしかマクベスはわたしの人生の支えとなりました。まだポッと出の新米ファンですが残り2ヶ月も全力で応援していきますので、どうぞよろしくお願いします」と頭を下げるのだった。
それを聞いて春斗は「アイツらに申し訳なくて」と里穂子に背を向けて泣き崩れるそんな里穂子は「水のトラブル333に電話しましょうか?」と春斗を励ますのだった。

ーーーあれがわたしたちの始まりだとは思いませんでした。

ライターの目線

誰かに話したくなる、伏線の考察まで誰かに話したくなる、新ドラマ。
「コントが始まる!」がいよいよスタートしました。
このドラマは「前フリ」のマクベスのコントから始まる前代未聞のドラマです。
実はこのコントが前フリになっていて、そこに散りばめられた伏線があります。
コントがドラマに気持ちよく繋がっていきます。
物語の中にはいっぱい伏線があって、そこに物語がリンクすることが分かった時にほろりと泣けたりする人間ドラマなんです。
胸に突き刺さる人間ドラマに笑って泣ける新時代の青春群像劇が開幕です。
里穂子の妹つむぎが勤めるスナック『アイビス』に貼ってある単独ライブのポスターをよく見ると初回放送日と同じ「4月17日(土)」です。ライブの名前は「月の満ち欠け」。
人生山あり、谷あり。
売れれば「10年間をすべて伏線回収した」と言えちゃうかもしれません。
それでもうまくいかないのが人生です。
でも人生をコントで伏線回収してきた彼らになら、「もしかしたら?」と面白い未来を期待してみたくなります。

次回予告

伏線コントは『屋上』。
自宅屋上テラスにいる中年夫婦と隣のビルで思いつめた表情の若者。
コントトリオ「マクベス」は解散を決めたが、潤平は春斗に一つだけ『ヒミツ』にしていることがある。
里穂子は春斗に働くファミレスで瞬太が「遺書」を書いていた、と告げる。
失敗が許されない世の中で、(大失敗)の人生を歩む人々。
20代後半、様々な切決断を迫られる(最後の青春)にもがく、涙と笑の青春群像劇。
次回もお見逃しなく!

「コントが始まる」”マクベス”に憧れた猫が”猫マクベス”結成!
猫マクベスによる「ネコントが始まる」
https://www.ntv.co.jp/conpaji/articles/2226ksyd4z2twh7klu66.html
「公園編」「スナック編」「ルームシェア編」
明かされてはいないが、とあるお笑いグループが声の担当をしている。

ドラマ「コントが始まる」第1話 目次

ドラマ「コントが始まる」第9話あらすじネタバレ

ドラマ「コントが始まる」第8話あらすじネタバレ

ドラマ「コントが始まる」第7話あらすじネタバレ

ドラマ「コントが始まる」第6話あらすじネタバレ

ドラマ「コントが始まる」第5話あらすじネタバレ

ドラマ「コントが始まる」第4話あらすじネタバレ

ドラマ「コントが始まる」第3話あらすじネタバレ

ドラマ「コントが始まる」第2話あらすじネタバレ