対立する2人だが、裏腹に距離が縮まる
海洋生物学者・渚海音（石原さとみ）には秘密があった。
なんと海音は海の生き物と会話ができる。
海の生き物から、大会社・蓮田トラストが星ヶ浜をリゾート施設にしようとしている計画を聞き、海音はその計画を阻止しようとしていた。
理由は分からないが海音には後3ヶ月しか時間が残されていない。
ところが、蓮田トラストから環境と開発を両立させるためのアドバイザーとして招かれてしまう。
不本意ながら蓮田トラストとおじが主宰する芝浦海洋大学・鴨居研究室を往復する海音。
しかし、知れば知るほどリゾート開発は、海の生態系を乱すもので、到底受け入れられるものではなかった。
海音は我慢できずに、計画の責任社・蓮田倫太郎（綾野剛）に本音を打ち明けた。
倫太郎は聞く耳を持たず、2人の意見は真っ向から対立。
後日、倫太郎は1人海に潜って星ヶ浜の水質を調査していたが、ボンベが岩に挟まり呼吸困難に……
海岸でペットボトルを収拾していた海音は蟹から知らせを受けて、倫太郎を救出した。
海音と唇を合わせると、倫太郎は息を吹き返したが……
海音の秘密
9カ月前のこと。
鴨居正（橋本じゅん）は海岸で倒れている海音を発見。
鴨居のめいと言うことになっているが、実際は違うようだ。
魚たちは倫太郎を助けた海音をとがめた。
翌朝、蓮田トラストで再会し、2人は気まずい雰囲気に……
海音に助けられても、倫太郎は計画を全く変更する気はない。
ホテルを誘致するため一流ホテルグループのCEO・デイヴィッド・チャン（小手伸也）と交渉を始める。
誘致を成功させたい倫太郎と中止させたい海音はまたも対立する。
海音は真っ向から対立するのではなくて、一度敵に踏み込んでから反撃する作戦に切り替えた。
海音を気に入ったデイヴィッドはホテルに倫太郎と海音を呼び出した。
デイヴィッドの懐に飛び込め
デイヴィッドのホテルには巨大な水槽があった。
倫太郎は海音がどうやって自分を助けてくれたのか、全く覚えていない。
デイヴィッドはなかなかオッケーを出さない。
一方、蓮田榮太郎（渡邊圭祐）と宮前藍花（今田美桜）は蓮田トラストのリゾート開発本部、と鴨居研究室で交流会を開催。
ホテルの帰りに倫太郎と海音も合流するが、倫太郎が現れ空気をぶち壊しに……
その後、倫太郎はデイヴィッドを釣りに誘う。
デイヴィッドは貧困から立ち上がって成功していた。
はじめて行った家族旅行のあと、デイヴィッドの両親は離婚。
そこからデイヴィッドはリゾート施設が造れるほど成功しようと這い上がってきた。
倫太郎の母は若くしていなくなったが、それは全て倫太郎のせいだと兄・蓮田光太郎（大谷亮平）は思っているようだ。
倫太郎は海へペットボトルを投げ捨てるデイヴィッドに「本当に星ヶ浜の環境のことを思っているのか」不信感を持った。
リゾート開発は前進したものの……
倫太郎は父・蓮田太郎（鹿賀丈史）と食事をする。
太郎は倫太郎を海外から呼び戻したことに罪悪感を感じていた。
倫太郎には元々やりたいことがあったようなのだ。
海音はホテルの水槽の魚がデイヴィッドを怖がっているのを知った。
デイヴィッドが海外で強引なリゾート開発を知って、デイヴィッドに直談判するが、拒否されてしまう。
倫太郎と海音が乗ったエレベーターが停電。
高所が苦手な海音は衰弱するが、倫太郎が抱きしめると海音の体調が回復した。
倫太郎は海で助けてもらった礼を言った。
リゾートを非情に進めながら、根は心優しい倫太郎のどちらが本質なのか分からず混乱した。
エレベーターが直って、倫太郎はデイヴィッドと会うが、既に光太郎と交渉が成立して、リゾート開発は進んで行く。
デイヴィッドはお金のためなら、星ヶ浜が荒れても構わない様子だ。
倫太郎は星ヶ浜を生涯かけて、背負っていく覚悟だったが……
一方、海音の履歴書には経歴が全くないことが、知られてしまう。
その上、YouTuberMr.エニシ（福山翔大）に倫太郎とのキス動画を撮られたと分かる。
その後、星ヶ浜のリゾートにはまだ、手に入っていない山があることが判明する。