爆発事件
虹ノ村診療所の浅黄朔(井浦新)は、畑で妻・沙織(佐々木希)のことを思い出していました。
沙織が熱心に畑仕事をする中、興味がなさそうに返事をする朔。
そんな朔に畑で取れた野菜を食べさせると、そのおいしさに感動します。
朔はそこで畑仕事の面白さを知りました。
ショッピングモールで爆発事故が発生、外科医だった朔は現場でトリアージを行っていました。
けが人の中に妻・沙織の姿を見つけ、急いで駆けよる朔。
意識があった沙織の「大丈夫」という言葉を信じ、朔は黄色タグを彼女につけ、ほかの重傷患者の処置にあたりました。
しかし、処置を待つ間に沙織は急変し、亡くなってしまったのです。
朔が処置していた重傷患者は、この爆発事件の犯人でした。
犯人はその後、意識を取り戻しましたが、朔は沙織のいない畑を、切ない表情で見つめていました。
ブヨ刺され
紅野真空(高畑充希)はいつも明るい朔が、畑で思い詰めた表情をしていることに気が付きました。
心配をよそに、朔は相変わらずで、真空といつもの調子で口げんかをはじめます。
いつも会話に入ってくる太陽(北村匠海)は、2人の会話に巻き込まれながら、おしりを押さえて悶絶しています。
どうやら何かに刺されたようです。
「人はいつ会えなくなるか分からさ。気持ちは常に伝えとけよ」
朔からのまじめな台詞に、真空たちも頷きます。
朝早くから、診療所に霧ケ谷桂(光石研)氷月(西田尚美)や、緑川嵐(水野美紀)たちがやってきました。
村の川清掃のとき、ブヨに刺されてしまいその薬が無くなったため、おかわりをしに来たようです。
太陽はその際、対策も万全だから自分は刺されないと豪語していました。
その手前、誰にも言えず1人で堪えているのでした。
ブヨに刺されたことを言えない太陽の横で、遠慮なく薬のおかわりをしにくる嵐たちに、怒りを隠せない様子。
そんな中、にじいろ商店の雪乃(安達祐実)も夫・晴信の薬をもらいに来ます。
そして、以前は晴信がやっていた記憶の確認を、今度は真空にやってもらえないかと頼む雪乃。
真空は友達でもあり“主治医だから”と言う雪乃に、真空も嬉しそうに承諾しました。
土砂崩れ事故発生
近くのキャンプ場で土砂崩れが発生したため、トリアージの依頼が入ります。
トリアージに向かおうとする朔を心配する霧ヶ谷。
霧ヶ谷は、朔の過去を虹ノ村で唯一知っていました。
現場に着くと想像以上にけがをしている人が多いです。
「患者の大丈夫って言葉は信じるな」
「大丈夫」という言葉を信じたが故に、沙織を救えなかった朔の心からの言葉でした。
そんな朔は「私は大丈夫ですから」と自分を後回しにしようとした女性に怒ります。
女性は頭をぶつけており、症状から緊急度の強い赤タグと判断。
すぐに緊急の第一陣に乗るように促しました。
トリアージを終えた3人は診療所へ戻ります。
朔に何があったのか、深くは聞かない真空たち。
帰り道、まじょたく君が太陽に荷物を届けに来ました。
かゆみ止めや痛み止めの薬を読み上げられ、ブヨに刺されていたことが結局バレてしまいました。
ドラマ「にじいろカルテ」第4話 まとめ
朔の過去について、何も触れない真空たち。
本人が話たくない事は無理に突っ込まない、良い空気感です。
いつものやりとりの中にも、言葉の伏線が張られているのは、見ていて切なく感じますね。