海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン3あらすじ
ハーシェルの牧場を後にしたリックたちは、安心して定住できる場所を探し求め、廃墟となった刑務所へたどり着きます。刑務所の中には大量のウォーカーがいましたが、なんとか彼らは倒すことに成功。
刑務所がウォーカーの群れに襲われた際、ローリが陣痛を迎えます。マギーが手術をして、無事に赤ん坊が誕生。しかし、ローリはそのまま死んでしまいます。ローリを失った悲しみから、リックは不安定な精神状態に。
アンドレアはミショーンと共にウッドベリーへ連れていかれます。ここは総督と呼ばれる人物が仕切っている小さな街でした。
ダリルの兄メルルがグレンとマギーを誘拐したのをきっかけに、シリーズ史上最強の敵総督が、リックたちの住む刑務所へ狙いをつけます。
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン3
第1話「厳しい冬を超えて」
リックたちは空き家を見つけます。中にいるウォーカーを殺し、彼らはしばらくの間、そこで休息することに。しかし、ウォーカーの群れが近づいたため、再び移動するのです。
リックとダリルは狩りに向かい、刑務所を発見します。リックは塀に囲まれ、必要物資もある刑務所は、完璧な定住地になると気づくのです。リックは刑務所のメインゲートを閉め、残りのグループは次々とウォーカーを殺します。
翌日もウォーカー退治は続きます。彼らはいくつかの武器を発見。リックやダリルたちは、カフェテリアなどを探しに向かいます。奥からさらなるウォーカーの群れが現れ、マギーとグレンはグループから離れてしまいます。
ハーシェルがマギーを発見するものの、彼はウォーカーに右足を噛まれるのです。そこでリックは急いで、ハーシェルの右足を切断。刑務所の中にいた5人の生存者が現れます。
第2話「縄張り争い」
リックたちと5名の囚人は、ハーシェルをC棟の牢屋へ運びます。囚人たちは外の状況を何も知らず、リックがすべてを伝えるのです。囚人のひとりトーマスが、刑務所は自分たちのものと主張するため、リックは彼らのために食料と刑務所の半分を手に入れると取引します。
リックたちが任務にとりかかっている間、ローリやマギーなどはハーシェルの看病をします。ハーシェルの呼吸は一時的に止まりますが、ローリが救うのです。
牢屋の片付け中、囚人のひとりがウォーカーに噛まれ、トーマスに殺されます。その後も、トーマスはリックの警告を無視して勝手な行動をとり、リックを2回殺そうとするのです。そのため、リックは彼を処刑します。
リックは2人の囚人だけ生かし、ハーシェルたちの元へ戻ります。リックはローリに感謝の言葉をかけますが、目と目は合わせませんでした。
第3話「暗黒の楽園」
アンドレアとミショーンはヘリコプターが墜落するのを目撃します。彼女らが墜落現場へ向かうと、そこには生存者たちがいたのです。ミショーンは彼らと関わるのを避けるため、彼女のウォーカーを殺します。彼女らはダリルの兄メルルにつかまり、総督が率いるウッドベリーへ連れていかれるのです。
総督は彼女たちを親切にもてなしますが、ミショーンは総督を信じていない様子。ウッドベリーは73名の住民からなる小さな街でした。
翌日、総督たちがヘリコプターの墜落現場へ向かうと、救出したパイロットの仲間たちがいました。総督は白旗を振り、パイロットを助けたと伝えると、相手は武器をおろします。そのとき、彼らは奇襲攻撃を仕掛け、戦車や武器、物資を奪ったのでした。街に戻った総督は、住民たちにうその話を伝えます。
その晩、総督は自身の部屋で妻と娘の写真を見るのです。水槽の中にはウォーカーの首が飾られていました。
第4話「命の決断」
リックたちは刑務所内で殺したウォーカーを燃やす計画を立てます。そのとき、生き残った2人の囚人が刑務所から出ていくというのです。リックとダリル、グレンがウォーカーを燃やしに森へ向かうと、ウォーカーの群れが刑務所に押し寄せてきます。
何者かがゲートのカギを開けたのでした。刑務所の警報音が鳴り響き、さらに多くのウォーカーが集まります。キャロルとTドッグはともに逃げる中、Tドッグは肩を噛まれてしまうのです。彼はキャロルを救い、そのままウォーカーに食べられてしまいます。
混乱の中、ローリが陣痛を迎えます。マギーが手術をして、無事に赤ん坊は生まれますが、ローリは死にました。カールが死んだローリの頭に銃を撃ちます。
ウッドベリーでは、ミショーンとアンドレアがここに滞在するかどうかで口論します。
第5話「愛が狂った時」
ローリを失った悲しみから、リックは怒りをぶつけるように、次々とウォーカーを殺しています。
ハーシェルはダリルとマギーに赤ん坊の世話をするように言い、べスがカールの世話をします。グレンがリックに戻ってくるよう言いますが、リックはグレンを壁に強く押し付けて、ローリの遺体を探しに去ってしまうのです。
ボイラー室にたどり着いたものの、リックはローリの遺体を発見できません。彼はウォーカーを殺し、座り込んでいます。そのとき、ボイラー室の電話が鳴り、リックは電話をとるのです。
ウッドベリーでは、ミショーンが捕らえられたウォーカーを発見し、すべて殺します。ミショーンが去ると、総督の仲間たちはウォーカーを探しに出かけるのです。その夜、鎖でつながれたウォーカーに囲まれたメリルとマルティネスが戦うのでした。アンドレアを除いた住民は熱狂していました。
第6話「届かぬ想い」
リックは電話で女性と話します。彼女は安全な場所にいて、カールとほかの仲間を見るように言い、電話を切ってしまうのです。戻ったリックはハーシェルに電話をとるように言いますが、ハーシェルは何も聞こえません。
女性は、自分はローリだと言うのです。ローリは、リックの電話の相手はすでに死んだ仲間たちだと告げるのでした。リックの後悔の念が幻聴を生んでいると言うのです。電話が切れた後、リックは赤ん坊を抱きました。
メルルたちはミショーンを追跡しています。ミショーンが彼らに奇襲を仕掛けますが、メルルが彼女に銃を撃ちます。メルルは、ミショーンを殺したと総督にうそをつくように提案し、戻るのです。
その後、メルルはグレンとマギーのもとに現れ、ダリルに会いたいと言うのです。メルルはふたりを人質にとり、ウッドベリーへ連れていきます。隠れてみていたミショーンは、物資を調達して、刑務所へ向かうのです。
第7話「隣り合わせの恐怖」
刑務所内で、リックはミショーンに質問をし、ダリルは彼女を脅します。そして、ミショーンはグレンとマギーが連れ去られたことを伝えるのです。
その後、カールの提案もあり、リックは赤ん坊にジュディスと名付けます。
ウッドベリーでは、グループの位置を知ろうと、メルルがグレンを拷問していました。グレンが、アトランタでメルルを探しに向かったというと、メルルは少し困惑した様子を見せるのです。
総督はマギーを脅しますが、マギーも口を割りません。しかし、総督が彼女の前でグレンを殺すというと、ついにグループについて話してしまいます。総督はメルルたちを刑務所へ送ります。
ミルトンはウォーカーになっても記憶は残ると主張し、アンドレアに実験を見せます。しかし、失敗に終わり、彼女はミルトンを殺すのです。
リックたちがウッドベリーに到着しました。
第8話「悲しい再会」
総督は、アンドレアがグレンとマギーの存在を知ることを恐れ、彼らの処刑を決定しましいます。しかし、リックたちがウッドベリーに侵入して、グレンとマギーを無事に救出。ダリルは兄メルルが生きていると知るのでした。ミショーンは総督を殺そうとします。ミショーンは、総督がウォーカーになった娘を鎖でつないでいると知り、彼女を殺すのです。
総督がミショーンを発見し、ふたりは戦います。最終的に、ミショーンが総督の片目を刺すのです。オスカーがリックたちの逃亡を手伝っため、殺されてしまいます。しかし、ダリルは捕まってしまいました。総督の命令により、ダリルはメルルと戦うことになります。
その頃、タイリースとサシャ率いる新たな生存者グループが、刑務所に到着したのでした。
第9話「死闘の果て」
総督の策略により、ダリルとメルルは死闘します。しかし、リックとミショーンが戻ってきて、ダリルを救出するのです。その際、彼らはメルルも連れてきます。リックとグレンは、メルルがグループを傷つけるのではと恐れたので、ダリルがメルルと共に去ることに。
刑務所では、ハーシェルがタイリースたちに、リックが戻ってきたら刑務所から去る必要があるかもしれないと告げます。リックが戻ってきました。ハーシェルは、ミショーンをここに滞在させるようリックを説得するのです。タイリースたちに関しては、リックはここに滞在するのを望まないと言います。
ウッドベリーでは、ウォーカーたちが住民を襲っています。総督は部屋から出てきて、噛まれた住民を殺すのでした。アンドレアは総督に指揮するよう説得しますが、総督は彼女の仲間を捕らえていたと告白。ひとりで騒動を収めようとするアンドレアを、総督は部屋から見ているのでした。
第10話「宣戦布告」
リックはまだローリの幻聴を聞いていて、グループは彼を心配します。リックが刑務所の外にいる間、グレンが総督たちと戦うことを決めます。ハーシェルはリックと話し、リックはローリを見ていると告白するのです。
ダリルとメルルはグループを去ったものの、うまく行ってませんでした。ダリルはひとりで進もうとするものの、メルルが怒りながらついてきます。ダリルとメルルは口論をした後、取っ組み合いの喧嘩を始めます。ダリルは刑務所に戻ることにし、メルルもダリルの後を追います。
突然、総督が刑務所を襲撃しました。アクセルを殺害し、ウォーカーたちを放つのです。そして、総督たちは去ります。グレンは車でハーシェルとミショーンを救い、リックはウォーカーと戦っていました。そんなリックを救ったのがダリルとメルル。彼らは刑務所へ向かいます。
第11話「表と裏の狭間で」
総督の襲撃の後、グループは再集結します。リックとグレンは総督と全面戦争する意思を持つ一方、ハーシェルは逃げるべきだと主張。メルルの助言で、彼らは総督と戦争をすることに。
ウッドベリーでは、総督の指示で住民たちが戦闘を学んでいます。アンドレアは説得のため刑務所に向かうことに。刑務所に到着すると、アンドレアは平和的に解決するよう提案します。キャロルはアンドレアに、総督が寝ている間に彼を殺すよう促すのです。
ウッドベリーに戻ったアンドレアは、総督と寝た後、彼を殺そうとします。ナイフを持ったものの、彼女は実行できませんでした。
ミルトンは、刑務所を去ったタイリースのグループを見つけ、彼らをウッドベリーへ連れてきます。総督はタイリースたちを歓迎し、彼らはリックたちとの戦いに参加することを決意。
第12話「守るべき思い出」
リックとカール、ミショーンは車で武器の調達へ向かいます。そこで彼らはモーガンと再会するのです。モーガンは獰猛(どうもう)になっており、危うくリックを殺そうとするほどでした。正気に戻ったモーガンはリックに、妻が死んだことを伝えます。リックはモーガンを誘います。モーガンは誘いを断る代わりに、リックに武器を渡すのです。
リックがモーガンと話している間、カールはミショーンと共にあるものを探しに向かいます。彼らはバーに到着し、カールはここに来た理由を明かします。建物の中には、彼の母親の写真があるのでした。カールはいつの日か、ジュディスに母親の姿を見せたかったのです。
必要なものを調達した3人は刑務所へ戻ります。道中、死んだヒッチハイカーを見つけ、彼らはバッグを奪い、運転を再開するのでした。
第13話「休戦協定」
リックたちは小屋で総督たちと会います。リックは平和的な解決を求める一方、総督はリックの降伏もしくは死を要求するのでした。しかし、総督は妥協案としてミショーンを引き渡せば、リックたちに手は出さないと言うのです。考える猶予は2日間だけ。
外ではミルトンがメモを取っています。ウォーカーの集団が現れたので、ダリルとアンドレア、マルティネスが殺します。リックと総督が小屋から出てくると、総督たちはウッドベリーへ帰還、リックたちはミショーンの件を話し合うことに。
刑務所では、メリルがバッグに銃を詰め、総督を殺す計画を伝えます。グレンがメルルを止め、ミショーンとマギーが間に入ります。べスが天井に向かって銃を放ち、争いは止まりました。
第14話「逃れられない呪縛」
総督はミショーンのための拷問室を準備します。アンドレアは総督の本性を知り、何度も彼を殺そうとしますが、失敗に終わるのです。アンドレアはリックのグループに警告しようと、刑務所へ向かいますが、総督に捕まります。そして、拷問室に監禁されるのです。
ミルトンは総督に動機を尋ねますが、それでも彼は総督に忠誠心を持っています。
タイリースとサシャはウッドベリーでの役割に疑問を持っています。アレンと彼の息子はリックのグループを倒す準備はできているよう。ウォーカーが現れたのをきっかけに、タイリースとアレンは争い、あやうくタイリースはアレンを殺しそうになります。
真夜中、何者かがウォーカーの捕獲場にガソリンをまき散らし、火をつけるのでした。
第15話「この世の定め」
リックはダリルとハーシェルだけに、ミショーンを引き渡すと言います。ハーシェルは反対しますが、リックは生き残るための最善の選択と言うのです。メルルは、総督はミショーンを拷問するだけだと言い、リックに引き渡す残酷さはないと考えるのです。
そこでメルルはミショーンを誘拐して、彼自身の手で総督に引き渡すことに。車の中で、ふたりは話をし、メルルはミショーンを解放。メルルはウッドベリーの敵を倒すことに成功しますが、最後は総督に殺されてしまいます。
刑務所では、グレンがハーシェルにマギーと結婚したい旨を告げ、ハーシェルは祝福。ミショーンが戻り、ダリルに起きたことを伝えます。リックはグループを集め、総督の提案を拒否すると言うのです。ダリルはウォーカーとなったメルルを発見し、とどめを刺しました。
第16話「奇襲攻撃」
ミルトンがウォーカー捕獲場に火をつけたと知り、総督は彼を激しく痛めつけ、アンドレアを殺すように言います。ミルトンが拒否したとき、総督は彼を刺し、そのまま部屋から出ていくのです。アンドレアはミルトンがウォーカーになる前に、部屋から逃げ出そうとします。
総督の軍隊が刑務所に到着。しかし、刑務所はもぬけの殻。彼らはリックの罠にかかり、銃撃から逃げ出します。総督がもう一度行くように命じても、軍は拒否。怒った総督はマルティネスとシュンパートだけ残し、あとは皆殺しにするのです。
リックたちはウッドベリーへ向かいます。リックはタイリースたちに仲間になるように言うのです。そして彼らは死んだミルトンと噛まれたアンドレアを発見。アンドレアは自分で死にたいとリックに頼み、ミショーンが彼女に付き添います。
リックは残ったウッドベリーの住民を刑務所へ連れて帰るのです。リックはローリの幻覚を見なくなっており、精神的にも落ち着いているのでした。
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン3 感想
意外なラストで終わったシーズンでした。もっと激しい戦争になるかと思いきや、あっさりリックたちの勝利。ただ、シリーズ史上最強の悪役総督はまだ死んでいません。戦力を失っているものの、いずれリックたちの前に立ちはだかることでしょう。
今シーズンもまた、ダリルの人気が高まるばかりでしたね。リックの赤ん坊ジュディスをあやし、メルルとの悲しき別れを経験。最初は無愛想なキャラクターだと思ってたんですが、これまでの登場人物の中で、一番人間らしさを感じます。
刑務所という安住の地を見つけたリックたち。仲間も増えたので、次のシーズンではコミュニティがどんどん発展することでしょう。そして、パワーアップした総督は戻ってくるのでしょうか?