海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン8あらすじ
シーズン前半では、ジョンとデナーリスを始めとするメインキャラクターたちが、亡者の軍団と戦う様子を描いています。ジョラーやシオンなどが死に、夜の王がブランに接近したところ、アリアが夜の王を刺すのです。そして、夜の王と亡者たちは消え去ります。その頃、サーセイはキングズランディングで軍の強化を行っているのでした。
シーズン後半では、鉄の玉座への争いが描かれます。サーセイがミッサンデイやドラゴンを殺したことで激怒したデナーリスは、ドラゴンにのりキングズランディングを焼き尽くすのです。サーセイとジェイミーはこの戦争で死にます。
デナーリスは世界征服を宣言しますが、デナーリスを危険と認識したジョンが、彼女を殺すのです。その後、ブランが王に任命され、北部の独立を認めます。ティリオンは王の手となり、ジョンは壁へ、アリアは西へ旅するのです。
海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン8
第1話「ウィンターフェル」
デナーリスとジョンは軍を率いて、ウィンターフェルに到着。彼らは死者の軍団が迫っており、夜の王がドラゴンを操っていると知るのです。サンサたちはデナーリスを認めず、サーセイの援軍にも疑いの目を向けています。
ユーロンが傭兵軍団「黄金兵団」を引き連れてキングズランディングへ帰還。サーセイはクァイバーンに、ジェイミーとティリオンを暗殺するよう命じるのです。
シオンはヤーラを救出し、ウィンターフェルへ向かいます。
デナーリスはジョラーを救ったサムに礼をするものの、彼の父と弟を処刑したことを伝えるのです。サムはジョンに、ジョンは鉄の玉座の正統な後継者であるエイゴン・ターガリエンだと言います。
トアマンドたちは、亡者たちに襲われた最後の炉端城に来ました。
ジェイミーがウィンターフェルに到着し、彼が塔から突き落としたブランと再会します。
第2話「七王国の騎士」
ジェイミーは、サーセイのたくらみを明かします。そしてジェイミーはブランに、塔から突き落としたことを謝罪するのです。ブランはもう怒りはなく、彼らは変わったと言って応えます。デナーリスはサーセイの件でティリオンを責めますが、ジョラーが彼をゆるすように説得。
デナーリスはサンサの信頼を得ようとするものの、サンサは北部は誰にも従わないと言うのです。シオンとトアムンドたちがウィンターフェルに到着し、亡者の軍団が迫っていると報告します。
ブランは自分がおとりになって、夜の王をひきつけると提案。シオンと鉄諸島の兵士がブランを守ることに決定。
アリアは死ぬ前に経験したいと、ジェンドリーを誘惑。ジェイミーはブライエニーを騎士に任命。サムはジョラーに、ヴァリリア鋼の剣を贈ります。
亡者の軍団が迫る中、ジョンはデナーリスに彼の出自を告げるのです。
第3話「長き夜」
生存者たちはウィンターフェルの城外で死者の軍団と対峙。ドラゴンが加勢するものの、穢れなき軍団はやられます。エディソンはサムを守って死亡。生存者たちは城内に撤退。
ジョンとデナーリスはドラゴンに乗り、ドラゴンに乗った夜の王と戦います。ジョンが夜の王を落とし、デナーリスがドラゴンに炎をはかせますが、夜の王は無傷。夜の王は防衛軍の死者と城内の墓に埋まった死者を亡者として蘇らせるのです。
亡者がドラゴンに攻撃し、デナーリスは地上に落とされますが、ジョラーが重傷を負いながらも彼女を守ります。ジョラーはデナーリスの腕の中で死ぬのです。
夜の王は神々の森に到着し、シオンを殺します。夜の王がブランに近づいたとき、アリアがヴァリリア鋼の短剣で夜の王を刺すのです。夜の王と亡者たちは消え去りました。
目的が達成されたメリサンドルは、老いで死ぬことにしました。
第4話「最後のスターク家
生存者たちは死者を埋葬し、勝利を祝います。祝宴の最中、デナーリスはジェンドリーをバラシオンの落とし子と認め、ストームズエンドの領主とするのです。ジェイミーとブライエニーが愛を交わす一方、アリアはジェンドリーのプロポーズを断ります。
デナーリスはジョンに真の出自を隠すよう言うのです。ブロンがティリオンとジェイミーの前に登場しますが、ハイガーデンと引き換えに暗殺を取りやめます。ジョンはサンサとアリアに出自について明かし、サンサはティリオンに、ティリオンはヴァリスにそのことを伝えるのです。
アリアとクレゲインは独自にキングズランディングへ。トアムンドは野人を率いて壁の北へ戻ります。
ドラゴンストーンで、ユーロンの艦隊がデナーリスに奇襲をしかけ、一頭のドラゴンが殺されます。またミッサンデイは人質になるのです。サーセイはデナーリスとグレイ・ワームの前で、ミッサンデイを殺して挑発しました。
第5話「鐘」
ヴァリスがジョンに鉄の玉座につくよう説得しますが、彼はデナーリスを裏切るのを拒否。ヴァリスの画策を知ってデナーリスは彼を処刑するのです。ティリオンは捕らわれたジェイミーを解放して、サーセイを説得して降伏させることを誓わせます。
ドラゴンに乗ったデナーリスが、炎でキングズランディングを焼き尽くし、彼女の軍団が突撃。サーセイの軍は圧倒され、降伏の鐘が鳴り響くものの、デナーリスは攻撃をやめません。その様子に、ティリオンとジョンは恐怖を覚えます。
城内に侵入したアリアとクレゲインですが、クレゲインがアリアに逃げるよう説得。クレゲインは兄のマウンテンと戦い、相打ちに終わります。サーセイとジェイミーは再会しますが、崩れ落ちる建物の下敷きになって死亡。
アリアはかろうじて生き延びます。ジョンは撤退を求めます。
第6話「鉄の玉座」
ジョンは穢れなき軍団が、デナーリスの命令で捕虜全員を処刑するところを目撃します。ティリオンはジェイミーとサーセイの亡骸を発見。
デナーリスは穢れなき軍団とドスラク人を率いて、世界征服を宣言するのです。ティリオンは女王の手を辞任し、ジェイミー解放の罪で逮捕されます。ティリオンとアリアは別々に、デナーリスはジョンの血筋、スターク家、人々にとって脅威だとジョンに警告するのです。
ジョンは鉄の玉座の前でデナーリスと会い、彼女を刺し殺します。怒ったドラゴンは鉄の玉座を溶かし、デナーリスの亡骸をつかんで飛び去るのです。
ティリオンが、これから王はウェスタロスのリーダーたちに選ばれるべきだと提案。そして、ブランが独立する北部をのぞく、6王国の王に任命されるのです。ブランは穢れなき軍団との妥協案として、ジョンを壁へ送ると告げます。
ジョンはトアムンドたちと再会し、冥夜の守人の総帥に就任。サンサは北部の女王、ブライエニーは王の盾総帥になります。そしてアリアは船に乗って、ウェスタロスの西にある未知の領域へ旅をするのです。
海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン8 感想
最終シーズンは賛否が分かれる内容でした。最大の焦点はデナーリスの扱いです。狂王を思わせる行動をさせることにより、デナーリスをサーセイと同レベルの悪役にしたことが問題となりました。確かに、奴隷を解放させたあのデナーリスの姿はありませんでした。個人的にも、デナーリスの最期はあまりにも不憫だと感じました。
ただ、夜の王との戦いは興奮しました。特に、アリアが夜の王を倒したシーンは息をのむほど。ジョラーもシオンも良かったですね。
ファンが作り直しを要求するほど否定的な意見が出ましたが、これだけの意見が出るのもまた、人気作品の宿命。全体的にはブレイキング・バッドと同等、もしくはそれ以上の海外ドラマでした。