遭難して無人島に来てしまった3人、瞬太と同じような金髪になった3人の掛け合いから、いつも前フリコントからドラマは始まる。
またしても里穂子の深酔い酒の後!
高岩春斗(菅田将暉)、朝吹瞬太(神木隆之介)、美濃輪潤平(仲野太賀)のマクベスの3人が住む部屋に、中浜里穂子(有村架純)がバイト先の店長恩田光代(明日海りお)と飲みに行って酔っ払って春斗に絡んでやらかしていた。
言ってはいけない言葉を言ってしまった自覚がある、と謝りにきたが、春斗は面倒くさいと会ってはくれなかった。
そんな中、つむぎ(古川琴音)は、着々と家を出る準備をしていた。
つむぎは瞬太と引っ越しの準備の買い物で、ソファの色の話で、些細なことで喧嘩してしまう。
里穂子のことを心配する、バイト先の恩田や潤平と岸倉奈津美(芳根京子)はそれぞれのやり方で里穂子を助けようとする。
つむぎと喧嘩した瞬太は、つむぎが働くスナック『アイビス』で相談してみると、鈍感すぎる、と言われ、やっと
難易度高い、とつむぎの想いに気づいた。
店長の村主うらら(小野梨奈)は
「大事なのは、実年齢よりも精神年齢で、瞬太は特別」とちゃんと考えなさい、と言われる。
一方以前、職場でのトラブルで心折れた時、春斗のコントに勇気付けられたと思っている里穂子は、今度は自分が春斗の役に立つべきじゃないか、と奮起する。
つむぎと瞬太の関係。
つむぎの想いに気づいた瞬太は、得意のぷよぷよのゲームでつむぎに想いを伝える。
それに気づいたつむぎは
『キスガロクモシタワ』とメッセージする。
最後の地方ライブは4時間くらいかかる遠くの百貨店だったが、里穂子はわざわざやってくる。
終わってから、控室を訪れた里穂子だったが、春斗はつれない態度だった。
あれから2人で話したことがない春斗と里穂子を気遣って、買い物に出る瞬太と潤平。
やっと2人で話すことになる。
辞書をパラパラ見ていたら、「深酒」の前は「不可抗力」だったという、春斗。
まだ春斗が怒っていることを気にする里穂子。
潤平から聞いたけれど、里穂子がエージェントに会って転職しようとしているんだって?
と春斗は里穂子に聞くと、
怖いけど会ってみようかと思っていると言う里穂子。
前に進むと決めたから、会ってみると春斗に告げる。
駅まで最後になる瞬太の車で里穂子が差し入れたのは、最後までかわらずに応援しつづけます。
という気持ちをこめて「瓦せんべい」だった。
10年間乗っていた車を売ろうと思っているという瞬太と一緒に地方ライブの後、車を渡すことにした。
最後に3人で車に乗って最後の夜を楽しく過ごす。
何年後かに車を買った時には、また3人で車中泊に誘いたい、と思う瞬太。
前に進むと決心した里穂子。
里穂子は奈津美に紹介されたエージェントの人に会った。
不安が募っている里穂子に奈津美は
受かったら入らないといけない、と思わなくていい。
こっちから選んでやる、と思ってもいい、ピンと来なかったら断ってもいい。
部屋も見てみて、ピンと来なかったら断るし、車も試乗してみて嫌だったら断るから。
言って励ますのだった。
スナックで久しぶりに会った、瞬太とつぐみは、ずっと黙って会話がない。
帰り、「キスガロクモシタワ」すぐに分かったか?と聞くつぐみに、「うん」と答える瞬太。
いきなりつぐににキスをする瞬太は「サプライズ」と言う。
「下手くそ」というつぐみは嬉しそうに瞬太に抱きつくのだった。
ファミレスでは、前に進もうと決心して、店長にシフトの数を来週から減らして欲しいと頼む里穂子の姿があった。
瞬太の車を以前の芸人の先輩、千葉が働く中古車屋に売りに来た3人は、最後洗車しながら、マクベスと車の思い出を話す。
ゲラゲラ笑いながら思い出話を話す、楽しそうな3人。
今更だけど、ただの車ではなく、マクベスの歴史全部詰まってる、と春斗はこいつ4人目のマクベスだったんだ、と
別れるときまで気づけなかったけど、車にこんな感情抱くとは思わなかったと、泣き出す。
でも、廃車にならないんだから、と励ます。
中古車になってまで買ってくれる人は、この車の良さをわかってくれる人だと、言っていたとしみじみしていた。
そして、里穂子の面接に挑む姿があった。
最後は…
ホントに戻ったほうがいいんかな?住んでみたら意外と快適だし、生活にも慣れてきて、
お前らのこともやっとわかってきたし。
辞書で「わかる」の後に来る言葉は「別れ」がくる。
物事がわかったり、人を理解した後には、別れがくるんだ、と前フリコントの締めの部分が意味深に流れていく。
次回予告 コント『ファミレス』
過ぎ去った後にはお互いの良さがわかるようになる。
瞬太とつむぎが付き合っていることをマクベスの3人から聞いた里穂子は言い争いになりつむぎと冷戦状態になる。
里穂子を助けるために東京に出てきたつむぎだったが、本当に助けられていたのは自分だったことに気づくつむぎ。
なんとなくだが、里穂子も前に進むことを決め、瞬太も潤平も解散後どうするかを決めつつある。
そんな中、春斗だけがどうしてよいかがわからない。
知らないうちに頑張っていることが誰かにとっての支えになり、誰かを支えるということは、自分が支えられていることでもある、そういう関わりが心に染みる第8話。
お楽しみに。