絶体絶命のアンナ、風真一世一代の推理なるか?
インドに住んでいた美神アンナ(広瀬すず)は、一時的に日本にいた父・美神始(仲村トオル)の失踪の知らせを受け日本に向かう。
探偵事務所ネメシスの助手をしながら、父の行方を捜すことになった。
そこでアンナは類いまれな、推理力と身体能力を開花させた。
事件を解決していくうちに、アンナは衝撃の事実を知る。
アンナは始が開発したゲノム編集細胞から作られた世界初のゲノム編集ベイビーだった。
始はゲノム編集から人間を生み出すのは反対だったが、不治の難病を抱える菅容子や大和猛流(石黒賢)によって、細胞は盗み出され、代理母によって懐妊していた。
菅の元から逃げ出した実母、代理母ともに死なれたアンナを始は1人インドで育てていた。
しかし、母と同じ難病を遺伝した菅の娘・朋美(橋本環奈)がアンナの身体を解析し、自分の難病を克服しようと狙っていた。
失踪したアンナの行方追う栗田一秋(江口洋介)や風真尚希(櫻井翔)らチームネメシスが総動員して、アンナが乗った自動車を特定した。
そこで風真はアンナ仕込みの推理を行った。
アンナを助け出せ!
自動車の中には石灰岩があった。
そこから、星憲章(上田竜也)の秘密道具や姫川(奥平大兼)の解析で、場所を特定した。
そして中国雑技団出身のリュウ(加藤諒)が関節を外して、敵のアジトへ侵入する。
アンナのペンダントにあったファイルは解凍されたが、病気の全てを解明したワケではなかった。
始は最初から警告していたが、欲に買われた大和は聞く耳をもたなかった。
やっとチームはアジトに潜入できたが、アンナに銃を向けていて、全員捕まってしまう。
その上、アジトを時限爆弾が仕掛けられて、基地ごと爆破されそうだ。
万事休すと思われたが、緋邑(南野陽子)が風間に腕のテープにミニ工具を仕込ませていた。
風間は手錠を外して、リュウが持っていた端末をパソコンに接続して、姫川がウィルスを送り込んだ。
悲観した大和は自らと始の首に注射をした。
始はアンナと一緒にして幸せだったと言い残し死んでいく。
大和は時が止まっていたのは自分だけだったと言い死んだ。
たった1人生き残った朋美に、アンナは始が残した研究で病気を克服して、罪を償って欲しいとつたえた。
最後の入ります
パスワードが分からないため爆破解除ができない。
アンナは最後の
「私、入ります」を行い、大和のパスワードを特定した。
それはアンナの細胞が作られたときにちなんだパスワードだった。
事件は解決した。
朋美は病院で治療を続けている。
ネメシスの役割は終わって、屋上でチームネメシスはリュウの料理を食べながらねぎらいの宴を開いた。
しかし、そこにアンナの姿はいなかった。
事務所の机上にはアンナの辞表が……
ネメシス、再スタート
アンナはインドに始といた頃を思い出した。
タンドリーチキンはいつも失敗ばかりで、成功したことがなかった。
アンナは1人でインドに戻ろうとしていた。
しかし、栗田、風真が追いかけてきた。
栗田はもうアンナは家族の1人だという。
風真は
「やりたいことをやれ」と始に言い残され、ネメシスを3人で続けることになった。
今日もまた、新たな依頼が舞い込み3人は忙しく探偵稼業を行う。
「ネメシス」第10話あらすじ 目次