ずっと一途に慕っていた社長がまさかの失踪
真柴くるみ(川口春奈)は、学生時代から憧れていた輸入雑貨のベンチャー企業el Arco Irisの社長・葉山祥吾(向井理)の会社に就職し、会社の広報とインフルエンサーの役割を果たしていた。
ある日、知り合いのフードスタイリスト早乙女香子(夏川結衣)のすすめでマンションでルームシェアして、藤野駿(横浜流星)、寺井陽人(丸山隆平)、羽瀬彩夏(中村アン)らと共同生活を送るようになる。
ネット専門だったel Arco Irisがようやく実店舗をオープンできた矢先、葉山は突然社長を退任する。
折しも、くるみのSNSの登録者数が10万人が突破した夜だった。
やっと達成した目標だったが、くるみの心は虚しい。対照的なミリマリスト駿はくるみとことごとく対立するが、駿の作ったカレーライスは傷心のくるみに染みる味だった。
葉山はそのまま行方不明になってしまった。
伊勢エビと花見
葉山がいなくなって、まだ心の傷の癒えないくるみ。
駿は伊勢エビを手に入れて、くるみに食べさせると慰めるが……
突然の辞任で新社長の就任でel Arco Irisは慌ただしい様子だ。
広報課長の松下宏太郎(飯尾和樹(ずん))の指導で、くるみのSNSも活動を禁止。
5年間続けたSNSを止めれ、生きがいも失う。
本当は社長がいつか戻って来るまで、SNSを続けたかったが……
駿はスマホを持つ必要がなくなって良かったと言う。
くるみはその言葉にカチンと来て、なんの努力もせず、マイペースな駿に言われたくないと言い返した。
駿は本場スペインで料理修業して、レストランを経営していたが、いざこざがあって畳むことになった。
それ以来、駿は成功をめざすのをやめて、ミニマリストになった。
昼休みに駿のフードトラックFuji Balで昼食を取ろうとしたが、そこで葉山を見かけて、追いかけるくるみ。
高いヒールで走ったために、転びそうになり、駿に抱きとめられた。
寺井陽人(丸山隆平)は、ここぞとばかりとくるみを花見に誘う。
ところが、香子もその話にのっかり、いつの間にか、マンションのメンバー全員参加することに……
桜を見て、創作意欲が刺激され絵を描く羽瀬。
葉山の取材記事が差し止めにならず雑誌に掲載され、くるみはその対応で急遽職場に戻ることに……
のんびりと悩みと
くるみは、新社長の細貝雄一(赤ペン瀧川)から、もう無理してSNSをする必要はないと言われてしまう。
各出版社にお詫びに周っているうちに、すっかり時間は過ぎて公園は閉まっていた。
くるみは駿を罵った後、謝罪のメッセージを付箋に書いていた。
それを知った駿は、公園の外でくるみを待っていた。
公園に不法侵入しようとする駿を引き止めたくるみは足を挫いてしまった。
駿の背中に負われてシェアハウスに戻ると、羽瀬の描いた絵の前で花見のやり直しをする。
駿はイカを使った料理で、くるみをもてなした。
店を畳んで頑張るのをやめてから、駿は自分が見えるようになったという。
自分の好きにすればいいという駿の言葉に、くるみはSNSを再開する決意をした。
会社や社長のためと思っていたが、やはり自分も好きでやっていたと気づいた。
ふいのキス
2人はワインのせいか冷蔵庫の前で、はずみでキスしてしまう。
翌朝、キスの余韻でぎこちなくなってしまったくるみと駿。
くるみはSNSをマイペースで更新しようと決意する。
その頃、葉山は海外に行き、新しいビジネスを始めようと模索していた。
次回、羽瀬が絵画の新人賞の最終選考に残り、結果発表が行われるキャンプ場にみんなで出かけることに……