第8話あらすじ・第9話見どころ・心美の急変をきっかけに運命の糸がついに
成瀬は脳外科への転科と救命医の道を進むか迷う。
脳外科手術が立て続けにおこり、成瀬は自分の技術の限界を感じ取るが……
救命医を続けながら、脳外科の道を進むという第3の選択を行う。
それぞれのメンバーも救命医を続けながら、他の夢も追い続けると決意した。
深澤の妹・心美の容態が急変し、深澤は心美の看病に専念するため休職することになった。
心美は死を覚悟し心臓のドナー提供の手続きをしたいと言うが、深澤は受け入れることができない。
美月の母は病気で亡くなり心臓を提供し、桜庭はドナーの提供で心臓移植し元気になっていた。
心臓移植をめぐってそれぞれの経緯を持つ美月、深澤、桜庭は苦悩する。
「ナイト・ドクター」第9話あらすじ・偶然は必然ナイト・ドクター達の運命が交錯する
柏桜会 あさひ海浜病院が昼間のドクターの環境改善と夜間診療のニーズから新設したナイト・ドクター。
そこに集まったメンバーは朝倉美月(波瑠)はじめ、成瀬暁人(田中圭)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)、深澤新(岸優太)など、人には言えない事情を抱えた医師ばかりだった。
年齢も生い立ちも違い反発しあうが、救急現場の仕事を通じて次第に心を通わせるようになる。
成瀬は脳外科、桜庭は病院経営、高岡は幸せな家庭、深澤は心臓に持病を持つ妹心美(原菜乃華)のために心臓外科と救命医をしながらも、他の夢も同時に追いかける決意をする。
そんな折、心美の容態が急変した。
「ナイト・ドクター」第9話あらすじ・心美のドナーを巡ってナイト・ドクターは分断する
心美の心臓の具合が悪くなり、深澤は心美の世話に専念するため休職届けを出した。
心美は自分が死んだ後のことを考えドナーカードの同意を深澤に求めた。
しかし、妹の死を考えたくない深澤は拒絶し、兄妹は激しい言い争いになる。
桜庭は心臓移植を拒絶する深澤を見過ごすことができなかった。
桜庭は心臓移植のしたレシピエントであり、その心臓を提供した人こそ美月の母だった。
その秘密を知っているのはメンバーでは成瀬しかいない。
深澤と桜庭は心臓移植を巡って激しく対立するのだが、深澤に自分の事情を話すことはできない。
そんなときでも救急患者は待っていない。
近所で総合格闘技の試合が行われ、筋肉もりもりの猛者たちが救急センターに搬送されてくる。
成瀬に「もやしシスターズ」とからかわれる細身の美月や高岡は、ガタイのでかい患者にヘトヘトになった。
「ナイト・ドクター」第9話あらすじ・美月、桜庭の告白
心美の病室にあししげく通う深澤だったが、ドナー登録を承知しない深澤にサインするまで病室に来るなと拒絶されてしまった。
居場所がなくなった深澤は飛び入りでナイト・ドクターに参加する。
そこで、美月の母は亡くなったときにドナーになり、桜庭はレシピエントであり誰かの心臓のおかげで生きていることを知った。
二人の話を聞いて、はじめて深澤は心美の本音を感じとった。
常に深澤の負担になっていると感じていた心美は、せめてドナーになって自分が生きることが誰かの役に立っていると感じたかった。
「心美が生きていることが自分の支えだ」と深澤はドナー登録にサインをした。
深澤がナイト・ドクターに復帰してお祝いの屋上のバーベキューの中、美月は自分の母の心臓がレシピエントの中で生きているのがうれしいと語った。
当人の桜庭は涙が零れそうになるのを、席を外して涙をごまかした。
唯一、秘密を知る成瀬は桜庭が泣いているのを見られないように、話題を切り替えた。
その後、胸部大動脈の患者の受け入れを、救命士・星崎(泉澤祐希)が要請するが、指導医・本郷亨(沢村一樹)は受け入れを拒否した。