第5話あらすじ・第6話見どころ働き過ぎ美月の危機
過去に脳内出血で緊急手術した少年は障害が残ったことで成瀬は訴えられていた。
病院に母親が現れ成瀬の過去が明らかに……
他の医師を信頼できずに治療の処置を全部自分でやるように……
経験が積めないと美月は他の病院に副業で働き始め、睡眠不足と疲労が溜まっていた。
虐待された子供を助けた女性が逮捕を覚悟し、実の親になりすまして子供の手術をせまった。
その心意気に打たれた成瀬は再び脳内出血の手術に挑む。
手術は成功したが女性は逮捕されてしまう。
成瀬は訴えた母親に謝罪し、手術の詳細を書いた報告書を手渡した。
それを読んだ少年は成瀬によって命が救われたと知り、訴状は取り下げられた。
そんな折、工場施設で事故が発生し、成瀬、美月、深澤が現場に向かう。
深澤にとって事故の医療ははじめてなので、修羅場に動揺する。
しかし、美月は連日の疲労が溜まって現場で立ちくらみをおこしてしまう。
深澤の助けもあり、何とか事故現場からの搬送を終える。
しかし、美月の身体に異変が起こってしまい・・・。
現場での美月の事故が本郷の責任問題になっていく。
自分でやった方が早い病の成瀬の被害を美月が被って……
柏桜会 あさひ海浜病院では夜間の救急センター専門チームナイト・ドクターが結成する。朝倉美月(波瑠)、深澤新(岸優太)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)それぞれの性格・境遇はバラバラだが、1人でも患者を救いたいという気持ちは同じだ。
先輩格の成瀬暁人(田中圭)は最善を尽くしたはずの処置をしながら、患者に障害が残ったために、母親から訴訟を起こされていた。
人間が信じられなくなった成瀬は、関わる治療の全てを全部自分でやり始める。
これでは経験が積めないと美月は昼間も副業で他の病院でも仕事を始めた。
隣りの虐待された子供のために、罪に問われるのも厭わず母親を偽る女性の無視の行動みて感化された成瀬は、母心を知り、訴訟した母に謝罪した。
訴訟は取り下げられ、成瀬は元に戻った。
しかし、ダブルワークが続く美月の疲労はピークになっていた。
美月の転落、そして副業もバレる
はじめて事故現場に入った深澤は怪我人にあふれかえる状況に萎縮する。
足場の上で鉄柱が大腿部に貫通した怪我人を発見した深瀬だったが、何もできず美月の助けを求めた。
美月は足場で立ちくらみを起こして転落。
救急患者を助けたものの、美月は肋骨を折ったまま治療をしていた。
美月は幸い命に別状がなかったが、意識はないまま眠っている。
何もできなかった深澤は自分を責めた。
美月が疲れていることを知りながら、成瀬も彼女を止めなかった。
美月のデスクから他の病院の名札がみつかり、副業がばれてしまった。
本郷の責任問題に発展。
美月の副業は救急センター長嘉島征規(梶原善)に知られ、指導医・本郷亨(沢村一樹)の責任問題になった。
夜が明けて意識が戻った美月は、成瀬から救急医失格だと責められた。
会長の桜庭麗子(真矢ミキ)は試験的に始めたナイト・ドクターの廃止をほのめかすが、本郷はもう少し様子をみてほしいと頼む。
成瀬は深瀬に昔の後輩医師の出来事を語った。
後輩医師は27歳の若さで、過労のため心臓発作で亡くなってしまった。
成瀬は美月に彼女と同じ匂いを感じ、二の舞になって欲しくないと、あえて救急医を離れるように言ったのだ。
みんなの心配をよそに、美月は怪我が完治しないまま2週間で現場に復帰した。
事故の知らせがあり、事故現場は向かおうとする美月を、深澤は責めた。
高岡は美月が怪我をした直後、深澤が自分を責めて苦しんでいたのを教えた。
そこで、はじめて美月は本郷をはじめみんなに心配と迷惑をかけたことを思い知った。
成瀬は深澤を事故現場に連れて行き、怪我人の処置の判断を任せた。
深澤は自分で処置をやりきった。
知識も技術も持っている。しかし、それを使う度胸が足りなかった。
成瀬はそれを教えたかったのだ。
美月は事故現場で助けた患者から、事故は工場長の持病の心筋梗塞が原因だと知らされた。
工場長は自分がいないと回りに負担がかかると、身体に無理をして工場から離れなかった。
美月は深澤の部屋に行き、残業が無くなった分、みんなそれぞれ自分のやり方で新しい知識・技術を学んでいることを知った。
工場長がまた心筋梗塞を起こした。
それでもなお、ベッドから出て仕事に行かなければならないと言う。
美月は深澤の受け売りで、工場長の働き過ぎを注意し、仕事をしないでも成果を上げる方法もあると説得した。
工場長は美月の言葉に納得して、美月を師匠と呼ぶように……
様子を見ていたナイト・ドクターの仲間たちも美月を師匠と呼んでからかった。