過去が再び現れ、2人が揺れる
真柴くるみ(川口春奈)はel Arco Irisの広報担当。
あこがれの社長・葉山祥吾(向井理)のために私生活を犠牲にしてSNSの情報発信に力を注いだ。
しかし、葉山は突然社長を辞任し、失踪してしまう。
SNSの発信も禁止され、生きがいを失ってしまう。
傷心のくるみに寄り添ったのはシェアハウスの同居人藤野駿(横浜流星)だった。
駿はかつてレストランを開いたが、失敗してしまう。
挫折を知る駿に癒やされ、くるみは元気を取り戻し、やがて駿と恋に落ちる。
好きなのは駿も同じだったが、くるみには葉山への未練があることを知り、今一歩、踏み込めない。
そんな折、葉山が突然帰国することに。
葉山は新たな事業をスタートさせようとしていた。
一方、駿の元カノ・福本葉菜(山本千尋)は駿の店を場所を変え営業していた。
それでも今の恋を大事にすると確認する2人だったが……
くるみは故郷へ
くるみはフェリーに乗って故郷の初島に向かった。
そして、母すみれ(工藤夕貴)と共にランプ工房へ向かう。
くるみはランプをel Arco Irisで扱わせて欲しいと工房主に依頼するが、ネットには興味ないとそっけない。
一方、駿は葉菜を見かけるが、葉菜を見ただけで、辛い過去が蘇り、姿を隠してしまう。
くるみがランプの画像を送ると、葉山は直にランプを見たいと島にやってきた。
しかし、店主は急用で店じまいしていた。
葉山は海岸で尻餅をつき、びしょ濡れになり、くるみの実家に戻った。
そこには、一足早く家に来ていた駿がいた。
夜は4人で食卓を囲む。すみれはくるみのスクラップブックを見せた。
そこには葉山の切り抜きがあった。
昔からの憧れだった葉山との差を感じて、駿は引け目を感じてしまう。
親子対立!しかし……
夜中に起きたくるみは台所に行き、亡き父の好きだった梅酒を取り出した。
駿も起きてきて、一緒に梅を食べた。
くるみは夜を徹して提案書を作っていた。
朝になると、葉山の姿はなくなっていた。
早朝に船に乗り、漁師を手伝っていたのだ。
再び工房を訪れたが、工房主の気持ちは変わらない。
葉山は貝殻をポケットから取りだして、工房主のふところに飛び込んだが……
交渉がうまくいかずに、落ち込むくるみに、すみれは自分が交渉すると首を突っ込む。
くるみとすみれは衝突し、気まずくなってしまう。
駿はすみれに、くるみがいつも頑張っていると伝えた。
すみれはくるみが好きなのは駿であると気がつき、くるみのことを駿に頼んだ。
くるみと駿は最終便のフェリーで帰った。
別れ際にくるみとすみれは和解して、涙ながらに母に手を振った。
また2人で一緒に島に行こうと約束した。
ついに葉菜と再会
葉山は帰りのフェリーを待っていたときに、駿からなぜ島に来たのか尋ねられた。
仕事は名目で本当はくるみに会いたかったからかもしれないと打ち明ける葉山。
駿のおかげでくるみへの本当の気持ちに気が付いたという。
葉山が工房主に雑談をしたのは、取引相手との距離を縮めるためだった。
単刀直入にビジネスの話をしたくるみは自分の姿勢を反省し、葉山を改めて尊敬した。
東京に戻ってフードトラックを続ける駿の元へ、葉菜が現れた。
駿はかつて自分がシェフだった店に再び戻らないかと誘われる。
駿のなかに迷いが生まれる中、くるみは不安になる。
そんな中、葉山が現れて……