海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン7あらすじ
救世主のリーダー、ニーガンが罰として殺すのは、エイブラハムとグレンでした。残虐に二人を殺害した後、ニーガンはリックを肉体的にも精神的にも痛めつけます。こうして、リックのグループもまた、残虐で戦闘員の多い救世主に従うことになるのです。
アレクサンドリアは定期的に救世主に、食料と武器を与えることになります。救世主に人質として捕らわれたダリルですが、何者かの手助けによって、なんとか脱出。ダリルも合流し、ついにリックたちは救世主への反撃を決意。
彼らは秘密裏に、ヒルトップ・王国・オーシャンサイド・清掃人と連合軍を結成し、救世主との全面戦争開始。しかし、清掃人が救世主とつながっていたと判明し、リックは再び大ピンチを迎えます。
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン7
第1話「惨き鉄槌」
リックのグループはひざまずき、ニーガンは歌っています。バットで次々とメンバーを指していき、ついに殺すメンバーを決めるのです。殺されるのはエイブラハムでした。ニーガンは、何度もエイブラハムをバットで殴り、死に追いやるのです。
ダリルの怒りは頂点に達し、ニーガンを殴ろうとします。ニーガンはダリルへの罰として、グレンを殺害するのです。その後、ニーガンはリックにカールの腕を切断させようとします。ニーガンは腕を切断しなければ、仲間を全員殺すと脅すのです。結果的に、カールの腕は無事でしたが、リックの心は完全に折れたように見えました。
ニーガンと仲間たちは、ダリルを人質にとって、その場を去ります。サシャは恋人グレンを失ったマギー、そしてグレンとエイブラハムの死体を、ヒルトップへ連れていくと申し出るのです。
第2話「王国」
キャロルとモーガンは王国へ到着します。王国は風変わりな虎使いエゼキエルという王によって統治されているのでした。王国はよく統治されて、住民は安全な生活を送っています。しかし王国もまた、ヒルトップと同様に救世主に脅されていました。
救世主との争いを避けるため、農作物を渡していましたが、その事実は一部の幹部だけ知っているのです。回復したキャロルは王国を離れようとします。しかし、エゼキエルが過去を語るのです。彼は動物園の飼育員で俳優もしていたと告げます。
結局、キャロルは王国を離れます。しかし、王国近くの一軒家に住むことにするのです。キャロルと別れたモーガンは、王国へ戻ります。誰かがキャロルのドアをノックします。ドアを開けると、そこには虎のシヴァとリンゴを持ったエゼキエルがいたのでした。
第3話「囚われて」
救世主の本拠地サンクチュアリーで、ダリルは捕らわれの身になっています。ダリルの精神を破壊し、服従させるため、ニーガンとドワイトがダリルを痛めつけるのです。ドワイトはダリルのことを気にかけ、ニーガンに従うよう言いますが、ダリルは聞きません。
ニーガンはドワイトを任務へ送ります。その任務とは、脱走した救世主の人間を連れ戻すこと。脱走した人間は、サンクチュアリーに戻るくらいなら死んだ方がましと言うのです。ドワイトは慈悲の心から男を殺します。
ダリルには救世主の仲間になるチャンスが与えられます。「お前は誰だ?」と問われ「ニーガン」と答えれば、それは救世主の仲間の証拠。しかし、ダリルは「ダリル」と答えるのです。ダリルは仲間のために、救世主に屈しないと固く誓っているのでした。
第4話「独裁者の洗礼」
生き残ったリックたちは、ニーガンの独裁ルールのもと生きることを強いられます。ニーガンと救世主の一味がアレクサンドリアへ到着。ニーガンはアレクサンドリアの家具や薬、そして全ての武器を持っていこうとするのです。
無力を感じたリックは町民を集め、リックはもはやリーダーではないと伝えるのです。彼らは、ニーガンの指示に従って生きる必要があると言います。
リストの数よりも銃が少なく、ニーガンは見つけないと、住民を殺すと脅すのです。全員が捜索に向かい、スペンサーの家で不足分の武器を発見しました。
ミショーンがリックに不満をぶつけると、リックは過去について話し、ジュディスはリックの子ではないと告げるのです。ロジータはウォーカーから奪った銃を隠し持っていました。そしてユージーンに、銃弾を作るように頼むのです。
第5話「消せない憎しみ」
カールとイーニッドは共に、ヒルトップにいるマギーのもとを訪れます。マギーはヒルトップで、サシャと治療を受けているのでした。グレゴリーは、マギーとサシャに激怒します。その理由は、2人が救世主を殺害する取引に失敗したからです。グレゴリーは2人に出ていくよう要求します。
ウォーカーがヒルトップを襲います。マギーとサシャがウォーカー退治に協力するのです。ジーザスはグレゴリーを説得して、2人はヒルトップに滞在できます。
救世主の一味が、物資回収のためヒルトップに到着します。サシャはジーザスに、ニーガンの住みかを見つけるように頼むのです。ジーザスは了解し、救世主のトラックに忍び込みます。トラックの中で、ジーザスは隠れているカールを発見するのでした。
第6話「浜辺の村」
タラとヒースが物資調達へ向かっています。途中2人はウォーカーに襲われ、タラは橋から落ちるのです。ヒースとタラは別れてしまいました。浜辺に打ち上げられたタラは、シンディという名の少女に助けられます。
シンディはタラをオーシャンサイドというコミュニティへ連れていくのです。オーシャンサイドにいるのは、武器を持った女と子供だけでした。かつては男もいましたが、救世主によって男は全員殺害されたのです。
タラはアレクサンドリアに帰ろうとしますが、途中オーシャンサイドの女に殺されそうになります。しかし、シンディがタラを救うのです。シンディはタラに、オーシャンサイドのことは誰にも言わないよう頼みます。
アレクサンドリアに戻ったタラは、グレンとエイブラハムのことを聞きショックを受けます。ロジータに銃がありそうな場所を知らないかと聞かれますが、タラは知らないと答えるのです。
第7話「規律と罰則」
サンクチュアリーに近づいたころ、ジーザスは救世主のトラックから飛び降ります。しかし、カールはトラックに残ったまま。カールはニーガンを殺すつもりなのです。
サンクチュアリーに到着したカールは、いきなり銃を放ちます。銃声を聞きつけ、ニーガンが登場。カールがニーガンを撃とうとすると、ドワイトがカールを捕らえます。しかし、ニーガンはカールの勇敢さに感心し、サンクチュアリー内を紹介するのです。その後、ニーガンたちはカールと共にトラックでどこかへ向かいます。
ニーガンたちが不在になると、何者かがダリルにメモを渡します。メモには「今だ。行け」と書かれており、ダリルは逃亡するのです。
ロジータとユージーンは銃弾作りに成功します。その間、スペンサーは森の中で物資を漁っています。3人がアレクサンドリアに帰還すると、そこにはニーガンと救世主の一味がいました。
第8話「生きる意義」
ジーザスと謎の人物の手助けで、ダリルはなんとかサンクチュアリーから脱出するのです。アレクサンドリアにいるニーガンに、スペンサーが話しかけます。スペンサーは彼をアレクサンドリアのリーダーにするように言うのです。
ニーガンはスペンサーにはガッツがないといい、彼の腹をナイフでつきさします。「どうやらガッツ(内蔵)はそこにあったようだな」と言い、スペンサーは死ぬのです。それを見たロジータがニーガンを銃で撃ちますが、銃弾はルシール(バット)に命中。罰として、アラットがオリビアを殺します。ニーガンは銃弾の製作者ユージーンを人質として連行します。
ミショーンと話した後、ついにリックは救世主と立ち向かう決意をするのです。リックはヒルトップで、マギーとサシャ、イーニッドと再会します。そこにダリルとジーザスが現れるのでした。
第9話「戦いの礎」
ヒルトップもまた、リックと共に救世主へ立ち向かう決意をします。その後、ジーザスはリックたちに王国を紹介するのです。彼らは王エゼキエルと会い、モーガンと再会を果たします。
王国の戦士もまた、彼らが協力すれば、打倒救世主も夢ではないと告げます。しかし、エゼキエルは連合軍への再会に乗り気ではありません。エゼキエルはダリルに、王国へ避難するように言います。
アレクサンドリアでは、救世主の一味がダリルの捜索をしていました。しかし、ダリルがいないと分かったので、そのまま去ります。またリックたちは、ゲイブリエル神父が倉庫の食料と共に消え去ったのを発見。彼らはゲイブリエル神父の追跡へ。
リックたちは湖にある足跡を追跡します。そして、謎の集団に銃を向けられるのでした。
第10話「瓦礫の牙城」
リックたちに銃を向けたのは清掃人と呼ばれるグループでした。リックは清掃人に向かって、共に救世主を倒そうと説得するのです。しかし、清掃人のリーダージェイディスはリックたちに、手助けの代わりに武器の調達をするよう要求します。
王国のリチャードは、いつも救世主と小競り合いを起こしていました。彼は、救世主にキャロルを殺害させようと計画立てます。キャロルが死ぬことで、エゼキエルが救世主と戦うと考えたのでした。ダリルがリチャードの計画を知ります。彼はリチャードに、キャロルが傷ついたら殺すと脅すのです。
ダリルとキャロルは再会します。ダリルは、エイブラハムとグレンのことについては、彼女に伝えません。そして、救世主との戦争準備のため、ヒルトップへ向かうのです。
第11話「自我を失い」
ユージーンはすぐにサンクチュアリーで居場所を見つけます。ニーガンが彼の知性を認め、ユージーンは積極的に銃弾作りを行うのです。
そしてユージーンは、ニーガンの2人の妻と絆を固めます。ユージーンは彼女らに頼まれた通り、毒入りのカプセルを制作するのです。しかし、女性たちのニーガン殺害計画を知ると、ユージーンはカプセルを渡すのを拒否します。
ダリルが逃げた罰として、ドワイトは牢屋に入れられています。ドワイトはメモを発見し、シェリーがダリルを逃がし、シェリーもまた逃亡したと知るのです。ドワイトはカーソン医師に、ダリルとシェリー脱走の罪を着させます。そのため、ニーガンはカーソン医師を暖炉の中に投げ込み、彼を殺すのです。
第12話「覚悟」
リックとミショーンは、清掃人のところへ持っていく武器を探しています。数日探してもなかなか見つからず、二人は遊園地を発見するのです。そこでひと時遊んでいると、偶然彼らは大量の武器を発見します。
帰りの車の中、リックはミショーンに不眠であることを打ち明けます。無事にリックたちは清掃人のもとに武器を運ぶものの、ジェイディスはさらに多くの武器を要求するのです。
タラはリックに、オーシャンサイドについて話すべきかどうか迷っています。救世主を倒すためには、オーシャンサイドの武力と軍隊が必要だからです。
リックたちの到着の遅れにいらだち、ロジータはヒルトップへ向かいます。そこでサシャと会い、彼女らはニーガンを共に殺すことを決意するのです。
第13話「決壊した良心」
エゼキエルと王国の仲間たちは、週に一度の救世主への物資引き渡しへ向かいます。しかし、道中買い物カートで道がふさがれていたため、彼らは取引へ遅れるのです。救世主と小競り合いが起きた上、物資の1つが不足していると判明。結果、救世主のジャレッドがベンジャミンを撃ち、ベンジャミンは死にます。
モーガンは不足していた物資が通りに隠されていたのを発見します。そして、リチャードが戦争を開始させるため、全て仕組んでいたと知るのです。モーガンは弟子のベンジャミンが殺された怒りもあり、リチャードを殺害します。
モーガンはキャロルに、グレンやエイブラハム、オリビアなどのことを伝えます。キャロルとモーガンは、救世主との戦争に向けて、共に王国へ帰還するのです。
第14話「密かな断行」
救世主がヒルトップへ現れます。予期せぬ訪れだったので、マギーとダリルは急いで隠れるのです。救世主はニーガンが殺害した医師の弟、カーソン医師を連れて立ち去ります。グレゴリーはサイモンに、リーダーとしての立場が不安定だと告げます。するとサイモンは、いつでもサンクチュアリーに相談に来るように言うのです。
サシャとロジータは二人でニーガンを殺害しようとしています。密かにサンクチュアリーへ侵入した2人は、ユージーンと遭遇するのです。彼女らはユージーンに逃げるよう言いますが、ユージーンは断ります。
サシャはロジータを外に追いやり、一人アレクサンドリアへ戻るように言うのです。サシャはニーガンを殺すため、サンクチュアリー内部に進み、ロジータは逃走します。ロジータは、誰かが彼女を見ていることに気づくのです。
第15話「余地なき選択」
タラがグループをオーシャンサイドへ連れていきます。彼女はオーシャンサイドが加勢してくれることを願っているのでした。しかし、オーシャンサイドのナタリアは戦いに加わることを拒否。最終的に、リックたちに武器を持っていくのは許可します。
ニーガンがサシャを捕らえます。そして、リックが救世主と戦おうとしていることに気づき、サシャに救世主に加わるように言うのです。サシャは自分が戦いに利用されることを知り、ユージーンに自殺用の武器を渡すように頼みます。ユージーンは毒入りのカプセルを渡すのでした。
リックたちはアレクサンドリアへ戻ります。ロジータはリックたちにドワイトを紹介するのです。ドワイトは、ニーガンを倒す協力をすると申し出ます。
第16話「遺志を継ぐ者たち」
ヒルトップと王国では戦争の準備をし、アレクサンドリアに清掃人も到着しました。ニーガンと救世主の一味がアレクサンドリアにやってきます。彼らは棺の中にサシャを閉じ込めているのでした。道中、サシャはユージーンにもらった毒入りカプセルを飲んでいます。ニーガンが棺を開けたとき、ウォーカーとなったサシャがニーガンを襲うのです。
そのすきをついて、リックたちは攻撃開始。しかし、清掃人がニーガンたちと取引していたことが判明するのです。激しい銃撃戦となり、アレクサンドリアは負けてしまいます。ニーガンの前に膝をついたリックは、「いつになろうとお前を必ず殺す」と告げるのです。
ニーガンがカールを殺そうとしたとき、王国とヒルトップが到着。一気に形勢逆転し、救世主と清掃人は退散するのでした。
海外ドラマ「ウォーキング・デッド」シーズン8 感想
初回のエピソードが衝撃的すぎて。エイブラハムとグレンの殺害シーンは、ちょっとトラウマになりそうなほど残虐でした。その後の、ニーガンとリックのやり取りも恐ろしかったですね。第1話はドキドキが止まりませんでした。
しかし、リックは初めこそ心が折れていたものの、次第に救世主との戦争を決意。あのダリルとの再会のシーンはぐっとくるものがありました。ダリルの活躍はすごかったですね。ニーガンにひるむことなく、徹底的に立ち向かい、見事に敵のアジトから脱出。これまでのシーズンで一番クールなダリルだったと思います。
今シーズンでは決着がつかなかったので、次のシーズンで救世主編は完結しそうですね。ドワイトの裏切りやユージーンの動向が物語の鍵を握りそうな予感がします。