都波に会うため帝都医大に姿を現した藤木だったが、警察の警戒が強く近付けない。
沢井が拓郎と一緒にいるのを目撃した藤木は、タブレットから連絡を取り助けを求める。
さらに妙子が烏丸に送ったカセットテープから思わぬデータが見つかる。
第6話:あらすじ&ネタバレ
手がかり
藤木圭介(成田凌)が都波に会いに来ると睨んで待ち伏せていた拓郎たち。
しかし、シンポジウム終了後も藤木が帝都医大に姿を現すことはなかった。
そんな中、沢井のスマホに藤木から連絡が入る。
藤木は沢井に、都波を連れてきて欲しいと頼む。
一旦、団地に戻った藤木は妙子のカセットテープを機械に詳しいモーに調べて貰うことに。
烏丸にも心当たりを聞いてみたものの、覚えはないという。
そんな中、別棟に暮らす日本人ホームレスから不法滞在のモーたちへの嫌がらせが過激化していた。
沢井から、烏丸のあとを付けて藤木のいる団地に向かおうとしているという情報を知らされる。
それなら好都合だと、藤木はそのまま拓郎たちを団地の中に招きいれることに。
外国人たちの協力で拓郎の身を拘束することができ、都波と落ち着いて話しをすることができた。
妙子から「困ったら都波さんにあわせて」と言われ、ずっと都波の行方を捜していた藤木。
しかし都波本人は、妙子から事件に繋がるような情報は何も聞いていないと語る。
都波に会えば事件の真実に近付けると思っていた藤木はショックを受ける。
さらに妙子は研究の途中で佐々木側に付いてしまったため、完成したデータを都波自身は所持していないという。
しかし昔の相棒である自分を頼れと伝えたということは、佐々木との関係は上手くいっていなかったようだ。
トラブル
拓郎は相変わらず藤木に牙を剥いていた。
「圭介くんには騙された思いだ」とメールがあった直後、妙子は亡くなった。
藤木はその件についてようやく口を開く。
都波と妙子の研究が軌道に乗ったという報告を受けた藤木は、まるで自分のことのように嬉しかった。
その勢いで、研究室にこもっていた妙子を置いて前祝いをしてしまい、研究のことをうっかり外で話してしまったのだ。
情報が漏れたことで誰かとトラブルになったのかもしれない。
もしそのせいで妙子が殺されたとするなら、自分のせいで妙子が死んだということになる。
それはどうしても認めたくはなく、拓郎への説明が遅くなってしまったと謝罪する。
しかし拓郎は藤木の話を信用しておらず、真犯人を捕まえる協力も拒否した。
拘束され、外国人に見張られていた拓郎は、自衛隊のボランティアで外国へ行ったことがあるという話しから、みんなと打ち解ける。
そこで藤木が、チュンヤンのオペを優先したために、都波に会いに行けなかった事実を知る。
カットテープに隠された秘密
カセットテープを詳しく調べると、意図的にノイズが組み込まれていることが分かった。
音楽の中に、デジタルデータが隠されていたのだ。
そのデータのみを別のテープにダビングして開いてみると、その正体は『DDSη』の研究データだった。
すぐに都波にデータを見てもらおうとした藤木だったが、自力で拘束を解き部屋に入ってきた拓郎に捕まってしまう。
拓郎と話しがしたくて、上の回へと逃げる藤木。
しかし拓郎は藤木の話に聞く耳を持たず、怪しい奴は全員殺すと藤木を窓から突き落とそうとしていた。
沢井が慌てて止めに入る。
大切な人を失った悲しみを、藤木を憎むことで埋めようとしているのではないか。
拓郎が藤木のフリをして沢井に送ってくれたメールは、全て拓郎の本心だったはずだと、沢井はメールの一文を読み上げる。
拓郎もようやく冷静を取り戻し、掴みかかっていた手を離す。
その頃、別等に住む日本人ホームレスたちがついにしびれを切らし、団地を襲撃してきた。
拓郎は外国人たちを庇い負傷してしまう。
しかし拓郎は「俺のこと治療したくないだろう」と治療を断る。
藤木は妙子に教わった『医手一律・いかなる場合でも目の前の治療を優先しろ』という教えを貫こうとする。
拓郎も妹の言葉なら信じられると、藤木の処置を受けることに。
治療してくれた藤木に、不器用ながら感謝を伝える拓郎。
そんな中、騒ぎに乗じて侵入してきた佐々木の部下・幹にDDSηのデータを奪われてしまう。
「逃亡医F」第6話あらすじ・第7話見どころ【命がけの脱出・データを求めて裏切り者が忍び寄る】
妙子が烏丸宛に送ってきたというカセットテープには『DDSη』のデータが隠されていた。
藤木は真犯人を捕まえるため、拓郎に協力を要請するが拓郎は拒否し、藤木を殺そうとする。
拓郎も藤木も、大切な人を失い空っぽな感情を抱える似たもの同士だった。
そんな中、モーたちの住む団地棟に日本人ホームレスたちが攻撃を仕掛けてきた。
藤木は『医手一律』の精神で、ケガをした拓郎の命を救った。
妙子が隠していた『DDSη』が佐々木の手に渡ってしまった。
さらに騒ぎが起きたことで団地に警察がやってきてしまう。
日本人ホームレスに人質に取られたチュンヤンを助けようとし、飛び出した藤木。
もみ合っているうちに体制を崩し、鉄骨が腹部に突き刺さってしまった。
時間稼ぎはしてやるから自分で治せと言う拓郎。
藤木は自分の腹にメスをいれ、鉄骨を抜くことにー。