広告 らんまん 全話あらすじ一気読み

朝ドラ「らんまん」全話ネタバレあらすじ紹介│今後の展開は?最終回ラストはいつ?

朝ドラ[らんまん」全話ネタバレあらすじ紹介│今後の展開は?最終回ラストはいつ?

この記事は、2023年4月から放送スタートしたNHK朝ドラ【らんまん】のあらすじを第1話から最終回ラストまでネタバレありでお届けします。
あらすじは実際に視聴した内容を感想を交えて紹介をしています。
さらに詳しいあらすじ(ネタバレ有)については、各話にリンクを設けております。そちらからご覧ください。

また、NHK朝ドラ【らんまん】の見逃し配信・無料動画の視聴方法をこの記事内で紹介をしています。
結論としては、放送日より1週間以内の場合は「NHKプラス」あるいは「再放送(毎週土曜日にまとめ放送)」がおすすめです。
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朝ドラ「らんまん」あらすじネタバレ

ドラマ「らんまん」は、幕末から昭和へと時代が移り変わる中で、植物学者として天真爛漫に駆け抜ける槙野万太郎(神木隆之介)の物語です。
病弱で親戚からは厳しい言葉を浴びせられるものの、植物への愛情で立ち向かいます。幼い万太郎(森優理斗)は、母ヒサ(広末涼子)や祖母タキ(松坂慶子)に見守られ、家族愛や友情を大切に成長していく姿が描かれています。
物語の中で、万太郎は友人寛太(新名基浩)と絆を深め、共に植物の世界を探求していくことになります。
家族や友人たちの支えが彼を立ち上がらせ、植物学者としての道を歩む決意を固めさせます。
家族愛や友情を通じて、植物への愛情や情熱を追求する大切さが伝わってくる感動的な物語です。

朝ドラ「らんまん」第1週「バイカオウレン」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」1週目の花は、「バイカオウレン」です。
「バイカオウレン」の花言葉は、【情熱】です。
キレイな見た目とは違う花言葉でビックリです。
万太郎の旅は、ここから始まりました!!

朝ドラ「らんまん」1話あらすじネタバレ紹介│2023年4月3日放送

主人公・槙野万太郎は生まれつき体が弱く、病気になりやすい子供でした。
1867年(慶応3)3月、5歳の万太郎は、小さな葉っぱをつついていました。
彼は土佐の佐川村に住む造り酒屋の跡取り息子で、草花が大好きな男の子でした。
ある日、万太郎は葉っぱをつついていると、家の軒下の中に頭を突っ込んでしまい、足をばたつかせてしまいます。
彼が生まれた槙野家は由緒ある家柄であり、領主深尾家の御用掛を務める豪商でした。
しかし、万太郎は病弱であり、すぐに熱を出して倒れてしまうため、祖母のタキや母のヒサに心配をかけていました。
ある日、万太郎はくしゃみをしてしまいます。
すると、家のメイドであるたまが近づいてきて、万太郎が倒れたのかと心配します。
しかし、万太郎はただ土だらけになってくしゃみをしただけでした。
タマは万太郎に言います。
「大奥さんに知らせないといけませんよ」
「別に大丈夫です。ただ見ていただけです」
「猫でもいましたよ。それより、万太郎君、今日が来るのを楽しみにしていたのでは?」と。
この言葉に励まされ、万太郎は廊下を走って母のところに向かいます。
万太郎の母であるヒサは病弱で寝込んでおり、万太郎がやってきたことを喜びます。
万太郎はお菓子があるか尋ねますが、ヒサは万太郎に挨拶をするよう促します。
挨拶を済ませた後、万太郎はお菓子をもらって寛ちゃんにあげると言います。
ヒサは目を細めながら万太郎に話します。「よく似合ってるね。今日は家族全員が忙しいから、いたずらはしないようにね」と。
万太郎は大きく返事をして外に出ると、姉の綾とぶつかりそうになります。
その日は、酒造りのためのお祝いの宴が開かれる「甑倒しの日」でした。
蔵人たちの歌声が響き渡り、立派なごちそうが並べられています。
万太郎は喜びを感じ、作られているおまんじゅうを取って外に出ます。
しかし、番頭の豊治に止められます。
「万太郎、何をしようとしているんだい。今日は甑倒しの日だよ」
「すぐ戻るから」と万太郎は言い、こっそりお菓子を寛ちゃんにもあげる約束をした友達の寛太の家に向かいます。
万太郎は体が弱いために急いで走りますが、胸が苦しくなってしまい、寛太の家の前で倒れてしまいます。
気がつくと、万太郎は家で寝かされていました。寛太の父親で医師の鉄寛が彼を介抱して連れてきてくれました。
祖母のタキは万太郎を叱ります。
「おまん、どうして走ったの。どうして?」と。
万太郎は「みんな、走るんですよ」と答えます。
「お前はみんなとは違うんだ。さあ、寝なさい」とタキに言われます。
「なぜ、私はみんなと違うのだろう」と万太郎は思います。
万太郎が寝ている間、座敷では宴会が始まっていました。
分家の豊治や紀平も参加しています。
豊治は万太郎が倒れたことを知り、文句を言っていました。
「あいつ、また倒れたぞ。本家の当主が顔も見せないのに、この先あの弱虫が」
「豊治、何を言っている。分家のくせに。もう一度言ってみろ」とタキが激怒します。
「私たちも心配しているわ。じいさまを一気に亡くし、おばあさまも大変だったでしょう?もっと私たちを頼ってくれればいいのに」と。
すると、豊治は言います。
「心配はいらないよ。そもそも、私たちは分家だ。お前たちが一丸となっても、万太郎一人には勝てないんだ」と。
タキは分家の2人に堂々と言い負かします。
万太郎は聞き耳を立て、親戚の豊治らが「万太郎は生まれてくる必要がなかったんじゃないか」と話しているのを聞いてしまい、心が深く傷つきます。

新作朝ドラ「らんまん」がスタートし、主人公万太郎役の神木隆之介が初回放送で顔を見せる。
万太郎の子役は森優理斗くんで、愛されキャラとして描かれている。
高知県出身の広末涼子さんが土佐弁で話す演技や、松坂慶子さんの迫力ある演技が印象的。
タキは由緒ある酒蔵「峰屋」を仕切る強いキャラクターとして登場。
視聴者は過去のドラマ「まんぷく」の松坂慶子さんの役柄を思い出して楽しんでいる。

朝ドラ「らんまん」2話あらすじネタバレ紹介│2023年4月4日放送

万太郎(森優理斗)は部屋で寝ている最中に、分家の豊治(菅原大吉)と紀平(清水伸)が彼について話しているのを耳にします。
彼らは万太郎が病弱で長くは生きられないだろうと話し、いっそのこと生まれてこなければ良かったとまで言っています。
この会話を確認した万太郎はショックを受けます。
彼は起き上がり、ふすまの向こうから聞こえる二人の言葉をのぞき見します。
その後、万太郎は母のヒサ(広末涼子)の病床の部屋に向かい、助けを求めます。
泣きながら自分が生まれてこなかった方が良かったのかと尋ねると、ヒサは誰がそんなことを言ったのかと問いました。
そして、誰もそんなことは思っていなくて、万太郎を望んで生まれてきたと伝えました。
しかし、万太郎はそれを信じることができません。
ヒサは万太郎が欲しくて毎日裏の神社にお参りしていたことを伝えます。
彼は神様からの贈り物であり、万太郎の亡くなった父も彼と一緒にいるのだから心配することはないと説明します。
しかし、万太郎はまだ信じることができず、神様など見たことがないと言い立てます。
ヒサは神様は見えなくてもちゃんと存在し、雷さまや天狗もいると教えます。
万太郎の父も見えなくなっただけで彼はちゃんと見守っているのだと優しく言います。
しかし、万太郎は興奮し、見えなかったら存在しないのと同じだと不満そうに言います。
ヒサは悲しい言葉を言わないでと涙ぐみながら言います。
彼女は万太郎が大切な子であり宝物であり、みんなとは違う存在だと伝えます。
しかし、ヒサの声は万太郎の心に届かず、彼はついに「お母ちゃんも、おばあちゃんも嫌い!大嫌い!」と捨て台詞を残して部屋を飛び出してしまいます。
ヒサは彼を追いかけようとしますが、病気のため身体が動かず、追いかけることができません。
一方、万太郎は裏山にある神社に立っています。
彼は大声で神様を呼び出し、「聞きたいことがあるんだ!神様出てきてくれ!」と何度も叫びます。
自分がみんなと違うのは神様のせいだと思い込んだ万太郎は、「神さんのアホ!」と神様を罵倒します。
すると、その言葉を聞いていた男が木の上から現れ、「神様をアホ呼ばわりするのはフテ坊だ」と言いながら木から飛び降りてきます。
万太郎はその男の風貌を見て「お武家さま!」と驚きますが、男は自分が天狗であると名乗り、すぐに仲良くなります。
彼は天狗の集まりに向かう途中で偶然明るい方に来たと言います。
男はまずは飯を食おうと言い、万太郎が持っていた山椒餅を取り出しました。
一方、万太郎が行方不明になったことに気づいたヒサは心配します。
彼女は綾に万太郎のことを伝え、タキにも伝えました。
綾は万太郎を探し始めます。
彼女は万太郎がいるかもしれないと蔵の中に呼びかけます。
その頃、万太郎は神社で男と一緒にいました。
男との出会いを聞いていたヒサは、万太郎が神社で男と会っていることに気づき、竹雄を連れて綾のもとに向かいます。
ヒサは綾に万太郎が行ってしまったのは自分のせいだと伝えます。
万太郎と天狗との出会い、そして万太郎の行方不明による家族の心配が広がります。

第2話は、ディーン・フジオカさんが天狗役で登場し、そのイケメンな姿が話題となりました。
鈴木奈穂子アナウンサーも彼のカッコよさにメロメロで、博多大吉さんにツッコまれる場面がありました。
視聴者も鈴木アナに共感し、ディーン・フジオカさんの明日の登場が楽しみになっています。

朝ドラ「らんまん」3話あらすじネタバレ紹介│2023年4月5日放送

万太郎(森優理斗)は天狗(ディーン・フジオカ)に「生まれてこなかった方が良かった」と言いました。
すると天狗は彼を抱き上げ、「そんなことを言うガキは頭から食ってやる」と言いました。
天狗は万太郎を肩車に乗せながら、「生まれてこなかった方がよかった人はいない」と彼に説明しました。
この世にはいらない命は一つもなく、誰もが自分だけの役割を持って生まれてくるのだと教えました。
心と命を燃やして何か一つのことを成し遂げるために生まれてくるのだとも言いました。
そして、お前も大きくなったらなんでもできるし、自分が望む者になれると励ましました。
万太郎は天狗に問われ、「おまんは何がしたいがぜよ?」と言われます。
この言葉に対し、万太郎はまだ答えが見つからずにいます。
その時、武士がやってきて天狗を「坂本さん」と呼び止めました。
天狗は万太郎に子どもがいたらこんな風に遊んでいたのかなとつぶやき、餅が美味しかったと言って去っていきました。
この出来事が、万太郎と幕末の討幕運動指導者である海援隊長、坂本龍馬との出会いでした。
万太郎は天狗、つまり龍馬に励まされたのです。
一方、万太郎を探していたヒサ(広末涼子)、綾(太田結乃)、番頭の息子・竹雄(井上寮太)が万太郎の元にやってきました。
万太郎はヒサに謝り、天狗がいたと話しました。
ヒサは天狗がいたかもしれないと言い、野に咲く白い可憐な花を見つけます。
彼女はその花が天狗が春を連れてきたものだと説明し、万太郎も同じだと言います。
万太郎は花の名前を知りたくてヒサに尋ねますが、ヒサもその名前を知りませんでした。
ヒサの言葉に、「一人も同じ命は一つもなく、みんな自分の務めを持って生まれてくる」という言葉を思い出した万太郎は、花がなぜ咲くのかを考え始めました。
一方、峰屋では万太郎が行方不明になったことが騒ぎとなっています。
タキに叱られた万太郎は家に帰りますが、峰屋の人たちが心配そうに並んでいます。
タキは万太郎に対して厳しく接し、万太郎は職人たちに思いをぶつけます。
彼は自分が理解できないことでも、職人たちの歌を聴くと嬉しくなり、熱が出ている時でもぐっすり眠れることを話します。
職人たちの笑顔に触発され、万太郎は自分に人を惹きつける才能があることに気付きます。
その後、タキは番頭の息子・竹雄を呼び出し、竹雄に万太郎を見張るようにと指示します。
しかし、万太郎は自分の才能に気付いており、スズリと筆を持ち、ヒサが好きだと言った花を眺めながら何かをしようとします。
一方、ヒサは疲れて部屋で寝込んでいます。
そこに、ヒサが好きだと言った白い花の絵を描いた万太郎が投げ入れた紙が届けられます。
ヒサはその絵を見て笑顔になります。
ある日、峰屋には塚田昭徳(榎木孝明)という峰屋と関係の深いお武家様が訪れます。
塚田はタキと碁をしながら、先代の心配はいらなかったと笑います。
彼は峰屋を守るために深尾のお殿様に仕えてきたのだとタキに伝えます。
その後、塚田は初めて万太郎と対面しました。万太郎の利発さに驚いた塚田は、彼に名教館に通うか尋ねます。
名教館は土佐藩の子弟が通う学問所であり、峰屋の跡継ぎとしては通うべき場所ではありませんでした。
しかし、塚田は時勢を考えると、峰屋の子弟が名教館に通うことが将来の助けになると言います。
この出来事により、峰屋の人々は深々と頭を下げます。
峰屋には大きな別れが迫っていましたが、万太郎はまだ知らずに、花を見ながら帳面が欲しいとタキに伝え、母が元気になることを願って生き生きとしていました。

第3話では、母ヒサと坂本龍馬に死亡フラグが立っていることが話題になっています。
ナレーションでは峰屋に「大きな別れ」が予告され、万太郎が「元気になる」と笑顔を見せ、ヒサが枯れない絵について言及するなど、意味深な場面が多くあります。
視聴者は切ない展開が予想される木曜・金曜の回に覚悟を持って臨みたいとの意見が述べられています。

朝ドラ「らんまん」4話あらすじネタバレ紹介│2023年4月6日放送

季節が巡り、再び秋が訪れ、酒づくりの季節がやってきました。峰屋では杜氏と蔵人たちが集まり、酒造りが始まります。
万太郎はタキに部屋でお灸をすえられていますが、これは彼を丈夫にするためのものです。
竹雄が万太郎を押さえつけてお灸を終えると、神社の境内で万太郎は寝転がっています。
竹雄は万太郎を探しにきており、タキからの指示で彼のそばにずっといるのです。
竹雄は万太郎に対して心配していると伝えると、万太郎はただおばあちゃんに怒られるのが怖いだけだと膨れっ面になり、竹雄と口を聞かなくなります。
万太郎は竹雄の立っている場所に生えている雑草を抜き、その強さについて考えながら絵を描き始めます。
ちょうどその時、神社に遊びに来た近所の子どもたちが万太郎と一緒に遊びたいと誘います。
しかし、竹雄は万太郎の体調を心配して彼らを追い払おうとします。
子どもたちは峰屋の坊っちゃんと遊びたいと言いますが、万太郎は一緒に遊びたいと駄々をこねます。
竹雄が万太郎を連れ帰ろうとすると、万太郎は竹雄に帰れと言い出します。
それに続いて子どもたちも竹雄に帰れと大合唱します。
この後、鬼ごっこが始まりますが、竹雄がそれを制止し、万太郎を連れ帰ります。
子どもたちからは「峰屋の坊はわしらと遊ばんのやと」と言われ、万太郎の顔が歪んで泣きそうになります。
一方、酒蔵では女性は立ち入り禁止のルールがあります。
万太郎は家に戻り、綾から真っ赤な顔をしているのかと聞かれます。
万太郎はただのことだと答え、竹雄の足を蹴ります。
綾は万太郎を叱りますが、竹雄は彼が鬼ごっこができなかったから自分に怒っているだけだと慰めます。
しかし、万太郎は竹雄の腕をかみつきます。
それによってさらに綾に叱られ、万太郎は蔵に逃げ込んでしまいます。
綾も万太郎を追いかけて蔵に入りますが、酒蔵は女人禁制であるため、寅松に女子は蔵に入るなと怒られます。
万太郎は泣きながら蔵から出てきて綾をかばいますが、寅松は女子は汚れているため酒蔵の神様が嫌うのだと説明します。
万太郎はなぜ女子だと腐るのか納得できず、疑問を抱きます。
その日の夜、タキにも叱られた綾は晩御飯抜きになります。
万太郎は綾が叱られているのは自分のせいだと感じ、ヒサの部屋に行って話を聞いてもらいたくなります。
しかし、ヒサは熱が上がっているため、入ることを止められます。
万太郎が少し部屋の中を見ると、彼が描いた絵が置かれていました。
年が明けるとヒサは目を覚ますことがほとんどなくなり、状態が悪化しています。
万太郎は綾にヒサの容体について尋ねると、綾は冷たくなり硬くなり、目も開けてくれなくなると答えます。
綾自身もどうすればいいか分からず、泣きながら言わないでとつぶやくのでした。
タキの死が近づいていることを悟った万太郎は、少しでも元気を取り戻そうとヒサの好きな白い花を裏山に取りに行きます。
しかし、冬には花は咲いていません。万太郎は空を見上げて「天狗!花をください!」と叫びます。

第4話で女性が酒蔵に入ることが禁じられている理由について考察しました。
江戸時代以降に女人禁制となった酒蔵には様々な説があります。
力仕事や乳酸菌の影響、血の穢れ、不浄行為防止、ハラスメント防止、裸になることから来ていると言われています。
しかし、1994年のテレビドラマ『夏子の酒』放送以降、女性の醸造従事希望者が急増し、女性杜氏も増えました。
【らんまん】の舞台となる峰屋は、牧野富太郎博士の実家「岸屋」がモデルとなっています。
史実では、「岸屋」はつぶれてしまいますが、朝ドラの【らんまん】はフィクションであるため、峰屋が続く可能性もあり、今後の展開が期待されます。

朝ドラ「らんまん」5話あらすじネタバレ紹介│2023年4月7日放送

第5話では、綾が母・ヒサの容態が悪化していることを知ります。
綾と竹雄は神社へ万太郎を呼びに行きます。
夜が迫っているため、彼らは必死に走ります。
裏の神社に到着した綾と竹雄は、禁止されている場所へ入り込んで万太郎を探します。
この時、綾は竹雄に自分の心情を打ち明けます。
彼女はいつも万太郎が迷惑をかけていることや体が弱いことを見て、自分と逆だったら良かったのにと思うことがあると話します。
自分が男なら、蔵人のように働いて酒の神様に嫌われずに峰屋で役に立てるだろうとも述べます。
しかし、万太郎が蔵人たちに対する態度を見ると、自分には人を笑わすことができないと感じ、万太郎は弱いけれども彼以外はダメだと綾は言います。
一方、万太郎は雪が降る中で必死に小さな花を見つけます。
同じ頃、医者はタキにヒサの容態が夜明けまで持つかどうか最後通告します。
タキは子どもたちを見届けるまではまだ亡くならないよとヒサに伝えます。
万太郎は花を取るのに夢中になり、崖の下に降りて上がれなくなってしまいます。
綾と竹雄は彼を探し、彼を救うことができます。
綾は万太郎を抱きしめ、安堵の表情を浮かべます。
竹雄はもう二度と彼のそばから離れないと宣言します。
三人は峰屋に戻り、ヒサの枕元に座ります。
万太郎は花を取ってきたと言いながら花を渡しますが、形が違うと泣きます。
しかし、ヒサは優しく万太郎の顔を撫でながら、春になったらまた会おうねと言いました。
その後、ヒサは亡くなります。
春になり、ヒサの好きな白い花が咲くのを見た万太郎は、花が見えなくてもちゃんと根を張って命の力に満ちていることを感じます。
万太郎は自分自身に向かって、この花の名前が知りたいと力強く宣言します。

第5話は感動的なエピソードで、ヒサ(広末涼子)の死が描かれます。
この話でわかることは、ヒサが死ぬころ、らんまんの主人公・万太郎が6歳になることです。
実際の牧野富太郎博士の母親・久壽は、彼が5歳のときに病死しました。
らんまんの物語は、牧野富太郎博士の生涯をモデルにしているので、第5話では、ドラマの万太郎が6歳になるときに、母ヒサが亡くなることになります。
物語では、父と祖父もすでに亡くなっており、万太郎が家族のために頑張らなければなりません。
ヒサの死は、万太郎に大きな影響を与え、彼がどのように成長するかが注目されます。
この第5話は、感動的で涙を誘うエピソードであり、女性向けにも楽しめる内容になっています。

朝ドラ「らんまん」第2週「キンセイラン」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」2週目の花は、「キンセイラン」です。
「キンセイラン」の花言葉は、【誇り高き心】【熱烈な愛情】です。
熱い花言葉ですね!
物語はゆっくり進んでいきます。

朝ドラ「らんまん」6話あらすじネタバレ紹介│2023年4月10日放送

第6話では、明治時代になり、万太郎は9歳になりました。峰屋では「初呑みきり」という重要な行事が行われています。
万太郎は上座に座り、感謝の言葉を述べます。
彼は今年も樽の出来が良く、自分もしっかりと挨拶ができるようになったことを喜んでいます。
明治維新の騒乱の中でも、峰屋は古くから受け継がれたものを守り変わらないことを信じています。
万太郎は土佐藩主御用達の名教館に通うことになります。
彼と医者の息子である寛太だけがお武家の学校に通うことが許されました。
万太郎は今年から名教館に通い始めます。
3年前に母を亡くし、心配されていたが、元気に成長していることでタキは満足そうです。
しかし、分家の豊治は商いや酒に無知な万太郎に不満を抱いています。
タキは分家に引っ込めるように言い、さらに峰屋の当主である万太郎の存在を明かさないよう釘を刺します。
番頭の市蔵は頭を下げて万太郎を若旦那と呼びますが、万太郎は少し満足そうな表情を浮かべます。
「初呑みきり」が終わった後、万太郎は神社に走って行きます。
彼は神様と天狗に挨拶をし、境内に咲く花を観察していると綾と竹雄が神社に迎えに来ます。
綾は万太郎が草と話すのをやめるように言います。
彼女はお武家の子供たちにいじめられることを心配しています。
万太郎は草木以外には興味がなく、綾の言葉に萎えます。彼は勉強も嫌いで、名教館で草木の話ができないのなら行きたくないと思います。
そのため、名教館でも勉強が進まなかったです。
名教館の門をくぐろうとしていると、水を撒いている人に水をかけられてしまいます。
タキは怒り、その人に対して厳しい言葉を投げかけます。
万太郎はタキに引っ張られて名教館へ向かいます。
名教館では、万太郎は槙野万太郎と自己紹介します。
身分の高いお武家の子供たちと一緒に机を並べることが腹立たしい存在でした。
彼らは町人の子供と座敷に上がらせてもらえず、万太郎が大座敷に入ろうとすると睨まれます。
寛太に案内され、万太郎は仕方なく廊下の末席に座ります。
寛太は自慢げに立派なお弁当を持ってきてお昼の時間に自慢します。
万太郎が昼休みに弁当を食べていると、広瀬佑一郎が現れ、水をかけてきます。
寛太は医者は剣術の稽古はしないと言いますが、万太郎は酒屋だからと言っても、佑一郎は許しません。
竹雄が頭を下げても解決せず、万太郎は木刀を握る覚悟をします。
万太郎の幼馴染である寛太のキャラクターが視聴者に人気を呼んでいます。
Twitterのトレンドでも話題になっていました。状況が悪くなるとすぐに逃げ出す寛太は、愉快で憎めない卑怯なキャラです(笑)。
万太郎は体力が弱く、防具がない状態で剣術の稽古に挑むことになってしまい、危険な状況に。
視聴者は万太郎が大丈夫かと心配しています。

朝ドラ「らんまん」7話あらすじネタバレ紹介│2023年4月11日放送

第7話では、万太郎と寛太が名教館でお弁当を食べていると、広瀬佑一郎が現れて竹刀を突きつけます。
万太郎は町人の身分で名教館に通うことが許されたことに対して、貧しい武士の子供たちからからかわれ、雰囲気はあまりよくありません。
佑一郎は剣術の稽古だと主張し、万太郎に武士たちがどのような鍛錬をしているかを教えると言います。
彼は峰屋の名字帯刀を許されたことにも不満を抱いています。
佑一郎によっていじめられた万太郎は泣きながら帰ろうとすると、門の前で男に水をかけられます。
男は世の変わり目であり、武士の子供たちはこれまでのしきたりにとらわれずに変わるべきだと言います。
万太郎はタキが伝統を守るように言っているのに不思議に思い、男に問われます。
しかし、万太郎は答えることができず、男は彼に用はないと言って立ち去ります。
男はひしゃくで空に向かって水をかけ、遊んでいるように見える虹を作ります。
虹が出てはすぐに消えるのを見て、万太郎は少し興味を持ったようです。
万太郎は男の言葉の意味がわからず、名教館から出て行きます。
ただし家に直帰する気にはなれず、神社に行きます。
竹雄は万太郎が寝転んで空を見ていると咳が出ているのを気にかけます。
タキは変わるべきではないと言うのに、男は変わる時だと主張することに違和感を感じる万太郎。
彼は胸が冷たくなると述べます。
竹雄はそれは風邪の前触れだとし、万太郎を家に連れて帰ります。
家に帰った万太郎はタキに名教館にはもう行かないつもりだと伝えます。
しかし、タキは怒り、彼女が許可してくれたからには体が弱くても心まで弱くしてはいけないと叱ります。
二人は意見が分かれており、万太郎は名教館に行かないことを決意します。
そのため、彼は夕食も抜くことになります。
夜、綾は秘密裏に万太郎におにぎりを持ってきます。
そのおにぎりは万太郎の心に響き、とても美味しかったようです。
万太郎は自分自身を成長させ、立派な当主になり、酒を造って峰屋を大きくしていくことを誓います。
綾は嫁に行っても万太郎をずっと支えて欲しいとタキに頼みます。
それは本心からの願いでした。綾はたった一人の姉として当然のことだとタキに言い放ちます。
再び名教館へ向かう万太郎。竹雄に帰るように言い、彼は一人で名教館の石段を登っていきます。

今回は、綾と万太郎の姉弟の絆が美しく描かれ、感動的でした。
少し涙も出そうになりました。
最後に、万太郎が決意を固め、学問所へ向かう姿は勇ましく、素晴らしい瞬間でした。

朝ドラ「らんまん」8話あらすじネタバレ紹介│2023年4月12日放送

第8話では、万太郎は翌日再び名教館に向かいます。彼は竹雄を帰らせ、中庭に入ります。
昨日の出来事を思い出し、怖くなります。
そこで、万太郎はオオバコに話しかけて、踏まれるたびに強くなる秘訣を教えて欲しいと頼みます。
オオバコを見ていた男は、その秘訣は茎にあると教えます。茎は外側が柔らかく中が硬いため、強いのです。
さらに、ホウシバナやへびイチゴなど、そこに生えている植物の名前を教えていきます。
万太郎は植物たちがそれぞれ名前を持っていることに驚き、感動します。
万太郎はどうして知っているのか尋ねます。
男は知りたいのかと返し、彼は「本草綱目」という本を持ってきます。
この本は明の時代に医者の時珍が書いた、1892種類の草花について記されたものでした。
男はへびイチゴの項目を見せますが、万太郎は読むことができません。
万太郎はどうしてもその本を読みたいと思い、男に助けを求めて教室に駆け込みます。
教室には先生と共に本を貸してくれた男、池田蘭光が現れます。
彼は今年の幼年組に面白い子がいると言います。
蘭光は万太郎に文字を読めなければ話にならないと語り、国学や漢字の重要性を伝えます。
彼は草花が異国にも生え、異国では地理や気候、言語が異なることに触れます。
万太郎たちは興味津々で蘭光の話に引き込まれ、たくさんの本や資料、道具や絵を持ってくるよう指示されます。
以後、万太郎は毎日早朝に名教館で学びます。
彼は驚くほど学力を伸ばし、日本の本はもちろん、漢文や英語の本もスラスラと読めるようになります。
万太郎は名教館の本を写しながら、植物の絵も上手に描くようになりました。
数年後、万太郎は12歳になります。彼は依然として部屋で本を写しています。
番頭の市蔵が入ってきて驚きます。万太郎は市蔵に名教館に本を返すよう頼みます。
市蔵は急いで役所に行く用事があるため、明日にしろと言います。
しかし、万太郎は本の写しを終えるまでにもう少し時間がかかるため、今ある本を返して続きを借りたいと頼みます。
市蔵は役所に行くため急いでいたので、懐中時計を出して確認します。
その時計に興味を持った万太郎は、懐中時計を貸してほしいと市蔵に頼みます。
市蔵は渋々ながらも懐中時計を貸しますが、壊さないようにと忠告します。
そして役所に向かいます。
同じ頃、タキと塚田は庭で碁を打っています。
塚田は自身も東京に行くため、最後の勝負としてこの日の碁を打つことになります。
塚田の言葉に触れたタキは感傷的になります。
その時、市蔵が慌ててやってきて「酷すぎる!」と叫びます。
タキは万太郎の元に行くと、彼がバラバラにした懐中時計のパーツを絵に描いて真剣に写しているのを目撃します。
市蔵が役所から戻ると、時計はバラバラになっていたのです。
市蔵は時計が高かったと嘆き、大奥様にも言ってほしいと頼みます。
しかし、タキは「時計はまた買えばいい」と言って制止します。彼女は万太郎の集中ぶりに感嘆していました。

成長した万太郎の姿に、思わずニヤリとしてしまいました。
没頭できる何かがあるというのは、改めて大事なことなのだと感じました。

朝ドラ「らんまん」9話あらすじネタバレ紹介│2023年4月13日放送

第9話では、さらに3年が経過し、万太郎は12歳になります。
ある日、峰屋に「重訂本草綱目啓蒙」という本の全巻が大阪から届きます。
これは万太郎が取り寄せたもので、大量の荷物となりました。
ちょうどその時、分家の豊治と紀平が峰屋に訪れます。
万太郎はタキにお礼を言い、頭を下げます。豊治はその本が何か尋ねますが、竹雄が代わりに「草の本」と答えます。
豊治と紀平は峰屋のお金が使われていることに呆れます。
しかし、万太郎はその本に夢中になり、「重訂本草綱目啓蒙」を読みふけります。
タキはそれを止め、万太郎に店の様子を見るように言います。
万太郎は本を早く読みたいと思い、部屋に戻りますが、竹雄は聞き入れません。
万太郎は机の引き出しに筆が入っているのを見て、隠れて帳面を見ているふりをしながら植物の絵を描きます。
店の人たちはその絵を見て感心し、空でも描けるほどの腕前だと思います。
しかし、タキは当主としての自覚がない万太郎に不安を感じ、名教館を辞めさせる決意をします。
ある日、タキは名教館を訪れます。
彼女は塾頭の蘭光と話すためです。
タキは万太郎が辞めることを告げます。
万太郎は驚き、理由を尋ねます。
蘭光は万太郎が峰屋の当主であるため、実地で学ぶ必要があると言います。
彼は名教館が今月末で廃止になること、政府が小学校を創設し、教える内容を統一することになったことを明かします。
蘭光は名教館の存在意義がなくなったのです。
万太郎は初めて聞きましたが、蘭光を離れることに抵抗し、彼に抱きついて嫌だと言います。
名教館は翌月から閉鎖される予定でした。
タキは名教館での万太郎の学びぶりを見て、本当に辞めさせてよかったのか、万太郎の勉学のことで悩みます。
その後、蘭光が峰屋を訪れます。
彼は後味が悪くなるため、一泊万太郎を連れて佐川を散策したいとタキに頼みます。
蘭光は佐川を去るつもりでした。
最後の課外授業として、自然を堪能したいと思った3人は仁淀川で野宿することになります。
自然の力は大きく、人間がそれを封じ込めることはできないと蘭光が言います。
佑一郎は共存するためにはどうしたらいいか尋ねます。
彼らは草を触ったり食べたりし、最後に川で魚を釣ることにしました。
何とかあらすじを書き上げましたが、今日は北朝鮮からのミサイルで朝の放送がなくなり、意気消沈なスタートでした。
明日は何事もないように祈ります!

朝ドラ「らんまん」10話あらすじネタバレ紹介│2023年4月14日放送

第10話では、万太郎は佐川を去る蘭光と佑一郎と一泊します。
彼らは川辺で手作りの釣り竿で魚を釣り、焼いて食べます。
その中で、万太郎と佑一郎は初めて向かい合って話す機会を持ちます。
佑一郎は万太郎に対して、「当主は何もしなくていい」という言葉に反論し、「そんなはずはない」と言います。
彼は3年前に父を亡くし、家督を継いだ経験を持ちます。佑一郎は万太郎に対して、自分が怖くないかと尋ね、家族の期待に応えられるかどうかが不安だと語ります。
この話に驚く万太郎は、そんなことを考えたことがなかったと述べます。
蘭光は、自身の身分がますますなくなっていくことを語ります。
そして、身分がなくなった時に残るのは、自分自身が何者なのかということです。
彼は学びがその助けとなることを二人に説きます。
その後、万太郎はキンセイランという花を見つけます。
彼はその花が美しいと感じ、先生の言葉通りに文字ではなく心が震えることを経験します。
蘭光も初めてその花を見たと言いながら、万太郎と佑一郎に心が震える先に金色があると語ります。
そして、学びの尊さを教えてくれます。
明治時代になり、日本中に小学校ができました。
それに伴い、名教館は閉館しました。
佑一郎は小学校で役人として勉学に励むために上京することを万太郎に伝えます。
彼は万太郎にも東京に来たら知らせてほしいと言い、その場を去ります。
名教館の跡地は佐川小学校となり、綾も通うようになります。
しかし、万太郎にとっては初心者ばかりの授業はレベルが低すぎて退屈でした。
彼は自分で勉強するものを見つけてはウロウロとしていましたが、先生たちに怒られてしまいます。
ある日、先生たちは万太郎の話し方や座り方について叱責します。しかし、万太郎は正座して語ります。
彼はもっと面白いことを知りたいと言い、なぜ本を読んではいけないのかと尋ねます。
そして、英語で学びたいと話し出します。先生たちは英語がわからないため、彼をバカにされたと怒ります。
万太郎は出ていけと言われ、辞める決意をし、颯爽と退場します。
その後、校長に小学校退学を告げられた万太郎は、学問はどこでも続けられると信じて、蘭光の言葉を思い出します。
そして、小学校を退学します。
6年後、万太郎は18歳になります。彼は神社で母・ヒサが愛したバイカオウレンの花が一面に咲く光景を見ます。
彼は春がまたやってきたと喜び、天狗のいた木にも春が訪れたと話しかけます。
その時、竹雄が大阪から本が届いたと知らせにやってきます。
この知らせを聞いた万太郎は家に向かって走り出します。

 

朝ドラ「らんまん」第3週「ジョウロウホトトギス」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」11話あらすじネタバレ紹介│2023年月17日(月)放送

第11話では、万太郎は山にいる様子が描かれます。
彼は山道を歩いている途中、崖の下に黄色い花を見つけます。
興奮した万太郎は崖の下に降りて花を触り、大切そうに眺めます。
明治13年目の峰屋では、酒造りが始まりました。竹雄は働き手として成長し、綾には縁談が舞い込みます。
縁談にあまり乗り気でない綾に対し、タキは彼女と万太郎の結婚を望む様子を見せます。
蔵入りの日、竹雄が万太郎を部屋に呼びに行くと、彼はいなくなっていました。
万太郎は夢中になっていたため、蔵人たちの出迎えに遅れてしまいます。
万太郎は走って戻ろうとしますが、町人たちは彼の行動に呆れ顔を浮かべます。
特にタキは厳しい表情を浮かべています。
神事儀式の前に、万太郎が花を抱えて駆け込んできます。
彼は自分のタイミングで間に合ったと言いますが、周囲の人々は呆れた表情を浮かべます。
それでも万太郎は神主に感謝の意を述べたかったのだと言います。
綾は酒造りに情熱を注ぐことをやめられないと感じます。
しかし、その日だけは真心を尽くすべきだと竹雄や綾に叱責されます。
それでも、万太郎にとって雨上がりのこの時は酒造りよりも大切なことです。
この頃、万太郎の元に名教館の学友で町医者の息子である寛太が訪ねてきます。
寛太は万太郎が一人で草花を勉強しているのを見て、彼に草花の友達はいないのかと尋ねます。
万太郎は野田先生や里中先生が心の友だと答えますが、寛太は東京は遠く峰屋も忙しいから、全くわかっていないと言います。
その後、寛太は綾の縁談の話を万太郎に伝えます。
タキは綾の峰屋への思いを知っており、綾を手放すのは惜しいと悩んでいます。
その時、役人の黒田が訪ねてきます。黒田は峰屋の酒「峰乃月」を内国勧業博覧会に出品しないかと提案します。
峰屋の酒は深尾のお殿様のための献上品であり、他の人々が勝手に評価することは適切ではないとタキは断ろうとします。
しかし、万太郎は東京という言葉に輝きを見せます。
彼はパリやアメリカのように多くの博覧会が開催されており、峰屋の酒が広まる絶好の機会だと主張します。
万太郎は時代が変わり、峰乃月は殿様の酒のままではいられないし、全国に広めなければならないと力強く述べます。
この発言に驚いたタキや綾は、万太郎がそこまで言うのならばと、峰乃月を出品することを決めます。
万太郎は喜びを爆発させながら部屋に戻り、「東京だ!」と叫びます。
その後、万太郎は野田や里中といった心の友と会うために行動します。
彼は竹雄に喜びを爆発させるために店に向かいますが、そこで万太郎を待ち受けていたのは校長先生でした。
校長先生は万太郎に「先生をやらないか?」と誘います。

朝ドラ「らんまん」12話あらすじネタバレ紹介│2023年月18日(火)放送

第12話では、校長先生が突然峰屋を訪れ、万太郎に「先生をやらないか」と持ちかけます。
校長は小学校ができたが先生が不足しており、万太郎は頭が良くてちょうどいいと言います。
しかし、万太郎は内国勧業博覧会の準備で忙しく、心の友に会うためにも忙しいと断ります。
校長はそれを見て「あれはアホだ」とつぶやいて去っていきます。
綾は年頃になり、何度も縁談が舞い込んでいます。
綾の本心は峰屋を離れたくないですが、周囲の人々を考えると断る理由がありません。
ため息をつきながらも、綾はタキの言う通りに見合いをすることになります。
見合いから帰る途中、綾が人力車に乗っている姿を町人が見て、「綺麗だ」と感嘆します。
しかし、綾を帰りの道で待っていたタキは綾に対し、「家と家の話なのに、恥をかかされた」と叱責します。
タキに叱られた綾はふくれっ面で「申し訳ありませんでした」と言ってその場を去ります。
綾は神社で寝転がりながら空を眺めています。
そこに竹雄がやってきます。竹雄を見た綾は「よくここがわかったね」と言って、見合いでの出来事を話します。
綾は見合い相手が良い人であったことや、自分をきれいだと言ってくれたことなどを語ります。
しかし、綾が御膳の酒を峰屋の酒の方が美味しいと思ったことや、博覧会で競う酒を思い出したことを口にしてしまったことも明かします。
綾は嫁いでも峰屋にいたいと言ってしまったと竹雄に告白し、彼はただ見守るしかない様子です。
綾は蔵に入れないため、幸吉から酒造りを教えてもらっています。
寒い中、二人は蔵の外で話をします。
綾は新しく仕込んだ濃い口の酒を試飲会で出したいと提案します。
綾は峰乃月が看板だけど、競い合うなら一口で忘れられない酒も必要だと考えています。
タキは怒り、綾がそれを作らせたのかと問い詰めますが、幸吉が自分が作ったと割って入ります。
綾は一口でも試飲してほしいと頼みますが、タキは競わせるための別の酒を出すならば、峰乃月がまずいと言っているのかと拒否し、試飲は実現しません。
試飲会の後、幸吉と綾は川辺で話します。
綾は幸吉に謝りますが、彼は面白かったと笑顔で応えます。
幸吉はいつかやり直したいと言い、綾の気持ちを理解していると伝えます。
幸吉は綾が幼い頃に落としたかんざしを返し、綾は今も酒造りを好きでいてくれて嬉しいと感謝します。
その夜、竹雄は自分の複雑な想いを振り払うために寒い井戸の水を被ります。
万太郎はそれを止めに入ろうとしますが、逆に自分が水を被ってしまいます。
竹雄は追い詰められている様子です。
一方、万太郎が博覧会に向かう日がやってきました。
彼は東京に行けることに喜びを感じながら、タキと綾からしっかりお願いされ、元気に出発します。

朝ドラ「らんまん」13話あらすじネタバレ紹介│2023年月19日(水)放送

第13話では、万太郎は船や汽車、徒歩を使って神戸から上京し、竹雄とともに内国勧業博覧会の会場に到着します。
東京の華やかさに驚く万太郎と竹雄は、翌日に会場を訪れます。会場では西洋や日本の様々な展示物が並び、その素晴らしさに感嘆します。
露店にはさまざまな食べ物が並び、万太郎は白梅堂という菓子屋で見たことのないお菓子を買い、美味しくいただきます。
その後、中庭で美しい草木や花々を眺めながら、竹雄に木の上から見たいと言いますが、酒蔵の懇親会の時間が迫っているため、竹雄はそれを我慢するようにと忠告します。
酒蔵の懇親会では、万太郎が最年少の当主となります。
当主同士での飲み比べが提案され、万太郎は困惑します。なぜなら、彼は下戸だったからです。
竹雄が代わりに飲むと言っても、他の当主たちは当主同士で話をしたいと譲りません。
仕方なく、万太郎は酒を飲み、一気に酔っぱらってしまいます。
目が回り、ふらつきながら外に出た万太郎は、池の飛び石をカエルのように飛び跳ねます。
竹雄は心配して水を持ってくるように言いますが、万太郎は竹雄が去った隙に公園の立派なエノキの木に登り、木に話しかけます。
騒ぎに気づいた周囲の人々が心配して集まり、菓子屋「白梅堂」の娘である寿恵子もその様子を見にやってきます。
万太郎が木から落ちないように注意する寿恵子に一目惚れした万太郎は、自分はカエルだと名乗ります。
竹雄が戻ってくると、寿恵子は彼に万太郎が木から落ちたことを説明します。
寿恵子は自分が声をかけたせいかもしれないと心配そうに告げると、竹雄は礼を言って彼女を安心させ、寿恵子は万太郎のことを竹雄に任せて露店に戻ります。
万太郎は寿恵子に追いかけようとしますが、打撲して動けなくなってしまいます。
彼は寿恵子を見つめながら、竹雄に対しておなごを思うのは理屈じゃないと言います。
寿恵子は自分の母がカエルを飼っており、万太郎に若様と呼ばれていたことを伝えます。
万太郎は竹雄と一緒に寿恵子を探そうとしますが、酒蔵の当主たちに見つかってしまい、内務卿の視察が迫っているために会場に連れ戻されてしまいます。

朝ドラ「らんまん」14話あらすじネタバレ紹介│2023年月20日(木)放送

第14話では、博覧会終了の翌日、万太郎は博物館で憧れの植物学者である「心の友」と呼ばれる人に会いに行きます。
実際には博覧会のついでという形になっていますが、竹雄からは本当の目的は心の友に会いに来たのではないかとからかわれます。
しかし、万太郎は嬉しそうな様子でした。
研究室に入ると、そこでは人々が一生懸命働いており、誰もが忙しそうにしています。
万太郎は周りを見回すと、奥から誰かが大声で「眠い、面白い話をしてくれ」と言って出てきました。
しかし、その場にいる人々は黙々と仕事に没頭しており、万太郎が答えると誰も応えませんでした。
それでも万太郎は「ギンバイソウでしょうか。山の中でこれを見るといつもトキメキます」と答えます。
すると、その人は驚きながらも万太郎の顔を見て「見慣れない顔だね。お客さんか?」と冷たく言います。
紹介された後、万太郎は自分が土佐の佐川からやってきたことを自己紹介します。
その人はギンバイソウが標本として保存できることを教え、自分が持っている標本を見せながら万太郎に植物の名前を当てさせます。
万太郎は顕微鏡を使って様々な植物を見せてもらい、新種を見つけると名付け親になれることを知ります。
しかし、日本には名付け親になれる人がいないため、植物がロシアの博士に送られて名前を付けられてしまうと言います。
万太郎は興奮し、自分が今までやってきたことが学問になっていることを知り感動します。
その後、待っていた竹雄が現れ、研究員が長くかかると言われて中庭に行くよう促います。
竹雄は窓から中で話をしている万太郎を見て複雑な表情を浮かべます。
一方、万太郎は研究室で野田基善先生と里中芳生先生に会いたかったと野田に話します。
万太郎は小学校の頃に書き写した博物図を持ってきて見せ、野田は感激して万太郎を抱きしめます。
里中も加わり、万太郎は自分の感動を伝えます。
野田と里中は、西洋では日本の植物が欲しいという思いを抱いていることを話します。
野田は日本はまだ成長途中の赤子だと言い、万太郎は異国とつながっていると感じます。
しかし、竹雄は万太郎が植物のことを遊びと言ってしまったことに不安を抱きます。
万太郎は竹雄に対して反発し、自分のやりたいことは植物だと主張します。
しかし、竹雄は峰屋の仕事をしっかりやってほしいという思いを抱きつつも、万太郎が植物を真剣に考えていることは理解していました。
万太郎は感動したままで博物館を後にし、竹雄に長く待たせてしまったことを謝ります。
しかし、万太郎は竹雄が何を怒っているのか理解できませんでした。

朝ドラ「らんまん」15話あらすじネタバレ紹介│2023年月21日(金)放送

第15話では、万太郎が東京滞在の最終日を迎えます。
彼は寿恵子に会いたいと思い、菓子屋を探しますが見つけられず、がっかりします。
万太郎は竹雄に「あの時、言うこと聞いていれば…」と話しますが、竹雄は内務卿との話が優先だったと言い、女子を追いかけることは自分にとっては難しいと嘆きます。
竹雄は峰屋の当主に仕えていると主張し、万太郎は少し寂しそうな表情を見せます。
最後の夜に、万太郎は土佐へのお土産をたくさん買い物します。
竹雄に頼んで植物の専門書や顕微鏡も購入します。
竹雄は東京への頻繁な訪問は難しいことを指摘し、万太郎が植物に没頭することに疑問を呈します。
竹雄は佐川にいるからこそできることもあると言いますが、万太郎が峰屋を放り出すと自分たちはどうなるのかと問いかけます。
これに対し、万太郎は慌てて自分がそんなことを言っていないと反論しますが、2人の間には険悪な雰囲気が漂います。
竹雄が気を使って牛鍋屋を提案すると、2人は一緒に食事をすることになります。
隣の客が博覧会で出品されたお酒について話す中、万太郎は峰乃月が一番美味しかったと耳にします。
万太郎は大盤振る舞いをして全員の分を支払います。
牛鍋屋を出た後、竹雄は万太郎が姿を消していることに焦ります。
竹雄は本気で怒り、子どもの頃、万太郎がそばを離れないと決めたのは彼自身だと言います。
万太郎は博覧会の広場でケヤキの木に挨拶をし、最後にかるやきと寿恵子に会うことを諦めきれず屋台に向かいます。
そこには寿恵子がいて、「ご縁があった」と言います。
万太郎は寿恵子からかるやきを買い、彼女が走ってやってきたことに驚きます。
寿恵子はお土産を渡し、ニコッとして屋台に戻っていきます。
万太郎は寿恵子の後ろ姿を黙って見送り、心が温かくなります。

朝ドラ「らんまん」第4週「ササユリ」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」16話あらすじネタバレ紹介│2023年月24日(月)放送

第16話では、万太郎と竹雄が長い旅から高知に帰ってきました。
綾や峰屋の人々に出迎えられ、彼らに東京での経験を話します。
綾は高知の活気に対して少し悔しがり、東京と高知の違いを表現します。
その後、演説会が行われ、自由民権運動に参加する女性支援者に声をかけられた綾は、彼女からの誘いを受けます。
綾はドキドキしながらも返事をせず、自分自身の心の動揺に驚きます。
帰った峰屋では、万太郎が堂々と挨拶をし、峰屋と分家の人々は彼の当主としての風格を見せる挨拶に感心します。
タキによって呼び出された万太郎は、彼女にハンカチをプレゼントし、東京での植物学の経験を報告します。
しかし、万太郎は植物学の研究を辞めると宣言し、タキと竹雄は驚きます。
竹雄は複雑な気持ちを抱えながらも、万太郎の部屋で彼の東京での買い物や顕微鏡を見つけます。
万太郎は顕微鏡を片付け、東京での思い出を断ち切ろうとします。
以降、万太郎は峰屋の仕事に一生懸命取り組みますが、以前の笑顔は見られません。
竹雄は、万太郎の変化を見てますます複雑な気持ちになります。
その中で、万太郎に呉服商の松屋の娘との縁談が持ち上がりますが、タキは慎重な態度を示します。
また、綾の縁談もまだ決まっていない状況です。
そんな中、竹雄は真剣な表情でタキのもとに訪れ、若旦那について話があると伝えるのでした。

朝ドラ「らんまん」17話あらすじネタバレ紹介│2023年月25日(火)放送

第17話では、万太郎が峰屋の仕事に没頭する一方で、竹雄は彼の変化を心配していました。
竹雄はタキに相談し、東京での出来事や万太郎の心情について話します。
竹雄は植物学と峰屋を天秤にかけ、万太郎が自分たちを捨てるつもりはないことを伝えます。
竹雄は万太郎が笑顔を見せない日々が続いていることに気づき、心配しています。
ある日、タキは万太郎に用事を頼み、彼がいない間に彼の部屋に入ります。
タキは万太郎の部屋で顕微鏡を見つけ、添えられている本には植物の観察結果や東京大学の教授への連絡先が書かれています。
タキは強い意志を持ち、万太郎と綾を呼び出し、重要な決意を伝えます。
タキは、万太郎が峰屋の後継者であることを明かし、自分たちを支えてくれるようにと頼みます。
そして、驚きの言葉を告げます。実は、綾は万太郎の姉ではなくいとこだったのです。
タキの娘が綾の本当の母であり、万太郎が峰屋の跡継ぎとして選ばれた背景を説明します。
タキは、もし万太郎に何かあった場合でも綾が峰屋を継ぐことで家業を守れると考えています。
万太郎と綾は驚きと混乱に包まれます。
しかし、万太郎は猛反発し、姉弟としての関係を守りたいと主張します。
綾もまた、自分の意思で峰屋にいたいという願いが叶う方法ではないと考えています。
しかし、タキは自分たちのためにと綾を縛り付けることは必要だと主張し、綾が峰屋を盛り立ててくれると信じています。
綾は感情に揺れ動き、自分には好きな人もいたと言いながら峰屋を去ってしまいます。
万太郎はタキを責めますが、タキは自分が家の中で立場のない女性であることを理解しているため、万太郎に詰め寄ります。
万太郎は植物学を諦めて峰屋を守る決意を固め、タキに対して強く言い返します。
その後、万太郎は酒蔵の入り口で悩みながら立ち尽くしています。
そこに竹雄が現れ、彼も話を聞いていたことを明かします。
万太郎は竹雄に綾に思いを伝えるように促しますが、竹雄は自分が奉公人であるために綾と結婚することに躊躇します。
しかし、万太郎は竹雄が綾にお土産を買っていたことに気づき、竹雄に自分たちが一緒に育ってきたからこそ、綾を幸せにできると伝えます。
竹雄は抑えきれない思いに駆られ、万太郎を突き飛ばします。
その時、女中のたまが綾がいなくなったことを伝え、綾を探しに外に飛び出すのでした。

朝ドラ「らんまん」18話あらすじネタバレ紹介│2023年月26日(水)放送

綾の行方は?
タキの突然の提案に対し、万太郎と綾は反発しました。
彼らが言い争っている最中、綾がいなくなっていることが女中のたまから伝えられます。
綾は家を飛び出し、幸吉のいる村に向かっていたのです。
万太郎と竹雄は綾を探すため、佐川のはずれまで行くと、寛太が戻ってきていました。
寛太は高知で綾を見たと話します。
万太郎は綾が高知に何をしに行ったのかを思い出し、直感的に理解します。
以前、綾は演説会に誘われていたことを思い出しました。
万太郎と竹雄は急いで高知に向かいます。演説会の場所を突き止め、綾を探し始めます。
舞台では早川逸馬という男性が演説しています。
逸馬は強い口調で人々に訴えかけ、署名運動の重要性を説いています。
万太郎は彼の言葉に反応し、思わず声を上げてしまいます。
逸馬は万太郎の声の主を問い詰め、万太郎は自ら名乗ります。
万太郎は自由とは何かを問いかけます。
彼は逸馬の演説に異を唱え、雑草に例えられた人々もそれぞれの力を持ち、つながり合って生きる存在であることを主張します。
逸馬は万太郎の主張を支持し、彼を自分たちの仲間に誘います。
演説が終わった後、逸馬は万太郎に自分たちに加わるように頼みます。
万太郎は峰屋での出来事や自分の道について考え、自由とは何かを探求するために逸馬の誘いに応じる決意をします。
万太郎は竹雄に綾のことを頼み、逸馬についていくことを決めました。
竹雄は万太郎を支えるため、綾の身を案じながらも、彼の選択を受け入れます。
彼らは別々の道を歩むことになり、それぞれの未来へ向かって進んでいくのでした。

朝ドラ「らんまん」19話あらすじネタバレ紹介│2023年月27日(木)放送

自由とは何か?
万太郎は早川逸馬に連れられ、「声明社」の事務所に入ります。
そこでは夜遅くまで多くの人々が活動している光景に驚きます。
一方、竹雄と一緒に宿に戻ろうとする綾は、少し散歩したいと提案します。
綾は竹雄に幸吉の村を訪れたことや自分の欲望について告白します。
彼女は幸吉の村で幸せそうな妻とともにいる姿を見て、自分が強欲であったことに気付きます。
万太郎は「声明社」の事務所で、人々が泊まり込みで働いていることに驚きます。
逸馬によれば、虐げられた経験がある人々は恨みを忘れず、恵まれた状況にいる人々は傲慢になりがちだと説明します。
万太郎は自分が恵まれていたことに気付き、自身が傲慢である可能性を認めます。
竹雄は綾に対して、欲望を持つことや他人との絆を求めることは普通のことであり、酒も人々を結びつけるものだと語ります。
彼は綾を尊敬しており、自分は綾の側にいたいと告白しますが、綾は彼の本心に気づくことはありません。
綾と竹雄は祭りの中で楽しい時間を過ごしています。
逸馬は万太郎に、ここではみんなが自分のやりたいことを実現しており、束縛や制約がないと説明します。
万太郎は逸馬の話を聞きながら、本当の自由がそこにあるのかと疑問を抱きます。
逸馬は自分たちが目指す自由はただの上層部の集まりではなく、国中に広がり、志と才能を持つ人々が結集することで本当の自由が実現するのだと強調します。
万太郎は逸馬の言葉に驚きつつも、それはまるでおとぎ話のようだと疑問を投げかけます。
逸馬は自分たちが会いたい人がいると言い、万太郎を連れて中濱万次郎の家を訪れます。
万太郎が自己紹介をすると、万次郎は自由に心惹かれることがありながらも、その言葉に憎しみを感じていたことを告白します。
彼は英語のアルファベットの掛け軸の部屋に万太郎を案内し、その署名に驚かされます。
その署名には「ジョンマン」と書かれており、それが有名なジョン万次郎本人であることに万太郎は驚きます。
彼はまさか自分がジョン万次郎と会うことになるなんて思ってもいませんでした。

朝ドラ「らんまん」20話あらすじネタバレ紹介│2023年月28日(金)放送

万太郎の決断
逸馬は万太郎を中濱万次郎に会わせます。そこで万太郎は気づきます。
中濱万次郎こそが、彼が憧れていたジョン万次郎であり、英語の勉強をしながら必死に読んだ本の著者だということに。
万太郎は中濱万次郎の本について語ります。
彼はアメリカの捕鯨船に漂流し、船長に可愛がられ、アメリカでの生活を経験したことを話します。
逸馬と中濱万次郎は彼の話を誇らしげに聞きます。
しかし、中濱万次郎はつぶやくように言います。
「帰って来ない方がよかった」と。
逸馬は中濱万次郎の気持ちを代弁し、彼が15歳で漂流し、23歳まで自由の中で生きてきたこと、そしてその本がまとめられた時には25歳だったことを説明します。
彼は英語においてこの国で右に出るものはいなかったと述べ、幕府に外国のことを聞かれた直後に黒船が現れたことで自分はスパイ容疑をかけられたと話します。
逸馬はさらに、ジョン万次郎がペリーやハリスから遠ざけられ、自分を殺して生きてきたと述べます。
彼は自分の望みを叶えることができず、自分自身を殺してしまったと悔やみます。
逸馬はジョン万次郎の代わりに話し続け、アメリカで彼が乗った捕虜船は世界中の男たちが集まる場所であり、互いの力を認め合い、自由と自立だけが存在していたと述べます。
アメリカが国を大きくするためにそうした結束を築いたのだと説明します。
その後、万太郎はジョン万次郎に「自由を恨んでいる」と言われたことを尋ねます。
ジョン万次郎は「知らぬままだったら、胸を掻き立てられることもなかった。気鬱の病にかかることはなかった」と答えます。
万太郎は自分自身も忘れたことはないし、自由が自分にとっては夢そのものであり命そのものだったが、自分自身がそれを捨ててしまったと語ります。
彼は大海原やクジラ、仲間たち、ジョン・マンと呼ばれる声、そしてクジラが跳ねる時の帆柱よりも高い飛沫について思いを馳せ、それが植物に象徴されるのだと述べます。
彼は植物に想いを寄せ、その多様性や色彩に胸が躍ります。
ただ鎖を引きちぎってでも野山に行きたいと願うのです。
ジョン万次郎は万太郎に対して人の一生は短いから後悔しないようにと忠告します。
そして、彼自身もう一度だけでも仲間たちと一緒に捕虜船に乗って鯨を追いたいと願ったが、もう年を取ってしまったと告白します。
この言葉が万太郎の心に響きます。
万太郎は自分が一生かけて成し遂げたいことを明確にしました。
そして、夜が明けてから徹夜で話し込んだ三人は中濱万次郎の家を後にする際、万太郎は逸馬に演説のために10時から神社で集まることを告げます。
万太郎は挨拶をしなければならないため、後で合流すると伝え、しっかりとした表情でその場を去っていきます。

朝ドラ「らんまん」第5週「キツネノカミソリ」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」21話あらすじネタバレ紹介│2023年月5月1日(月)放送

逮捕
万太郎は綾と竹雄が待つ宿に戻り、自分の決意を伝えます。
彼は植物学が好きで、峰屋のためではなく植物学のために生まれてきたと告白し、結婚はできないことを謝罪します。
彼は綾が自由に生きてほしいと願い、綾が幸せな相手と一緒になることを望んでいます。
綾は万太郎の気持ちを受け入れ、自分も峰屋のために生まれてきたと言います。
彼女は酒造りが好きで、自分が好きなことを追求したいと万太郎に伝えます。
彼女は峰屋のことは自分に任せてほしいと言い、二人は互いに後悔しない道を選ぶことを誓います。
竹雄も二人を後ろから支えると約束します。
万太郎は一晩でそこまでの決意を固めたことに疑問を持つ綾に、夜に他の人と話してきたと語り、もうひとりの自分に会ったと意味深に話します。
佐川に帰る前に逸馬が演説をしていると知った三人は挨拶に行きますが、逸馬の演説は既に始まっていました。
逸馬は暗い心を抱えていることを告白し、「自由を殺されている」と述べます。
逸馬は万太郎に話してもらおうと考え、彼を演説台に上げます。
そして、逸馬はこっそりと万太郎に囁きます。「植物馬鹿なので、自分は皆さんに草花の秘密を話します」と。
万太郎は演説を始めます。
彼は植物が踏まれることで変化の機会が訪れ、強い根を通して種を広げることができると語ります。
草花は困難な状況で変化していく知恵者だと述べます。
逸馬は彼の演説に加え、自分たちも幕府から新政府へと変わりながら生き抜いてきたと言い、老若男女それぞれに強さがあり、みんなが違うことに意味があると語ります。
彼らは自由であり、誰の言いなりにもならなくていいのだと主張します。
しかし、演説中に警察が駆け込んできて演説は中止されます。逸馬は取り押さえられ、警察隊は聴衆を逮捕していきます。
竹雄が万太郎を呼びますが、万太郎は警察に逮捕されてしまいます。
彼は演説をしていたため、逸馬と同じ主催者だと誤解されたのです。
峰屋では、万太郎が帰ってこないことに店の人々が心配しています。
タキは心配を見せずに仕事をこなしています。万太郎は独房に一人で入れられ、首謀者と見なされたのです。
竹雄と綾は必死に万太郎は関与していないことを訴えますが、警察は聞き入れません。
竹雄と綾は他の結社が解散命令に従わなかったため禁獄や罰金になった話を聞いて慌てます。
彼らは自分たちのせいで万太郎が逮捕されたと自責の念に駆られます。
万太郎は独房で「話を聞いて欲しい」と叫びますが、警察は「みんな同じことを言う」と相手にしません。
途方に暮れた万太郎は独房の格子窓の外に植物の葉を見つけますが、手が届かず諦めてその場に寝転がるのでした。

朝ドラ「らんまん」22話あらすじネタバレ紹介│2023年月5月2日(火)放送

拷問
万太郎は声明社の演説の舞台に立っていたことが原因で逮捕されてしまいます。
竹雄は峰屋に帰る途中で転んでしまい、足を引きずって泥だらけになって帰ってきます。
彼はやっとの思いで峰屋の人々に万太郎の逮捕を伝えます。
竹雄はタキについていけなかったことを申し訳なく思い、市蔵がついていくと言うと、万太郎が心配だからと理解したタキは高知の警察署に一緒に向かいます。
万太郎は取り調べを受けていました。一方、逸馬はひどい拷問を受けています。
そこへ万太郎も連れて行かれます。
逸馬は万太郎がただの金づるになりたかっただけの甘いボンボンで、自分たちの仲間ではないと言います。
逸馬は万太郎をかばい、彼をさっさと連れて行けと警察に命じます。
逸馬の拷問は続きます。その日も綾は喜江と一緒に警察署に来ており、握り飯を万太郎に差し入れます。
喜江は綾に自分は捕まらなかったから中の人のことは自分にまかせておいてと言います。そこにタキが到着しました。
タキは高知警察署長と顔なじみだったため、直々に誤解を解くことができました。
万太郎は無事に釈放されることになります。釈放される際、別の牢屋にいる仲間から「なぜお前だけ」と声が上がります。
万太郎はその声を聞きながら心を痛めます。
警察官から「こんな能無しを連れてばあさんも苦労する」と言われたタキは、孫を能無し呼ばわりするけれど、あなたたちも関係のない人を逮捕するのは能無しだとしっかりと反論します。
それでもこの度は孫が迷惑をかけたことを謝罪し、警察に礼を返して峰屋に帰ります。
万太郎はタキを見ながら自分が周りに迷惑をかけてしまったことを深く後悔します。
彼らは佐川へ帰るために来た山道を登らなければなりません。
年老いたタキが苦しそうに歩くのを見て、万太郎は悪い気持ちでいっぱいになります。
万太郎はタキと市蔵に頭を下げます。
市蔵は冗談交じりに心臓がいくつあっても足りないと言いますが、誰も笑いません。
万太郎は牢屋から出られない仲間たちのことを心配します。
タキはそれが悪いというのかと尋ねると、万太郎は助けてもらったと答えます。
タキは牢屋に戻るかと問いかけますが、もし万太郎が政治の世界で命をかけるなら曲げられないものもあるけれど、そうでないのなら暗くなるのはお門違いだと諭します。
人はすべてを持つことはできません。
何かを選ぶということは何かを捨てることなのです。
タキの言葉が万太郎の胸に突き刺さります。彼はハッとした顔をしていました。

朝ドラ「らんまん」23話あらすじネタバレ紹介│2023年月5月3日(水)放送

タキの言葉
タキは万太郎に対して、「何をするかだ」と言います。
人はすべてを持つことはできず、何かを選ぶことは何かを捨てることだと。
彼女は立ち上がり、突然風が吹き、タキが座っていたハンカチが飛んでいきます。
ハンカチの行方を追う中、万太郎の目に橙色の鮮やかな花が映ります。
それは燃えるような彼岸花のような花でした。
綾はその花を見て逸馬さんみたいだと言い、彼が着ていた衣の色と同じだからです。
万太郎も同意し、すぐにその花を観察するために出かけます。
彼はその花が彼岸花の仲間なのか、それとも別の名前なのかを知りたくなります。
そこでタキが言います。「キツネノカミソリ」と教えます。
なぜそう呼ぶのかはわからないけれど、昔からそう呼んでいたのだと言います。
万太郎はタキがその花のことを知っていることに感動し、タキ自身は長く生きているから知っているだけでそれほど大したことではないと言います。
しかし、万太郎は自分がもっとタキと話しておけば良かったと後悔します。
彼はキツネノカミソリを標本にするために丁寧に刈り取り、その花の様子を隅々まで観察し、大切に風呂敷に包みます。
彼は季節が変わったらまた採りに行かなければならないと考えます。
タキは黙って彼の様子を見つめます。
タキの涙
峰屋に戻った万太郎と綾は山椒餅を作り、峰屋の人々に配ります。
万太郎は店の中や蔵の周りを見回りながらさまざまな思い出に別れを告げるような気持ちでした。
そして、2人は大きな山椒餅を持ってタキのもとへと向かい、改めて謝罪します。
通常は小さな山椒餅ですが、万太郎は小さい頃から大きなものを食べたかったと言い、それを作りました。
彼は綾と話し、姉であるタキが真剣に叱ってくれることを嫌だと言います。
峰屋を続けていくなら、自分と万太郎がいい相手を見つけることが大切だと考えます。
タキは綾に恋人がいることを尋ねます。
綾はその恋は終わりましたと明言し、その恋は単なる夢であり、新しい酒を作って峰屋をもっと大きくしたいという夢だったと述べます。
彼女の恋は男性にあったのではなく、峰屋と酒づくりにあったのだと言います。
相手はおばあちゃんに任せるので、婿を迎え入れるよう頼みました。
その後、万太郎は自分を勘当して東京に行かせてほしいと言います。
タキと綾はその申し出に驚きます。
万太郎は植物学の道に進みたいのだと言い、自分は体が弱く生まれてくる必要はなかったと考える言葉を口にします。
タキは怒り、万太郎の顔を叩きます。
「パシーン」という音が響きました。そのままタキは自分の部屋に引きこもります。
しかし、万太郎は彼女に最後まで聞いてほしいと追いかけます。
万太郎の思い
万太郎は自分が出来損ないだと思っていたと告白します。
しかし、何が違うのかと自問し、生まれてこない方が良かったと言う言葉は聞きたくないと感情的になります。
彼はずっと自分が幸せ者だとわかっていたと述べます。
自分がぬくぬくと守られてきたため、いつも人がいて寂しくなかったのだと言います。
しかし、そのことでずっと苦しかったとも語ります。
自分は下戸なのに酒蔵の当主として働く人々を見るだけで辛かったのだと明かします。
なぜ自分のような出来損ないが当主に生まれたがるのか、と疑問に思っていたのです。
タキは聞いていたことに耐えきれず、障子の向こうから声を上げて返事します。
彼女は万太郎が出来損ないだと思っているのを否定します。
彼女は自分には飛び切りの才能があり、植物や本が好きで植物の絵を描く才能があると言います。
それは峰屋に生まれて育てられたからこそなのだと言い切ります。
彼女はいつも人々に支えられ、お日さまのように育てられたのだと説明します。
そして、彼女は自分は何者かになりたいのだと万太郎に伝えました。

朝ドラ「らんまん」24話あらすじネタバレ紹介│2023年月5月4日(木)放送

タキの思い
タキは部屋から出てきて、万太郎に対して自身の考えを述べます。
彼女は植物の道が仕事になるかどうか分からないため、高知にいれば彼を守ることができると言います。
しかし、もし外に出てもうまくいかなかったらどうするのか、と真っ直ぐに万太郎に問いかけます。
万太郎は何もならないかもしれないと認めつつも、まだ名前がつけられていない植物の本当の素性を解き明かし、名づけ親になりたいと述べます。
彼は植物の色や形がみんな違う理由があると信じています。
それを解き明かしたい、知りたいのです。
万太郎はタキに対して自分の思いを伝え、おばあちゃんに謝罪します。
彼は自分がおばあちゃんの孫で生まれて本当に幸せだったと述べます。
その言葉に対してタキは許さないと言いながら涙を流します。
そして、万太郎を抱きしめるのです。
座敷に残っていた綾はタキが残していったメモに気づき、特別な絵を取り出します。
それは幼い頃の万太郎が亡くなった母のために描いたバイカオウレンの花の絵でした。
綾はタキの深い愛情を知り、その絵を抱きしめて涙を流します。
次世代の峰屋
秋が訪れ、峰屋には再び蔵人たちが集まってきました。
蔵入りの日がやってきたのです。
山では、万太郎と竹雄が植物の採集を行っていました。
竹雄はすっかり採集にも慣れ、新しい植物を上手に見つけることもできるようになっていました。
万太郎も竹雄の助けを借りていました。
二人は息の合った信頼関係の連携プレイを見せていました。
座敷では、万太郎が当主として挨拶をしていました。
彼は春になったら植物学の道に進むことを宣言し、後のことは全て姉の綾に任せると告げます。
この言葉に手代衆や分家の者たちは動揺し、綾が当主となることに疑問を投げかけます。
分家の者たちは女性に何ができるのかと文句を言います。
しかし、万太郎は道がなくても進むだけだと言い、綾が挨拶を行いました。
綾は幼い頃から酒造りをしたくてたまらなかったと述べ、女性が酒造りをすることに疑問を感じても、男女が存在するこの世界でなぜ女性が酒造りをしてはいけないのかと苦しんできたと言います。
彼女は峰屋のために働きたいと願い、美味しい酒を造り峰屋を大きくするために全力を尽くすと誓います。
綾の真剣な思いが蔵人たちに伝わり、彼らも一斉に頭を下げました。
峰屋の者たちが万太郎よりも綾を信頼し、綾が働く姿勢を評価していたのです。
綾は涙ながらに頭を下げるのでした。
これは綾の大きな夢が叶った瞬間でした。
竹雄は寂しそうに綾を見つめていました。
綾が当主となり遠くなってしまった気がしたのです。
その後、東京に行くまでの約半年間、万太郎は竹雄と共に土佐の植物を採集していました。
彼らは「土佐植物目録」を作成するためです。竹雄は万太郎の素晴らしい助手としての働きを見せていました。
植物目録が完成する頃、標本が整理されれば土佐の植物目録も完成となります。
万太郎は竹雄に別れを告げます。突然の言葉に竹雄は驚き、万太郎の顔を見つめるのでした。

朝ドラ「らんまん」25話あらすじネタバレ紹介│2023年月5月5日(金)放送

竹雄、お役御免になる
万太郎から自分が峰屋を去ることを告げられた竹雄は驚きます。
彼は戸惑いながらも、「そんな…いきなり言われても」と口にします。
しかし、万太郎はずっと考えていたことだと説明し、竹雄には綾を支えてほしいと伝えます。
実際には万太郎が心配していた竹雄は、一緒に東京に行くつもりでいました。
それなのに万太郎は竹雄に峰屋に残るように言うのです。
納得がいかない竹雄は、万太郎に生活力がないと指摘し、研究するにもどうやって行くつもりなのかと問い詰めます。
万太郎が頑張ったとしても研究にはお金がかかり、報酬を得ることもないのです。
むしろ研究にはお金をかけるものです。竹雄は万太郎がいつ働くつもりなのかと言います。
万太郎が何もできないと口にするほど、竹雄は怒りを募らせてしまいます。
それに対して万太郎は、「人がせっかくやる気になっているのに」と言い、竹雄はもういらないと叫びます。
「自分の守り役はクビだ」とも言い放つのです。
竹雄の苦悩
竹雄は綾のもとを訪れます。
何か手伝えることはないかと尋ねると、綾から手は出さないでと言われてしまいます。
彼は綾に代わりに万太郎のことを頼むようにと告げられます。
次に竹雄は番頭の父、市蔵のもとへ行き、自分も仕事を教えてほしいと頼みます。
しかし、市蔵はまだまだ自分は働き盛りだからと竹雄に仕事を渡さないと言います。
竹雄は周りからの冷たい言葉に傷つきます。途方に暮れた彼は最後にタキの部屋に向かいます。
「自分はこれからどうすればいいのか」と問いかけると、タキは冗談めかして自分を牢屋に入れてしまったのは竹雄自身だからと言い、万太郎が家を出る限り役目が終わったと告げます。
そして、自分の道は自分で決めるようにと言われてしまいます。
これまで竹雄はずっと万太郎のことばかり見ているように言われていたのです。
竹雄は自分がやることがわからないと愕然とし、「自分には何もない」と嘆きます。
井戸の水浴びをしながら考え込んでいました。
竹雄の決意
そして、意を決して綾のもとに向かいます。
峰屋の仕事が終わった綾に声をかけます。
「綾様のことが好きだ」と告げると、彼は東京で買ったお土産のくしを綾に手渡します。
「何も持ってないけれど、2つだけ子どもの頃から持ち続けているものがある。
その1つが綾への気持ちだ」と竹雄は語ります。
綾は竹雄にもう1つは何かと尋ねます。
放送では流されていないこのもう1つは、視聴者に想像を委ねられていますが、竹雄のもう1つは万太郎の支えとなることでした。
彼は自分も東京に行く決意をしていたのです。
万太郎の東京への出発日が近づくと、彼は神社の境内に寝転んでいます。
周りには美しいバイカオウレンの花が咲いています。
「お母ちゃん、行ってくるね!」万太郎を峰屋の人々が店先で見送りました。
彼は綾に峰屋を頼み、竹雄に挨拶しようとすると、竹雄は旅支度を整え持ってきて言います。
「自分も行きます」と。
万太郎、綾、そして竹雄。彼らはこれまでも常に一つであり、竹雄だけを置いていくわけにはいかないと竹雄は言います。
竹雄は綾とタキが東京で万太郎を支えることを約束し、峰屋の人々の行ってらっしゃいの声を背に、万太郎と共に東京へ旅立っていきました。

朝ドラ「らんまん」第6週「ドクダミ」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」26話あらすじネタバレ紹介│2023年5月8日(月)放送

東京(新橋)に到着
万太郎(神木隆之介)と竹雄(志尊淳)は東京の新橋駅に到着し、物語が始まります。
万太郎は駅の脇で咲いているタンポポを見つけ、自分も今日から東京の仲間として希望に満ちた表情で東京の空を見上げます。
2人は特定されていない植物の標本をたくさん持ち、博物館の植物研究所を訪れます。
竹雄はもう奉公人ではなく相棒なので、一緒に行くことを許され、喜びます。
そこで、彼らは野田基善(田辺誠一)と出会います。
万太郎は野田が一年経っても寝る間を惜しんで研究している姿を見て喜びます。
「君もついに出てきたか」と言われると、彼は自分がわからない植物があるために一人では勉強が行き詰まってしまったため、東京に来たことを話します。
そして、竹雄を紹介します。
野田は興味津々で万太郎が抱えていた標本を開けようとしますが、その前に里中芳生(いとうせいこう)がやってきます。
里中は新種のサボテンを持っており、万太郎が持っている標本のバッグの上に置きます。
万太郎はそれを可愛いと言い、竹雄は「きんちゃくみたい」と言います。
すると里中は、「和名はキンチャクサボテンにしよう」と簡単に命名してしまい、二人は驚きます。
万太郎は標本を取り出し、見せます。
野田はすごいと言って、東京大学の植物学教室の田邉教授に紹介状を書くと言ってくれます。
万太郎は上京して良いスタートを切れたと感じました。
追いつくき
その後、万太郎と竹雄は名教館の学友である広瀬佑一郎(中村蒼)と洋食の店で再会します。
佑一郎は久しぶりに会った彼らに、ビジネスマン風でかっこよくなったと言われます。
万太郎は佑一郎を見て、「あの頃もビシッとしてたけど、男ぶりが上がった」と素直な気持ちを伝えます。
佑一郎は竹雄の顔を見て、昔竹雄を木刀で殴ってしまったことを謝ります。
竹雄はその言葉にとても喜びます。
そして、佑一郎が下宿先などを準備してくれたことに対して万太郎はお礼を言います。
竹雄も佑一郎のおじさんのところに下宿させてもらえることで、峰屋の人々も安心していると話します。
佑一郎は札幌農学校で土木工学を学び、東京を離れていたため、タイミングが良かったのです。
彼は現在工部省で鉄道の建設に携わっており、具体的には荒川に鉄道を通す計画が進行中でした。
この話を聞いた万太郎は、佑一郎が自分の先を行っていることに感心します。
「かつての師である蘭光が話していた金色の道をちゃんと歩いているんだ」と喜びました。
佑一郎、すぐに追いつくからね、と万太郎は言います。
佑一郎は「そんな君の明け透けなところが好きだよ」と伝えます。
万太郎は佑一郎の叔父の下宿先にお世話になることになりました。
佑一郎の叔父は政府の役人であり、来客も多いため、刺激になると話します。
ただし、事前に峰屋から送られた荷物は部屋が狭いため、特に古い紙は捨ててほしいと言います。
叔母が虫がわくと嫌がるためです。
万太郎は立ち上がって叫びます。「それは植物の標本だから、捨てるわけにはいかない!」と。
彼は標本を使うために必要だと主張します。
しかし、条件が合わず、万太郎は別の下宿先を探すことになります。
万太郎は佑一郎の叔父と叔母にお礼を言っておいて欲しいと頼みます。
万太郎は佑一郎に下宿先を探す時間がないことを謝ります。
万太郎は佑一郎にどちらに行けばいいかを尋ねます。
佑一郎は右に曲がって東京大学の近くの本郷や根津あたりに行けば部屋が見つかるだろうと教えます。
万太郎はお礼を言い、佑一郎にすぐに追いつくと伝えます。佑一郎は「その明け透けなところが好きだよ」と言いました。
万太郎は笑って「わかった、佑一郎くん、またね」と別れを告げます。
右に曲がる道にはタンポポの花が咲いていました。
万太郎は花がある方がいいと言います。
道端のタンポポは万太郎と竹雄に向かって微笑んでいるように見えました。

朝ドラ「らんまん」27話あらすじネタバレ紹介│2023年5月9日(火)放送

下宿先が見つからずに困っている万太郎と竹雄は、大量の荷物が嫌われてしまい、なかなか下宿先を見つけることができません。
竹雄は「ウソも方便って言葉知ってますか?入りさえすればどうにでもなるもんだ。だから若は箱入りだって言うんだ」と言います。
しかし、万太郎はそれに腹を立てて「でも腹が減っているから、いがみあうんだ。何か食べよう!」と言い、牛鍋屋「牛若」に向かいます。
牛鍋が大好物の万太郎は喜びます。
竹雄は「贅沢は今日だけって言った」と言いながら、自分にも働き口がなく早く見つけなければならないと焦っています。
しかし、万太郎は峰屋からの仕送りがあるから安心している様子です。
竹雄は仕送りに頼りたくないと言い、生活費は10円でやりくりしたいと話します。
この様子を見ていた怪しい男がいます。
通りがかった神社で2人は引っ越し先が見つかるようにとお願いします。
しかし、荷物から目を離した隙に万太郎の大事なトランクが盗まれてしまいました。
万太郎と竹雄は手がかりもなく警察に盗難届を提出します。大量の標本が入っていたため、万太郎は落ち込んでいます。
竹雄は「いざとなったらまた植物を採ればいいじゃないですか」と万太郎を励まします。
竹雄は標本はただの紙だと捨てられると言いますが、万太郎は思いつきます。
「犯人はトランクを売るかもしれない!」と言い、近所の質屋に向かいます。
探している間に竹雄は博覧会の時に見た「白梅堂」という看板を見つけ、万太郎に声をかけます。
それはかつて万太郎が一目惚れした菓子屋でした。
しかし、万太郎は標本のことで頭がいっぱいで、看板がよく似た名前のものがたくさんあることに全く気付きません。
彼は標本のことしか考えられず、先を急ぎます。
万太郎と竹雄が立ち去った後、店から博覧会の時に万太郎と話した娘が現れ、暖簾を下ろしていました。
二人の再会はもう少し先のことのようです。
万太郎と竹雄は質屋に到着します。トランクはまだ質に入っていませんでした。
そこに真新しいトランクを持った女性が現れます。
女性は店主に万太郎のトランクについて尋ねます。
そのトランクは万太郎のトランクと瓜二つでした。
万太郎は「そのトランク、中にMMと刺繍が入ってませんか?見せてください」と言いますが、女性は他人のものに触るなと断ります。
万太郎は自分のトランクがさっき盗まれたと主張しますが、女性は質屋に渡そうとします。
質屋の店主はそれを受け入れられないと突っぱね、女性がクサ長屋の住人であることを教えてくれます。
トランクは万太郎に返されましたが、中身がなくなっています。
万太郎と竹雄は店主から教えられた場所に向かいます。
そこはじめじめとしたドクダミの臭いが漂う長屋でした。
男が焚き火をしている場所に着くと、万太郎の探していた標本を燃やそうとしているところでした。

朝ドラ「らんまん」28話あらすじネタバレ紹介│2023年5月10日(水)放送

標本が入ったトランクが盗まれた万太郎は、必死に探し、質屋で見つけます。
男(大東駿介)は万太郎の標本を焼こうとしていました。
万太郎は「燃やすな!待ってくれ!大切なものなんだ!それだけ返して欲しい!」と叫びます。
男は証拠がないと鼻で笑いますが、万太郎は返して欲しいと本気で訴えます。
男は「買い取れ」と言います。
竹雄は男が盗んだ証拠がないと怒りますが、男は掴み合いの喧嘩になる前に妻のえい(成海璃子)が出てきます。
えいは男の賭けで勝ってもらったものだと言います。家の中から子どもの泣き声が聞こえます。
えいは熱が出ていると話し、医者を呼んでいないと万太郎に伝えます。
万太郎は熱さましを持っており、医者の費用も出すからと子どもを診るために家に入ります。
家の中に入った万太郎は、家財道具もなく質素な生活に驚きます。
子どもの頭を触りながら万太郎はつぶやきます。
「熱いね。しんどいよね。」たらいに手を入れると、水が熱かったので周囲の人々が冷たい水を用意します。
万太郎は自分も子どもの頃よく熱を出していたと話し、「首筋とわきの下を冷やせばいい」とえいに教えます。
えいは心配ながらもただの熱だと思い医者はすぐに来てくれるだろうかと言います。
えいのうちは支払いを止めてしまっており、万太郎は薬を分けてくれるよう頭を下げます。
すると医者がやってきて万太郎は部屋を出ます。
建て替えると病院代まで支払うと宣言します。
長屋の人たちはお礼として万太郎と竹雄に夕飯をご馳走します。
えいは万太郎に深々と頭を下げますが、旦那の隼人に何も言わずに去っていきます。
その晩、万太郎と竹雄は長屋の人の部屋に泊めてもらいます。
翌朝、長屋の差配人である江口りん(安藤玉恵)がやってきます。
りんは店子が世話になったことと医者代を出してくれたことにお礼を言います。
りんは万太郎が建て替えた病院代を支払い、店子の面倒は自分が見ると約束します。
りんは部屋が空いていることを伝えると、万太郎はここに住みたいと言います。

朝ドラ「らんまん」29話あらすじネタバレ紹介│2023年5月11日(木)放送

万太郎は盗まれたトランクの倉田の子供が熱を出していたため、介抱し、病院代まで支払いました。
翌朝、長屋の管理人である江口りんがやってきて、万太郎が住みたいと言うと、りんはクサ長屋は万太郎のような場所ではないと言います。
万太郎はクサ長屋の本当の名前を聞き、それが十徳長屋であることを知ります。
りんから2部屋が空いていることを聞いた万太郎は、研究室用と合わせて1円で2部屋を借りることになります。
万太郎は長屋の住人に頭を下げながら自己紹介します。
住人たちは万太郎のお金持ちそうな様子を見て、おこぼれに預かろうとして万太郎の引っ越しを手伝います。
りんは昼食を食べながら住人たちを紹介し、倉田の他に小料理屋の女中の宇佐見ゆう、東京大学の3年生の堀井城之助、噺家の九兵衛らがいることを教えます。
りんは万太郎の実家の話をすると、峰屋の月を飲んだことがあると言い、万太郎と竹雄は喜びます。
りんはなぜそんなご当主が十徳長屋に住むのか尋ねます。万太郎は東京大学に行くつもりであると堂々と答えます。
堀井は自分の後輩だから助かると喜ぶ竹雄に対し、入学は9月で時期が違うと不思議がります。
万太郎はただ研究をするために来たと言い、自分は小学校も中退していると堂々と話します。
倉田の妻であるえいは生活はどうするのかと仕送りはあるのかと聞きます。
竹雄が自分が仕事を見つけて2人分稼ぐと答えると、長屋の住人たちは落胆します。
しかし、万太郎は住人たちにもう一つお願いがあると呼び止めます。
万太郎のアイデアで、十徳長屋に生えているドクダミを引き抜いて干していきます。
ドクダミは薬になるため、虫刺されや肌荒れにも効果があると説明すると、住人たちは喜びます。
そこに酔っ払った倉田が帰ってきます。
足元がおぼつかなく、ベロベロに酔っていました。

朝ドラ「らんまん」30話あらすじネタバレ紹介│2023年5月12日(金)放送

万太郎からの手紙
タキは、綾から万太郎からの手紙を受け取ります。
タキは無関心を装いながらも、内心では万太郎の様子が気になっていました。
綾は手紙を読みたいと言って部屋を出て行き、タキはすぐに手紙を読み始めます。
手紙には、佑一郎の斡旋した下宿は断ったこと、しかしすぐに運良く適当な下宿が見つかり、そこを2部屋借りることになったことなどが書かれており、長屋の住人たちはとてもいい人たちだと感謝の気持ちを伝えています。
タキは手紙を読み終えてほっとします。
その頃、万太郎は竹雄と一緒に東京で良い宿が見つかるようにとお参りに行きます。
万太郎はお社に感謝の気持ちを込めて礼拝し、「このたびはいい場所に導いてくださり、ありがとうございます」とお礼参りをします。
竹雄は万太郎と一緒に盗人の倉田ということで少し不満げでした。
しかし、万太郎は研究場所にも近く、東京大学にも近いので良い場所だと話します。
そして、近くにある菓子屋の「白梅堂」に立ち寄ります。
万太郎は長屋の住人にご挨拶のために菓子を買いに入ります。
白梅堂はかつて博覧会で出会ったかるやきを買ったお菓子屋の名前でもあります。
万太郎はもしかしたら対面できるかもしれないと期待しながら入店しますが、店内には無表情な男が座っています。
万太郎は長屋の住人が喜んでいる顔を思い浮かべながら店で販売されている菓子を全て買い占めます。
しかし、思い人と簡単に再会することはできませんでした。
彼らが店から出ていくと、店に入ってきた女性(浜辺美波)が万太郎が探している対象でした。
彼女は博覧会の時に木登りしていた万太郎のことを思い出し、万太郎に話しかけます。
彼女は「やっぱりカエルさま。お国に帰ったのですか?」と尋ねます。
万太郎は驚きながらも、「東京で植物の研究をするために来ました」と答えます。
彼女はにっこり笑いながら、万太郎にたくさんのお菓子を買ってもらったお礼を言います。
万太郎は近くの長屋に引っ越してきたので、また寄らせてもらいたいと伝えます。
しかし、実は甘いものが大好きでウソをついていたことを告白します。
万太郎は、「あの時、カエルってウソをついた。実はカエルではなく、人間です」と自己紹介します。
そして、「土佐の佐村というところから出てきました」と話します。
万太郎は寿恵子と再会し、彼女が花のように美しい存在だと感じます。
彼は彼女と一緒に生活したいという思いでいっぱいになります。
しかし、竹雄は彼女のことを何も知らないだろうし、相手が決まっている可能性もあるし、ほんの一目見ただけで決めるのは危険だと警告します。
万太郎は頷きながら、「まだ行かない。でも、この道を進むことにする」と真剣な表情で決意を固めます。
寿恵子は「里美八犬伝」に夢中なちょっとしたオタク気質の人でした。
寿恵子の心配をした叔母(宮澤エマ)が店に入ってきます。
叔母は昔はお姫様になるためには選ばれた者しかなれなかったが、今では誰でもなれる時代になったと話します。

朝ドラ「らんまん」第7週「ボタン」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」31話あらすじネタバレ紹介│2023年5月15日(月)放送

鹿鳴館
万太郎と寿恵子の再会に胸躍らせる一方、寿恵子は「南総里見八犬伝」に夢中になっています。
彼女は曲亭馬琴の世界に没頭し、馬琴先生の才能に感嘆します。
その時、まつと叔母のみえが寿恵子の部屋に入ってきます。
みえは寿恵子が馬琴の本を読むことを古臭いと叱ります。
みえは「新しい世界に出ていくのだから」と話し、茶の間で3人で話し合います。
話題は、薩摩のお屋敷跡に建設中の西洋風の御殿「鹿鳴館」に移ります。
みえは、そこでは外国人と一緒にダンスを踊る社交場となる予定であり、西洋で学んだ田邊教授が館の役目を引き受け、ダンスの紹介もお願いしたいとみえに頼まれたことを語ります。
みえは新橋で料理屋を営んでおり、政府要人などとのつながりもあります。
彼女は寿恵子に鹿鳴館でダンスを踊ってほしいと提案します。
しかし、まつはあまり賛同しません。なぜなら、まつ自身がかつて新橋で芸者だった過去があります。
まつの若い頃の芸者名は「柳橋芸者吉也」でした。
みえはまつの名前を知っている人々がまだ多くいると話し、まつの娘である寿恵子をすぐに連れてくるように言われたと明かします。
みえは鹿鳴館で要人や華族の人々が学ぶため、寿恵子ならそこで玉の輿に乗れると興奮して話します。
みえには子どもがいないため、寿恵子の将来の幸せを心から願っています。
一方、まつは自身が寿恵子の母親として、寿恵子に自分と同じ道を進んでほしくないという思いを抱いています。
まつは芸者の名前を既に捨て、寿恵子には長唄や踊りを教えていないし、そのような場所に娘を行かせるつもりもありません。
まつは以前要人の妾として扱われたこともあり、自身が取り上げられなかったために白梅堂を開業しました。
しかし、まつは妾という立場はつまらないものだと感じており、寿恵子の幸せを心から願っています。
そのため、まつは玉の輿に乗る必要はないと言います。
みえは寿恵子の返事を聞きたがっています。
寿恵子は鹿鳴館に興味を持っており、「日本人が知らない、まだ見たことのない世界」があると言います。
寿恵子の言葉を聞いて、心が躍ります。
まつは寿恵子に本を片付けるように言い、寿恵子が部屋に戻ると、みえはまつに言います。
「人生が変わることなんだから、せめて寿恵子に決めさせて」と。
見たことのない世界。
一方、万太郎は「今日から、見たことのない世界に行く!」と十徳長屋のタンポポに話しかけています。
万太郎は東京大学の田邊教授のもとに行くことに決めました。
十徳長屋では、万太郎が子供たちと一緒にタンポポを見ています。
子供たちはタンポポの名前の由来を尋ねます。万太郎は答えます。
「古くは『ツヅミグサ』と呼ばれており、小さな太鼓で構えて打つと『タン・ポポン』という音がする。
昔の人は、その形が太鼓に似ていることからタンポポと名付けた」と教えます。
子供たちは万太郎の答えに胸を躍らせます。
東京大学の生徒である丈之助が現れ、十徳長屋はすっかり寺子屋になったと言います。
その時、倉木も現れます。倉木は仕事に行く準備をしており、万太郎に挨拶もしません。
子供たちが挨拶するよう促すと、「行ってくるから、いい子にしてろ」と言って仕事に向かいます。
しかし、倉木は万太郎が十徳長屋に来て以来、真面目に仕事をしています。
万太郎も東京大学に行くために、新しい服を用意しました。スーツに蝶ネクタイ。
十徳長屋の住人たちは見送ります。

朝ドラ「らんまん」32話あらすじネタバレ紹介│2023年5月16日(火)放送

万太郎は十徳長屋での生活に徐々に慣れてきました。彼は子供たちとの関係も築き、うまくやっていけそうな気がしています。
しかし、彼が東京大学に入ることは普通考えられないことであり、紹介状があっても門前払いされるのが一般的です。
万太郎は学歴もなく、小学校中退の経歴を持っています。
植物学教室
竹雄の助言に従い、万太郎はスーツと蝶ネクタイを身に着けて新調しました。
十徳長屋では、東京大学の学生である丈之助と噺家の久兵衛が、万太郎が東京大学から門前払いにされるかどうかを賭けている様子が描かれます。
ゆうに怒られる場面もありました。
その後、万太郎は長屋の住人たちに見送られ、東京大学に向かいました。
大学に着くと、竹雄は別の仕事を探しに行くため、正門で別れます。
当時の日本では、東京大学は唯一の大学でした。
法学部、文学部、理学部、医学部の四つの学部があり、植物学教室は理学部に所属していました。
万太郎は、通路にある植物学教室の看板にドキドキしながら入っていきました。
植物学教室に入ると、まだ誰もいないようでした。
万太郎は植物を乾燥するための特別な場所があることに驚きました。
廊下を進んでいくと、机が並んでいる場所にたどり着きます。廊下がまるで部屋のようでした。
さらに進むと、実験室がありました。万太郎は中に入りますが、誰もいません。
万太郎が周りを見回していると、講師の大窪昭三郎と数人の学生が入ってきました。
運命の出会い
万太郎は挨拶しました。「田邊先生にお会いしたくて来ました」と言います。
田邊教授は自身の研究に没頭しているため、改めて来るようにと告げますが、万太郎は迷ってしまうため待つことを選びます。
大窪は彼に待っている間、そこで待っているようにと伝えますが、万太郎は学生たちの様子を見ながらウロウロしてしまい、結局、時間は10時になってしまいます。
最初に入ってきた助教授の徳永政一に挨拶すると、彼は野田先生の紹介ということで話を聞くと言います。
しかし、万太郎は田邊教授にお願いしたいとはっきりと述べます。
徳永助教授はカチンときた様子でした。
その頃、田邊教授は教授室でバイオリンを奏でていました。
時間になったため、バイオリンを置いて、研究室に揃って入ってきて、万太郎を見て尋ねます。
「君は誰だ?」。この二人の出会いは、彼らの人生を変えるほどの大きな出会いだったようです。

朝ドラ「らんまん」33話あらすじネタバレ紹介│2023年5月17日(水)放送

君を歓迎する
徳永助教授(田中哲司)が自分が話すと言ったのに、万太郎はやはり田邊教授と会いたいと伝えます。
徳永助教授は不機嫌な様子です。すると、田邊教授が現れます。
田邊教授は英語で挨拶し、万太郎に「君は誰だ?」と尋ねました。
万太郎は自分の名前を名乗り、田邊教授に会いたくて土佐からやってきたと言い、野田からの紹介状を渡します。
田邊教授は紹介状を読み、万太郎が熱意のある若者であることを示す文言が書かれていることを伝えます。
そして、万太郎に何を望んで来たのかを尋ねます。
万太郎は、土佐から持ってきた植物の標本が珍しいものだと説明しました。
そして、それを見たら自分のことがよくわかると断言します。
田邊教授は万太郎を一瞥し、彼の言葉に反応します。
この時、徳永助教授が現れ、時間の無駄だから自分が相手をすると割り込みます。
しかし、万太郎は「待ってください、少しだけでも見てほしい」と止めようとします。
徳永助教授はイライラした様子で、「珍しいとは誰が判断したのか?お前の名前は聞いたことがない。師は誰だ?」と言い放ちます。
万太郎は、佐川で池田蘭光先生に教えを受けたことを伝えますが、徳永助教授によって12歳までしか師事していないと指摘されます。
会話が行き詰まってしまいました。
小学校中退の万太郎にはここに来るべきではないという学歴差別が再び浮かび上がります。
厳しい受験を経てここにいる学生や教授たちのプライドはそれを許さなかったのです。
田邊教授は万太郎のトランクの中身を見ると言います。
それは彼が土佐から来たことを示すためです。
田邊教授は土佐の人に恩義があるようでした。
周囲は「ノブレスオブリージュ」という言葉にニヤニヤと笑いました。
しかし、万太郎は怒ります。
「それなら結構です。あなたがたは自分が世界に打って出るのを眺めてみてたらいい」と英語で反論します。
彼の流暢な英語に周囲は驚きます。
万太郎は続けて、自分は小学校すら中退しているが、植物に対する情熱は誰にも負けないこと、日本の植物のことを外国人に任せたくないこと、日本人の手で国のすべての植物を明らかにしたいことを話しました。
そして、「土佐植物目録」を田邊教授に渡し、新種かもしれない標本を見せました。
その場にいる人たちの表情が一瞬で変わりました。
田邊教授は万太郎がこれだけのことができるとは思っていなかったので驚き、彼に「この国にある植物の本はあらかた読んできたか?」と尋ねます。
万太郎は一字一句書き写したこと、東京大学にある3000種の植物の標本を見せてもらえるなら、自分が採取した植物が何かわかると主張します。
徳永助教授はまだ検定していない標本がたくさんあると言いますが、万太郎は「自分がわからないものも突き止めます。自分の標本を確認するので苦にはなりません」と言いました。
すると、そこにいた学生たちは喜び、「助かる!万太郎に標本を頼めるなら、自分たちも勉強に打ち込める」と言いました。
しかし、徳永助教授は反発しました。小学校中退の万太郎が条件を出すなどプライドが許さなかったのです。東京大学という国家機関で交換条件など成り立たないと主張しました。
田邊教授は徳永助教授を「旧幕臣の石器」と呼び、一度留学しておいでと叱責しました。
「彼はうちの学生ではないけれど、権威をかざして門戸を閉じるよりも、植物学教室初代教授として一刻も早く研究の場を作り出すことだ」と述べました。
そして、田邊教授は万太郎に握手を求め、「君を歓迎する」と言いました。
彼は万太郎にハグをしました。
徳永助教授は怒り心頭で教室の外に出ていくのでした。」

朝ドラ「らんまん」34話あらすじネタバレ紹介│2023年5月18日(木)放送

万太郎は十徳長屋に戻り、夢が叶ったことについて実感が湧かずにぼんやりとした表情で帰宅します。
東京大学の学生である才之助は、万太郎がみすぼらしく見えるかもしれないと気を遣い、彼を慰めます。
しかし、万太郎が東京大学に出入りすることを知ると、才之助自身も唖然とし、自分の部屋に引きこもります。
彼は自信を失い、集まってくる優秀な生徒たちとの差を感じてしまいます。
その頃、竹雄は仕事の報告をするために帰宅しました。
竹雄は広瀬佑一郎に会い、西洋料理店「薫風亭」でのボウイの仕事を報告します。
万太郎は竹雄が洋服姿でよく似合っていると喜びます。
一方、寿恵子は朝から布団の中で「里見八犬伝」を読んでいます。
彼女はまだその世界に没頭しており、朗読したりさし絵を見たりして楽しんでいます。
ぼたんの花を描こうとするが、花の姿を思い出せず、ほっぺたに色をつけてしまいます。
その時、寿恵子の母であるまつが彼女を起こしにやってきます。
寿恵子は散らかった状態の部屋を隠すために本を布団の中に隠します。
まつは寿恵子と朝食をとりながら、「17歳になってもまだ子供だ」と説教します。
まつは絵物語と現実の世界は違うと言い、寿恵子が本に溺れるのであれば本を取り上げると脅します。
しかし、文太は寿恵子が夢中になるものがあってもいいと助け舟を出します。
寿恵子の叔母のみえが持ってきた鹿鳴館の話も断って良かったと思います。
寿恵子はまだ結婚を考えたことがなく、結婚なんて嫌だと言います。
しかし、まつは年頃の女性として世間では結婚が考えられる時期だと言います。
その後、寿恵子が「白梅堂」の入り口にのれんを掛けていると、万太郎がやってきます。
寿恵子は万太郎の洋服姿に似合っていると褒めます。万太郎は想いの人から褒められて嬉しそうです。
彼は東京大学に通うことになったことを告げ、教室の人たちにお菓子をプレゼントしたいと言います。
万太郎は手に標本の荷物を抱えており、寿恵子に脇に買ったお菓子を抱えさせます。
万太郎はつい食べてしまい、寿恵子の手にあるかるやきを口でパクリと食べます。
寿恵子の顔が近くにあることに気づいた万太郎はドキドキします。
万太郎は寿恵子に「好きな植物は何か」と質問します。
寿恵子は「ぼたん」と答え、自分でぼたんの絵を描いてみたがうまく描けなかったと話します。
万太郎はぼたんの花を頭で思い浮かべ、自分もよく見たことがないと言います。
寿恵子が喜ぶと万太郎はウキウキしながら店を出ていきます。
寿恵子は万太郎を見送り、「行ってらっしゃいませ」と声をかけます。
万太郎はお菓子を持ち、東京大学に急ぐのでした。

朝ドラ「らんまん」35話あらすじネタバレ紹介│2023年5月19日(金)放送

万太郎は植物学教室の教授室にお茶を入れながら入ってきました。
田邊教授は本を読みながら作業をしており、その内容に興味津々の万太郎は教授に尋ねます。
「今は何を読んでいらっしゃるんですか?」と。
田邊教授は政府の仕事で、留学した人は国の文化に貢献しなければならない、と語ります。万太郎のように早く西日本に採取に行きたいとも言います。
万太郎は教授が忙しそうなので外に出ようとするが、教授の部屋の片隅に花瓶に挿されたボタンの花を見つけます。
万太郎は「あ!」と思いつき、しばらくボタンを教授から借りて実験室に向かいます。
彼は寿恵子が好きなボタンの花を描こうと決めたのです。
許可を得たので早速描き始めます。
その様子を講師の大窪や学生たちが見ています。
万太郎はどんな人から見ても美しく、精巧にボタンの花を描き進めます。
教室の人々は彼の作業に衝撃を受け、驚きの表情を浮かべています。
たまたま通りかかった田邊教授も驚きを隠せません。
彼は万太郎のそばに寄り、「いつから植物画の訓練をしてきたのか」と尋ねます。
万太郎は子どもの頃から本を見て練習してきたと答えます。
田邊教授は感心し、正しい訓練法だと称賛しながら万太郎の絵を見ます。
そして、土佐の人には驚かされるばかりだと感嘆します。
万太郎は興味津々で教授に聞きます。
「教授、土佐に知り合いがいらっしゃるんですか?」すると教授は、アメリカに留学する前に開成学校で教わった英語の先生が土佐の人であり、名前は中濱万次郎というと教えます。
万太郎は喜びながら教授に伝えます。
「ジョンマンさんですやろ?お会いしたことがあること、東京に来るのに背中を押してくれたこと。万次郎が今でも海を見ていたこと。また世界の海に出たいと言っていたこと。その時の万次郎の顔を思い出して、胸が熱くなります。」
そして、万次郎の夢を田邊教授が受け継いでいたんですね、と万太郎は教授に語ります。
感動した田邊教授は、万次郎と自分がつながるべくしてつながったのかもしれないと感慨深げに話します。
この光景は植物学研究室の実験室で行われており、周囲の学生たちもその様子を見ています。
田邊教授が他の学生たちには見せない表情で万次郎と話すのを見た大窪たちはショックを受けます。
嫉妬の念さえ湧き上がったのでしょう。
その時、徳永助教授も帰ってきて、彼らの姿を目撃し、驚愕します。
この出来事は、きっと波乱が巻き起こる布石となるでしょう。
その日の帰り、ボタンの絵を寿恵子に渡すために万太郎は「白梅堂」に立ち寄ります。
万太郎の話を聞いた寿恵子は、「植物学教室って、そんなに楽しい場所なんですね」と話します。
万太郎は喜びながら、見たこともない植物がたくさんあり、田邊教授という方が西洋楽器を弾くとも語りました。
寿恵子は鹿鳴館の話で田邊教授の名前が出ていたことを思い出し、その先生は素晴らしい方なのか尋ねます。
万太郎は「素晴らしい先生だよ」と答え、ボタンの絵を寿恵子に渡します。
寿恵子は絵の美しさに感動し、ボタンの絵を抱きしめます。
「私も新しい世界に飛び込みます!」と万太郎に宣言すると、万太郎は心から応援すると伝えます。
寿恵子は鹿鳴館の話に興味を持つようになったようです。
万太郎と寿恵子の関係も次第に良い雰囲気になってきました。
今後の二人の恋模様や田邊教授の鹿鳴館との関わりにも期待が高まります。
植物学研究室の人々の態度も気になるところです。

朝ドラ「らんまん」第8週「シロツメクサ」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」36話あらすじネタバレ紹介│2023年5月22日(月)放送

寿恵子は自分の部屋で、万太郎が描いたボタンの花をじっと見つめていました。
その花を授けられた人は見知らぬ旅に出るという言葉を胸に、彼女は新たな決意を固めていました。
夕食前、文太が新しい試作品のお菓子を持ってきます。
寿恵子はまつに満を持して告げました。彼女は鹿鳴館に行ってみたい、華族や異国の人々に会ってみたいと願っているのです。
しかし、まつはそれをくだらない憧れだと一蹴し、厳しく否定します。鹿鳴館はくだらない憧れで行ける場所ではないと言い、一点張りです。
まつの売れっ子芸者としての経歴や寿恵子の父との出会いを知る寿恵子は、自分もまつと同じ景色を見てみたかったのです。
父が残してくれた冒険の本たちもそうした憧れの世界への思い出でした。
寿恵子はまつに、お父さんの気持ちを決めつけないでと反論します。
彼女にとって鹿鳴館は見たことのない世界であり、憧れることに何が悪いのかと訴えます。
しかし、まつは一点張りで鹿鳴館は許さないと言い、さらに寿恵子が父の死について忘れてしまったのかと一言投げかけます。
まつの言葉に寿恵子は口ごもってしまいます。
一方、万太郎は大学に早く到着し、管理人から明日から早く開けておくと伝えられてワクワクしていました。
しかし、2年生の藤丸と波多野が疲れ切った様子で後からやってきます。
田邊教授の授業は全て英語であり、万太郎は教科書を見せてもらいたくて興味津々でしたが、藤丸と波多野にとっては予習だけでも一苦労でした。
藤丸は英語が苦手で毎日辛い思いをしており、教室で田邊教授から教えられている様子もとてもつらそうでした。
万太郎は大学生たちが自分とは比べ物にならないような勉強をしていることに感心します。
しかし、藤丸はすぐに胃が痛くなってしまうと言い、波多野も大変なことだと万太郎に告げます。
大学に入ること自体が簡単ではなかったし、ここに居続けることも大変なのだと語りました。
藤丸が苦しんでいる姿を見て、万太郎は彼を励まそうとしますが、藤丸は逆に怒り出してしまいます。
彼は万太郎に対して何でそんなことをする必要があるのかと怒りをぶつけ、自分たちが万太郎とは違う存在であることに憤りを感じていました。
藤丸が立ち去った後、波多野は万太郎に対して自分たちはここに入るのも大変だったし、ここに居続けることも大変だと告げます。
万太郎は玄関先で一人取り残された気持ちになります。彼は東京大学という場所のプレッシャーがどれほど大きいものかを痛感するのでした。

朝ドラ「らんまん」37話あらすじネタバレ紹介│2023年5月23日(火)放送

四面楚歌
万太郎は東京大学の中で、よそ者扱いされていて誰も相手にしてくれなくなっていました。
徳永助教授は万太郎の存在を好ましく思っていないため、彼が挨拶しても無視します。
他の学生たちは海藻の話をしていても、万太郎が入ってくると無視します。
万太郎も落ち込んでいると、見知らぬ人物がやってきました。彼の名前は野宮朔太郎といい、植物画工です。
万太郎は植物画という職業があること自体知らなかったが、他の人が描く植物画に興味を持ちました。
彼は見せてほしいと頼むと、よそ者だから見せられないと断られます。
この言葉に万太郎は非常に傷つきました。
白梅堂では、寿恵子が店番をしていました。
そこに、白梅堂の和菓子職人である文太が作ったお菓子を持ってきました。
その中には万太郎が好きなかるやきも含まれていました。
寿恵子は万太郎からもらったボタンの絵を見ていると、文太がちょっとその絵を貸してほしいと言い、持って行ってしまいました。
寿恵子はかるやきを店頭に並べながら、万太郎が来るのを待ち焦がれていました。
りんの励まし
薫風亭では、竹雄がボーイとして働いています。そこに万太郎はりんとご飯を食べに行きました。
りんはこんなに高いところに来るのは恐縮だと言いますが、万太郎は落ち込んでいる様子を隠しません。
りんは小学校も出ていないのに大学に通うなんて、ホラ話みたいで愉快だと言います。
竹雄がボーイの姿で現れると、万太郎は彼がよく似合っていてビシッとしていると驚かせます。
竹雄は節約しないといけないのに無駄だと注意しますが、りんには冷めないうちに食事を配膳しました。
竹雄はスタイルが良く足が長く、ボーイの姿がよく似合っていました。若い女子たちは竹雄の姿を見てきゃーきゃー言っていました。
万太郎は美味しいと肉をほおばります。一方、りんはフォークとナイフを使うのが初めてで悪戦苦闘しています。
万太郎はこんなのを食べたら毎日どこまでも歩けそうだと言い、一致団結しないといけないのにどうして何もしないのかと弱音を吐きます。
それを見たりんは何かを察したのか、万太郎は何も話さないのに仲間に入れてもらえないのかと聞きます。
よそから来る人間は怖いよ。ましてや玄関ではなく縁側から上がりこんできたんだから。
泥棒なのか、お隣さんなのか、福の神なのかすらわからない。
りんは万太郎が十徳長屋に引っ越してきたときも一緒だったと打ち明けます。
その時はみんなでドクダミを抜いて大騒ぎして人となりがわかったけど、わからないものは気味悪いんだ。
それでも、枯れ草いっぱいのたぬきな巣穴のような部屋で万太郎がニコニコ笑っていたから、彼は悪い人ではなく変わった人だとわかって良かった。
そう言ってりんは笑いました。
食べるだけで一苦労でもうダメだと言うと、りんは竹雄にお箸を持ってきてほしいと頼みます。
万太郎はりんに励まされて嬉しかったのでした。
キランソウ
白梅堂では、文太が万太郎の絵を参考にして素敵な和菓子を作り、寿恵子を喜ばせていました。
寿恵子はずっと万太郎の登場を待ちわびていました。
彼のズボンが見えたので、飛び出して彼の名前を呼びましたが、人違いでした。
そして、店先に咲くたんぽぽを見て、今日は来ないのかなと呟いていました。
その夜、万太郎は竹雄がボーイの姿はキランソウのようだったと言い、その花を描きました。
ますます上手になっていると竹雄は万太郎の絵に目を見張ります。
竹雄は自分のことを描いてほしいとお願いし、峰屋に送ると言います。
そう言われた万太郎は竹雄を描き始めました。
描きながら万太郎は大学は植物学を目指す人たちで溢れていて夢みたいな場所だけど寂しいと竹雄に漏らします。

朝ドラ「らんまん」38話あらすじネタバレ紹介│2023年5月24日(水)放送

目の前に同じ志を持った人がいるのに、まともに話すこともできないと、弱音を吐いていた万太郎を竹雄が玄関を開けて空に向かって叫びます。
「綾さま、若が人並みのことを言ってます!」
竹雄の言葉に万太郎はハッとします。
竹雄は続けます。「今更、人と話せんぐらいで何を落ち込んでいるんだ。大事な人を裏切ることと、植物の道を究めることを天秤にかけて、峰屋を捨てて東京に出てきたんじゃないですか?」
万太郎は竹雄の言葉に涙ぐみながら覚悟をもってここにいたんだと思い返します。
竹雄は寂しくても万太郎は草花に話しかけているはずだと言います。
万太郎はそうだそうだと答え、竹雄の話を聞きながら元気を取り戻していました。
そんな中、万太郎が描いた竹雄の絵が完成しました。竹雄は目を見張ります。
「若の目には、俺はこう見えてるちゅうことですか。あんなに草花の絵はとても美しく描くのに、人物画は素人以下の万太郎の絵だね」と竹雄は笑います。
万太郎は笑いながら自分は植物以外は描けないと言います。
仕切り直し
翌日、万太郎は倉田に東京案内を頼みます。東京の緑豊かな場所はどこか、東京に山はあるのか、江戸と変わらない場所はどこか、新しい場所はあるのかと質問します。
倉田は逃げようとする万太郎を捕まえようとしますが、万太郎は離れません。
万太郎は倉田に頼んで泥だらけになりながら植物を採取し、大学に持ち帰ります。
大学に戻ると、藤丸と波多野がレポートを作っていました。
万太郎は藤丸にお土産を持ってきたと言い、採取した草を見せます。
藤丸はその草がシロツメクサであることを教えます。
波多野も外国からの割れ物が届いた時によくこの草が詰められていたと説明します。
万太郎はシロツメクサの名前の由来を初めて知ります。喜んだ万太郎は美味しそうだと言います。
万太郎は藤丸にシロツメクサをウサギに与えます。少しばかり藤丸と波多野は万太郎に心を開いているようでした。
その時、野宮が部屋に入ってきます。万太郎は昨日描いた竹雄の絵を見せます。
野宮は思わず吹き出してしまいます。自分の絵を万太郎に見せました。
昨日までは絶対に見せてくれなかった絵を見せてくれたのです。
野宮の絵は西洋の描き方で、野宮は田邊教授に引き抜かれたから描いていると言います。
植物のことはわからないけれど、生活のために描いていると語ります。
野宮は自分がここでは必要とされているのなら残ることができると言います。
そして、生徒たちにはどんな絵を描いていても人の絵を笑ってはいけないと忠告します。
万太郎は野宮の言葉に感銘を受け、改めて頑張る決意をします。

朝ドラ「らんまん」39話あらすじネタバレ紹介│2023年5月25日(木)放送

大学のうさぎ小屋で藤丸がうさぎにシロツメグサを与えています。
一方、波多野は万太郎からもらったシロツメグサをうさぎ小屋の隣に植え込んでいますが、教授に怒られるのではないかと心配しています。
藤丸は教授の植物採集が綿密で大掛かりなのに対し、万太郎は毎日泥だらけになって教室に来る植物採集を喜んでいます。
藤丸と波多野は万太郎のことを嬉しそうに話しています。
それぞれの居場所
万太郎は箱の中にある標本を見つけ、検定したいと藤丸と波多野に提案しますが、断られます。教授の指示では完全なもの以外は標本にしないことになっていたからです。
万太郎は完全でない標本でも可愛いと感じていましたが、藤丸は教授は完全なものだけを美しいと考えていると教えます。
さらに、田邊教授は海外で学んだ経験があり、現在は西洋の詩やローマ字に取り組んでいること、そして鹿鳴館で外国の来賓をもてなす役割を担っていることを藤丸は万太郎に教えます。
万太郎は徳永助教授が植物学を担当しているのかと尋ねます。
藤丸によれば、徳永助教授は元々法学部の出身で、英語が苦手で開成学校を退学になった後、田邊教授の教え子だった縁で助教授になったのだと言います。
藤丸と波多野は万太郎にとって徳永助教授が居場所であり、熱心に指導してくれている存在だと語ります。
一生かけてやる仕事
万太郎は久しぶりに「白梅堂」に訪れます。
店番をしていた寿恵子に笑顔で迎えられ、驚きます。
寿恵子は万太郎が描いたボタンの絵を額装して飾っており、奥から文太が新作のお菓子を持ってきます。
そのお菓子は万太郎の絵を元に作られており、万太郎は喜びます。寿恵子は葉っぱを好きになるきっかけを与えてくれた万太郎に感謝します。
万太郎はさまざまな葉っぱを描きながら、かつて母が好きだと言っていたバイカオウレンの花を描きます。
寿恵子は花の名前を聞きますが、万太郎は言葉を詰まらせて涙を流してしまいます。
驚いた寿恵子は万太郎の話を楽しいと言い、その花を見てみたいと言います。
寿恵子は万太郎に絵を描いてもらわなければ、この可愛い花を一生知らなかったと語ります。
その言葉に万太郎は照れながら寿恵子の手を握ります。

朝ドラ「らんまん」40話あらすじネタバレ紹介│2023年5月26日(金)放送

壮大な夢
万太郎は興奮しながら寿恵子の手を握りしめて、「見つけた!!」と言います。
彼の夢は、日本中の草木を全て明らかにし、それに名前をつけて絵と文にすること、つまり植物図鑑を作ることです。
万太郎は一生をかけてこの仕事をすると心に決めました。
寿恵子は感激の表情で万太郎を見送ります。
彼女にとってはまさにポスト馬琴先生を見つけた瞬間でした。
同志と描く壮大な夢
万太郎は藤丸と波多野、そして長屋の先輩である丈之助を誘って牛鍋屋に行きます。
波多野は万太郎が来てくれたおかげで自分たちも変わったと感じており、植物学についての理解とやる気を持つようになったと丈之助に語ります。
彼らは自分たちで植物学を始める覚悟を持っています。
藤丸は自分はキノコの研究をしたいと話し、菌類全般に興味を持っています。
波多野もそれに触発されて興奮し、交配や掛け合わせを通じて自分の好きなものを作り出せる方法を知りたいと語ります。
しかし、万太郎たちは何から手をつければいいのかわかりません。
そこで丈之助が文学雑誌を見せてくれます。彼も同じような夢を追い求めており、自分も目指していると言います。
万太郎は植物学の雑誌を作ることを思いつき、許可を得るためには田邊教授の協力が必要だと考えます。
彼らは教授の許可を得るための戦略を考える必要がありました。万太郎は頭を悩ませるのでした。
新しい扉
田邊教授は、元薩摩藩士で実業家の高藤雅修の家のサロンで政府の高官と鹿鳴館開館についての打ち合わせをしています。
高藤は鹿鳴館を開設しても外国の人たちと肩を並べることはできないと少し厳しい表情をしています。
そこに寿恵子が白梅堂のお菓子を届けるために訪れます。
彼女の叔母のみえがセッティングしていたのです。
高藤は寿恵子に興味を持ち、彼女に一目惚れしてしまったようです。

朝ドラ「らんまん」第9週「ヒルムシロ」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」41話あらすじネタバレ紹介│2023年5月29日(月)放送

植物図鑑を作るという壮大な夢を抱いた万太郎は、標本検定にも熱心に取り組むようになりました。
第41話のタイトルは「峰屋がピンチ?」です。雑誌の創刊にはお金が必要で、峰屋に頼るかどうか悩むことになります。
それぞれの夢
将来、日本に生える植物の名前を明らかにし、植物図鑑を作るという野望の第一歩として、万太郎は植物学雑誌の創刊を目指すことにしました。
大学の仲間である藤丸と波多野も一緒に盛り上がります。
しかし、そのためには田邊教授の許可が必要であり、万太郎は正攻法で聞きに行こうとしますが、藤丸と波多野に止められ、糸口がなかなか見つかりません。
そんな時、寿恵子は「槙野さん、お忙しいのかな~」と言いながら、花に話しかけながら万太郎がやってくるのを心待ちにしています。
鹿鳴館へ
その中で、寿恵子は実業家の高藤の家に招待されます。
「正式に舞踏練習会に参加してほしい」という高藤の申し出に対し、寿恵子は戸惑います。自分には分不相応だと断りますが、高藤は「理由はそれだけか?」と突っ込んで尋ねます。
寿恵子の父は彦根藩の旗本出身で、明治時代に陸軍に入りました。
しかし、陸軍の形式が合わず落馬して亡くなったという過去があります。
このことも高藤は調べていました。「父のことは関係ありません」と寿恵子が答えると、高藤は寿恵子に練習会への参加を改めて求めます。
外国に媚びを売るためではないと伝えます。
そこで、高藤はクララ・ローレンスという宣教師を紹介します。
彼女は亡くなった夫を持ち、日本で西洋文化を教えるために来日しました。
高藤は寿恵子にドレスを着てみるよう提案します。
クララが寿恵子の体の寸法を測るために帯を外すよう言いますが、寿恵子は躊躇します。
「帯を外すのは無理」と言いますが、クララはドレスの方が踊りやすいと説明し、心のままに踊ろうと寿恵子を誘います。
クララの明るい笑顔に惹かれた寿恵子は帯を解く決断をします。
寿恵子はクララ・ローレンスとの出会いによって気持ちが変わり、舞踏練習会への参加を決めます。
雑誌作成にはお金が必要
一方、万太郎は藤丸と波多野を自分の部屋に招き、植物学雑誌の話をしています。
しかし、何を書けば良いか分からず、3人は手詰まり状態です。
そこに丈之助が起き上がって尋ねます。
「雑誌には何を書くの?」と。雑誌を小さく始めてみれば良いと提案する丈之助に、万太郎は小さく始めても意味がないと言います。
話し込むとどうしてもお金の話になります。その時、竹雄が帰ってきて、2人に挨拶をします。
竹雄が酒蔵の一人息子であることが分かると、藤丸は自分も実家が酒問屋だと驚きます。
「だったら今、ご実家は大変なんじゃないか?」と藤丸が尋ねると、竹雄は酒蔵が次々と潰れていく話をします。
日本中の酒蔵が廃業するのではないかという話でした。

朝ドラ「らんまん」42話あらすじネタバレ紹介│2023年5月30日(火)放送

雑誌を作るとなると、自己負担になりますよね。
万太郎は峰屋との強い関係があるため心配はないと思っていますが、峰屋に重大な問題が起きていなければいいのですが、果たしてどうなるのでしょうか?
心配はいらない
万太郎は東京大学の学友である藤丸と波多野と話し合いながら、竹雄の家族の事情について聞きました。
万太郎は竹雄の顔を見ながら尋ねます。竹雄もその問題を知っているようでした。
国の財政が傾いており、その穴を酒の課税で埋めようとしていたことを話します。
数年間保存していた古酒にも税金がかかるようになり、また、売り物にならない酒にも税金がかかるようになったのです。
万太郎は呑気に「決まった額を払えばいいだけのはずだから、峰屋は問題ない」と言います。
竹雄は一瞬の沈黙の後で答えます。
「土佐一の酒蔵だから心配はいらない。税金ぐらいで潰れません。みなさんの勉学に必要なら、ドンと申してください」と。
竹雄の言い方は逆に不安になるようなものでした。
政府の追求
その頃、土佐の峰屋では、執拗な役人による税収の追求に綾も辟易していました。
かつて売った際にかかっていた税金が、今後は作る段階でかかるようになったのです。
さらに、数年間保存していた古酒にも税金がかかり、売り物にならない酒にも税金がかかるようになりました。
峰屋は大変な局面に立たされていました。
この時、万太郎の祖母であるタキの調子もあまり良くありませんでした。
綾は心配しますが、タキは自分の状態を「万太郎には決して伝えないで」と綾に伝えました。
万太郎の成長
万太郎は田邊教授に植物雑誌のことを許可してもらうため、タイミングを伺っていました。
しかし、教授は毎日忙しそうで機嫌も良くありませんでした。
何度も頼んでも断られていると、ついにチャンスが訪れました。
万太郎が教授室に郵便物を届けると、万太郎が描いた植物の一生を描いた絵が飾られていました。
万太郎は喜びます。「植物画、気に入っていただけたんですね」と。
教授に話しかけるきっかけを見つけたと思った矢先、田邊教授は万太郎の言葉に返事もせずに仕事を続けました。
万太郎は会話を続けるために植物の話やローマ字の話をしますが、田邊教授はそれに気を留めません。
そこで万太郎は思いついたバイオリンの話をします。
「西洋の絵画は陰影の付け方が違います。シェークスピアの戯曲ではありのままの人間を描こうとしています。西洋の音楽は日本とは違うのでしょうか」と。
すると、田邊教授の動きが止まりました。田邊教授は万太郎に「興味があるのか?」と尋ねました。
そして言いました。「人間の心や身体への探求。それが根幹にあります。
週末に室内音楽会を開くので、聞きに来るか」と、万太郎を学生として連れて行くことを約束してくれました。
研究することが峰屋のため
その日、万太郎が家に帰ると、竹雄が用事を終えたところでした。
竹雄は万太郎に手紙を渡します。手紙を開くと、綾が書いた文字がありました。
「万太郎、手紙ありがとう。私もおばあちゃんも元気です。東京大学の研究室に出入りを許されたことを、祖母のタキも大変喜んでいました。
周りの人に感謝し、研究に励みなさい。体に気をつけて」と。
手紙を読み終えた万太郎は、「最後の一本があったはずだ」と思い出し、峰乃月を探し始めます。
万太郎は竹雄に「倉木さんのところにもっていく。明日は1日倉木さんを雇う」と言い、それも峰屋のためだと述べます。
竹雄がなぜか尋ねると、万太郎は「酒屋からお金をとることが外国に力を示すわけではなく、学者が植物雑誌で驚くべき成果を上げることで、国の力を示せる。
だから政府はばからしくなるだろう」と答えます。
竹雄は万太郎に峰乃月を差し出し、「研究することが峰屋のためだ」と言います。
万太郎は酒を探し始め、峰屋のために頑張るのでした。

朝ドラ「らんまん」43話あらすじネタバレ紹介│2023年6月1日(水)放送

寿恵子が舞踏練習会に参加すると知ったまつは機嫌を悪くしました。
しかし、寿恵子はまつのことを気にかけています。
ただ、高藤の誘いを断ることはできないと言いました。
まつは行くのはいいけど、父に顔向けできないことだけはやめてほしいと言います。
それでもまつは菓子職人の文太に愚痴ります。文太は最後には「この身一つでやっていくしかないから、殿様だろうが金持ちだろうが、男にすがって生きていくような娘にはしたくない。
その気持ちは寿恵子にも伝わっている」とまつに言います。
万太郎の成長
万太郎は早朝から倉木と一緒に植物の採集に出かけ、夜遅くまで帰ってきませんでした。
十徳長屋の住人たちは2人の帰りを待っていました。
竹雄は心配して医者を呼ぼうとするほど心配しています。
なぜなら、万太郎は幼い頃から体が弱く、無理をするとすぐに熱を出して寝込んでいたからです。
しかし、りんが竹雄を止めます。
「万太郎は自分から見たら丈夫な人だよ」と。
隣の部屋に住むえいも「毎日夜明けから東京中を歩いて、大学に行って、帰ってきたら本を読んでいる。
いつ寝ているのか分からないけど、笑顔で元気だよ」と話します。
万太郎と倉木が帰ってくると、たくさん歩いたせいかフラフラしていますが、元気いっぱいで楽しそうな笑顔をしています。
倉木と万太郎は体についたヤブジラミを取り合って笑い転げています。
竹雄は万太郎が立派に成長したと感じました。万太郎は採集してきた水草を桶に入れて観察します。
その日は葛飾の沼地に行ったそうです。万太郎は桶に入れた水草が沼の底に根を張り、葉っぱが浮かんでいることを竹雄に話します。
浮かんだ葉っぱが水面を覆って小さないかだのようだったと嬉しそうに話します。
竹雄も興味津々でした。そして、土佐の水草と比較して話し合います。
訳ありの人
十徳長屋の住人たちは峰乃月を飲みながら宴会をしていました。
そこにゆうが帰ってきます。ゆうは月を見ながら「にきやかやねえ。お月見?まだ三日月でしょう?」と言います。
ゆうは峰乃月が空いていることを知り、仲間に加わりました。
万太郎が採集してきた水草を見て、「あれ、ヒルムシロ。なんでこんなところに?」と言います。
万太郎はその言葉に興奮し、ゆうの二の腕をつかんで近づきますが、福治がそれを止めます。
「ハレンチ禁止!」と。万太郎は我に返ります。
改めてゆうにその名前を尋ねますが、ゆうは田舎ではヒルムシロと呼んでいたと答えます。
万太郎はゆうの田舎を聞くと、ゆうは気に触れたのか答えずに立ち去ります。
みんなはゆうを生粋の江戸っ子だと思っていたようです。
りんはゆうは田舎のことをあまり話したがらないと言います。
ゆうには何か訳ありのようでした。
音楽会で会う2人
数日後、万太郎は田邊教授と一緒に行った音楽会が高藤の屋敷で行われました。
高藤は寿恵子に興味を持っている様子でした。
音楽会は政府の役人や田邊教授など上流階級の人々が集まる場所で、田邊教授は多くの人から挨拶を受けていました。
会場に入ると、大きな花瓶に美しいバラが生けられていました。
万太郎はバラを見て感嘆し、「なんて美しく儚いんだろう」と話しかけました。
彼はまるで植物にしか興味がないかのようでした。万太郎がバラに近づこうとすると、扉が開き、誰かが入ってきました。
高藤が奥さんを連れて歩いており、その後ろに西洋の美しいドレスを着た寿恵子が入ってきたのです。
万太郎は驚きました。同様に寿恵子も万太郎がいることに驚いていました。

朝ドラ「らんまん」44話あらすじネタバレ紹介│2023年6月2日(木)放送

音楽会と二人の出会い
寿恵子は音楽会の会場にいました。
その後、懇親会が始まりましたが、万太郎は田邊教授に断りを入れ、席を離れます。
この機会を利用して、寿恵子は高藤が一時的に席を外した隙に目で合図し、サロンを出て行きます。
万太郎と寿恵子は互いに驚きながらも、お互いに質問をし合います。
万太郎は「教授とのお供だったの?」と聞き、寿恵子は「舞踏の稽古で」と答えます。
二人は見つめ合い、万太郎は「聞きたいことがいっぱいあるけど、とにかく君は美しい」と寿恵子に連発します。
彼は寿恵子の美しさを形容し、「真っ白で、清潔な花があるのかのようだ」「ニリンソウとも言えるけれど、もっと清々しい香りがする」と言います。
寿恵子は恥ずかしがりつつも話題を deshi
高藤が戻ってきました
このとき、高藤が戻ってきて、万太郎と寿恵子が隠れる必要がありました。
寿恵子は万太郎に隠れるよう指示し、万太郎はついたての陰に隠れます。
寿恵子と高藤は仲良く話しています。
高藤は尋ねます。
「寿恵子さん、探しましたよ。ここで何をしているんですか?」寿恵子は即座に「ちょっと疲れてしまって、一人になりたくて」と適当なことを言います。
すると、高藤は寿恵子の腰に手を回しました。この行為に驚いた万太郎はうっかり音を出してしまいます。
高藤は音に気付き、「誰かいるのか?」と万太郎の方に行こうとします。
寿恵子は万太郎を助けるため、足が痛いと嘘をつきながら倒れ込みます。
高藤は足を触りながら「慣れないヒールで足が赤くなっているから、抱き上げてあげるよ」と言います。
寿恵子も驚きますが、「降ろしてください、自分で歩けます。
みんなに見られます」と言いながら暴れます。高藤は聞く耳を持たず、サロンの入り口近くで寿恵子を降ろします。
そのまま高藤は去っていきます。寿恵子は必死に「見ないでください」と万太郎に向けて叫びます。
この言葉は万太郎に向けられたものでした。
万太郎は呆然と二人を見送り、心に前所未有の感情が湧き起こっていました。
田邊教授との出来事
万太郎がサロンに戻ろうとすると、田邊教授と政府の高官である佐伯が話をしていました。
田邊教授は西洋の音楽の美しさについて万太郎に話します。
万太郎は「美しくて胸が苦しくなる」と感じたことを素直に伝えます。
佐伯は「あの英語の音楽からそこまで感じ取れるのはさすが田邊教授の教え子だね。君はすごい」と褒めます。
万太郎は教授に、学生たちと植物雑誌を作りたいという話をします。
それに対し佐伯は「学生が主導しているのは素晴らしい。植物学会の機関誌になればいい」と提案します。
この提案に万太郎は心が乗らず、沈んだ気持ちのままでした。
翌日、万太郎は藤丸と波多野に雑誌作成の許可をもらったことを伝えます。
しかし、講師の大窪が怒って部屋に入ってきました。
大窪は植物学会の事務局長であり、雑誌作成が忙しくなることに腹を立てていました。
万太郎は大窪に対し、「雑誌の制作は自分が自由にやるので、監督と資金調達、そして巻頭の言葉をお願いする」と伝えます。
「時間のある人が働くのは当たり前です。自分はもちろん無償で働きます」と続けます。
万太郎の態度に感心した大窪は喜び、巻頭の言葉を書くことに同意します。
さらに、徳長助教授にも伝えると約束してくれました。
しかし、万太郎の心は沈んだままでした。

朝ドラ「らんまん」45話あらすじネタバレ紹介│2023年6月3日(金)放送

万太郎は田邊教授から植物雑誌の制作許可を得たにも関わらず、寿恵子への思いに悩まされ、元気を取り戻せませんでした。
彼は大学にも行く気が起きず、十徳長屋の縁側でヒルムシロを眺めていました。
りんが彼の様子に気づき、「どうしたの?暗いよ。具合でも悪いの?」と声をかけます。
万太郎は「今日は家で標本の整理をしようと思っている」と答えますが、元気は感じられませんでした。
その時、ゆうとえいがやってきます。万太郎は自分にとって初めて消えないものがあることを告白しました。
寿恵子について話し、「彼女は可愛らしい花のような存在で、抱きかかえられている様子を見ると、頭から離れることができない」と語ります。
驚いた長屋の女子たちは万太郎が恋をしていることに喜びますが、万太郎は「自分はそんなキレイなものじゃない。
恋をするならいつも草木に向かっていたい。
しかし、心の中に黒いものが湧き上がり、今やるべきことに集中できない」と悩みます。
ゆうは「それでも好きな人ができたなら、心に従うのがいいんじゃない?」と助言します。
えいも「おばあちゃんを裏切ってまで草花のために出てきたんだから、脇道にそれる暇はないよ」と言います。
ゆうは自身の過去を明かし、能登で生まれたこと、好きな男性がいたが別の村の娘と結婚が決まっていたために東京に逃げ出し、子供を身ごもったと話します。それでも後悔はしていないと強く言いました。
えいも自身の経験を打ち明け、「上野の戦の夜、倉木が怪我をして家に逃げ込んでこなかったら、侍と結婚することはあり得なかった。
倉木が大怪我をして戦場に戻らずにすんだらいいと思っていた。だからこそ、倉木と結婚できた」と語ります。
りんは「誰かを好きになってもキレイなままでいることは難しい。自分を大事にしながら相手を好きになればいいんだよ」と言います。
えいも「植物好きな万太郎が人を好きになるなんて、きっと初めてで最後かもしれないね」と笑いながら励まします。
この励ましの言葉を受けて、万太郎は覚悟を決めます。
「行ってくるよ」と白梅堂に向かい、寿恵子が不在の間に店に入り込みました。
万太郎はまつにかるやきの注文と共にバラの絵を渡し、寿恵子に渡してほしいとお願いします。
まつは絵を見て驚き、「絵師なの?」と尋ねます。万太郎は「植物学者です」と答えます。
その後、万太郎が注文したかるやきを届けるために現れた文太をまつは寿恵子の父親と勘違いし、万太郎の名前を名乗り挨拶します。
そして「今はまだ言えないけれど、寿恵子さんに申し上げたいことがある」と告げます。
まつは「娘は17歳で、いろいろな話も聞こえてくる年頃です。あなたがどんな方か存じ上げませんが、良いご縁があれば待っています」と言います。
それに対し、万太郎は「わかっているけど、自分ができる限りの速さで迎えに行く。そのまでここには来ない。
やるべきことをやり終えたら迎えに来る」と宣言します。
まつは「待てないかもしれない」ともう一度言いますが、万太郎は「間に合わなかったら、きっぱり諦める」と言いながら礼を言い、白梅堂を後にしました。
文太とまつは驚きながらも万太郎を見送ります。

朝ドラ「らんまん」第10週「ノアザミ」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」46話あらすじネタバレ紹介│2023年6月5日(月)放送

万太郎(演者:神木隆之介)は植物学雑誌を発行するために、神田の大畑印刷所へ訪れます。
ここでは最先端の「石版印刷」の技術が導入されており、万太郎はその技術を活用して雑誌作成を依頼しようと計画していました。
彼は石版印刷の技術を詳しく学ぼうとし、印刷工場内を周りながらその技術の詳細を見聞きします。
「ここが一番重要なので、手が微かにでも震えるといけない。」と語るのはかつて浮世絵を描いていた岩下(河井克夫)で、大畑(奥田瑛二)に引き抜かれたという。大畑は原画を板に写すことで、自社の技術に自信を持ちつつ、万太郎にそれを示すように取り組む。
しかし、大畑は何を依頼したいのか詳細を知りたがり、万太郎を座敷へと誘導します。
しかしながら、万太郎は既存の版画技術では、デザインを複製するには限界があり、雑誌を作成するのは難しいと判断します。
だが、彼はそう簡単に諦めません。大畑といち(鶴田真由)に技術の教授を懇願しました。
彼自身が指摘した版画技術の不満に大畑は激怒しますが、万太郎は料金を払う覚悟で技術の教授を願います。
その熱意に圧倒された大畑は驚くも、最終的にはその要求を受け入れます。
その一方、帰宅した寿恵子(浜辺美波)は、母のまつ(牧瀬里穂)から万太郎の訪問を知らされます。
しかし、万太郎が当分訪れないとのことで、寿恵子はがっかりします。
彼がどこに住んでいるのかも知らないため、自分から訪ねることはできません。
まつから、二人の関係について問われると、寿恵子は関係がないと回答します。
しかし、彼が常に前を向いている人物だと説明し、カルヤキを作ってあげたいと話します。
そこへ叔母のみえ(演者:宮澤エマ)が訪れます。高藤の音楽会に招かれたことを耳にしたみえは、興奮しながら寿恵子に祝福を述べます。
しかし、まつはその態度が気に入らないようで、相手の選択は寿恵子に任せると主張します。
それに対し、みえは何か適当な相手がいるのかと問います。
まつは、母親として、寿恵子が幸せをつかむことを願うだけだと述べます。
それは当然のこととみえは同意します。
寿恵子は、万太郎が描いたバラの絵を一枚だけ店に掛け、その絵を持って部屋で一人、万太郎のことを思い悩むのでした。
万太郎について何も知らない自分が、なぜ彼がしばらく来ないのかを理解できず、心は重くなるばかりでした

朝ドラ「らんまん」47話あらすじネタバレ紹介│2023年6月6日(火)放送

万太郎(神木隆之介)が大畑印刷所で働き始めます。ただし、彼の新しい職場では難題が待ち受けていました。
年齢が近い同僚の宮本(山根和馬)が万太郎に対して掃除や洗い物の仕事を押し付け、さらに彼をいたずらで砂まみれにしてしまいます。
それでも万太郎はあきらめず、仕事を続けます。しかし、肺が弱い彼にとって砂まみれの環境で働くのは困難です。
そのことを知った友人の竹雄(志尊淳)は万太郎に他の職を探すように勧めます。
しかし、万太郎は自分だけができる仕事だと主張し、竹雄の提案を突っぱねます。
その一方で、寿恵子(浜辺美波)はまつ(牧瀬里穂)に対して、自分が不在の間に万太郎が来たら彼に自分の好きな本「南総里見八犬伝」を渡してほしいと頼みます。まつは寿恵子の想いに驚き、寿恵子は万太郎のことを深く思っていることを改めて認識します。
翌朝、万太郎は竹雄によって朝食の準備ができたと起こされます。
2人で朝食をとるのが唯一の共通の時間であるため、竹雄は一緒に食事をとることを強調します。
竹雄はオムレツを作り、万太郎はそれを美味しく食べます。その後、竹雄は佐川に帰ることを決め、その決断を万太郎に伝えます。

朝ドラ「らんまん」48話あらすじネタバレ紹介│2023年6月7日(水)放送

ドラマ「らんまん」の48話では、竹雄(志尊淳)が万太郎(神木隆之介)に対して重要な話をする場面が描かれます。
竹雄は一晩考えた結果、佐川に帰ることを決めました。
万太郎は竹雄の告白に驚きと動揺を覚えますが、それを隠してなるべく竹雄の気持ちに寄り添おうとします。
竹雄は万太郎が好きな綾の存在や自分自身のあり方について心の中で葛藤するものの、口には出せません。
竹雄はほほ笑みながら万太郎に「冗談だよ」と告げます。
そして、住み込みで働くと言ったことに対してお返しとして竹雄が佐川に戻ることを提案します。
また、万太郎が前に進みたいという気持ちを察し、早く進むことの重要性を理解していますが、過度に緊張すると速く走れなくなるとアドバイスします。
だから笑っていた方がより速く目標に近づけるのだと説明します。
竹雄はかつて住んでいた佐川の横倉山への思い出を話し、万太郎がいつも笑顔でいることが大切だと伝えます。
万太郎の笑顔は周りの人々も笑顔にする力があります。
だから、竹雄は万太郎にちゃんと休んで食事を摂って笑ってほしいと願います。
それが万太郎にとっての全速力なのだと述べます。
万太郎は竹雄の言葉を受け入れ、ちゃんと休んで食事を摂ることを条件に大畑印刷所での見習いになることを約束します。
竹雄は万太郎をただの牧野万太郎として見ると宣言し、約束を守らなければ針千本を飲ませると脅します。
そして、竹雄は何度も万太郎の名前を呼び続けます。
2人は笑い合いながらこの約束を確かめ合います。
以降のシーンでは、万太郎はスーツではなく砂を被っても問題ない服装で大畑印刷所に通うようになります。
万太郎は前田(阿部亮平)が持ってきた変わった石版に興味を持ちます。
前田はそれがドイツのバイエルンから取り寄せた石灰石であることを説明し、盤面についても教えてくれます。
万太郎は前田に石版の削りにはどれくらい時間がかかるのか尋ねます。
前田は盤面なら最短でも30分かかり、棚にある石版をすべて磨き直す必要があると答えます。
その後、万太郎は前田が研磨作業をしている様子をずっと見ています。
万太郎は思わず石版に触れてしまい、前田に怒られます。触ると作業が一からやり直しになるからです。
その時、宮本もやってきます。万太郎は宮本に言われた仕事を放り投げて石版に夢中になってしまいます。
宮本は万太郎に怒りながらインクまみれのローラーを押し付けます。それでも万太郎は喜んでいます。
一方、寿恵子(浜辺美波)は高藤(伊礼彼方)の家でダンスのレッスンを続けています。
寿恵子は舞踏練習会の発足式で踊りを披露し、将来は先生になることを目指しています。
そんな中、高藤から話があると呼ばれます。
高藤は寿恵子を人生のパートナーとして迎え入れたいと告げます。
高藤は寿恵子が外国の文化にも興味を持ち、勇敢に挑戦する姿に惹かれていました。
この申し出に対して寿恵子は深く動揺します。驚いた寿恵子に対し、高藤は舞踏練習会の発足式が終わった後に返事を聞かせてほしいと伝えます。
寿恵子は万太郎のことを思い出しながら、非常に悩むのでした。

朝ドラ「らんまん」49話あらすじネタバレ紹介│2023年6月8日(木)放送

ドラマ「らんまん」の49話では、万太郎(神木隆之介)が大畑印刷所に通い始めて3週間が経ちます。
彼はインクまみれのシャツのままで大学に通い、手を洗ってもインクが爪の間から取れないほどになっています。
しかし、万太郎は非常に楽しそうな様子です。
ある日、万太郎は大学の軒先に咲いているノアザミに向かって「空が真っ青だね」と話しかけながら触ろうとしますが、トゲが指に刺さってしまいます。
一方、寿恵子(浜辺美波)は筋肉痛で自分の部屋でだらしない格好で横になっています。
そこに母のまつ(牧瀬里穂)が部屋に入ってきて、水ようかんを作ってくれたと声をかけます。
しかし、寿恵子は返事をしなかったため、まつは部屋に入ります。まつは寿恵子の状態を見て怒ります。
寿恵子は筋肉痛でふくらはぎがつったり腕が上がらなかったりしています。寿恵子は自分の姿を見せられないと嘆きます。
まつは驚きつつも、自分の考えを勝手に持つのは仕方がないと寿恵子を励まします。まつは自分は後悔していないし、寿恵子を授かったことが本当に嬉しかったと話します。幸せなことだけを数えてのんびり暮らせばいいのだと言います。
誰かを待つことを生活の中心に置くと、自分がみじめになるだけだとも言います。
しかし、寿恵子は男性は自分の気持ちを理解してくれないと思っています。
特に最近の音楽会で高藤に抱き抱えられたことを万太郎に見られ、自分がふしだらだと思われているのではないかと心配しています。
まつは寿恵子に対して自分の体験を語ります。
まつは自分が後悔していないことを強調し、自分が寿恵子のためにいるのではなく、寿恵子は自分自身のために生きるべきだと教えます。
自分の機嫌は自分で取るべきだとも言います。
しかし、寿恵子はまつの言葉に納得できず、万太郎が自分を嫌いになるのではないかと恐れています。
特に万太郎が来ないことに対して不安を感じています。
まつはそんなことを考えないで、万太郎が来ないなら自分も好きに過ごせばいいと言います。
しかし、寿恵子はまつの言葉に納得できません。自分の気持ちが抑えられず、大学に行って植物学の教室に行きます。
そこで万太郎は、自分が根回ししていた植物学雑誌の目次が完成したことを藤丸(前原瑞樹)と波多野(前原滉)と一緒に喜んでいる場面に遭遇します。
このタイミングで寿恵子が現れたため、彼女はがっかりしてしまいます。
結局、お互いの想いを言葉にせずに伝えない限り、人は理解し合うことができないのかもしれませんね。

朝ドラ「らんまん」50話あらすじネタバレ紹介│2023年6月9日(金)放送

ドラマ「らんまん」の50話では、万太郎(神木隆之介)は大学に行った後、毎日大畑印刷所で働いています。
彼は見習いの仕事をこなし、周りの人々からもますます認められるようになり、研磨の手順も学んでいます。
大畑(奥田瑛二)からも気に入られ、工場の他の人々ともうまく溶け込んでいます。
すり師である岩下(河井克夫)の筆跡も棚に戻された際には、必ず確認するようになっています。
岩下は万太郎の頑張りを認めているようで、大畑にお金を払って教えてもらっているのだろうと思われます。
万太郎は岩下に石版印刷を教えてもらえるのかと感動し、答えます。岩下は万太郎に作業を見せてくれます。
そして、とても丁寧に教えてくれます。
岩下は万太郎が石版に絵を描こうとしていることは、すり師たちが過去に消えたという意味だと思っていると言います。
時代は変わっていくのだと。岩下の横顔からは寂しさも感じられます。
それでも岩下は、万太郎に石版に絵を描いてもいいと言います。
万太郎は絵を描きながら、「彫師やすり師も消えない」と思いつつ、かつての人々は消えたのではなく、新しい場所で芽吹いていくのだと言います。
彼はもっと強くなって生きていくことが生きていく者の道だと語ります。
大畑は万太郎の言葉を聞いて共感します。彼は口を出してきて、「その通りだ」と言います。
大畑自身が火事や喧嘩が江戸の華だと思っていたが、そんな時代はもうなくなったのだと話します。
石版印刷はこれからますます力を持つようになるのだと、大畑は感じ入っています。
万太郎が描いた絵はヒルムシロでした。描いた石版が刷られますが、線の太さが安定せず、墨の汚れもついています。
それでも万太郎は自分の初めての作品にしては上手くいったと喜んでいます。
大畑や岩下、印刷所の仲間たちも万太郎を褒め称えます。
一方、寿恵子(浜辺美波)のクララ先生のダンスレッスンは順調に進んでいます。
彼女は高藤(伊礼彼方)とペアになって自信を持って踊れるようになっています。
そして、目をそらさずに踊れるようにもなってきました。
クララは「これなら大丈夫」と言い、舞踏練習会の発足式に間に合うだろうと言ってくれます。
練習の後、高藤家の馬車で帰る寿恵子は、馬車が速く走るため、馬車を扱う者がどなりつけるのを聞きます。
その様子を見た寿恵子は、もう少しゆっくり走ってもらえないかと秘書の鹿島に頼みますが、鹿島はあっさりと話が進みません。
すぐにまた馬車を運転する者が「どけ」と声をかけます。
寿恵子が覗き込むと、そこには万太郎が立っていました。
万太郎はノアザミに話しかけています。寿恵子は思わず馬車のカーテンを閉めて隠れてしまいます。
鹿島は万太郎を下げつつも、「日本は変わっていくのにまだまだみすぼらしいモノがいる」と言いますが、寿恵子は「あの方はそうではない」と主張します。寿恵子は馬車が通り過ぎた後、万太郎が「早く白梅堂に行きたい」と空を見上げながらつぶやくのを目撃します。

朝ドラ「らんまん」第11週「ユウガオ」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」51話あらすじネタバレ紹介│2023年6月12日(月)放送

朝ドラ「らんまん」の51話では、寿恵子(浜辺美波)が荒々しくスピードを上げる馬車から降ります。
彼女が降りた場所は竹雄(志尊淳)が働いている薫風亭でした。
竹雄はすぐに寿恵子に気づきます。彼は高藤(伊礼彼方)に呼ばれてきたのです。
高藤は寿恵子を白川永徳に会わせるために彼女を呼んだのでした。
白川は高藤の父親の上役で、元老院(国会議員)の議員でした。寿恵子の物怖じしない物言いを気に入ります。
高藤は、寿恵子を高藤家に迎え入れるためにまずは白川家の養女にするつもりだと説明します。
寿恵子は身分を変えることに驚きます。
高藤はそれが寿恵子を守るためだと語ります。
しかし、寿恵子はまだ高藤からのプロポーズに対して返事をしていないため戸惑っています。
この一連の出来事を聞いていた竹雄は驚き、仕事が終わった後で印刷所にいる万太郎(神木隆之介)に事情を話しました。
彼は寿恵子さんが大変だと思い、すぐに何かしなければ高藤に寿恵子を奪われると心配していました。
竹雄は一人で焦っていました。
万太郎は悔しさを感じながらも、寿恵子の元には行けないと言います。
竹雄がなぜだと尋ねると、万太郎は自分は何も持っていないと述べます。
ただの槙野万太郎であり、高藤と競うために峰屋を利用することは嫌だと語ります。
彼は植物学者として寿恵子を迎えに行きたいのです。
しかし、竹雄はそれが本当に植物学者としての自己主張なのか疑問に思います。
万太郎は自分を認めたら名のることができると言いながら、再び石版に向かいます。
もう少しで自分の証ができると感じながら、石版インクを塗り、印刷機にプレスします。
完成した作品を竹雄に渡した万太郎の石版印刷のスキルは、彼自身も満足できるレベルに成長していました。
竹雄はそれを見て驚き、ついにまともな一枚が刷れるようになったと喜びます。
万太郎は新たな決意を抱いているようでした。

朝ドラ「らんまん」52話あらすじネタバレ紹介│2023年6月13日(火)放送

朝ドラ「らんまん」の52話では、万太郎(神木隆之介)の石版印刷の技術が向上し、植物学会の雑誌を印刷する準備が整いました。
彼は印刷所での仕事が確立し、大切な存在として認められていました。
大畑(奥田瑛二)も彼を引き留めようとし、他の社員たちも彼が辞めないようにと大合唱しました。
万太郎は大きな声で仕事の注文をし、「植物学会の会報誌の図版をこちらで印刷してもらいたい」と伝えました。
竹雄(志尊淳)が印刷所に行くと、万太郎が社員たちに受け入れられている様子を見て安心するものの、少し寂しさも感じました。
朝は大学での検定作業に取り組み、夜は大畑印刷所に通っていた万太郎は、ようやく大学での未分類の検定作業をすべて終えました。
彼は少し残念そうに「4ヶ月もかかってしまった」と述べました。
その報告をするため、万太郎は田邊教授(要潤)のもとを訪れました。
教授室に入ると、徳永助教授(田中哲司)が田邊教授と話をしている最中でした。
万太郎は再度来直すつもりでしたが、話が終わったと告げられたため、未分類の検定作業が終わったことを申告しました。
これに対し、徳永助教授は検定作業をいい加減に行ったのではないかと疑いの目を向けます。
万太郎は大窪さんにも確認してもらい、自分も後で徳永助教授に確認しようと頼みました。
検定の結果、特定が難しい標本はロシアのマキシモヴィッチ博士のもとに送り、新種かどうかを確認してもらうと述べました。
田邊教授はロシアへ送る標本の数を尋ねます。
万太郎は植物学教室のものが103点であり、自分が土佐から持ってきた未確認のものも52点含まれていることを伝えました。
これを聞いた徳永助教授は不満そうに、「図々しいにも程がある」と言いますが、田邊教授が役に立つと考えるならば送ってもらえると納得しました。
田邊教授は満足げに「英語でその通りだ」と言いました。
彼は自分自身と万太郎のことをよく理解しており、自分と彼はよく似ていると称賛しました。
この光景を見た徳永助教授は自分の立場が危うくなると危惧しました。
田邊教授は徳永助教授に対し、「なんだ、万太郎を甘やかすなと言ったのは君じゃないか。矛盾の塊だな。合理性に欠ける。早く留学しろ」と冷たく告げました。
徳永助教授が植物学教室の建物から出てくると、地べたに這いつくばって植物を観察していた万太郎に出くわします。
ヒルガオとユウガオを見つめている様子でした。
徳永助教授は万太郎に問いかけます。
「問題だ。アサガオ、ヒルガオ、ユウガオ。一つだけ異なるのはどれだ」と。
万太郎はユウガオだと即答しました。
アサガオとヒルガオは旋花科ですが、ユウガオだけはコロ科に属し、ウリの仲間です。
徳永助教授は正解だと言い、自分は源氏物語に出てくるからユウガオが好きで、日本文学も好きだと述べ、立ち去ろうとします。
万太郎は自分も好きだと答えました。
徳永助教授は理系の万太郎が日本文学を知らないと軽蔑したような言葉を吐き捨てました。
これに万太郎は食いつき、「好きです。特に万葉集」と返答しました。
徳永助教授は少し驚いたように立ち去りました。
そんなやり取りを見て、万太郎はユウガオに話しかけます。
「なんだか知らんけど、ユウガオのおかげで徳永助教授と話せた。少し嬉しそうだ」と言いました。
一方、舞踏練習会の発足日に向けて、クララ(アナンダジェイコブズ)から指導を受けていた寿恵子(浜辺美波)は毎日疲れ果てて帰宅していました。
ある日、店の壁に飾られていた万太郎の花の絵を見つけます。
寿恵子はその絵を外し、自分の部屋に持ち帰ろうとしました。
破り捨てれば気が楽になると思ったのかもしれません。
力を込めて破ろうとしていた指先でした。

朝ドラ「らんまん」53話あらすじネタバレ紹介│2023年6月14日(水)放送

前回のエピソードの終わりで、寿恵子(浜辺美波)がバラの絵を破ろうとするも、思い出すことが次々と蘇ってきて涙がこぼれます。
それでも寿恵子は高藤家のサロンに通い、ダンスのレッスンに励みます。
クララからは笑顔がないと指摘され、大切な人を思い浮かべるようにと助言されます。
寿恵子は万太郎を思い浮かべながら踊り、英語は理解できませんが、クララの指導を感じ取っていました。
寿恵子のダンスはますます上達していきます。
寿恵子が涙ぐむと、クララはバラの刺繍のハンカチを渡します。
それを見た寿恵子は万太郎が描いたバラの絵をクララに見せます。クララはその絵に驚きます。
その後、高藤がやってきて、ダンスが終わったら自分の部屋に来てほしいと寿恵子に伝えます。
高藤が出て行った後、寿恵子の寂しげな様子を見たクララは思わず問いただします。
他に愛している人がいるのではないかと。
そして、心のままに愛のために生きるようにと寿恵子に大切な言葉を贈ります。
一方、万太郎たちは夜中に最終の原稿の準備をしています。
深夜の3時を回っている中、学友たちは万太郎の集中力について話し合います。
彼を見ていると、何でもできる気がすると語ります。
身体の器がパンパンになれば、実は何でもできるはずだと。
翌日、植物学教室の学生や教授たちが原稿を提出しに次々とやってきます。
万太郎は大畑印刷所で一世一代の勝負に挑みます。植物学雑誌のための図版を石版に一発勝負で描くのです。
失敗は許されません。岩下は合図を送ります。
万太郎は覚悟を決め、筆で図を石版に書き出します。

朝ドラ「らんまん」54話あらすじネタバレ紹介│2023年6月15日(木)放送

藤丸(前原瑞樹)と波多野(前原滉)も大畑印刷所で協力し、学会誌の印刷作業は続きます。
そして、ついに植物学雑誌が完成しました。万太郎(神木隆之介)は風呂敷を抱えて帰宅し、田邊教授(要潤)も外出する際に彼に会います。
万太郎は300部の学会誌を持ってきました。
田邊教授は部屋に戻り、植物学教室のメンバーが集まります。
手に取った彼らは驚きの声を上げます。
雑誌をめくれば、英訳が読めるようになっています。
原稿を執筆した人々は自分の作品を読み入ります。
やがて、みんなが田邊教授の評価に注目し始めます。
田邊教授は雑誌の出来栄えを高く評価し、「いい雑誌だ」と言います。
彼は自身の指導に満足し、万太郎に感謝の気持ちを伝えます。
万太郎もお礼を言います。
その晩、万太郎たちは学会誌の創刊を祝い、牛鍋屋「牛若」で打ち上げを行います。
万太郎、藤丸、波多野はもちろん、竹雄(志尊淳)、大窪(今野浩喜)、細田(渋谷謙人)、飯島、芝、大学の仲間など、多くの人々が参加しました。
大いに食事と楽しみの後、万太郎は大畑とイチにお願い事があり、彼らに残ってもらいます。
その頼みごとは、寿恵子のことでした。佳代(田村芽実)は万太郎が自分のことを頼むと勘違いしてしまいます。
万太郎は言います。「お世話になってわずかですが、お二人を信頼して仲人をお願いします」と述べ、釣書を大畑に手渡します。
万太郎は大畑夫妻に頭を下げて一世一代の重要な願いであることを伝えました。
その後、大畑夫妻は大慌てになります。紋付き袴を取り出したり、用意を急ぎます。
佳代はがっかりし、「万さんのお相手は、白梅堂の寿恵子さんだと聞いた」と述べます。
大畑は「急いでまとめてくるから」と意気込み、次の日が仏滅であることに気づくと、「あ...」と言ってしまいます。
続きは次回をお楽しみに...

朝ドラ「らんまん」55話あらすじネタバレ紹介│2023年6月16日(金)放送

万太郎は大畑に寿恵子との仲人を頼みましたが、翌日は仏滅であるため、大畑は白梅堂への訪問をやめました。
代わりに佳代が寿恵子の様子を見るために白梅堂に行きます。
しかし、白梅堂には寿恵子の姿はありませんでした。
佳代はあきらめてまんじゅうを買おうとすると、寿恵子の叔母のみえが彼女を呼ぶ声を聞きました。
寿恵子はドレスを着ており、佳代はその美しさに驚かされました。
寿恵子は馬車で迎えられ、まるで異国のお姫様のようでした。
そして、佳代は寿恵子が高藤のところに迎えられることを耳にします。
佳代は家に帰り、ぼんやりとしているうちに買ってきたまんじゅうを食べてしまいました。
イチに寿恵子が高藤のところに迎えられることを伝えると、大畑はすぐに行動を起こそうとしますが、佳代に諭されて堪えて次の日の朝早く行くことにします。その日は大安でした。
寿恵子は寝床で里見八犬伝を読みふけっていたが、大畑は早朝から紋付袴を着て白梅堂に釣書を届けます。
白梅堂の主人である文太は大畑を迎え入れます。
舞踏練習会発足式に参加していた人々の中で、寿恵子は見事なダンスを披露します。
高藤も興奮し、「日本は一等国になる。ここにいる私たちが民草を導いていくのだ」と言います。
通訳から高藤の言葉を聞いたクララ・ローレンスはショックを受けます。
寿恵子は高藤に別れを告げ、招待客がざわつく中、高藤家を去っていきます。
黄昏時、万太郎は十徳長屋で子どもたちとユウガオを見ていました。そこに寿恵子がやってきます。
子どもたちは寿恵子をユウガオのお姫様と呼び、彼女が万太郎に抱きつくと、万太郎は戸惑いながらも彼女をしっかりと抱きしめます。

朝ドラ「らんまん」第12週「マルバマンネングサ」あらすじネタバレ紹介

朝ドラ「らんまん」56話あらすじネタバレ紹介│2023年6月19日(月)放送

「らんまん」第56話の舞台は、人々がひとつ屋根の下で暮らす十徳長屋です。このエピソードは、万太郎(神木隆之介)が寿恵子(浜辺美波)を抱きしめる場面から幕を開けます。

寿恵子が抱きしめられ、驚きのあまり「何をしてるんですか?」と問います。万太郎は思わぬ反応に、「ごめんなさい」と素直に謝りますが、寿恵子の問いかけは彼の行動に対するものではなく、「今まで何をしていたのか?」という彼への問い詰めでした。

このやり取りを、同じ長屋に住む人々がじっと覗き見ています。その中には、子供たちから「ユウガオのお姫様がきてる」との情報を得た竹雄(志尊淳)もいました。竹雄はすぐさま、足の踏み場もないほど乱雑な万太郎の部屋へ入り、驚きつつも寿恵子に丁寧に挨拶をします。

寿恵子は不満げに「ちっともわかってなかった」と口にします。これを聞いた長屋の人々は、何か悪い話があると感じ取り、慌ててその場を去ります。そして竹雄は、緊張感を和らげようとお茶を勧めるのですが…

その後の対話では、万太郎が石版印刷を学んでいたこと、そして日本全土の植物を調査し図鑑を作るという夢を持っていることが明かされます。それを寿恵子に語る万太郎の言葉は堅苦しく、彼の部屋には重たい空気が流れます。

しかし寿恵子はそれに対し、「それでも、嫁に来いと?」と疑問を投げかけます。万太郎は、寿恵子が自分にとって欠かせない存在であること、自分と一緒に生きてほしいという願いを打ち明けます。一方、隣りの部屋から話を聞いていた丈之助(山脇辰哉)は「万太郎の都合だ」と突っ込むのを竹雄が止めます。

寿恵子は、万太郎の申し出を「槙野さんの都合」とし、「私も都合で決めます」と返します。そして彼女が求めていたのは「冒険の旅」だったこと、その冒険こそが万太郎と共に生きることであると明かします。「私、あなたが好きなんです。だから、性根をすえなきゃ。あなたと一緒に大冒険始めるんだから。」という彼女の言葉は、万太郎の図鑑作成を応援するとともに、それを必ず完成させるとの誓いでもありました。

この結束の言葉に、万太郎は「生涯かけて必ずやり遂げ、あなたと作り上げる」と約束します。そして再び彼は、寿恵子を強く抱きしめます。

最後に、竹雄と寿恵子が互いに挨拶を交わし、「どうかよろしくお願いします」とエピソードは終わります。この約束と握手が二人の新たな冒険の始まりを予感させ、視聴者に次回への期待感を残します。

朝ドラ「らんまん」57話あらすじネタバレ紹介│2023年6月20日(火)放送

朝ドラ「らんまん」の57話は、新たな人生を歩む決意を固めた寿恵子(浜辺美波)と万太郎(神木隆之介)が白梅堂のまつ(牧瀬里穂)に挨拶に行くところから始まります。万太郎は、自分が寿恵子を幸せにすると言いますが、まつはその具体的な計画について問い詰めます。具体的には、二人がどうやって生計を立てるのかについてです。

万太郎の答えは、自分で稼いでいくつもりだというものでした。彼はそれを「八犬伝方式」と名付け、説明します。それは一気に大きく作るのではなく、少しずつ植物図鑑を作って売りながら生活費を稼いでいくという方法です。

それに対してまつは、幸せそうな二人を見て不安げになります。その中で、寿恵子は自分も働くと語ります。彼女は内職も売り子もできると話すのですが、その言葉に対してまつは、白梅堂で働くことは考えないで欲しいと伝えます。

その理由は、彼女が店を閉めることを考えていたからです。その背景には、文太が実家に帰って家業の旅館を継ぐことが決まったことがあります。まつは白梅堂の味は文太の味であり、彼がいなくなったら白梅堂は終わりだと思うと語ります。

寿恵子は、まつがこれからどうするのかを問います。まつは未定だが、これまで長年世話になった恩返しのために文太についていくつもりだと話します。それを聞いた文太は驚き、まつを「女将さん」と呼ぶのですが、まつは「おまつ」と呼んで欲しいと頼みます。

その後、万太郎と寿恵子の二人に対して、自分たちでやっていけるのかをまつは問います。それに対し、万太郎は寿恵子には苦労をかけるが必ず報いると強く答え、寿恵子も「大丈夫、自分はお母さんの娘だから」と幸せそうに返します。

その後のシーンでは、まつが、話すべきことをすべて話した後、夕飯を食べようと提案しますが、寿恵子は万太郎と夜通しで何かをしなければならないと伝えます。驚くまつと文太ですが、その後にまつが差し入れのかるやきを部屋に持って行った時、寿恵子と万太郎が一緒に八犬伝を読みふけっているのを見て、思わず笑いが止まらなくなります。

それから半年後、万太郎、寿恵子、竹雄(志尊淳)は峰屋の甑倒しの日に土佐に帰ることにします。その旅路で、万太郎が見つけた植物について話し合う二人の様子を見て、竹雄は寿恵子に植物学者・槙野万太郎の助手の役目を託します。

一方、峰屋では、綾(佐久間由衣)が店の新しい看板を作っており、万太郎がどんな子を連れてくるのかを待ち構えていました。その中に、政府の役人・上田甚八が現れます。彼は今日が峰屋の甑倒しの日であると告げます。

その後、万太郎が現れ、「信じるのは、そんなに難しいことでしょうか?」と問います。その声を聞き、綾は頭を上げて万太郎の顔を見ます。この回のストーリーは、ここで一旦終わります。

朝ドラ「らんまん」58話あらすじネタバレ紹介│2023年6月21日(水)放送

 

朝ドラ「らんまん」の58話は、万太郎(神木隆之介)が村に帰ってきたところから始まります。峰屋の市蔵が、万太郎を見つけ「若旦那」と声をかけると、その声を聞いた役人の上田が、万太郎に詰め寄ります。しかし、万太郎は自身がすでに家を出ている身であり、東京大学に通っていること、さらに政府が西南戦争で借金をしたことを理解しているが、今日は峰屋の一年で最も大切な甑倒しの日だからこそ、出直してほしいと上田に頼みます。

万太郎の言葉に、村人たちは「峰屋は悪くない」と声を上げ、上田はその圧力に負けて撤退します。その後、峰屋の人々は万太郎を囲んで歓び、市蔵や竹雄も喜んでいます。その中で、寿恵子(浜辺美波)が綾に挨拶し、万太郎は「忙しい時にすみません」と謝罪します。綾はそれに対し「久しぶりに家が明るくなった」と答えつつ、気になるのは造石税よりもばあさまの体調だと伝えます。その後、綾は万太郎に対し、ばあさま(タキ:松坂慶子)が梅雨入りから体のあちこちが痛むと訴えていることを伝えます。

それを聞いた万太郎は唇を噛み、なぜ知らせてくれなかったのかと悔しそうに言います。しかし綾は、それがタキの願いだったと説明します。また、万太郎が東京大学に通い、植物を学ぶことを全力で応援していること、そして万太郎が寿恵子を連れて帰るという手紙を励みにしていたことも伝えます。

万太郎はタキの部屋に向かいます。部屋に到着すると、体調を心配しつつ「ただいま」と挨拶します。床に伏せていると聞かされていたタキが、実は百人一首を並べて待っていました。その光景に万太郎はほっとします。寿恵子も挨拶しようとしますが、タキは挨拶よりも先に百人一首の勝負を挑みます。その話を聞いた万太郎と寿恵子は驚き、万太郎がそのようなことを聞いたことがないと言うと、タキはそれは彼が母を早くに亡くしたからだと一喝します。そして、万太郎に札を読むよう命じ、寿恵子は「わかりました。お願いします」と言いながら座り直します。

朝ドラ「らんまん」59話あらすじネタバレ紹介│2023年6月22日(木)放送

 

朝ドラ「らんまん」第59話では、万太郎(神木隆之介)が寿恵子(浜辺美波)を祖母のタキ(松坂慶子)に紹介します。しかし、タキからは予期せぬ挑戦が。それは百人一首での勝負です。初めはタキが優勢に試合を進めますが、途中で万太郎はタキが無理をしていることに気付きます。無理をしないようにと声をかける万太郎に対し、タキは頑なに否定します。

それでも万太郎は気付いてしまっていました。部屋の花が絶え間なく育てられているタキのこと、そこに異変があることを。そのことをタキに伝えると、元気にしていたタキが急に体調を崩します。その瞬間、万太郎は寿恵子に指示を出し、お布団を用意させます。

しかし、タキは大丈夫だと主張します。寿恵子を前にして、その明るさ、元気さ、ひたむきさに心から喜びを感じます。寿恵子が武家の娘であること、そしてそれが状況を変えることに感謝の言葉を述べます。そして、タキは寿恵子に願いを託します。違う道を歩む孫、万太郎との末永い絆を。

それを聞いた寿恵子も、自分から万太郎との結びつきを願っていたこと、彼女がふつつかであることを認めながらも、自分と万太郎の幸せを願います。そして、万太郎が満面の笑みでタキに感謝の言葉を述べます。

その晩、甑倒しの宴会が盛大に行われます。タキは自身の部屋で休んでいましたが、その声は彼女の部屋にも届いていました。

一方、綾が静かに席を立つと、竹雄(志尊淳)が彼女の様子に気付きます。幸せすぎて酔っ払った、という綾の言葉に対して、竹雄は綾がそんなに簡単に酔うはずがないと指摘します。

綾は弱気になり、自分がこれから一人になるという恐怖を打ち明けます。その言葉に対し、竹雄は綾が一人ではないと断言します。自分がいる、手代衆がいる、峰屋にはたくさんの人がいる。その言葉に、綾はタキや万太郎の強さを感じつつも、自分にはその力がないという不安を口にします。

しかし、その瞬間、竹雄は自分の本心を綾に打ち明けます。自分が従者でなくなったこと、万太郎や綾をただの槙野家の人間として見るようになったこと。そして、綾を好きであるということ。その告白に、綾は驚きつつも竹雄をからかいます。

それでも竹雄は綾を励まし続けます。綾がまっすぐで、強く、熱い女性であること、そんな彼女を見ていて、タキも万太郎も彼女を信じていると。その言葉を聞き、綾は竹雄を奉公人とは思わないと決め、彼を名前で呼びます。

それでも、綾は「呼んでみただけ」と言い、酒を求めて大座敷に戻ります。そこで寿恵子が酒を注ぎ、二人で仲良く飲み進みます。それぞれが思い思いに夜を楽しむ中、宴会は更けていきました。

朝ドラ「らんまん」60話あらすじネタバレ紹介│2023年6月23日(金)放送

2023年6月23日放送の朝ドラ「らんまん」60話では、感じているプレッシャーを竹雄(志尊淳)に支えられた綾(佐久間由衣)と、自身の命運に直面したタキ(松坂慶子)の姿が描かれました。

エピソードの初めに、タキは医師の堀田鉄寛(綱島郷太郎)に往診を依頼し、自分の体調について問い合わせます。
彼女が心から望んでいたのは、孫の万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の幸せそうな姿を見た後に湧き上がった、2人の子供を見ることへの願望でした。
どんな薬を使っても良いから、長生きして欲しいと、タキは切実に願いました。

しかし、鉄寛はこの病気に対する自身の無力を認め、申し訳ないと謝りました。
その言葉を聞いたタキは、あさましいと自身を非難し、人間には天命があるという認識に気づいたことで、心がすっきりしたと語りました。
それでも鉄寛は彼女に、命は不思議なもので、願いこそが一番効くこともあるからとアドバイスし、自身の側にいてほしいという願いを声に出すよう励ました。

その一方で、万太郎は寿恵子と共に、自身の過去の思い出が詰まった場所を巡っていました。彼らは小学校を訪れ、神社にも行きました。
境内には、万太郎の母が愛したバイカオウレンが咲いており、寿恵子はその美しさに感動します。

その後、万太郎に小学校で教えることを提案した寿恵子。しかし、万太郎は大学でなければ研究ができないと反論しました。
それでも、寿恵子の提案に心を動かされ、帰宅後にタキと話すことを約束しました。

峰屋に帰ると、竹雄から手紙が届いていると伝えられます。
それはロシアからの手紙で、万太郎が新種として登録したマルバマンネングサについての内容が英語で書かれていました。
万太郎、寿恵子、竹雄は、そのニュースに大喜びします。

同時に、大学でも田邊教授が新種の植物を発見し、認められたことを知り、教授自身もご満悦でした。

タキはこのニュースを聞き、一日も早く祝言をあげて東京に戻るように提案します。
万太郎の研究が世界に認められたことを、誰よりも喜ぶタキ。彼女の想いは、これからの展開にどう影響を与えるのでしょうか。次回の放送にご期待ください。

朝ドラ「らんまん」第13週「ヤマザクラ」あらすじネタバレ紹介

ヤマザクラの花言葉には、「純粋」「永遠の愛」「慈愛」「別離の哀しみ」が含まれています。
これらは、その純粋で優雅な印象や、儚く美しい花が咲き散る様子から導かれています。
日本の自然や四季と深く関わるヤマザクラは、ピンクや白色の花を春に咲かせ、その美しさを通じて多くの感情を表現しています。

朝ドラ「らんまん」61話あらすじネタバレ紹介│2023年6月26日(月)放送

本日の「らんまん」は、万太郎(神木隆之介)の成長と、彼を支える人々の気持ちが織りなす深い物語です。
今回は新種のマルバマンネングサ「セドゥム・マキノイ」の発見とその後のエピソードについて触れます。

まず万太郎が自ら新種を見つけ、それが認知されたことをタキ(松坂慶子)に報告に行くところから始まります。
万太郎の名前がこの新種の草によって世界に広まることを知ったタキの喜びは、まさに親心。
また、寿恵子の衣装を急がせ、祝言を上げるように指示し、万太郎に早く東京に戻るように言う彼女の気持ちには深い愛情が感じられます。

しかし、喜びの後には困難が訪れます。体調を崩したタキに対し、万太郎は何かできることがないかと、彼を育ててくれた恩人への感謝の念を強く抱きます。

同じ頃、タキは寿恵子(浜辺美波)を呼び、座敷一杯に広げられた反物を見せます。
これは峰屋の嫁としての彼女に相応しいものを選んでほしい、というタキの思いからでした。
寿恵子の驚きの様子が描かれており、このエピソードは物語の中で一つのクライマックスを築き上げます。

また、タキは仙石屋との会話の中で、桜の木が病気にかかり、枝を切らなければならない事態が発生していることを聞きます。
思い出深いその桜の木を、万太郎に託すという決断を下すのです。

一方で、綾(佐久間由衣)は竹雄(志尊淳)と一緒に酒蔵を訪ね、土佐の酒造りを守るための組合設立を考えています。
容易なことではないと反論する竹雄に対し、綾は決意を示します。

今回のエピソードでは、様々な人々がそれぞれの立場で前を向き、進んでいく姿が描かれています。
それぞれが抱える問題と向き合い、自分たちにできることを探し続ける彼らの物語が、視聴者の心を引きつけて離さないのです。

朝ドラ「らんまん」62話あらすじネタバレ紹介│2023年6月27日(火)放送

2023年6月27日放送の朝ドラ「らんまん」第62話では、主人公の綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)が土佐で酒屋の組合設立を試みるが、女性である綾が馬鹿にされてしまいます。
その悔しさを抱えた二人は、酒蔵を周った帰りに裏山の神社を訪れ、竹雄から結婚を申し込まれます。
しかし、綾は今の自分にはその申し出を受ける資格がないと思い込み、涙を流します。

竹雄は綾に対し、酒造りの競争を闘う提案をしますが、綾はそれに固く反対します。
その一方で、竹雄は綾が自分自身を見つめるよう励まし、初めてのキスを交わします。

一方、仙石屋の万太郎(神木隆之介)は、店の桜の病気を治すため、顕微鏡で原因を探っています。
そこに寿恵子(浜辺美波)が現れ、食事を勧めます。
しかし、万太郎は自分の研究に熱中していて、寿恵子の言葉を無視してしまいます。

これに怒った寿恵子は、万太郎が研究に集中できないよう、明かりを消します。
その後、寿恵子が去った後で、万太郎は寿恵子の気持ちを理解し、自分の行動を反省します。

その夜、寿恵子が綾と竹雄と話をしているのを聞き、自分の非を認めて寿恵子に土下座して謝る万太郎。
彼女はその行動に感動し、二度と邪魔だと言わないでと優しく言います。
この光景を見て、竹雄は次の日に二人を横倉山に誘います。
この提案に寿恵子の目は輝き、次回への期待感を高めるエンディングとなりました。

朝ドラ「らんまん」63話あらすじネタバレ紹介│2023年6月28日(水)放送

朝ドラ「らんまん」の63話が、2023年6月28日に放送されました。
今回の主役は、万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)そして竹雄(志尊淳)の3人で、いつもと違う場所である横倉山への植物採取が描かれました。

山道を急ぎ足で登る万太郎に対し、寿恵子はやっとの思いでついて行きます。
途中、万太郎が寿恵子を神社へ案内する場面では、巨大な木に驚く寿恵子の姿が描かれ、万太郎の丁寧な挨拶に倣って、彼女自身も挨拶をする様子が描かれます。

万太郎と竹雄の植物採取のシーンでは、二人がどこを見てどのように植物を採取するのか、その手順が丁寧に描かれます。
特に、名前がわからない植物を採取したときは環境の詳細を記録するという万太郎の記憶力の優れさが描かれています。
寿恵子にとっては未知の世界であり、この新たな知識に不安を抱く場面も見受けられます。

その不安を感じ取った竹雄は、「万太郎は凡人がついていくのは大変だから努力した、息するようにわかることは自分には必死だった」と寿恵子に対して言い、彼女を励ましたのです。
また、万太郎が山でも洋服に革靴を履いている理由を、「植物に失礼だと思ってるようだ」と教え、彼の思いやりが描かれています。

採集に夢中になる万太郎を見て、寿恵子は一瞬彼を見失います。しかし、彼女の声を聞いてハッとした万太郎がすぐさま戻ります。
ここで寿恵子は、彼が前日に「役立たず」と自己評価を下げていたことについて言及します。
「見えないものはわからないけど、見えるものはわかる」という彼女の言葉に対して、万太郎は「それは当たり前だ」と反論しますが、寿恵子は「あなたは草花のことがよく見える目をもっている。
自分が不甲斐ないなら、もっと見てあげたらどう?」と励まします。

寿恵子が乾燥させる植物に対する細心の注意と疲労が描かれる一方、万太郎は大学の面々に手紙を書き、桜の病を本で調べていました。
この瞬間に、竹雄が「お話があります」と切り出す場面で、63話は幕を閉じました。今後の展開に期待が高まる終わり方でした。

朝ドラ「らんまん」64話あらすじネタバレ紹介│2023年6月29日(木)放送

いつも明るく元気な万太郎(神木隆之介)が、竹雄(志尊淳)の前でついに涙を見せました。
竹雄は重い口を開き、「お話があります」と切り出しました。
しかし、何となく重い空気を察したのか、万太郎は彼の視線を避けていました。

竹雄が「大事な話だから、こっちを向いて」と言うと、振り返った万太郎の顔は泣き崩れていました。
彼が何を言うか、予想していたのかもしれません。「万太郎が許してくれたら、2人でタキのところへ行って夫婦になります」と、竹雄の口から出た言葉に、万太郎は祝福の言葉を述べ、姉思いの竹雄に感謝の念を込めました。

ここで、二人の間に過去の思い出が走馬灯のように浮かんできます。
長い間一緒に過ごしてきた日々が、言葉にならない気持ちを交換しました。
最後に、竹雄は「もう、東京には帰らない」と告げ、別れを告げます。
これを受けた万太郎は「言うてみ。兄ちゃんって」と笑い、寂しさを隠すように振る舞いました。

次に、物語は万太郎と寿恵子(浜辺美波)の結婚式の前日へと移ります。
まつ(牧瀬里穂)と大畑(奥田瑛二)イチ(鶴田真由)夫婦が大きな蔵、峰屋にやってきました。
その大きさには大畑も驚いていました。そして、三人を前にタキが挨拶をし、娘の婚礼を祝いました。

夜、まつは寿恵子と一緒に布団を並べ、万太郎について話をします。
万太郎の経済的な未来について心配するまつに対し、寿恵子は「万太郎さんが決めたことだから」と強く言います。
寿恵子は父親と母親からもらったものを大切にし、万太郎との新しい生活に向けて意気揚々としていました。

嫁入りの日、会場に登場した寿恵子の美しさに、会場の一同が息を呑む瞬間が描かれます。

朝ドラ「らんまん」65話あらすじネタバレ紹介│2023年6月30日(金)放送

2023年6月30日放送の「らんまん」65話では、万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の祝言の披露宴が開催され、多くの感動的な瞬間が描かれました。

万太郎は、出席者に向けて心からの感謝を伝えます。そして、驚くべき決断を明かします。
彼は竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)が結婚し、峰屋の一切を彼らに譲ることを発表したのです。
万太郎の言葉に、分家の者たちは怒りを露わにします。

ところが、豊治(菅原大吉)の反発にも関わらず、タキ(松坂慶子)は冷静に答えます。
「上下なくこれからは手を取り合って欲しい」と。
そして、万太郎には自由に生きてほしいと願います。
その言葉は、タキが長年抱いていた願いでもありました。

そして、万太郎は、育ててくれた全ての人に感謝の言葉を述べます。
この感動的なシーンは、多くの視聴者の涙を誘ったことでしょう。

その後、タキは亡くなる前に見たかった仙石屋の桜の木を訪れます。
桜の木は、まもなく切り倒される予定だったのです。
桜の木と自分の人生を重ね合わせるタキ。
それは、彼女自身が精一杯生きた証だったのでしょう。

また、万太郎は桜の木を治すことはできませんでしたが、若い枝を切り取って挿し木にしました。
それを見たタキは、新たな桜の木が育つ日を楽しみにする様子を見せました。

そして、桜の木が満開になった日。その景色を頭の中に描きながら、「爛漫(らんまん)だ」とつぶやきます。
その頃には、綾もすっかりお姉さんの顔つきになり、タキの思い出がよみがえってきました。

しかしその数日後、タキはこの世を去りました。
江戸から明治へと時代が移り変わる中で、峰屋の大黒柱がいなくなることで、新たな歴史が動き始めたのでした。

朝ドラ「らんまん」第14週「ホウライシダ」あらすじネタバレ紹介

ホウライシダ(別名:アジアンタム)の花言葉は、「無邪気」「天真爛漫」「無垢」「繊細」で、その美しい形状から観賞用として愛されています。
「アジアンタム」の名前は葉が水をはじく特性から、また「繊細」は小さな葉の重なり、「天真爛漫」は英語名由来です。
この植物は日本の四国、九州、伊豆半島などで見られ、栽培品種が野生化するケースもあります。

朝ドラ「らんまん」66話あらすじネタバレ紹介│2023年7月3日(月)放送

愛情深いタキ(松坂慶子)の49日が過ぎ、万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)は、故郷を離れ東京に戻りました。
二人の新生活が幕を開ける場所は、暖かな人々であふれる十徳長屋。そこでは、新たな一日が、ミュージカルさながらの華やかな舞台と共にスタートしました。

万太郎は、佐川の横倉山で採集した標本を手に、半年ぶりに足を踏み入れた東京大学は、新学期の序章を飾る賑やかな風景が広がっていました。
先輩たちは進路を決め、波多野(前原滉)や藤丸(前原瑞樹)は4年生へと進級。
変わりゆく日々に、時の流れの速さを感じざるを得ませんでした。

そんな中、万太郎は採集した標本を徳永助教授(田中哲司)と大窪助手(今野浩喜)に見せようと試みます。
しかし、田邊教授(要潤)の一言によりそれは阻まれました。
教授の口からは「結婚祝いをしよう」と、そして「採取してきた植物は最初に私に見せるように」という指示が飛び出しました。

田邊教授の指示に、何かを感じ取った万太郎。
しかし、その感情を言葉にすることはできず、「はい」という一言を紡ぎ出すのみでした。深まる謎、そして控えめな緊張感が次回への期待を高めます。

朝ドラ「らんまん」67話あらすじネタバレ紹介│2023年7月4日(火)放送

「らんまん」67話は、結婚祝いという名目で田邊家を訪れる万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の物語から始まります。

初めて訪れる田邊家。どこかぎこちない雰囲気が流れていますが、寿恵子の明るさが場を和ませていきます。
そして、新たな友情が芽生える様子も。後妻として田邊家に入った聡子(中田青渚)が、寿恵子と共に別室で過ごす時間を経て、次第に心を開き始めます。
寿恵子の持ち前の明るさが、聡子の内気な心を解きほぐします。
その交流が物語にどう影響を及ぼすかが注目されます。

一方、万太郎と田邊教授(要潤)は、別の部屋で重要な話を進めています。
万太郎が持参した植物の標本を前に、田邊からは思わぬ提案が。
それは、「専属のプラントハンターにならないか?」というものです。

これが田邊の真の目的であり、一瞬で二人の関係性を変えてしまう可能性があります。
その申し出が万太郎の心にどのような影響を与えるのか、またそれが彼らの運命をどのように織り成していくのか、物語の今後の展開が非常に楽しみです。

朝ドラ「らんまん」68話あらすじネタバレ紹介│2023年7月5日(水)放送

物語は、田邉教授(要潤)が、万太郎(神木隆之介)に一つの大きな提案をする場面から始まります。
それは、自身の専属プラントハンターとして働くというものでした。田邉教授の熱意を前に、万太郎は内心で深く悩みます。

一方、田邉教授は、万太郎が新種を見つけた際の報酬を約束する一方、その新種の発表は自分が行う、と述べます。
これに万太郎は大きな衝撃を受け、悩むとともに、自分の見つけた植物を他人に譲ることはできないと決心します。

田邉教授の厳しい言葉を受け、万太郎は落ち込むが、そこに寿恵子(浜辺美波)が現れ、彼を励まします。
「一人で頑張らなくても大丈夫」という寿恵子の言葉に勇気づけられ、万太郎は再び立ち上がることを決めます。

万太郎が笑顔を取り戻し、田邉教授の提案を断ったことで、物語は新たな局面へと進みます。
彼は家に帰り、新種の研究に全力を投じます。
一方、寿恵子は、自身の励ましの言葉が万太郎を元気づけたことに安堵し、彼の研究に打ち込む姿を見守ります。

しかし、万太郎が研究に熱中するあまり、二人の時間が取れないことに寿恵子は少し残念そうです。
それでも彼女は彼の努力を理解し、大きなため息をつきながら見守り続けます。

これが万太郎の決断であり、彼のこれからの行動が物語の展開にどのような影響を与えるのか、注目が集まります。

朝ドラ「らんまん」69話あらすじネタバレ紹介│2023年7月6日(木)放送

新たな局面が訪れた「らんまん」の69話。
このエピソードでは、複雑な感情が交錯し、各キャラクターが自身の道を模索します。

まず、十徳長屋へと足を運んだ佑一郎(中村蒼)の登場から始まります。
彼の訪問の目的は、万太郎(神木隆之介)にアメリカへ渡り、ミシシッピ川の治水工事の技師として働くという決意を伝えることでした。

万太郎は、この報告を受けて思わず、仁淀川へ行ったあの日のことを思い出します。
その日、彼らは恩師である蘭光(寺脇康文)と共に一日を過ごしました。

ここで、万太郎は自身が抱えている問題、すなわち田邊教授(要潤)との緊張関係について佑一郎に打ち明けます。
しかし、佑一郎は彼を励まし、「教授だけがすべてではない」と励ましの言葉を贈ります。

物語は一転し、次に注目すべきは寿恵子(浜辺美波)です。
彼女は自身の仕事について、友人のえい(成海璃子)と相談するシーンが描かれます。
寿恵子のこれからの道、そしてそれが万太郎との関係性や物語全体にどのように影響を及ぼすのか、視聴者には興味深く描かれます。

一方、佑一郎と寿恵子の初めての出会いは、彼女にとって心配事から一つ解放されるきっかけとなります。
竹雄がいなくなったことを寂しく思い、心配していた彼女ですが、佑一郎の存在に安心感を覚えます。

最後のシーンでは、寿恵子が万太郎に、自分たちの手元にある1000円をどう使うべきかについて提案します。
しかし、万太郎は研究に夢中で、寿恵子の言葉に耳を傾けません。その結果、寿恵子は一人寂しく布団に入るのでした。

朝ドラ「らんまん」70話あらすじネタバレ紹介│2023年7月7日(金)放送

新種の植物に名前を付けることが課題となった今回のエピソードは、主人公の万太郎(神木隆之介)が里中(いとうせいこう)を訪ねるところからスタートします。
博物館が彼の目的地で、万太郎が相談にやって来る事情を理解していた里中が万太郎を待ち受けていました。

そこへ意外な人物が現れます。伊藤孝光(落合モトキ)です。
シーボルトの助手を務めた伊藤圭介の孫であることを知った万太郎の興奮は大きいものでした。

しかし、ここでドラマが一転。田邊(要潤)が発表しようとしている"トガクシソウ"の話題が出ると、孝光の態度は急変し、部屋を立ち去ってしまいます。
何が彼を怒らせたのでしょうか?そして、この"トガクシソウ"は、どのように物語に絡んでくるのでしょうか?

この事件について、万太郎が里中に問いただすと、トガクシソウの正体と謎が明らかになります。
それは孝光の叔父が採取したもので、伊藤家が研究、分類し名付けてマキシモヴィッチ博士に送っていた植物だったのです。

しかし、問題はここから。マキシモヴィッチ博士が田邊教授の標本を見て新種ではないかと研究を始め、新種として発表される予定であるという事実が里中から明かされます。

万太郎は深く考え、伊藤家が自分たちで再発表することを提案しますが、里中は人間の争いを前にして、どちらにせよ、植物が明らかになることは学問にとって健全なことだと落ち着いた見解を示します。

そして万太郎は、自分自身が新種を発表する方法はないかと尋ねます。里中の答えはシンプルで明快。
「本を出せばいい。植物学の誰もが認めるものを出せば、みんな君を認めるよ」とのことで、これに万太郎の目の色が変わりました。

その一方で、家庭では妻の寿恵子(浜辺美波)が万太郎の健康を心配。
彼が机で寝てしまう日々に怒りを表し、万太郎に夜通しの研究をやめるように諭します。
彼女の心配は深く、万太郎もその意見を反省し、2人で長生きしたいと語ります。

しかし、寿恵子は彼の言葉に耳を貸さず、即座に布団に入り眠りについてしまいます。
それでも万太郎は、寿恵子の意見を尊重し、「もう一度言ってほしい」と頼みます。

翌朝、万太郎が早起きしたことで、寿恵子は彼が自分の顔を観察しているのを見つけます。
それに恥ずかしさを感じた彼女は、布団に潜り込みました。

朝ドラ「らんまん」第15週「ヤマトグサ」あらすじネタバレ紹介

ヤマトグサは日本固有の山野草で、「愛」「思いやり」「日常」という花言葉を持っています。
深いグリーンの葉と白っぽい花を咲かせ、主に春季にその花を見ることができます。
また、ヤマトグサの命名者は牧野富太郎であり、彼はドラマ『らんまん』の主人公・槙野万太郎のモデルともなっています。
ヤマトグサは1884年に高知県で採集され、これが日本人による初の新種命名と発表だったため、「ヤマトグサ」の名が付けられました。

朝ドラ「らんまん」71話あらすじネタバレ紹介│2023年7月10日(月)放送

この度の朝ドラ「らんまん」71話では、万太郎(神木隆之介)が大きな決意を胸に秘める様子が描かれました。
彼は自分自身で植物の図鑑を制作し、新種の植物を発表する道を選びました。

昼は大学の植物学教室で学び、夜は大畑印刷所に通うという厳しい日々が続きます。
万太郎の挑戦を支えるのは、彼の情熱と覚悟です。それを寿恵子(浜辺美波)に伝えるシーンは、心情がひしひしと伝わってきます。

一方で、寿恵子は彼の挑戦を理解し支持しますが、同時に彼の健康を気遣う姿が見受けられました。
その描写から、万太郎への彼女の深い思いやりが感じ取れます。

同じ頃、田邊教授(要潤)は、研究実績のなさを嫌味され、動物学教授の美作(山本浩司)に焦りを感じていました。
彼のフラストレーションは、今野浩喜演じる大窪に向けられ、その苦悩がリアルに描かれていました。

それぞれの人間関係の変化や心情の揺れは、視聴者に彼らの挑戦と苦悩を強く共感させます。
そして、それらが紡ぎ出すドラマは、次回への期待を一段と高めています。

また、万太郎は博物館を訪れ、伊藤孝光(落合モトキ)と出会います。彼は留学を予定していました。
学歴のない自分がどうすれば新種の植物を発表できるのか、と悩む万太郎。
そしてその解決策として、自分で図鑑を作るという道を選びます。

そう決めた万太郎は、その意志を寿恵子に告げます。彼女は万太郎の体を案じつつも、彼の意志を尊重します。
そこには、「人生には頑張らないといけない時期がある」とする万太郎の強い覚悟が見え隠れしています。

朝ドラ「らんまん」72話あらすじネタバレ紹介│2023年7月11日(火)放送

物語は、万太郎(演じる神木隆之介)が図鑑作りの活動を開始する場面からスタートします。
前向きで行動力のある彼の姿は、視聴者に強烈な印象を残します。

一方、寿恵子(演じる浜辺美波)は、万太郎と同じ道を歩む決意を持っていますが、自分が何もできない現状に悩んでいます。
この心の中の葛藤を福治(演じる池田鉄洋)に明かす場面が描かれます。

福治から「身の丈に合わない望みは不幸になる」との言葉を受け取り、寿恵子の心は更なる迷いに陥ります。
しかし、その一方で、万太郎は図鑑作りのための奮闘を止めません。

次に、万太郎が大畑夫妻(奥田瑛二・鶴田真由)の印刷所に足を運び、図鑑作りの相談を持ちかけるシーンが描かれます。
しかしこのとき、印刷所は大忙しで、印刷機がいつ空くか分からない状況になっています。

その時、寿恵子が現れて万太郎に提案をします。
この提案が二人の関係性や物語の展開にどのように影響を及ぼすのかが見どころとなります。

寿恵子は、印刷所で見た石版印刷に興味を示し、「石版印刷機を買うことはできませんでしょうか」という意外な提案をします。
その瞬間、周囲の人々は驚きの表情を浮かべます。

彼女のこの意外な提案が、万太郎と寿恵子が共に成長し、困難を乗り越えていく過程を描く本作の物語を一層深めることでしょう。

朝ドラ「らんまん」73話あらすじネタバレ紹介│2023年7月12日(水)放送

本エピソードの始まりは、浜辺美波演じる寿恵子の高価な印刷機購入を提案する場面で、神木隆之介演じる万太郎と大畑夫婦(奥田瑛二・鶴田真由)が驚きの表情を浮かべる様子から物語は幕を開けます。

印刷機はドイツから輸入されるため非常に高価であることに、彼らは唖然とします。
しかし、恵子は熱い思いを込めて提案を行い、その決意は視聴者に強い印象を与えます。

恵子が印刷機を購入することで、万太郎の図鑑作りがいつでも可能になるという思いが描かれています。
一方で、恵子の手元には大金が残っており、それを全て印刷機に使ってしまえば、手元に何も残らない状況になります。
それでも彼女は印刷機を購入することを決意し、その強い意志に万太郎も度肝を抜かれます。

同時に、印刷機設置のための大規模なリフォーム計画が長屋で始動します。
これは大東駿介演じる倉木の提案から始まり、山脇辰哉演じる丈之助らも万太郎の夢を後押しするというコミュニティの団結と支援の力を象徴しています。

物語の途中で、前原滉演じる波多野、前原瑞樹演じる藤丸、そして今野浩喜演じる大窪という3人組が登場します。
彼らは万太郎の土佐の標本を見に来たのです。
大窪は、一緒に研究させてほしいと万太郎に頭を下げ、藤丸は顔を真っ赤にして怒ります。
しかし、万太郎は大窪の本音に耳を傾け、新たな展開を予感させます。

73話の終わりには、印刷機の購入、大規模なリフォーム、新たな3人組の登場という要素が揃い、今後の展開が期待されます。
特に、恵子の大胆な決断と万太郎を中心としたコミュニティの絆、そして新たな3人組の動きが今後の物語を一層引き立てるでしょう。

朝ドラ「らんまん」74話あらすじネタバレ紹介│2023年7月13日(木)放送

舞台は、植物採集の一線で活躍する万太郎(神木隆之介)の周りです。
万太郎の研究パートナーに抜擢されたのはなんと、植物学教室の大窪(今野浩喜)。
二人が共に目指すのは、自分たちの研究成果を植物学雑誌に掲載すること。この活動が新たな物語の幕開けを告げます。

一方で、静観を決め込む徳永助教授(田中哲司)。
その報告を受ける田邊教授(要潤)の心情は複雑で、「研究に関わらなければ植物学教室は実績を出せない」という徳永助教授の言葉に心揺さぶられます。

また、万太郎と大窪の研究は次第に熱を帯びます。
ひたすら研究に打ち込む二人の情熱的な様子は、その真剣さを如実に示します。
物語はその頂点に達し、次回への期待感が募ります。どうぞ、その続きをご覧ください。

さて、大窪が万太郎のもとに訪れ、土佐の植物についての共同研究を提案します。
それは長年にわたる万太郎の努力の結晶であり、万太郎は当初、自分だけで発表したいと思っていました。
しかし、田邊教授から見放され、万太郎には新種を見つけた際に大学の資料が必要だと悟ります。
そして、発表の場がないことから大窪との共同研究を決めるのです。

しかし、その共同研究を認めれば、それが植物学教室の実績となることに、徳永助教授は慎重です。
それでも、大学の標本を見せてもらわなければ、万太郎の研究は先に進まないと、万太郎は大窪との共同研究を決意します。

しかし、その決定を田邊教授に報告すると、彼は激怒します。「万太郎は部外者だ」と。
しかし、徳永助教授は反論し、「植物学教室に実績が出せないこと、万太郎が実績になることを許してくれたこと、私たちがすべきことは、万太郎に礼を言うことだ」と主張します。

その一ヶ月後、万太郎の部屋はリフォームされ、石版印刷機が設置されます。
これにより、新たな研究の道が開かれたのです。今後の展開にご期待ください。

朝ドラ「らんまん」75話あらすじネタバレ紹介│2023年7月14日(金)放送

「らんまん」第75話は、学術の世界における誠実さと友情、そして日常生活の中の喜びと驚きを描いています。

物語は、新種の植物「ヤマトグサ」の発見者となった万太郎(神木隆之介)と、共研者の大窪(今野浩喜)が植物学雑誌への寄稿に成功したところからスタートします。
彼らのこの大成果は、周囲の人々、特に徳永(田中哲司)をはじめとする友人たちと共に祝われます。
万太郎が取り組んでいた図譜も同時に完成し、十徳長屋の住人たち、特に寿恵子(演:浜辺美波)から心からの祝福を受けます。

一方、寿恵子は生活費に困り、かつてダンスレッスンで着ていたドレスを質に入れることにします。
その際、偶然にもえい(成海璃子)と出会い、お互いの現状を共有します。

夜になり、倉木(大東駿介)が万太郎と寿恵子の家を訪れます。
倉木はかつて盗んだ万太郎の標本を取り返すために支払った100円を万太郎に返すと、自分は万太郎に救われたと宣言します。
この出来事は、倉木の変化を示す象徴的な瞬間であり、人間関係の深さを示しています。

そして、万太郎と大窪の共同研究成果が学会誌に掲載され、同時に万太郎が作っていた図鑑も完成します。
この双方の成功を祝い、大学の仲間たちは万太郎と大窪を囲んで祝福します。

一方、十徳長屋では万太郎の帰りを待って、お祝いの準備を進めています。
しかし、寿恵子は炊きたてのご飯の匂いに吐き気を感じます。これはもしかするのでしょうか?

それと同時に、田邊教授(要潤)が研究していた「トガクシソウ」に関する事件が起きます。
それは、田邊教授より先に海外の日本人研究者が「トガクシソウ」を発表したことです。
その研究者とは、イギリス留学中の伊藤孝光(落合モトキ)で、彼の発表に田邊教授は呆然とします。

万太郎が家に帰ると、寿恵子が何か重要な話があると告げます。
万太郎が発表の成功と家庭の驚きという、二つの新たな展開に直面することになるのです。

朝ドラ「らんまん」第16週「コオロギラン」あらすじネタバレ紹介

コオロギランは、牧野富太郎氏が高知県の横倉山で発見し命名した植物です。
この植物の名前は花の色や形がコオロギに似ていることから名付けられました。
約10cm程度の高さで、8月から9月にかけて花を咲かせます。
しかし、絶滅危惧種に指定されており、現在はその存在を確認するのが困難です。なお、コオロギランの花言葉は確定していません。

朝ドラ「らんまん」76話あらすじネタバレ紹介│2023年7月14日(月)放送

田邊教授(要潤)が新種植物「トガクシソウ」の研究発表を進めていました。
しかし、留学生の伊藤孝光(落合モトキ)が先を越して、その植物の論文をイギリスの科学雑誌に投稿してしまいます。
その結果、田邊教授が新種に自身の名前を冠するという夢は幻となります。

その一方で、徳永(田中哲司)はこの出来事を淡々と「学者の世界だ」と語ります。
彼の冷静な言葉には、新種の発表が競争であり、勝者だけが名誉を手にできるという学者の厳しい世界が表れています。

学者の世界の厳しさに抵抗を感じた藤丸(前原瑞樹)は、教室を出て行きます。
彼の行動は友人の万太郎(神木隆之介)の心に強く響きます。

教室では、新種の発表は一刻を争うと説明があります。
しかし藤丸は、「こんな争いしたくない」と声を震わせて反論します。
その後、藤丸はショックを受け、教室を飛び出してウサギ小屋に向かいます。

一方、失意の中で家に帰った田邊教授を、妻の聡子が待っています。
田邊教授は、聡子の静けさを愛していると言い、聡子は田邊教授を気遣います。

そして、万太郎が家に帰ると、寿恵子(浜辺美波)が寝ていました。
心配した万太郎がそばに寄ります。

こうした登場人物たちの感情の波は、物語をさらに深まります。
次回、これらのテーマがどのように結びつくのか、注目です。

朝ドラ「らんまん」77話あらすじネタバレ紹介│2023年7月15日(火)放送

「らんまん」77話では、つわりに悩む寿恵子(浜辺美波)と、彼女を思う万太郎(神木隆之介)の切ない日常が描かれています。
万太郎が家に帰ると、つわりで食欲がない寿恵子が横になっていました。
彼女が欲しい食べ物を尋ねると、寿恵子は「かるやき」が食べたいと答えます。
しかし、その作り方を知らない万太郎は困惑します。

そのとき、藤丸(前原瑞樹)が現れます。藤丸は「つわりの対策として揚げ芋を試す価値がある」と提案します。
万太郎に揚げ芋の作り方を伝え、一緒に調理します。
完成した揚げ芋を寿恵子に持って行くと、彼女は美味しそうに食べ、万太郎は安心します。
その後、万太郎たちは残った揚げ芋を共有し、和やかな時間を過ごします。

しかし、その場の雰囲気を変える出来事が起きます。突然、藤丸が「大学を辞めたい」と発言します。
万太郎は驚き、藤丸が学位取得まであと一歩というところで途中放棄する理由を尋ねます。
しかし、藤丸は最初から研究者になるつもりはなく、大学が自身にとって戦場のように感じられ、居ない方が周囲のためだと考えていました。

その発言に、丈之助(山脇辰哉)は茶化すように「落第すればいい」と返しますが、それでも藤丸の意志は揺らぎません。
彼は「そもそも大学に行きたくない」と叫び、万太郎に助けを求めます。

このエピソードは、喜びと驚き、複雑な感情が交錯する一方で、視聴者に対してさまざまな想像を喚起します。
寿恵子の健康状態、藤丸の将来、そして万太郎の彼に対する思いや対応。
次回、どのような展開を迎えるのか、視聴者はワクワクとともにその続きを待つことでしょう。

朝ドラ「らんまん」78話あらすじネタバレ紹介│2023年7月16日(水)放送

本エピソードでは、藤丸(前原瑞樹)が大学を辞めたいと打ち明け、万太郎(神木隆之介)から救いの言葉を貰うことから話が始まります。
植物研究の競争に身を焦がす藤丸に対し、万太郎は「少し休んでやれるべきことを探したらいい」と励ますのです。

万太郎の言葉に感動した藤丸は休学を決意し、それを田邊教授(要潤)に伝えます。
一方、田邊教授は、万太郎からの郵便物を読んで感じた切なさを隠しきれないでいます。

次のシーンでは、藤丸が万太郎と共に植物採集と図譜制作を始める様子が描かれます。
新たな道を切り開く藤丸の姿には視聴者も期待感を抱くでしょう。
一方で、万太郎は家の壁を破壊したり、石版印刷機を購入するなどして、田邊教授に対する依存を断ち切る決意を示します。

また、藤丸の成長と一緒に、寿恵子(山谷花純)が妊娠7ヶ月を迎え、「日本植物志図譜 第二集」の作成に助力していく様子が描かれます。
このエピソードのハイライトは、遂に完成する「日本植物志図譜 第二集」であり、特にヤマザクラの画が載っていることが注目点です。

エピソードの最後には、卒業間近の波多野(演者不明)に対し、万太郎が祝福の言葉を述べるシーンが描かれます。
そして、万太郎は藤丸と波多野を連れて、卒業を祝うために牛鍋屋へ行こうと提案します。

このエピソードを通じて、藤丸の成長と彼が抱える問題への解決策が描かれ、彼がどのような道を進むのか、視聴者の期待感が高まります。

朝ドラ「らんまん」79話あらすじネタバレ紹介│2023年7月17日(木)放送

新たな一週間の幕開けとなる朝ドラ「らんまん」79話は、視聴者に深い感銘を与える展開でスタートしました。
物語は、万太郎(神木隆之介)と藤丸(前原瑞樹)が新たな植物採集の旅に旅立つ場面から始まります。
彼らの冒険への期待と興奮が視聴者に伝わるとともに、寿恵子(浜辺美波)が二人を無言で見送る姿からは深い愛情が感じられます。

一方、田邊(要潤)の元に『日本植物志図譜 第二集』が届くという場面へと切り替わります。
その中に掲載されていたヤマザクラの画に、田邊は万太郎の才能を感じ取り、画工の野宮(亀田佳明)に同じように高品質な植物画を描くよう命じます。
田邊が万太郎に対する高い期待と、野宮がその命令に感じた重圧が視聴者に伝わる、緊張感ある一幕です。

次に描かれるのは、万太郎のような植物画を描くことの困難さに悩む野宮が、波多野(前原滉)に助けを求めるシーンです。
野宮の困難さと真剣さが伝わると同時に、波多野と野宮がお互いに協力し合う姿は、物語を一層引き立てます。

物語は時間を経て、万太郎と藤丸が旅立ってから3週間後に移ります。
一方、万太郎がいない間に、妊娠中の寿恵子は大量の植物とともに万太郎からの手紙を受け取ります。
しかし、手紙の内容は想像以上にシンプルで、それが彼の人間性と深い愛情を示していると同時に、寿恵子の強さと純粋さを見せつけます。

万太郎と藤丸の冒険と野宮の挑戦が織り成す二つのストーリーラインは、視聴者の目を引きつける魅力的な展開となっています。
彼らの道を切り開く姿から目が離せません。
寿恵子の笑顔と勇気も、視聴者の心を捉え、物語を一層引き立てます。今後の展開が待ち遠しいところです。

朝ドラ「らんまん」80話あらすじネタバレ紹介│2023年7月18日(金)放送

"らんまん"80話では、寿恵子(浜辺美波)が万太郎(神木隆之介)からの手紙とともに新たな一日を迎えます。
彼女の一日は、万太郎からの手紙を読み、万太郎が集めた植物標本を丁寧に乾燥させることから始まります。
標本作りに勤しむ姿は、万太郎への思いを伝えます。

次の場面で、季節は秋に移り変わり、寿恵子のお腹は大きくなっていきます。
とうとう彼女は、万太郎の娘を出産します。
万太郎が生まれたばかりの娘に対面する場面は感動的です。
その一方で、万太郎の帰りを待つ寿恵子の細やかな生活描写も印象的です。

さらに、ドラマのハイライトは、万太郎が新生児に名前をつける場面です。
その名前が何かはまだ明らかにされていませんが、万太郎の手紙には「すみれ」「なづな」「ゆき」など、いくつかの候補が書かれています。
その名前選びの意図、それはこの子の人生にありとあらゆる草花が咲き誇るようにとの願いから来ています。

さらに、寿恵子は万太郎への手紙を書きます。その中で彼女は、万太郎の植物学者としての生活について書いています。
その中には彼女自身の覚悟や、万太郎からの名付けの手紙に対する喜びも綴られています。

また、ドラマの途中で、寿恵子のところに訪れる二人の友人、イチ(鶴田真由)と佳代(田村芽実)の場面も描かれます。
佳代は寿恵子の生活環境に驚き、イチは寿恵子が頼んでいた内職を持ってきてくれます。

そして、万太郎が採集旅行から帰宅すると、寿恵子は彼に娘を見せます。
万太郎の感動の表情と、赤ちゃんの小さな手を見て「双葉みたいだ」と呟く彼の姿が印象的です。

最後に、万太郎は寿恵子と生まれたばかりの娘に向けて、新種の蘭を見せます。
「この子の人生にありとあらゆる草花が咲きほこるように」という願いを込めて、万太郎は娘に「園子」と名付けます。

以上が「らんまん」80話のあらすじとなります。
新たな家族の誕生と、その家族がどのような未来を描いていくのかに視聴者は引き続き興味を持つでしょう。
次回もこの幸せな家族の物語から目が離せません。

朝ドラ「らんまん」第17週「ムジナモ」あらすじネタバレ紹介

ムジナモは、モウセンゴケ科の水生食虫植物で、特定の条件下でしか花を咲かせないことから、「待ち続ける恋」を象徴すると言われています。
日本では1890年に牧野富太郎博士によって発見され、現在は埼玉県の宝蔵寺沼や石川県のため池などで見つけることが可能です。
ただし、自然環境下での生息地は50カ所程度と少なく、絶滅危惧種に指定されています。
この珍しい植物は、水面に浮かぶ細長い茎に風車のように放射状に輪生する捕虫葉を持ち、ミジンコなどの動物プランクトンを捕食します。

朝ドラ「らんまん」81話あらすじネタバレ紹介│2023年7月24日(月)放送

万太郎(神木隆之介)は新しい家族の誕生とともに充実した日々を送っており、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)とともに牛鍋を囲みつつ、それぞれが植物学への情熱を深めていく様子が描かれています。
一方、田邊(要潤)は家庭でのひと時を過ごしながらも、寿恵子(浜辺美波)や万太郎への複雑な感情を抱いているようで、田邊の壁を打破する兆しが見え隠れしています。

寿恵子が万太郎との間に長女・園子を出産し、幸せな日々が続いていました。
万太郎は新しい父親として、忙しなくも充実した毎日を送っていました。
植物の研究に励みながら、子育ての喜びを味わい、園子の成長を愛おしく見守っていました。

一方で田邊は、家庭で政府関連の仕事を進めていました。
その中で、日本語をローマ字に変更したいという想いを妻の聡子(中田青渚)に打ち明けます。聡子は田邊の決断を支え、夫婦の絆が深まっていきます。
しかし、田邊は寿恵子と万太郎への複雑な感情を隠せず、聡子に対して万太郎はもう二度と家に来ないと冷たく言い放ちます。

一方で万太郎は波多野と藤丸とともに牛鍋を囲む時間を楽しみ、植物学への共通の情熱で絆を深めていきます。
藤丸と波多野は万太郎との出会いによって植物学への興味が深まり、彼らはそれを素直に万太郎に感謝します。
一方で、田邊は万太郎の作成した図鑑をじっと眺めるシーンで、この話は締めくくられます。

朝ドラ「らんまん」82話あらすじネタバレ紹介│2023年7月25日(火)放送

『朝ドラ「らんまん」第82話』では、万太郎と寿恵子の娘・園子の成長、竹雄と綾の新たな挑戦、そして万太郎の夢の一部が叶う瞬間が描かれました。
特に、福治の心の内を描いた場面が、今後のストーリー展開を予感させる、深い印象を残すエピソードとなりました。

土佐の峰屋の竹雄と綾に寿恵子と万太郎から嬉しい報告の手紙が届きます。
園子の誕生とともに、万太郎が描いた園子の絵が同封されており、そのニュースに二人は大いに喜びます。
ところが、綾から「私らも作ろうか?」との言葉に、竹雄は一瞬ドキッとするも、それは新しい酒の製造の提案でした。
綾の強い決意に応え、二人は新たな挑戦に踏み出すことを決めます。

一方、万太郎はゆう、倉木、福治と共に引越しの手伝いに出かけ、その途中で植物採取を行います。
長屋の仲間との共同作業は彼の夢の一つで、大いに喜びます。
しかしこの一方で、福治は「いいことがあった分、悪いことがある」と独自の人生観を語り始めました。
これが今後の物語にどのような影響を及ぼすのか、視聴者の注目が集まる展開でした。

朝ドラ「らんまん」83話あらすじネタバレ紹介│2023年7月26日(水)放送

『朝ドラ「らんまん」第83話』では、福治とゆうの共有する心情と、万太郎と寿恵子の家計の厳しさが描かれました。
特に、寿恵子が万太郎に向けて語る家計の危機感が、これまでの楽観的な万太郎に重い一石を投じる展開となりました。

万太郎と一緒に引っ越しの手伝いをしていた福治とゆうは、心の内を語り合います。
福治は「いいことが続くと怖くなる」という自分の癖を告白し、自身の望みが「身の丈に合わない」と感じていることを明かします。
ゆうもまた、別れてしまった自分の子どもへの願いを語ります。二人は、お互いの挫折や苦しみを共有し、心を通わせていきます。

一方で、万太郎は引っ越し作業の合間に植物採集に夢中になり、新種の水生植物を見つけます。
その一方で、家庭では家計が厳しくなっていました。万太郎の本の売り上げは版元やインク代に消え、家計は寿恵子の内職に頼る状態でした。
この厳しい現実を寿恵子から告げられた万太郎は、その事実を楽観的に受け止めますが、寿恵子の危機感は深く、何かを改善しないと家計は更なる窮地に立つことが予感されます。

朝ドラ「らんまん」84話あらすじネタバレ紹介│2023年7月27日(木)放送

朝ドラ「らんまん」第84話は、万太郎(神木隆之介)が新種の水生植物「ムジナモ」を発見し、その存在を世界に発表するために論文を書くことを決意するエピソードでした。
同時に、田邉教授(要潤)が徳永助教授(田中哲司)に留学を勧めるという展開もありました。

物語は、万太郎が水中で芽がない不思議な植物を見つけるところから始まります。
この植物について家で研究する中、万太郎はその植物を「ムジナモ」と名付け、植物学教室でその存在を公表します。
田邉教授は、このムジナモが日本で発見されていない新種の植物の可能性が高いと考え、万太郎に論文を書くよう提案します。

一方、徳永助教授は田邉教授に留学を申し出ます。田邉教授はこの提案を快諾し、徳永助教授が留学を終えた際には教授に昇進することを約束します。
そして万太郎は、ムジナモから花が咲いたことを発見し、その喜びを仲間たちと共有します。

このエピソードは、万太郎が新種の植物を発見し、その研究を通じて新たな挑戦を始めるという大きな進展を描いています。
一方で、徳永助教授の留学や田邉教授の複雑な感情といった要素も描かれ、物語の深化と引き続きの展開を予感させています。

朝ドラ「らんまん」85話あらすじネタバレ紹介│2023年7月28日(金)放送

本日放送の朝ドラ「らんまん」85話は、万太郎(神木隆之介)が、自身が発見した植物「ムジナモ」の論文に尽力する中で、意外な問題が浮上し、田邊教授(要潤)から研究室の出入りを禁じられるという衝撃の展開で幕を閉じました。その一方で、田邊教授は新たな立場に就くことが決定し、一筋縄ではいかない日々が続く中、周囲の人々もそれぞれの道を歩む姿が描かれました。

話は、万太郎が田邊教授に指示された通り、ムジナモについての論文作成に励んでいるところから始まります。
一方、寿恵子(浜辺美波)は2人目の妊娠を発覚。寒空の中、大切な家族を守るために奮闘する彼女の姿が描かれました。
さらに、森(橋本さとし)の文部大臣就任が決定し、その影響で田邊教授は女学校の校長に就任することとなりました。

しかし、万太郎が手掛けた論文に、田邊教授の名前が記載されていなかったことが発覚。
万太郎の発見したムジナモが田邊教授の指導によって明らかになったことを考慮に入れると、共著とすべきだったという声が挙がりました。
この一件により、万太郎は研究室の出入りを禁じられることとなり、悔しい思いを胸に秘めるのでした。

本日のエピソードでは、万太郎のひたむきな努力と、それを見守る田邊教授との間で生じた軋轢が描かれました。
そこには、田邊教授の指導の元でムジナモを発見し、そのことを論文にした万太郎の努力と喜び、そしてそれが突如として打ち砕かれるというドラマがありました。
この結果、田邊教授に認められていたはずの万太郎が、教授から研究室の出入りを禁じられてしまうという衝撃的な展開に、視聴者も息を呑むこととなりました。

朝ドラ「らんまん」第18週「ヒメスミレ」あらすじネタバレ紹介

ヒメスミレの花言葉は、「ひそかな愛」「ささやかな幸せ」「愛」「誠実」「貞操」で、これはスミレ科スミレ属の小さな多年草を意味します。

ヒメスミレは、その名前の「ヒメ」が示すように、一般的なスミレよりも小さい特徴があります。
この小ささから、繊細で控えめな愛情や幸せを表現する花言葉が与えられたと考えられます。
また、ヒメスミレとスミレの主な違いは、サイズと葉の形です。
ヒメスミレは日本の本州から九州にかけて自生しており、日当たりの良いやや乾燥した場所に生育します。
そのため、私たちの日常の中でも道端や庭などで見かけることが多いです。

朝ドラ「らんまん」86話あらすじネタバレ紹介│2023年7月31日(月)放送

田邊教授(要潤)は万太郎(神木隆之介)が書いた論文に怒り、彼に大学への出入りを禁止するとともに、植物目録と標本を寄贈するよう命じました。この事件は、万太郎が論文に教授の名前を記載しなかったため起こったものです。

「らんまん」の86話は、万太郎の無邪気な天才ゆえのミスと、その結果としての田邊教授との確執を中心に描かれています。論文に田邊教授の名前を入れていなかったことが発覚し、教授はこれを万太郎の自己中心的な行動と捉え、彼に対しての怒りを露わにします。特に、田邊教授は、自らが万太郎を支え、大学への出入りを許可してきた背景があるため、その期待裏切られる形となり、感情が高まったようです。

万太郎は、天才であるがゆえに、自分の研究に夢中になり、周囲の人々の感情や期待に気付けない一面がありました。この事件を通じて、彼のこの性格が明らかとなりました。

教授の激怒に対して、万太郎の周りの人々は彼を助けようとしますが、教授はその態度を変えることはありません。特に大窪(今野浩喜)の説得も虚しく、結果的に万太郎は研究活動を続けるための場所を失うこととなります。

この出来事に深くショックを受けた万太郎は、家で妻の寿恵子(浜辺美波)に事情を話します。寿恵子は夫を思い、田邊教授の家を訪れようとしますが、万太郎はこれを止めました。彼はこの問題は自分の過ちによるものであり、自らの力で解決すべきだと認識していたのです。

最終的に、万太郎は今回の事件を通じて、自分の行動や態度について深く考えることとなり、人との関わりやコミュニケーションの大切さを再認識することとなったのでした。

朝ドラ「らんまん」87話あらすじネタバレ紹介│2023年8月1日(火)放送

田邊教授に東京大学植物学教室の出入りを禁止され、失意の万太郎。しかし、万太郎にとっての希望となる家族の存在と田邊教授の複雑な心境が、87話の物語の中心となります。

87話は、東京大学の名称変更を背景に、万太郎(神木隆之介)と田邊教授(要潤)の関係が一層深まるエピソードとなっています。4月に東京大学が帝国大学に名称を変更する中、田邊教授は初代教頭に就任。この変動の中で、万太郎は大学の出入りを禁止され、研究の道が断たれます。彼は論文や雑誌を訂正し、大窪助教授(今野浩喜)にチェックを依頼。しかし、田邊教授の意志は固く、万太郎の願いは拒絶されます。

この物語の中で、田邊教授の心の中の葛藤が浮かび上がってきます。彼は万太郎を真の天才と認めていましたが、その天才性によって自身の凡庸さを痛感していたのです。音楽家サリエリと天才モーツァルトの関係を引き合いに出して、田邊教授は万太郎に対して複雑な感情を抱いていたことが示唆されます。彼の心の中では、万太郎を遠ざけることで自分の心を解放しようとする葛藤が繰り広げられていたのでしょう。

一方で、万太郎はこの窮地に立たされることで、初めて真の挫折を経験します。夜通し街を彷徨った彼を待っていたのは、家族の暖かさでした。寿恵子の言葉や、花を触る園子の姿を前に、万太郎は家族の存在の大きさを改めて感じます。

このエピソードは、個人の挫折と再生、そして人間関係の複雑さを描いており、視聴者に深い感動を与えることでしょう。

朝ドラ「らんまん」88話あらすじネタバレ紹介│2023年8月2日(水)放送

万太郎はロシアのマキシモヴィッチ博士の元での研究を決意し、寿恵子は彼に付いて行く決意をします。
しかし、彼女は万太郎にいくつかの条件を伝えます。

88話の冒頭では、万太郎が田邊教授に論文の訂正を求めるも、きっぱりと拒否されます。
教授の言葉は、万太郎が再び大学の植物学教室に出入りすることは不可能であることを示していました。

万太郎は落胆し、家で園子と絵を描いている最中、寿恵子が帰宅します。
彼の研究活動が制限されてしまったことから、万太郎は博物館を訪れ、里中先生と野田先生に田邊教授との関係修復を頼むものの、博物館が大学と提携しているために困難であることが明らかになります。

しかし、希望は完全に失われることはありませんでした。野田先生から、ロシアのマキシモヴィッチ博士の存在と彼の高い評価を知らされると、万太郎は心が揺れ動きます。
さらに、寿恵子が2人目の子供を妊娠していることもあり、彼の決断は複雑なものとなります。

そんな中、マキシモヴィッチ博士からの感謝の手紙が届き、万太郎はロシアでの研究を決意します。
寿恵子は驚きつつも、彼に同行することを選びます。
しかし、彼女は出産や母親との再会、さらには言語の壁などの心配を万太郎に伝えます。
彼女の言葉に、万太郎は深く感謝し、二人は新たなステップへと踏み出すのでした。

朝ドラ「らんまん」89話あらすじネタバレ紹介│2023年8月3日(木)放送

朝ドラ「らんまん」89話では、万太郎がロシアへの旅費のために峰屋に頼ろうとするも、峰屋は事業の失敗により廃業を決意。
また、万太郎の家でも、園子がはしかに罹患するという不幸が重なります。

詳細: 放送日2023年8月3日の「らんまん」では、万太郎(神木隆之介)は、前回の話の続きとして、ロシアへ渡るための費用を工面する方法を模索しています。
ロシア行きのためには資金が必要で、その最良の手段として、友人である峰屋にお願いしようと考えました。
しかし、予想外の事態が発生します。峰屋は新しい酒の製造に失敗し、腐った酒を出してしまうこととなります。
この事態のために、峰屋は廃業を余儀なくされるという大変な状況となりました。
竹雄(志尊淳)は酒の事故を受け、税金の支払いを延期してもらおうと役人に頼むものの、断られてしまいます。

この事態に、綾(佐久間由衣)は心からのショックを受け、大声で泣き叫ぶ姿が描かれています。
彼女が夢見ていた蔵は、酒樽がなくなり、空っぽの状態になってしまっていました。
竹雄は綾を励まし、二人で峰屋を畳む決意を固めます。
峰屋の最終日、彼らは奉公人たちに感謝の意を表し、奉公人たちは綾の涙に心を痛める様子が描かれます。
最後に、竹雄が綾に花を渡すシーンで、彼らの今後の行方に期待が持たれます。

その一方で、万太郎の家でも悲しい出来事が。
彼の家族、園子がはしかに罹患してしまいました。
この話では、万太郎と峰屋の両方で重なる不幸な出来事が描かれ、視聴者の心に強い印象を残します。

朝ドラ「らんまん」90話あらすじネタバレ紹介│2023年8月4日(金)放送

「らんまん」90話では、峰屋の廃業と万太郎の長女・園子の突然の死が描かれる、感動的なエピソードとなりました。
万太郎の家族の悲しみと、峰屋の事業の終息という2つの主要なストーリーが重なり、視聴者の心に深く残るエピソードとなりました。

放送日2023年8月4日のエピソードでは、峰屋の酒の製造失敗が大きな影を落としています。
綾(佐久間由衣)はこの事態を受けて峰屋の廃業を決意します。
それと同時に、万太郎(神木隆之介)の家でも悲しい出来事が。
長女・園子がはしかにかかり、病状が急速に進行し、わずか3日で亡くなってしまいます。

峰屋の方では、竹雄(志尊淳)は家族とともに高知での新たな生活を考え、お金を借りるために旅をすることを家族に告げます。
そして、大切な屋敷を手放すという重大な決断を下します。
分家も、峰屋を継続するという選択はせず、竹雄と綾に感謝の意を示し、温かく見送る場面が描かれます。
特に、分家の跡取り・伸治が竹雄と綾に抱きつきながら「達者での」と何度も言うシーンは感動的でした。

万太郎の家では、寿恵子(浜辺美波)は園子の死に大変なショックを受け、食事も摂れずに深く落ち込む様子が描写されます。
その中で、万太郎は亡くなった園子のために花の絵を描き、寿恵子と共にそれを燃やすという、2人の悲しみを共有する場面が心に残ります。

綾は、竹雄とともに万太郎の家を訪れ、峰屋の廃業を報告しに行くことを決意します。
綾が土佐を離れるのはこれが初めてということもあり、その心境が描写されます。

本エピソードは、万太郎家の困難な状況が続く中、悲しい出来事が重なる展開であり、視聴者に深い感動を与えるものとなりました。
次回のエピソードでは、明るい展開を期待したいところです。

朝ドラ「らんまん」第19週「ヒメスミレ」あらすじネタバレ紹介

連続テレビ小説「らんまん」の第19週「ヤッコウ」では、ヤッコソウという特別な花が紹介されます。

ヤッコソウは寄生植物の一種で、全体の長さは10センチにも満たず、全体が白く、光合成を行わないため、シイノキなどの植物に寄生して養分を得ています。
この特異な植物は高知県で新種として発見され、ドラマの主人公・槙野万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士によって命名されました。

ヤッコソウの名前の由来は、秋に「やっこ」に似た白い花をつけるためだとされています。

このエピソードは、ドラマ内での植物の探求や研究の主題を象徴するもので、万太郎のキャラクターとも深く関連しています。
寄生することで生きるヤッコソウの独特な存在が、人々の関係性や生き様に対しても何らかのメタファーとして機能するかもしれません。
興味深いテーマ性を提供するこの花は、視聴者にとっても新たな発見と感動をもたらすことでしょう。

朝ドラ「らんまん」91話あらすじネタバレ紹介│2023年8月7日(月)放送

朝ドラ「らんまん」91話は、万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)夫婦が長女・園子をはしかで亡くし、その悲しみと向き合う姿を描いています。

寿恵子は自分を責め、万太郎も言葉を失います。
寿恵子を支えるマツ(牧瀬里穂)や十徳長屋の住人たちの温かさが描かれ、夫妻に寄り添う人々の心優しさが伝わります。

万太郎は倉木(大東駿介)から卵をもらい、寿恵子への時薬として頭を下げます。
寿恵子が突然園子の声を聞いたと外へ飛び出すシーンでは、悲しみがピークに達します。
しかし、夫妻は互いに支え合い、「図鑑を園子に持っていく」ために頑張ると誓います。まつが見守る中、万太郎はまつに教わったカルヤキを寿恵子に渡します。

このエピソードは、悲しみの中でも互いに支え合い、人々の温かさに助けられながら前へ進む夫妻の姿を感動的に描いており、視聴者にも深く響く内容となっています。

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朝ドラ「らんまん」92話あらすじネタバレ紹介│2023年8月8日(火)放送

朝ドラ「らんまん」92話は、寿恵子(浜辺美波)が万太郎(神木隆之介)との子供「千歳」を出産し、少しずつ明るさを取り戻す様子から始まります。
千歳の誕生で、新たな希望を見つけた夫妻の姿が描かれています。

しかし、マキシモヴィッチ博士が肺炎で亡くなったという知らせが届き、万太郎は失意の中、研究を一人で続ける決意をします。
寿恵子の支えもあり、「槙野コレクション」の名札をつけ、大学への寄贈を進めていきます。

そんな中、竹雄(志尊淳)と綾(佐久間由衣)が土佐から訪れ、槙野家の屋敷が売られること、峰屋の暖簾を下ろしたことを伝えます。
綾の謝罪に対し、万太郎は悔いの思いを隠せませんが、竹雄と綾は新しい酒に挑戦し、その結果だったと慰めます。

竹雄との2人だけの会話で、万太郎は一人でも研究をやると覚悟を告げますが、竹雄は反対します。

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朝ドラ「らんまん」93話あらすじネタバレ紹介│2023年8月9日(水)放送

93話の「らんまん」では、万太郎の未来への道が描かれ、人々の覚悟と絆が深まる一幕でした。

万太郎と竹雄が二人で話すシーンで始まります。
竹雄は万太郎の一人での植物学研究への覚悟に反対するのですが、万太郎は寿恵子の支えを胸に前進する決意を語ります。
それを聞いた竹雄も彼の決断を理解するのでした。

一方、寿恵子は万太郎を全力で支え、彼が植物採集に出かける際に、草花のことだけを考えるよう励ます姿が描かれています。
彼女の健気な愛が多くの人々に感動を与えているのです。

十徳長屋でのドクダミ抜きのエピソードは、みんなの絆と自由な暮らしを象徴していました。
そして、万太郎、竹雄、綾が土佐に帰る場面では、新たな旅立ちの予感が漂っています。

最後の部分では、寿恵子が田邊教授の家を訪れ、聡子とともに新聞に描かれた小説の騒動に巻き込まれる出来事が描かれています。
このエピソードが今後の展開への伏線となるのか、今後の展開が楽しみなところです。

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朝ドラ「らんまん」94話あらすじネタバレ紹介│2023年8月10日(木)放送

94話の「らんまん」では、寿恵子の心の強さと友情の深さが描かれました。

万太郎が植物採取に出かけてから1ヶ月後、寿恵子は質屋で新聞連載の衝撃的なストーリーを目にします。
それは大学の校長が女子生徒に手を出すという内容で、すぐに田邊教授と聡子のことだと気付きます。

急いで田邊教授の家へ駆けつける寿恵子。怯える聡子と子どもたちに寄り添い、安心させます。田邊教授が帰宅すると、彼の目には寿恵子を蔑む色が浮かびます。
しかし、寿恵子は毅然と立ち向かい、友達である聡子への気持ちは変わらないと宣言します。

寿恵子の強い言葉と態度に、聡子も影響されます。寿恵子が「私のたった一人の友達だから」と語ったことで、聡子は初めて田邊教授に歯向かいました。

このエピソードは、友情と信念の力を強く描いており、寿恵子の内面の成長と彼女の人間性の深さが際立っていました。

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朝ドラ「らんまん」95話あらすじネタバレ紹介│2023年8月11日(金)放送

95話の「らんまん」では、万太郎の植物探求と友情が描かれています。

万太郎は高知で植物採取中、山元虎鉄と出会います。彼から小さいお遍路さんと呼ばれる植物を教えてもらい、興奮して観察する様子に虎鉄も興味を示します。
その後、東京に戻る万太郎は500点の植物の土佐目録を寄贈し、研究を始めます。やっこのような植物についての調査は外国の書籍が必要で、寿恵子が借金してそれを購入します。

ある日、波多野と藤丸が訪れ、帝国大学発行の「大日本植物図解」を持参します。
それは万太郎の作った「日本植物志図譜」と似ており、やっこのような植物について協力を求める万太郎に、彼らも興奮して協力を約束します。

学名には出会った虎鉄の名前を入れようと考える万太郎。
手紙を送るとすぐに返事が来て、学校の先生からの槙野先生への植物のリクエストが届きます。
大量の植物の標本を見始める万太郎は、一人じゃないことを実感し、涙を流しながら喜びます。

このエピソードでは、万太郎の科学への情熱と友情が結びつき、新しい発見への道が拓かれたことが描かれています。

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朝ドラ「らんまん」第20週「キレンゲショウマ」あらすじネタバレ紹介

この記事では、NHKの朝ドラ『らんまん』の第20週(8月14日から8月18日までの放送)についてのネタバレあらすじを紹介しています。
この週のタイトルは「キレンゲショウマ」で、放送されるエピソードは第96話から第100話までです。
記事内では『らんまん』の再放送と全話のネタバレあらすじについても別の記事で紹介していることが触れられています。

「キレンゲショウマ」とは、多年生の植物で、花言葉は「幸せを得る」とされています。
晩夏から秋にかけて黄色い筒状の花を咲かせ、キンポウゲ科のレンゲショウマに似ているためこの名前がつけられました。
この植物は湿度の高い岩場や傾斜地に自生しており、湿度が低い状況では花弁が開かない特性があるとされています。

朝ドラ「らんまん」96話あらすじネタバレ紹介│2023年8月14日(月)放送

朝ドラ「らんまん」の96話では、主人公の万太郎(神木隆之介)が植物研究に情熱を注いでいる一方、周りの人々が次々と変わっていく様子が描かれています。
万太郎は虎鉄(寺田心)の先生に感謝の手紙を送り、その結果、全国から標本が送られてきます。寿恵子は驚くほど多くの標本に圧倒され、乾燥も追いついていないと言います。

丈之助(山脇辰哉)は万太郎の情熱に感銘を受け、新聞広告を出して更に多くの標本を集めるようアドバイスします。
万太郎はその提案に乗り、すぐに行動を開始。丈之助自身も「このまま途方もないことをやり続けるなら応援したい」と明言します。

3年後、十徳長屋の住人たちは次々と去っていき、丈之助も講師の仕事が決まり嫁と共に引っ越します。
その他の住人、福治(池田鉄洋)とゆう(山谷花純)、倉木(大東駿介)夫妻もそれぞれの理由で十徳長屋を去ることに。
特に倉木との別れは感動的で、万太郎は「大好きだ」と言って抱きつきます。倉木も一見冷たく「うるせえよ」と言いながら、少し寂しそうです。

万太郎は倉木たちが去った後も研究を続け、さらに家庭も順調。寿恵子のお腹には三人目ができていました。
そんな中、波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)が植物学雑誌と研究資料を持って訪ねてきます。
しかし、その矢先、家に借金取りが来る合図となる赤旗が掲げられていました。

このエピソードは、万太郎の科学への情熱と家庭の変化、そして周囲の人々との繋がりが描かれ、次回への期待を高めています。

詳しいあらすじが見たい方はこちらから
朝ドラ「らんまん」96話あらすじネタバレ詳細へ

朝ドラ「らんまん」97話あらすじネタバレ紹介│2023年8月15日(火)放送

朝ドラ「らんまん」の97話は、主人公・万太郎(神木隆之介)が家計を知らずに生活している一方で、その奥さん・寿恵子(浜辺美波)が家計を切り盛りしているという状況を描いています。

波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)が訪ねてきたとき、突然借金取り・磯部(六平直政)が家にやって来ます。
借金取りが来る可能性を察知していた寿恵子は、早めに赤旗を掲げ、万太郎に外に出ないよう指示していました。
この慎重な行動に、波多野は驚くばかり。

磯部に対して寿恵子が巧妙に対応する場面も見どころです。寿恵子は「今日支払えるのはこれだけです」と告げますが、磯部からは「石版印刷を売れば?」と提案されます。
寿恵子はこれを断固として拒否。石版印刷機の重要性と万太郎が大植物学者であることを強調し、一時的には新たな借金で事態を凌ぐことに成功します。

一方で、万太郎はお金の問題については全く知らず、全てを寿恵子に任せきりでした。
藤丸が借金の状況を心配して問いかけると、万太郎は「寿恵ちゃんが全部やってくれているから大丈夫」と、何も知らない状況を露呈してしまいます。

更に、物語の終盤で祐一郎(中村蒼)が登場します。彼が何をもたらすのか、次回への期待が高まります。

このエピソードでは、寿恵子が家計を支える力強さと賢さが強調されつつ、それが万太郎とどう結びついていくのかが描かれています。
万太郎は研究者としての道を究めようとしていますが、その裏で寿恵子がどれだけの負担を背負っているのかを痛感させられる回でした。
そして、新たなキャラクター・祐一郎の登場により、これからどのような展開が待っているのか興味が尽きません。
借金の問題が一時的には解決したものの、その先が不安定であること、質屋も「限界がきそうな予感」がするという状況は、今後の展開に大きな影響を与えそうです。

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朝ドラ「らんまん」97話あらすじネタバレ詳細へ

朝ドラ「らんまん」98話あらすじネタバレ紹介│2023年8月16日(水)放送

朝ドラ「らんまん」の98話では、多彩なキャラクターたちが社会や個人の変遷に対峙する一方で、万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)の家庭も揺れ動く瞬間を捉えています。

寿恵子は借金取りに巧妙に対処し、追加の資金を確保。一方で、広瀬佑一郎(中村蒼)がアメリカから帰国し、万太郎に会いに来ます。
佑一郎はアメリカで土木工学と人種差別の両面に触れ、その経験から「人が人を差別するのは嫌だ」と心に誓う。
佑一郎は札幌農学校の教授に任命され、万太郎の人間性にも敬意を表します。彼は万太郎に「変わるなよ」と激励の言葉を贈り、万太郎も笑顔でそれを受け入れます。

一方、社会的な風向きは急変しています。田邉教授(要潤)がバイオリンを弾く場面で、女学校の分離、さらには文部大臣の暗殺という衝撃的なニュースが入る。
田邉教授が指導する女学校が廃止されることになり、彼は落胆してブランデーを飲みふけります。それに対して聡子は、「なおさら持ってこれない」と凛とした態度で反応。

このエピソードでは、個々のキャラクターが直面する社会的な課題と、それにどう対処するかが巧妙に描かれています。
特に佑一郎の経験とその後の人生の方向性は、万太郎と対照的でもあり、何が大切かを再考させる場面となっています。
そして、田邉教授の苦境は、時代の変化についていけない大人たちの現実を象徴しています。それぞれがどう向き合い、どう生きるのかが、次回への見所となっています。

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朝ドラ「らんまん」98話あらすじネタバレ詳細へ

朝ドラ「らんまん」99話あらすじネタバレ紹介│2023年8月17日(木)放送

朝ドラ「らんまん」の99話では、個々のキャラクターが自分の人生や職業に対する価値観を見つめ直す舞台が広がっています。

田邉教授(要潤)が自らの女学校の廃止という重大な出来事に対して、ブランデーを飲んで落胆している場面から話は始まります。
しかし、彼の妻である聡子(中田青渚)は落ち着いて反論。「旦那様が好きだった植物学に専念できるのでは?」と、独自の視点で彼を励ますのでした。
聡子の言葉に触発された田邉教授は、その後他の要職を辞任し、植物学に専念する決意を固めます。

一方で、万太郎(神木隆之介)の元には、虎鉄(寺田心)が修学旅行で採取した未知の黄色い植物の標本が送られてきます。
その植物に魅了された万太郎は、新種かもしれないと考え研究を始める。
興味深いことに、田邉教授も同じ石鎚山で同じ植物を採取しており、彼もまた新種である可能性に興味を抱いていました。

この回では、田邉教授と万太郎が、それぞれの場で「植物学」という共通のテーマに対して情熱を燃やしている様子が描かれます。
特に田邉教授のキャラクターが深化する一方で、彼と万太郎が未知の植物をめぐって意図せずに競り合う状況が生まれるという、新たな展開にも注目です。

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朝ドラ「らんまん」100話あらすじネタバレ紹介│2023年8月18日(金)放送

朝ドラ「らんまん」の100話では、新種の植物を発見するという共通の目標を持つ万太郎(神木隆之介)と田邊教授(要潤)の道が交差します。
9月に入り、田邊教授は東京理科大学の学長の座を失いますが、その事実は彼にとって大きな影響を与えないようで、彼の心は植物の研究に全く向かっていました。
彼は植物学雑誌で、日本人が自分で学名を与え、自分で発表するという歴史的な宣言を行います。

ほぼ同時に、万太郎と田邊は新種の黄色い植物に「キレンゲショウマ」という名前を付けることになります。
その後、二人とも果実の標本が必要だと判断しますが、田邊教授が先にそれを手に入れ、学生たちの前で発表を行います。
万太郎はこれに「おめでとうございます、田邊教授」と心からの祝辞を呈します。

家で、田邊教授は妻の聡子(中田青渚)に感謝の意を示し、誕生日に何が欲しいか尋ねます。聡子の願いは単純で、家族で海に行くこと。
田邊教授はこれを受け入れます。しかしその後、翌年3月に彼は帝国大学を追放されてしまいます。
その頃に徳永(田中哲司)がドイツから帰国し、植物学教室の教授に任命されると、田邊教授が植物学の世界に戻ることは二度とありませんでした。

このエピソードは大学内の権力闘争と純粋な科学的探究心との対立を描き、その犠牲者となった田邊教授の運命に一抹の悲しみを投げかけます。
それでも、万太郎が田邊教授の新属新種の発見を素直に喜ぶシーンは、この回の見どころとも言えそうです。

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朝ドラ「らんまん」第21週「ノジギク」あらすじネタバレ紹介

この記事では、神木隆之介さんが主演するNHKの朝ドラ『らんまん』の第21週(8月21日から8月25日までの放送)のネタバレあらすじを紹介しています。
この週のエピソードは「ノジギク」と題され、放送される話数は第101話から第105話までです。
記事内には、『らんまん』の再放送と全話のネタバレについても別記事で紹介されています。

「ノジギク」は、キク科キク属に属する多年生植物で、日本固有種です。分布範囲は兵庫県以西の本州から四国、九州に至るまでとなっています。
花言葉は「真実」で、この植物は『らんまん』の主人公・槙野万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士によって発見されました。
特に注目すべきは、開花時期が10月から12月であり、初めに白い花を咲かせて、次第に淡い紅色に変わる特性があることです。

朝ドラ「らんまん」101話あらすじネタバレ紹介│2023年8月21日(月)放送

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朝ドラ「らんまん」102話あらすじネタバレ紹介│2023年8月22日(火)放送

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朝ドラ「らんまん」103話あらすじネタバレ紹介│2023年8月23日(水)放送

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朝ドラ「らんまん」104話あらすじネタバレ紹介│2023年8月24日(木)放送

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朝ドラ「らんまん」105話あらすじネタバレ紹介│2023年8月25日(金)放送

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朝ドラ「らんまん」第22週「オーギョーチ」あらすじネタバレ紹介

の記事では、NHKの朝ドラマ『らんまん』、主演は神木隆之介さん、の第22週(8月28日から9月1日までの放送)についてのネタバレあらすじが紹介されています。
放送されるエピソードは「オーギョーチ」というテーマで、第106話から第110話までが放送されます。
記事では、このドラマの再放送や全話のネタバレあらすじに関する別記事も紹介されています。

「オーギョーチ」は花言葉がなく、代わりに「果言葉」があり、それは「努力家」です。オーギョーチ(別名:愛玉子)はクワ科イチジク属に属するつる性の植物で、台湾固有の植物です。
日本では「あいぎょくし」とも呼ばれています。この植物は、植物調査団として台湾に訪れた牧野富太郎博士によって発見されたとされています。
台湾では、この植物の果実から作られる寒天状のデザートが人気があります。

朝ドラ「らんまん」106話あらすじネタバレ紹介│2023年8月28日(月)放送

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朝ドラ「らんまん」107話あらすじネタバレ紹介│2023年8月29日(火)放送

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朝ドラ「らんまん」107話あらすじネタバレ詳細へ

朝ドラ「らんまん」108話あらすじネタバレ紹介│2023年8月30日(水)放送

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朝ドラ「らんまん」109話あらすじネタバレ紹介│2023年8月31日(木)放送

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朝ドラ「らんまん」110話あらすじネタバレ紹介│2023年9月1日(金)放送

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NHK朝ドラマ【らんまん】全話見逃し配信・無料動画視聴サービスまとめ

朝ドラ【らんまん】キャスト・登場人物相関図紹介

 

【らんまん】キャスト一覧

役名役柄俳優名
槙野万太郎天才植物学者(主人公)神木隆之介
西村寿恵子万太郎の妻(ヒロイン)浜辺美波
竹雄万太郎よき理解者志尊淳
槙野綾万太郎姉佐久間由衣
幸吉酒蔵「峰屋」の蔵人笠松将
たま「峰屋」の奉公人中村里帆
楠野喜江通称「民権ばあさん」島崎和歌子
池田蘭光人生の師寺脇康文
槙野ヒサ万太郎の母広末涼子
槙野タキ万太郎の祖母松坂慶子
西村まつ寿恵子の母牧瀬里穂
笠崎みえ寿恵子の叔母宮澤エマ
阿部文太菓子職人池内万作
倉木隼人上野戦争の生き残り大東駿介
倉木えい倉木隼人の妻成海璃子
及川福治十徳長屋の住人池田鉄洋
江口りん十徳長屋の差配人安藤玉恵
宇佐美ゆう十徳長屋の住人山谷花純
広瀬佑一郎万太郎の学友中村蒼
野田基善万太郎が憧れる植物学者田辺誠一
里中芳生「植物図」の作者いとうせいこう

朝ドラ【らんまん】実在のモデル「牧野富太郎」さんとは??

朝ドラ【らんまん】には実際に日本で活躍をしていたモデルがいます。それが、植物学の父・牧野富太郎(まきのとみたろう)さんです。
ここでは、年表形式でどのような出来事があったのか。簡単にご紹介していきます。
もちろん、朝ドラ【らんまん】にもこの年表が大きく影響があると思われます。

年代年齢出来事
1862年0土佐の小さな村、佐川村で牧野富太郎が生まれる
1872年10寺子屋に通い、習字の手練りを始める
1873年11明教館で西洋学問の基礎を学び始める
1874年12佐川小学校に入学
1876年14自主的に佐川小学校を去る
1879年17高知市の五松学者で勉強を始めるが、コレラの流行により帰郷する
1880年18高知師範学校の教員、永沼小一郎と出会う
1881年19東京へ移り、第2回内国博覧会を訪れ、植物学者の田中芳男と接点を持つ
1884年22東京大学の植物学研究室での学びを始める
1887年25祖母・浪子が病で他界。「植物学雑誌」の創刊に関与
1888年26壽衛(すえ)と共に暮らし始め、「日本植物志図編」の刊行をスタート
1889年27日本初の新種、「ヤマトグサ」に学名を付ける
1890年28ムジナモを発見し、谷田部教授の教室から出入り禁止となる
1891年29故郷の佐川に戻り、実家の整理を始める
1893年31長女・園子が急逝。東京帝国理科大学の助手に昇進
1900年38「大日本植物志」の刊行を開始。子供たちが次々と誕生し、生活が厳しくなる
1909年47横浜植物会を立ち上げ、観察会などを指導
1910年48大学の助手から休職となる
1911年49東京植物同好会を設立
1912年50東京帝国理科大学の講師に再任命される
1916年54貧困に瀕し、新聞報道でその様子が知られる。そのとき、神戸の池長孟が援助を申し出る
1926年64現在の練馬区東大泉に自宅を建てる
1927年65「理学博士」の学位を獲得。仙台で新種のササを発見
1928年66愛妻・壽衛(すえ)を亡くす。新種のササを「スエゴザサ」と命名
1934年72「牧野植物学全集」の刊行を開始
1937年75「牧野植物学全集」の刊行で朝日文化賞を受賞
1939年77東京大学の講師を辞任
1940年78「牧野日本植物図鑑」を刊行
1941年79満州でサクラの調査を行う。池長に標本が返され、安達氏から標品館が寄付される
1945年83山梨県穂坂村へ疎開。10月に東京に戻る
1948年86天皇陛下への講義を行う
1949年87重病になるも、驚くべき回復を遂げる
1951年89第1回文化功労者に選ばれる。文部省に「牧野富太郎博士標本保存委員会」が設立
1954年92風邪をひき床につくことが増える
1957年94静かに息を引き取る
1958年-高知県立牧野植物園、東京都立大学牧野標本館、牧野記念庭園がオープンする

朝ドラ【らんまん】実在したモデル

らんまん役名(キャスト)実在モデル
槙野万太郎(神木隆之介)牧野富太郎(まきのとみたろう)
槙野寿恵子(浜辺美波)牧野寿衛(まきのすえ)
槙野タキ(松坂慶子)牧野浪子(まきのなみこ)
竹雄(志尊淳)竹蔵(たけぞう)
幸吉(笠松将)和之助(かずのすけ)
楠野喜江(島崎和歌子)楠瀬喜多(くすのせきた)
池田蘭光(寺脇康文)深尾重茂澄?
広瀬佑一郎(中村蒼)池野成一郎(いけのせいいちろう)
里中芳生(いとうせいこう)田中芳男(たなかよしお)

 

朝ドラ【らんまん】牧野富太郎ってどんな人だったの?

牧野富太郎さんが、どんな方だったのか?
YouTubeで紹介がされていまし。
気になる方はぜひご覧ください!!

 

前作 朝ドラ「舞い上がれ!」キャスト・あらすじ・視聴率

朝ドラ「舞い上がれ!」キャスト

役名俳優名
岩倉舞/梅津舞福原遥(幼少期:浅田芭路)
岩倉浩太高橋克典
岩倉めぐみ永作博美
岩倉悠人横山裕(幼少期:海老塚幸穏)
才津祥子高畑淳子
梅津歩木下結愛(子役/保育園児の歩)
梅津貴司赤楚衛二(幼少期:齋藤絢永)
梅津勝山口智充
梅津雪乃くわばたりえ
望月久留美山下美月(乃木坂46)(幼少期:大野さき)
望月佳晴松尾諭
松下久子小牧芽美
笠巻久之古舘寛治
佐知子吉田真由
正行高田幸季
結城章葵楊
八木巌又吉直樹
津田道子たくませいこ
山田紗江大浦千佳
小森富雄吉井基師
尾藤岳中村凛太郎
古川輝海中村靖日
宮坂利勝木内義一
相良康光平田理
藤沢哲榎田貴斗
垣内健次郎うえだひろし
土屋景子二宮星
西口マエダユミ
日高林英世
入江那々實あぐり
稲本大作横岡祐太
砂川充ムラサトシ

朝ドラ「舞い上がれ!」あらすじ

『舞いあがれ!』は、2022年度後期に放送されたNHKの連続テレビ小説の第107作目で、主演は福原遥です。
物語は1990年代から現代を舞台に、空とパイロットに憧れるヒロインが活躍します。
物語は、ものづくりの町である東大阪と、自然が豊かな長崎の五島列島を舞台に進行します。
ヒロインは、様々な人々との絆を育みながら、ネジ工場の営業として奮闘します。
さらに、彼女は町工場同士をつなげる会社を起業します。
この物語は、ヒロインの挫折と再生を描きながら、彼女の成長と成功を描いています。

朝ドラ「舞い上がれ!」視聴率

放送日サブタイトル平均
第1週10/3~10/7お母ちゃんとわたし16.3%15.2%14.6%16.4%16.8%15.90%
第2週10/10~10/14ばらもん凧、あがれ!15.6%16.7%16.4%16.2%16.9%16.40%
第3週10/17~10/21がんばれ!お父ちゃん16.4%16.4%15.8%15.8%15.9%16.10%
第4週10/24~10/28翼にかける青春16%16.3%15.7%16.1%15.8%16.00%
第5週10/31~11/4空を飛びたい!15.7%15.8%16%14.6%14.1%15.20%
第6週11/7~11/11スワン号の奇跡15.3%15.3%16%16.2%14.9%15.50%
第7週11/14~11/18パイロットになりたい!15.2%16%15.8%15.6%14.7%15.50%
第8週11/21~11/25いざ、航空学校へ!16.2%14.2%15.7%15.9%15.9%15.60%
第9週11/28~12/2私らはチームや15.4%15.2%16.2%16.1%14.7%15.50%
第10週12/5~12/9別れと初恋15.1%15.6%16.1%15.6%15.8%15.60%
第11週12/12~12/16笑顔のフライト16.2%16%15.6%15.8%15.8%15.90%
第12週12/19~12/23翼を休める島15.2%15.2%15.6%15.7%16.3%15.60%
第13週12/26~12/30向かい風の中で15%15.1%14.9%--15.00%
第14週1/4~1/6父の背中--13.8%15%15.4%14.70%
第15週1/9~1/13決断の時14.3%15.6%16.5%15.7%16.1%15.60%
第16週1/16~1/20母と私の挑戦15.9%15.8%15.7%16.4%16.2%16.00%
第17週1/23~1/27大きな夢に向かって16.1%16%16.2%16.4%16.5%16.20%
第18週1/30~2/3親子の心16%16.4%16%16.3%16.1%16.20%
第19週2/6~2/10告白15.3%16.1%16.6%16.2%16.5%16.10%
第20週2/13~2/17伝えたい思い16.1%16%15.9%15.5%16.2%15.90%
第21週2/20~2/24新たな出発16.5%16.1%16.3%14.5%16.8%16.00%
第22週2/27~3/3冒険のはじまり15.9%15.6%15.9%15.8%16.6%16.00%
第23週3/6~3/10飛躍のチャンス15.4%15.6%16.1%15.5%16.1%15.70%
第24週3/13~3/17ばんばの歩み15.6%15.5%15.7%15.4%15.8%15.60%
第25週3/20~3/24未来を信じて15.5%8.7%9.8%14.3%15.4%12.70%
最終週3/27~3/31私たちの翼14.8%15.4%15%15.7%16.1%15.40%

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朝ドラ【らんまん】結末の最終回はいつ?

NHK連続テレビ小説 朝ドラ【らんまん】の最終回は、2023年9月29日(金)になるのではないかと思われます。
これは、NHK連続テレビ小説が26週の108作となることを考えて、2023年4月3日(月)開始の場合、その予定になると思われます。

正式な発表があれば、更新をさせて頂きます。

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