立場逆転・無罪にしないと自分が危ない!
警視庁の女刑事・望月彩子(綾瀬はるか)は猟奇殺人の容疑者・日高陽斗(高橋一生)と魂が入れ替わる。
犯人を追い詰めていたのに一転、無罪に導かないと自分が捕まる立場となってしまう。
しかし、日高の逮捕を諦めていたワケではなかった。
日高は彩子のスマホの設定を変更し行動を監視していたことを知ってしまう。
ナッツアレルギーである体質を利用され、日高は彩子を自殺に見せかけ殺そうとする。
彩子はマンションの非常ボタンを押すと脅し、窮地を脱出することができた。
後輩・八巻英雄(溝端淳平)に魂の入れ替わりを気付かれ、ようやく協力者を得ることができた。
袋を探せ 革手袋の入れ替えは成功するのか?
彩子は日高と同じ革手袋を探し出し、証拠のすり替えを画策する。
日高の犯行が証明されれば、捕まるのは彩子だからだ。
秘書・五木樹里(中村ゆり)に頼んで製品を割り出し、八巻にネット注文させる。
一方、河原三雄(北村一輝)は警視庁や各県警に手を回して、革手袋の大捜索を始める。
日高はその動きを察知し、鑑識課の新田将吾(林泰文)を手伝いの名目に革手袋をすり替えようと企む。
手袋の捜索が開始されて9日後、小学生が拾った本物の手袋が鑑識に送られてきた。
八巻は購入した同じ製品をすり替えたが、左右逆に入れてしまう。
日高はそれに気がつき、彩子がひそかに手をまわしてすり替えたと疑った。
手袋の件が落ち着くと、彩子は奄美大島に飛んだ。
現地の博物館の学芸員にシヤカナローの花の伝説を尋ねても首を傾げられる。
ふと見た博物館のパネル写真には、凶器に使われた丸石が転がっている海岸が映っていた。
彩子が海岸で丸石を手にしていると、現地の人からその石を持ち帰ると呪われると言われた。
彩子が泊まった民宿にはかつて日高も泊まっており、地元の集落・緋火(あけび)に向かったと言う。
緋火には目新しい発見はなかった。
民宿のオーナーはシヤカナローはサガリバナだと思うと話した。
新たな手袋は出てこないまま、被害者が経営していたパチンコ店の店員が新たな容疑者として浮上した。
結局、手袋の捜索は打ち切られる。
日高の画策
日高は河原にネットの画像からもう片方の手袋が見つかった情報を提供する。
動揺した八巻は日高に彩子の協力者であることを見透かされてしまうのだった。
手袋から日高の指紋が検出され、科捜研に回されることに。
八巻は彩子に科捜研に侵入して手袋を入れ替えようとするが……手袋にバクテリアが繁殖し、日高の痕跡はなかった。
彩子はこのまま容疑が固まったら、海外に高飛びする覚悟をしていたが、行かずにすんだ。
歩道橋付近のコンクリートの壁に赤いペンキで【4】の字が書かれていた。
その字を見ると日高の様子がおかしくなる
そして第2の殺人が……
新たにゴルフ場経営者が殺される事件が発生する。
日高が彩子に送ったメールには、日高がクラブで被害者を殴殺した動画が添付されていた。
これで日高も彩子も同じ殺人犯になってしまう。
彩子はスマホを見ながら凍りつき、動けなくなる。
彩子の同居人・渡辺陸(柄本佑)は彩子の出したゴミの中から血痕をみつけ動揺する。
陸は彩子の異変に気づき、彩子が殺人事件に関与していると疑いを深めるようになった。
ドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」第3話 続き