急接近したものの
海洋学者・渚海音(石原さとみ)と蓮田トラスト・蓮田倫太郎(綾野剛)は星ヶ浜のリゾート開発に当たり、アドバイザーと開発部長の立場で協力することになった。
しかし、海の環境を大事にする海音と開発を急ぐ倫太郎は真っ向から対立する。
後日、海中で意識不明になった倫太郎を海音は助ける。
開発の鍵を握るホテルのCEO・デイヴィッド(小手伸也)と倫太郎は接近して、関係を深める。
だが、金のためなら環境を破壊しても構わないデイヴィッドに次第に不信感を募らせていく。
ホテルのエレベーターが停電し、閉じ込められた海音はパニック状態に、倫太郎が側にいたおかげで海音は回復した。
優しいのか冷たいのか倫太郎の本心を掴めず戸惑う海音だった。
その頃、鴨居研究室の椎木拓真(水澤紳吾)に海音は鴨居正(橋本じゅん)室長のめいではなく、経歴不詳の謎の人物だとバレてしまった。
その上、海音と倫太郎のキス動画をMr.エニシ(福山翔大)に撮られていた。
山の所有者が移り……
蓮田トラスト社内は騒然としていた。
やっとデイヴィッドのホテルとの契約が決まったのに、開発する土地の中でまだ購入できていない山があると言うのだ。
倫太郎は蓮田光太郎(大谷亮平)から何しに日本に戻ってきたと叱責される。
海音は倫太郎がデイヴィッドとの取引をやめると思い込んでいたのでショックを受ける。
山の持ち主は亡くなり、所有権は娘の雪乃(堀田真由)に移っていた。
祖父から神が住んでいるという山を雪乃は手放すつもりはないという。
海音は安心するが、雪乃の父は借金を残しており、叔父から他のリゾート会社に山を売るように勧められる。
山を獲得したのは?
9ヶ月前のこと、雨の激しい海岸で倒れていた海音を見つけた鴨居は自宅に連れ帰った。
鴨居は光太郎から金銭を授与しており、海の環境はリゾート開発しても乱れないという、レポートを作成するように頼まれていた。
光太郎は、当初倫太郎の仕事を妨害するために海音を利用していたが、事情が変わり、今度は開発を推進する側に立っている。
光太郎は海音が鴨居のめいではない事実を掴んでいた。
海音は雪乃が山を売ることになったことを知り、雪乃の家に向かった。
山は既に蓮田トラストが購入したという。
倫太郎にとっても星ヶ浜は大事な場所で、星ヶ浜を守るために誰よりも先に土地を所有していた。
倫太郎は本心を隠して、星ヶ浜を守ろうとしているようだ。
恋のライバル出現
一度別れた海音と倫太郎だったが、海岸沿いの停留所で一人バスを待つ海音の元に倫太郎が寄り添う。
二人いっしょに焼き芋を食べてバスに乗り込んだ。
思いを一つにしたつもりだったが、バスを降りたときに、倫太郎に駆け寄り親しげにハグする女性の姿が……
山を崩さないと決めた倫太郎は父蓮田太郎(鹿賀丈史)から部長を解任されてしまう。
さらにハグした女性・遙香(泉星香)には子供がいると分かり、海音はその存在が気になる。
……そして、ついに海音は「人間ではない」と告白することになるのか?