陽子の洋服をバザーに出品することになり、林太郎は売りに出す服をまとめていた。
しかし手違いで、売るつもりのなかったオレンジのストールがバザーに出品されてしまい、既に誰かに購入されてしまっていた。
陽子との大切な想い出が詰まったスカーフは林太郎の元へ戻ってくるのか。
第5話:あらすじ&ネタバレ
ハグ
沢田杏花(上野樹里)を抱きしめているところを颯に見られてしまった。
颯は見て見ぬふりをしてその場を去る。
東村晴太(田中圭)は慌てて杏花から離れ「最後だからお別れのハグを・・・」とごまかした。
林太郎は明里と朝のウォーキングに出かけていた。
話しの流れから亡き妻・陽子の話になり、想い出を語る。
陽子の遺言で婚活をはじめた事を話すと、一緒に頑張りましょうと明里は励ましてくれた。
独立を決めた杏花は、ヴァネッサに持ちかけられていたマネジメントの話を断った。
その代りに今度行なわれる『サステナブルフェス』の仕切りを任されることになった。
相談所に来ていた林太郎は晴太から、結婚相手の条件を絞り込むことを勧められる。
「僕より長生きしてくれる人」と答えた林太郎。
陽子との想い出が頭をよぎる。
処分しようと箱にまとめていた陽子の服の中から、オレンジのストールを取り出しハンガーにかけた。
これだけは処分できないと思い直したようだ。
虹朗のお迎えにきた晴太は颯にあのハグのことについて問い詰められる。
「すいません」と謝る晴太に颯は、その程度の覚悟ならやめてくださいと冷たく当たる。
手違い
杏花のスタジオが主催するフェスではバザーも開催する予定だった。
せっかくなら陽子の服もそこに出品してはどうかという話に。
処分するよりも誰かに着てもらえた方が喜ぶだろうという想いからだった。
杏花はあの日以来、晴太に会えておらず想いを募らせていた。
フェスに晴太を誘おうとするも打ちかけのメッセージを消してしまう。
林太郎は新しい人とお見合いすることになった。
お見合いの朝ストールがあった方が良いという杏花の助言にクローゼットから水色のストールを取り出した林太郎。
しかしその拍子に、オレンジのストールがバザーに出す洋服の箱の上に落ちてしまう。
何も知らない颯はそのまま箱の中にストールを入れてしまい、そのままバザー会場に持って行ってしまった。
想い出のストール
お見合いが終わりフェスに林太郎が顔を出すと、そこには明里の姿があった。
杏花が気を利かせて誘っていたのだ。
バザーに出した陽子の服は順調に売れていた。
「お母さんのストールなんかすぐ売れちゃって」と言う杏花の言葉に焦る林太郎。
売るつもりのなかったストールが既に誰かの手に渡ってしまっていたのだ。
ショックを受ける林太郎の元に、明里が心配そうにやってきた。
事情を説明すると偶然にも明里は、オレンジのストールの購入者を見ていたのだ。
黄色い服のオカッパ頭の婦人2人組。
この辺りでは有名な『TAMAGAEA姉妹』だということが分かった。
このあと美容院に行くという会話を聞いていた明里は、今ならまだ近くにいるかも知れないと駆け出して行った。
美容院を探し回るも姉妹の姿は見当たらず、林太郎は諦めようとしていた。
あのストールは特別なものだったのではないかと心配する明里。
辞書を作る人になるのが林太郎の夢だった。
しかし辞書編纂に携われる人数はわずかで当時、林太郎はその編集委員の選考から漏れて落ち込んでいた。
悔しくて涙ぐむ林太郎の頭にそっと陽子はストールをまいてくれ、周囲から見えないようにしてくれたのだ。
明里は以前同じように、林太郎がストールで自分の涙を周囲から隠してくれたのを思い出した。
林太郎の話を聞いた明里は火が付き、諦めずにストールを探し続けてくれた。
そしてその甲斐あってストールは無事に林太郎の手元に戻ってきた。
思いがけないキス
林太郎はお見合いの話しを断った。
会える人と会える今を大切にしたいと思い、婚活もしばらくはしないと晴太に伝える。
杏花はバスに揺られていつか晴太ときた丘にやってきた。
するとなぜかそこには晴太の姿があった。
いつもならセミナーがあった日だなと思いフラッと立ち寄ったようだ。
晴太から林太郎がお見合いを断った話しを聞いた杏花。
まだ陽子のことを気にしているのか心配だった杏花だが、林太郎は元気そうだったと知りホッとする。
陽子が亡くなった時、まるで廃人のようになってしまっていた林太郎。
そんな林太郎をなんとか『人間』に戻したくて杏花は悲しむ暇もなかった。
杏花も辛かったはずだと、杏花に寄り添う晴太。
杏花は今まで我慢していた母への想いが溢れ出る。
もう一度会いたいと泣く杏花の背中をさする晴太。
杏花は晴太に「会いたい・・・これからも」と思いを伝える。
抱きしめていた杏花の顔を見つめる晴太。
杏奈は「ひどい顔してるんで」と涙でぐしゃぐしゃの顔を恥ずかしがる。
「その顔見る権利、僕にはある気がするんですけど・・・」
晴太は杏花を引き寄せキスをした。
「持続可能な恋ですか?〜父と娘の結婚行進曲〜」第5話あらすじ・第6話見どころ【キャンプで再び三角関係勃発・林太郎が歩む第二の人生】
林太郎と妻・陽子の想い出のストールが手違いでバザーに出品されてしまった。
気付いた時には既に購入され、誰かの手に渡ってしまっていた。
ストールに込められた想い出を知った明里は、何としても見つけ出そうと必死に探し回ってくれた。
久しぶりに晴太と会った杏花は晴太に、これからも会いたいと正直に伝える。
晴太はそんな杏花を抱き寄せ、キスをする-。
颯の好きな人が杏花だと知った虹朗は、颯の恋を応援しようとウィズキッズ・キャンプイベントに杏花を誘う。
颯と晴太そして杏花の3人が再び顔を合わせ、三角関係が再び