物語の登場人物
主人公の桜木健二(阿部寛)は、元教え子の水野直美(長澤まさみ)・元龍山高校で現教頭の高原浩之(及川光博)共に龍海高校で東大専科を作る。
理事長の龍野久美子(江口のりこ)は東大専科に反対しながらも、岩崎楓(平手友梨奈)・早瀬奈緒(南紗良)・瀬戸輝(高橋海人)・天野晃一郎(加藤清史郎)・原健太(細田佳央太)・小杉麻里(志田彩良)・藤井遼(鈴鹿央士)の7人が共に東大を目指して勉強に取り組んでいた。
しかし、桜木は次の模試でE判定が出た人は東大専科から抜けてもらうと生徒達に告げ、突然の宣言に生徒達の緊張がはしった。
新任英語教師の登場
桜木が出したあまりにも高いハードルに生徒達は困惑し、水野も不安に襲われる。
よくない雰囲気が流れる中、模試に備え桜木は英語の特別講師・由梨杏奈(ゆりやんレトリィバァ)が登場した。
由梨先生はリスニングの強化として「ぼそぼそシャドーイング」を紹介した。
日本人は言語に完璧主義を求めすぎるため、モノマネを心がけ常に適当でいることで英語のリスニング力が鍛えられていくといった内容である。
その授業に対し、楽しみつつも徐々に不安の表情を浮かべる早瀬は、日に日に近づいていく模試に不安を隠しきれずにいたが、桜木に外にでて頭を冷やしてこいと言われ外に飛びだしてしまった。
しかし、休憩時間に通りすがった小杉は早瀬に
「ウジウジしている暇があるなら勉強したら?」と辛辣な一言を言い残し、早瀬は渋々東大専科に戻って行った。
そんな中、桜木と水野は東大6ヶ条を生徒に提案した。
1.東大模試は年6回受ける
2.国語は必ず古文から解く
3.数学は言葉を言葉で方針を書く
4.必ずおやつを持っていく
5.社会は既習範囲しか出題されない
6.リスニング試験でメモをとるな!
特に6においては、英文は回転寿司のように流れていくが、要所要所を掴む時にメモを取っていたら大事なところを聞き逃してしまうという東大の落とし穴まで紹介し、模試の対策を取っていく生徒達だった。
東大模試前日、天野はSNSで英語の動画を流し続けながらも、自分はE判定になるのではないかという不安に駆られていた。
藤井は不器用ながらも自分なりに天野を励ましていたが、天野は自身のことで精一杯となり、藤井の話に聞く耳を持つことができなかった。
早瀬においても同様で、何か様子がおかしい態度に岩崎は心配の表情を浮かべていた。
東大模試当日・その後
東大模試当日、天野と早瀬は他校の生徒や試験会場の空気に飲み込まれていた。
数学・国語共に思うように解けない生徒達は苦戦しながらも問題を解いていたが、早瀬は食欲も沸かないほど憔悴しきっていた。
一方天野はトイレでテストの反省をしていたところ、通りすがりの東大模試に来ていた生徒達が自分が前に配信した動画を友人に紹介している会話が聞こえ、確認してみると応援メッセージが多数寄せられていた。
他の東大受験者が自分の動画を見ていることに喜びを感じ、自信がついた天野は午後の英語では挽回することができた。
模試の後、学校で桜木がヒアリングをしたところ、他の生徒達がポジティブな感想をするのに対し、早瀬はE判定確定であることにひどく落ち込み
「東大専科を辞める」と言い出してしまった。
昔から良い家庭・良い環境で育ち、習い事を沢山させてもらったが現状に満足できずすぐ飽きてやめてしまう性格に桜木は
「お前はとても幸運だ。でもこのままだと幸運を逃してしまうぞ」とアドバイスをした。
逃げ癖をやめて、一つのことを最後までやり切ることを再び決意した早瀬は、笑顔を見せまた東大専科に戻ることになった。
東大模試の結果・次回予告
期待と不安の中、東大模試の結果が届いた。
小杉 A
健太 C
藤井 D
天野・早瀬・岩崎・瀬戸 E
という結果だったが、E判定が4人も出てしまった。
しかし、
「失敗したときは笑えばいい!大事などは次どうするかだ」と桜木は教え、E判定でも東大に行きたいという気持ちがあれば東大専科はやめなくても良いと告げた。
どうやら早瀬の早とちりだったそうだ。
E判定の4人はやる気を出し、次の模試にむけて気合を入れていたが、藤井はD判定であることに悔しさを感じ、涙を流した。
「その悔しさを忘れるな」と桜木は藤井に伝え、天野もその後藤井に駆け寄り仲直りをした。
水野は東大専科の7人が全員受かる期待を胸に膨らませ、瀬戸のラーメン屋でご飯を食べていたが、桜木にとあるメールが届いた。内容は、「龍海高校売却計画について」という内容だった。
元理事長で久美子の父・龍野恭二郎(木場勝己)は岸本香(早瀬せいな)・坂本(林遣都)・米山(佐野勇斗)などと共に売却計画を立て、桜木たちを利用して何か大きなことを企んでいるようであった。
次回は岩崎が再びバドミントンの道へ!?
親か東大か、果たして岩崎はどちらを選ぶのか・・・?