ドラマ「監察医朝顔2」第16話あらすじ・ネタバレ
祖父・嶋田浩之(柄本明)には、里子の歯であったと伝えようと決めていましたが。
鑑定に出した歯は里子のものではありませんでした。
一家惨殺事件
病院から浩之が危篤であると連絡が入り、朝顔は1人病院へ向かいます。
何とか持ち直しましたが、医者からはあまり長くないだろうと告げられました。
朝顔は仕事のため浩之にメモを残して一旦帰ることに。
桑原真也(風間俊介)は野毛山諸内で、三枝弘樹(山田裕貴)に声をかけられました。
今回、青のSPとのコラボで特別出演です。
怪しい男に職務質問したところ、桑原にしか話さないと言っているらしい。
男は以前、マンホールを盗んで逮捕された今野(上島竜兵)でした。
今野は10年前に起きた、三田村一家惨殺事件の犯人と思われる人物を目撃したと情報提供してきました。
事件当時、目撃情報から市川継男という男が逮捕されましたが、証拠不十分で立憲できなかったのです。
今野はその男に似た人物を現場付近で見かけたという。
三田村一家の自宅は、事件当時のまま残されていました。
今野の情報提供から程なくして、三田村家で男性の遺体が発見されます。
男性は当時と同じような手口で殺害され、頬を十字に切られていました。
すぐに法医学教室で解剖を行います。
傷口が深いことから凶器は鋭利な刃物だと考えられ、この点も当時の犯人と同じでした。
当時を知る人物
犯行の手口が似ていることから詳しい情報を調べるため、当時を知る人物に話を聞くことに。
検視官の伊東純(三宅弘城)は、万木平(時任三郎)に話を聞けないかと朝顔に頼みます。
当時県警にいた平が、解剖に立ち会っていたという。
しかし平の認知症のことは、警察関係者にはまだ言えておらず朝顔は悩みました。
話を聞いた平は何か力になれればと、伊東たちに認知症であることを明かした上で、捜査に協力することを決めます。
当時、平が個人的に書いていた捜査ノートを渡しました。
ノートには平自身の見解も書かれており、「知人の犯行ではない?」と記されていました。
十字傷の違和感
今回、三田村家で発見されたのは柴山繁という男性で、三田村家とは接点がない人物でした。
エンバーミングを行うため、夏目茶子(山口智子)がやってきます。
遺体の十字傷に違和感を持った朝顔は、茶子に検証してもらうことに。
朝顔が思ったとおり頬は、「切られた」のではなく「切り取られて」いました。
犯人の目的は分かりませんが、当時の写真からも頬の傷を調べてみることに。
犯人には体の一部に大きな特徴があり、それは右頬に大きなやけどの跡があることでした。
思いやりの嘘
浩之が目を覚ましたという連絡を受け、朝顔は病院に向かいました。
鑑定結果が違っても歯は里子のものだったと、伝えると決めていた朝顔。
歯の持ち主である遺族・下井(野間口徹)から、話すときに必要だろうと歯を預かっていた朝顔。
里子の死後、はじめて夢に里子が出てきてくれたという浩之の姿を見て、考えが揺らぎます。
このまま嘘をついて亡くなってしまって、浩之は本当にそれで救われるのか。
朝顔は歯のことを伝えることが出来ませんでした。
母・里子を理由に遠ざけてしまっていた我が家。
「じいちゃんを1人にしたのは、私だと思う」
寂しかったという浩之の姿に朝顔は後悔します。
ドラマ「監察医朝顔2」第16話 まとめ
朝顔は歯の真実も嘘も、浩之に伝えることが出来ませんでした。
相手を気遣う優しい嘘もありますが、それで本当に浩之が救われるのか朝顔は悩んだようですね。
朝顔たちのため、祖母の歯を貸してくれた下井さん。
家族が見つからない苦しみも、見つかった時の喜びもどちらも分かるからこその優しさでした。
自分の出来る全力で、10年前の事件の捜査に協力してくれた平。
彼の刑事としての正義感はずっと残っていてくれて嬉しかったです。