海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」シーズン3あらすじ
シャーロックの「自殺」から2年後。法廷ではシャーロックの無罪が証明され、彼を犯罪者呼ばわりしていた人々は一転、彼の生存を推理し始めていた。シャーロックは各地を回り、モリアーティが関わった事件の後始末を続けていたが、兄マイクロフトに連れられ、ロンドン地下組織によるテロ計画を阻止すべく帰国することからシーズン3が始まる。
シャーロックの生還劇や、ジョンとメアリーの結婚を彼らしいスピーチで心から祝福するシャーロック。その幸せなエピソードを、メアリーの驚くべき過去、相棒の幸せのために自身を犠牲にするシャーロックの孤独な決意が彩っていく。シリーズ終盤では死んだはずの宿敵が画面上とはいえ再登場し、国外へ向かうはずのシャーロックが再びロンドンへ舞い戻り、シーズン3は終了する。
海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」シーズン3
第1話「空の霊柩車」
シャーロックの死から立ち直れずにいたジョンは、メアリーという女性に支えられ生きていた。レストランでジョンがメアリーにプロポーズする直前、自らの生存を知らせてジョンを驚かせようと、ウエイターに扮したシャーロックが邪魔をする。生きていた友への驚きと、生存を隠されていたことへの怒りでジョンはシャーロックを殴り飛ばしてしまう。
ジョンの協力が得られず検視官モリーを助手に据えテロ計画の調査を続けるシャーロックだが、うまくいかない。一方和解のため221Bを訪れるジョンだが、何者かに誘拐され危うく火あぶりにされかけるもメアリーとシャーロックによって救われる。
再びタッグを組んだ二人は、無事テロ計画を阻止し、また和解したのだった。
場面が変わり、火あぶり直前のジョンを助けるメアリーとシャーロックの映像を、眼鏡の謎の男（後述のマグヌセン）が見つめていた。
第2話「三の兆候」
ジョンとメアリ―の結婚式に、シャーロックはベストマン（新郎の付き添い＆世話をする代表者）として参列していた。彼のベストマン・スピーチの最中、祝電紹介でメアリーは「CAM」という人物からの電報に狼狽する。シャーロックのスピーチは「二人の結婚を祝えない」という不穏な始まりだったが、彼はジョンとの笑い話を愉快気に話しながら、二つの事件を語っていく。
結婚式の準備で気分が落ち込むシャーロックにメアリ―が紹介した「血まみれの衛兵事件」、ジョンのスタグ・ナイト（新郎が独身最後の夜を友人と過ごすパーティー）でべろべろに酔った二人が遭遇した「カゲロウ男事件」。
これらの事件を通してジョンの良さを語りたい、と話すシャーロックにジョンは深く感動し、彼に抱きつく。式終了後、舞踏会にてメアリーの妊娠を示したシャーロックは「3人を守る」と誓い、一人会場を後にしたのだった。
第3話「最後の誓い」
英国首相を恐喝した疑いでマグヌセンが査問会にかけられていた。彼は要人の弱みを握り支配下に置いていた。
場面は変わり、穏やかな新婚生活を送るワトソン夫妻に、息子がジャンキーのたまり場から戻らないと隣人が泣きつく。迎えに行ったジョンはそこで相棒を見つけ連れ帰るも、彼は依頼を受けて調査中だったのだ。
マグヌセンの秘書と恋仲になり、それを利用し社内に侵入したシャーロックが見たものは、マグヌセンを銃で脅すメアリーだった。彼女は殺しも請け負う海外諜報員である事実を彼に握られていたのだ。だが彼女に撃たれたのはシャーロック。彼は生還し、ジョンには言わないよう彼女から口止めされるが、結局彼に知られてしまう。メアリーの情報を消し去るためマグヌセンを射殺したシャーロックは、潜入捜査のため国外へ向かうことを決める。だがチャーター機が離陸した直後、英国中のテレビに映し出されたのは宿敵、モリアーティの姿だった。
海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」シーズン3 感想
シーズン1ではシャーロックからあしらわれ、2では終盤に死を偽装するために頼られ、シーズン3ではシャーロックの助手に一時的ではありますが昇格した女性、それが検視官モリー！シーズン通してその健気さに胸を痛めていたので気持ちは晴れやかです。ご結婚おめでとうございます。
新ヒロイン、メアリーも素敵な女性です。理知的で思慮深く、ジョンへの愛が伝わってくる上、シャーロックのことも思いやれる女性です。そしてなぜか女嫌いのシャーロックもメアリーへのあたりは優しい。なぜ？と思ったら、まさかの展開でした。
また、2話の幸福な余韻の中結婚式会場を去るシャーロックの決意が切なくて熱い。相棒家族の幸福な日常のため、自分は非日常に向かう彼はかっこいい！でも頼む、自分も大切にしてほしい。原作ではあっさり死んだモリアーティが再登場で、ますます次回が気になります。