この記事は、2023年4月28日放送の朝ドラ【らんまん】第20話のあらすじをネタバレありで紹介をしています。
今日の万太郎はジョン万次郎と会って、大事なことは何かと教えてもらい、初心を思い出す回でした。
私も心が震えました。
やりたいことだけ、やっていて生きていけたらいいですよね。
そんな世の中になることを心から願います。
以下、ネタバレ含みます。
朝ドラ【らんまん】第20話あらすじネタバレ紹介
万太郎の決断
声明社の逸馬は中濱万次郎に万太郎を会わせました。
その中濱万次郎こそが、英語の勉強をしながら必死に読んだ本を書いた
ジョン万次郎だと気が付いた、万太郎は
その本の話をします。
漂流してもへこたれずアメリカの捕鯨船に拾われ、
船長に可愛がられ、ついにはアメリカで暮らして、
外国の方々と海に乗り出されたところは、とても胸が踊ったと言う、万太郎の話を
逸馬もジョン万次郎も誇らしそうに見ていました。
でも、ジョン万次郎はポツリとつぶやくように言いました。
帰って来ない方がよかった。
逸馬がジョン万次郎の代わりに、彼の気持ちを代弁するかのように解説しました。
15歳の初猟で漂流して23で日本に帰ってくるまでは、自由の中にいた、ジョン万次郎。
万太郎も夢中になって読んだ、その本がまとめられた時、彼は25歳だった。
もちろん、英語にかけてはこの国で右に出るものはいなかった。
幕府に外国のことを聞くために呼ばれたけれど、その翌年黒船がやってきました。
黒船が来る直前に帰ってきたから、幕府にスパイ容疑をかけられました。
タイミングが悪かったんですね。
ジョン万次郎は、ペリー、ハリスから遠ざけられました。
だから自分を殺して生きてきました。
オランダ語しかわからない人が通訳に入り、不利な条約で国を開くことになってしまいました。
生きて帰って、なすべきことがあった。
でも、結局なにもできなかった。
今、この場所に自分だけが果たせる勤めがある。
それがわかっておりながら、自分を殺した。
ジョン万次郎は悔しそうにそう言います。
逸馬は代わりに話します。
アメリカでジョン万次郎が乗った捕虜船は世界中の男たちが集まったそうで、
互いの力を認め合い、船の上には、自由と自立だけがあったと言います。
アメリカはそうやって国を大きくしたのです。
百姓でも、才能があれば大統領になれる国がアメリカでした。
万太郎はジョン万次郎に聞きます。
あなたは、自由を恨んでおると申されましたが・・・。
知らぬままだったら、胸を掻き立てられることもなかった。
気鬱の病にかかることはなかった。
それほどまでに、忘れられないと言う
ジョン万次郎の言葉に、万太郎は言葉を詰まらせました。
忘れたことはない。自分にとって自由とは夢そのもの。
命そのもの。だけど自分で捨ててしまった。
大海原、クジラ、仲間たち、ジョン・マンと呼ぶ声、
それからクジラが跳ねる時の帆柱よりも高い飛沫・・・
万太郎にとっては、それは植物でした。
ちょこんとしたふたばから、色鮮やかな花まで、
あの硬い種から植物が芽吹くことを思うだけで胸が熱くなります。
どれほどの種類があるんじゃろう。
色、形があるんじゃろう。じっとしてられない、
本当は、鎖を引きちぎってでも野山に行きたい。
そんな万太郎にジョン万次郎は言いました。
人の一生は短いから、後悔しないように。
私もあと一回で構わないから、
仲間と一緒に捕虜船に乗って鯨を追いたい！
ずっと願ってきたけど、もう年を取ってしまった。
万太郎には、その言葉に心にとても響いたのです。
万太郎は、自分が一生かけてなにをしたいのか、
フタをしようとしていた気持ちを思い出した瞬間でした。
竹雄の想い
その頃、竹雄と綾は祭りで夢中になって遊んでいました。
綾は竹雄に、つきあってくれてありがとう。楽しかった。とお礼を言います。
竹雄も楽しかったと言い、
東京で土産として綾に買ってきたクシを綾に渡そうとしていました。
そんな中、おばあちゃんに連れられた、幼い子どもを見て綾が言います。
もういいね。おばあちゃんの言う通りにする。
竹雄は驚いて、問いました。
逸馬さんもおっしゃってたでしょう？
これからは、誰でも女子でも自由になっていいと。
それなら、竹雄も自由になるように、と綾はいいました。
もう万太郎や私に仕えんと自由になって構わない。
綾はもしもタキに引き取られなかったらみなしごで、どうなってたかわからんかった、自分の境遇を思います。
峰屋に来たから、自分はこんなに幸せだから十分。
嫌々じゃなく、峰屋のために生きたいからそうしたい。
これも綾の決心でした。
万太郎と綾を守るように言いつけられて育った竹雄は、
それ以外の生き方を知らない、と言います。
でも本当は、綾のことが好きな竹雄は
二人の側にいたいのです。
綾がたとえ、誰かと結婚したとしても峰屋をでられても、自分の忠義は変わらない、と
たとえ、離れても一生お守りすると誓います。
想いを告白できなくても、それが竹雄の本心でした。
綾は、大げさやね、と笑って私なんかに誓ってくれんでもいい、と言い、
明日佐川に帰る。と告げるのでした。
竹雄は自分の少しだけ顔を出した想いと一緒に、
一旦出してきたクシをそっと仕舞うのでした。
今やらないといけないこと
万太郎は成し遂げたいものが何か、はっきりわかりました。
そして、夜が明けて夜通し徹夜で話し込んだ三人は
ジョン万次郎の家を去る時に、万太郎は逸馬に言いました。
植物が好きで、みどり豊な地に暮らし植物の絵が描ける。
英語で読み書きができ、日本の植物を世界に発信することもできる。
今、やらんといかんがです。
結社の働きが大事やとわかったか、
と仲間に率いれたい逸馬の気持ちとはうらはらに、
万太郎は、
佐川に帰り、そして行く、
と言います。
ジョン万次郎は、植物が好きと言う万太郎に、
シーボルトが、日本の植物を調べた本を渡します。
なかなか絵が上手い。と言うジョン万次郎に
季節ごとに描かんと無理なんです。植物のほんとうがわからない。
外国の人には無理だ。
そうそも外国の人が日本の植物をあきらかにするのは、無理だと万太郎は言います。
植物が好きで緑豊かな地に暮らし、植物の絵が描ける。
その上、英語で読み書きができ、日本の植物を世界に知らせることができる、
そういう人間が今、ここに居合わせている。
今、やらんといかんがです。
生き生きとして目を輝かせながら万太郎は逸馬に言いました。
傲慢、とんだ強欲だ。と言われますが、二人は笑い合います。
ジョン万次郎と会って、万太郎は大きな決断をしました。
発つ前にみんなにもう一度みんな、という逸馬に
万太郎は挨拶しないといけないので、と
10時から神社で演説するから、と言う逸馬にまたあとで、
と言ってしっかりとした顔つきになって、その場を後にしたのでした。
To be continued…
朝ドラ【らんまん】第20話放送日／再放送情報・見逃し配信
| タイトル | 放送日時 | 放送チャネル | 備考 |
| 【らんまん】第20話／第4週「ササユリ」 | 4月28日(金) 7:30〜7:45（15分） | NHK BSプレミアム | |
| 4月28日(金) 8:00〜8:15（15分） | NHK総合 | ||
| 4月28日(金) 12:45～13:00（15分） | NHK総合 | 再放送 | |
| 4月29日(土) 10:25～10:40（15分） | NHK BSプレミアム | 再放送 |
NHK総合では放送日のお昼に再放送があります。
NHK BSプレミアムでは土曜日に1週間分をまとめて再放送が行われています。
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