不法滞在の外国人たちが暮らす団地についに警察がやってきてしまう。
強制送還の危機が迫る中、藤木は自らのケガを自分で処置することに。
果たして逃げ切ることができるのか。
第7話:あらすじ&ネタバレ
立てこもり
日本人ホームレスと不法滞在の外国人とのいざこざで警察がやってきてしまった。
さらに佐々木の部下・幹にDDSηのデータを奪われ、都波も姿を消してしまう。
警察に取り囲まれ、日本人ホームレスも不法滞在の外国人も逃げ場を失ってしまった。
自分だけ助かろうとしたホームレスのノムがチュンヤンを人質にとり、外国人たちに警察のおとりになるよう脅しをかける。
一瞬の隙を突いてノムからチュンヤンを助けた藤木圭介(成田凌)。
しかし、もみ合ったはずみで突き飛ばされ、鉄筋がお腹に突き刺さってしまった。
拓郎たちが時間稼ぎをする間に、藤木は自らの手でオペをすることに。
沢井は人質を取っているフリをして、警察が突入してこないように時間を稼ぐ。
その間に藤木は刺さった鉄筋を抜こうとするが、痛みでなかなか処置が進まない。
そんな中、日本人ホームレスたちが、自分たちにも何か手伝わせてくれと申し出てきた。
自分たちが騒ぎを起こしたせいでこんなことになってしまったと謝罪する。
日本人ホームレスと外国人たちの力を借り、藤木は何とかオペをやり遂げた。
DDSηのデータが手に入ったことで、昏睡状態の妙子は用済みとなってしまい処分されそうになっていた。
しかし幹が回収したDDSηのデータは不完全で、佐々木は怒りを露わにする。
妙子の身に危険が及んでいることを知った烏丸は、妙子にまだ有効利用の価値があると佐々木にある提案を申し出る。
脱出
全員揃って脱出すべく、拓郎は自衛隊時代の後輩・今野を呼び出した。
しかし警察に包囲されたこの状況で全員逃げ切るのは厳しい状況だった。
モーたちは、自分たちがおとりになるから藤木は逃げて欲しいと提案する。
必ずみんなで逃げようと約束し、建物からの脱出を試みる。
しかし警察が指定の時間よりも早く突入を仕掛けてきた。
そんな中、日本人ホームレスたちは、自分たちは捕まっても強制送還にはならないと足止めを引き受けてくれたのだ。
その間に逃げる藤木たちだったが下もすでに警察に取り囲まれていた。
そもそも3人の救出と聞いていた今野は、脱出用の車には全員乗れない事を告げる。
モーたちは覚悟を決め、警察に出頭。
藤木たちは用意された車で何とか逃げ延びることができた。
裏切り者
藤木の後輩である長谷川を待ち伏せ、自分の家に招き入れた都波。
都波は妙子の死の真相を追っていることやデータを狙っている人物がいることを長谷川に話す。
長谷川は、実は妙子から預かっていたとDDSηのデータを都波に見せてきた。
データは都波が担当した箇所のデータが全て削除されている不完全なものだった。
実は都波はデータを奪われる前、データにちょっとした記述を書き足していた。
長谷川が妙子からデータを預かったというのは嘘で、都波のデータを回収するよう佐々木に命令されていたようだ。
思惑に気付かれ焦った長谷川は、都波の頭を殴り気絶させてしまう。
家中を探したがデータはなく、さらに都波が目を覚まさなかったことから、殺してしまったと焦る長谷川。
死んだフリをしていた都波だったがが、あとから家に来た幹に生きていることがバレてしまい、家ごと火を付けられてしまった。
友達候補
都波の自宅に着いた藤木たちは、火の中から都波を救出する。
すぐに処置をしようとする藤木だったが、処置をされてはしゃべれなくなると都波は言葉を続ける。
データは長谷川に盗まれてしまったが、妙子のデータのコピーは無事だったため藤木たちに託す。
さらに残りのデータのありかを最後に伝える都波。
「君たちは人間初の友達候補だったな」と言い残し、息を引き取ってしまった。
情報を聞き出したかった一心で処置の手を止めてしまった藤木は、自分が都波を殺してしまったと罪悪感を抱くのだった。
「逃亡医F」第7話あらすじ・第8話見どころ【裏切りの事情・難病の妻と赤ちゃん2つの命を救え】
モーたちの協力で団地から脱出することができた藤木たち。
姿を消した都波を捜して自宅を訪れると、燃える部屋の中から都波の姿を見つける。
都波は最後の力を振り絞り、残りのデータのありかを藤木たちに託して息を引き取ってしまった。
藤木を裏切り、佐々木の命令に従っていた長谷川。
長谷川にはどうしても藤木を裏切らなければいけない事情があった。
出産予定日が間近に迫っている長谷川の妻・浩子。
しかし浩子は難病を患っており、オペをするには佐々木の協力が不可欠だったのだ。
データを巡って長谷川と藤木がもみ合う中、浩子の容体が急変してしまう-。