夫を捨てて人生激変!?
風未香が記事にしたカリスマミニマリストの言葉『捨てる勇気を持つうちに、夫が必要でないことに気づきました!人生変えるならまず捨てる!』
それを聞いて、ますみは死亡離婚の記事を書くと言う。
離婚したくても言えなかった妻は、夫が死んだ後に離婚して、夫と同じ墓には入らないというもの。
デスクの丸山は、死亡離婚も嫌だけど生きてるうちに離婚を突きつけられるのもイヤだ言うが、ますみの企画にはOKを出す。
離婚ネタはまだ無理かなと言う海老原。
バツイチで男として夫をやっていた時期があったから…と。
絶対に手放したくないモノ=本当に必要な物?
休暇明けの宝子が入ってきて、
「絶対手放したくないモノを取材する事!」と提案する宝子。
「カリスマミニマリストのモノを捨てまくるのネタの後に捨てられませんってネタか…いいんじゃ〜ない」と丸山。
『本当に必要なモノを選んできたのか、必要ないと分かっていて手元に置いているモノはないか』と風未香が書いていた記事に、宝子は
「本当に必要なものねぇ…」と去っていく。
宝子が持ってきた椅子に『オークション』の貼り紙が。
何を企んでいるのかと不審がる編集長や2折の面々。
モノを捨てると人生変わる?
風未香が実家に帰ると、テーブルが見当たらず、母は「売った」と言う。
風未香の父は「黙って勝手な事をするな」と憤り、探しに出て行く。
母は「あなたの記事のおかげね!」と笑顔で言う。
2折班のみんなに、「自分の記事が原因で母親が何でもかんでも捨てているのが最悪だ!」とボヤくと、宝子は「それって本当に風未香の記事が原因なのかなぁ…」と呟く。
夜、急に宝子が訪ねてくる。
「私はコレが捨てられません、風未香編!」と言い、風未香の部屋の中の物を手に取り「これは?」と尋ねる。
「まだ使うかも…」とか
「絵本は宝物なので絶対捨てられない」と言う風未香。
『捨てる事は素晴らしい!モノを捨てると人生変わる』という記事を書いても自分ではやらないと指摘されてしまう。
「どれも使えるし…」という言い訳に
「どれもこれも捨てられない?じゃあ、1つだけ選べる?無人島に一つだけ持っていけるなら何?」と言うだけ言って帰っていった。
無人島体験!?
宝子は風未香とある団地に向かい、ここが無人島だと話す。
風未香は、いずみようじの絵本『すぅとまぁ』を宝物だから…と見せる。
宝子は寝袋を持ってきたと見せる。
一方、宝子がオークションとして持ってきた椅子の値段で、丸山、海老原、ますみの3人は盛り上がっていた。
恋人のためだけに作った世界に一つだけの物だから価値があると言う。
恋人のためだから元々タダだとますみ。
家具デザイナーが作ったのに売り物じゃない事に価値があると主張する丸山だった。
団地に泊まった宝子と風未香。
風未香は宝子に、捨てるモノを選べないなら、捨てるモノを選んでみろって事かと聞く。
宝子は、「選べるのかな、本当に大切なモノって…」と呟き、寝てしまう。
ずっと使っていなかったモノでも必要?
翌日、宝子が連れてきた所は、すぅとまぁの作者、いずみようじのアトリエだった。
作品ができていないと話すようじ。
風未香は、雑然とした部屋で物につまずいて、いろいろ入ったモノをばら撒いてしまう。
ようじは、その中からひとつのぬいぐるみを見つけて何かを思い付き、作品を急に書き始める。
その後、宝子から大好物のアボカドをもらい、
「アボカドさえあれば生きていける!」というようじ。
宝子が
「無人島にひとつだけ持っていくとしたら何?」と尋ねると、ようじは
「思い浮かんだら言うよ」と答えた。
ようじとの一件で、
「モノを捨てる事が全てではないという事がわかった」と話す風未香。
宝子は
「何でモノって捨てられないんだろうね。テーブルを捨てた捨てないでなんで揉めるのかな?」と呟く。
父の想いと母の家出
テーブルが売られたリサイクルショップを必死で探す父と風未香。
テーブルへの思いを語る父。
ダイニングテーブルだけは一生物を!と思い、結婚して初めてのボーナスで買った。
そして、それに見合う家に住むんだと決めてそれも叶った。
あれはただのモノじゃない、家族を守ってきた証だ。
あれには家族の歴史が刻まれている…と。
夜、母が家出してきた。
テーブルがないと不便だとずっとボヤく夫に愛想を尽かしたらしい。
「お父さんは家族のためを思って買った」と擁護する風未香に
「お母さんの気持ちはどうなるのよ!あのテーブルは最初から気に入らなかった。けど言えなかった」と言う。
偶然は全て必然!
ようじの作品の最後にアボカドの木が植えられいた。
実際に枯れた鉢にアボカドの種を捨てたら、育ったのだという。
そこからヒントを得て、ようじが作品に登場させたのだ。
ようじは
「偶然に見えて本当は全て必然なんだ」と語る。
「こんなぐちゃぐちゃな場所だから生まれたんですね!」と風未香は納得したように言った。
オバはんライターオークション終了の紙を貼り、入札箱を覗き込む宝子。
ますみは運命の人に反応したし、丸山は恋人のため…と高値を付けたらしい。
でも、手に入れた者は5年しか生きられないと聞いて、結局全員入札を取り消していた。
人は何に惹かれてモノを買うか?
テーブルをめぐる真実
父はテーブルを見てとても喜ぶ。
そこへ母が来た。
驚く母に私が買い戻したと話す。
風未香は父と母にテーブルの裏を見るように言う。
テーブルの裏の落書きを懐かしがる二人。
その絵は風未香が描いたらしい。
いつの間にか和やかな雰囲気の二人に
「このテーブルに二人の同じ思い出が残っててよかった…」とホッとした顔で言う。
風未香が
「捨てれば気持ちもスッキリした?」と母に尋ねると
「ひとりで勝手に買ったでしょう?本当は一緒に選びたかった。
私の気持ちも大切にしてほしかった」と胸の内を打ち明ける。
すると父も
「怒ったのは怖かったから。自分と捨てられたテーブルが同じように思えて。会社でも用済みだと感じる事があった」と話す。
風未香が
「このテーブルはウチでの役割は終わっても、別の家で新しく始まるんじゃないかな。お父さんも会社だけじゃない何かをはじめられるよ!」というと
「もうこのテーブルにしがみつくのはやめるよ」と父。
母も
「もう言いたい事言ったから、どうでも良くなった」と言う。
風未香は
「私がもらう」と言う。
3人、嬉しそうな笑顔に。
モノを捨てるのは簡単じゃない
ヨガを2人でやっている。マットをもう1枚買うという父に母は1人で買いに行かないでよと笑いながら言った。
…モノを捨てるのは簡単じゃない。物にはいろいろな感情が刻まれているからだ。物を捨てたらその感情も消え去るのだろうか、たぶん消えない。
特に嫌な感情は、なかった事にすればするほど大きくなっていく。
だからしっかり向き合う事が大切かもしれない…。
記事を書くふみか。
それを見守る宝子。
編集長から
「随分と手をかけて育ててる」と言われて
「ま、昔の私の事もあるしね…」と言う。
「休暇どうだった?」と問われ、あまり触れられたくなかったのか
「順調!」とだけ答え、あっさり去っていってしまう。
風未香の成長!
次はカリスマミニマリストの内面に迫った企画をやりたいと言う風未香。
「この前の記事は物を捨てれば幸運が舞い込むという表面的な内容で、夫を捨てるまでの葛藤には触れていなかった。きっとものすごい葛藤があったと思う。そういう部分を掘り下げた記事を書きたい」と。そういう風未香を温かく見つめる海老原とますみ。
丸山は宝子によろしく!と言うが、宝子は微妙…。
第4話 なりすましにご用心
子ども達のSNS事情について。
「まつぼっくりさんに会いたい」という女子高生。
「まつぼっくりとして会ってくれない?」と海老原は風未香に頼む。
なりすましのなりすまし?
まつぼっくりさんとして会いにいく風未香。
「パパは私に会いたくないのかな」と悩む女子高生。
「会いたくない訳ないじゃない」と悲しそうな海老原の言葉。
そして、「自分が自分でいる事が大事…」という海老原の言葉の意味は?
ドラマ「半径5メートル」第3話 目次
「半径5メートル」第4話あらすじネタバレ
「半径5メートル」シリーズ目次