だが情熱はある

この物語は、コロナウイルスが蔓延する中で無観客配信ライブを行う若林正恭と山里亮太という2人のお笑い芸人を描いています。彼らはそれぞれ異なるコンビで活動していましたが、新しいネタを見せるために「たりないふたり」という漫才コンビを結成します。しかし、物語の始まりで彼らは解散ライブを行うことになります。

物語は、彼らが初めて顔を合わせた12年前の居酒屋での出会いを回想し、お互いの性格がどのように形成されたかを明かしていきます。若林は5歳の頃に呪いの言葉をかけられ、自意識過剰で人見知りな性格になります。一方、山里は小学生の頃から母親に呪文を唱えられ続け、被害妄想と嫉妬に囚われる性格になります。このねじ曲がった性格が原因で、2人は人間関係に苦手意識を持ちます。

高校時代に起こったある事件がきっかけでお笑い芸人になる道を選びますが、彼らはそれぞれの性格の問題を抱えながらも、いばらの道をもがき苦しみながら進むことを決意します。この青春サバイバルストーリーは、道に迷う全ての人に向けて贈られる物語です。

error: Content is protected !!