バラバラの7人
専従捜査班と資料係は解散、それぞれバラバラの部署に移されていた。
海老沢芳樹(田辺誠一)は交番勤務、片桐正敏(吉田鋼太郎)は白バイ、水田環(倉科カナ)は組織犯罪対策部、青山新(塚本高史)は少年課に移っていた。
野々村拓海(白洲迅)は念願の捜査一課7係に異動できたものの、データ重視で5時に退社という今風のやり方になじめない。
堂本俊太郎(北大路欣也)は現役から退いて、指導の方にまわっていた。
ひさびさにメンバーと顔を合わしても、もう2度と戻りたくないと言う。
白バイで女子にモテモテになった片桐は、毎日の女子とのパーティーに忙しい。
7係はデス山コロ助というニコちゃんマークの覆面をかぶった男が次々とゲーム参加者を殺す事件を担当する。
事件の行く先々に出没した中年男の風貌を知り、野々村は追いかけたが、それはかつての同僚・天樹悠(東山紀之)だった。
なぜ天樹が事件に関与?
天樹は今いる部署が暇なので、趣味で情報収集をしていると言うのだが……
事件現場にあった文書は同じ機種のプリンだーで作られたものだった。
野々村は事件現場に足を運んだり、関係者に何度も話を聞く、本来の捜査をしたいと7係の係長・多々良(平山浩行)に訴えるが、否定された。
野々村は7係のやり方を否定して、自分独自に足を使った捜査をスタートする。
環と青山は同棲しており、同じ部署で仕事するのは遠慮していた。
やがて、市会議員の雨宮という男が捜査上に浮上した。
野々村は単身、雨宮の事務所に潜入すると、雨宮は野々村をスタンガンで気絶させた。
ついに再集結!
雨宮は野々村がコロ助だと勘違いしたと証言したが、野々村は雨宮と反社のつながりをしめす写真を入手していた。
雨宮は正体を現し、反社の仲間と一緒に野々村は縛り首に……
そこへ覆面の男が姿をあらわした。
それはSATに所属している天樹だった。
天樹はグループを一瞬で倒した。
逃げる連中を、かつての専従捜査班の仲間達が次々と現れた。
しかし、逮捕は7係によって行われた。
真犯人は他にいると証言した雨宮を、コロ助が射殺した。
コロ助はボートに乗って逃げ出した。
失敗の責任をとらされ、野々村は多々良から7係失格の烙印を押された。
片桐は野々村の身柄を創設された特別捜査班が預かるという。
天樹をはじめ今までのメンバーも再集結し、コロ助を追いかけることになった。
コロ助の事件には、10年前に起きた青梅一家殺害事件と関わりがあると判明した。