運命の出会い?
水口咲(北川景子)は5年間つきあった弁護士・青山貴也(高橋光臣)に結婚する気はないと言われ、傷心のため出版社の同僚三本木なつみ(大野いと)と共に雪山に……
一面の広がる雪に向かって、失恋の怒りをぶつけるが、勢い余って転落してしまう。
怪我で動けなくなった咲を救ったのは、航空自衛官の緒原紘一(永山瑛太)だった。
吊り橋効果か元彼へのあてつけか、二人はわずか交際3ヶ月で結婚。
結婚式では一生お互いに幸せにすると誓ったのだが……
紘一は朝4時に起床ラッパと共に起きて、正座して家訓を唱和し、朝5時に朝食をとる筋金入りの堅物だった。
「君を守る」と言った意味はものの例えではなく、正真正銘防衛的に守る意味らしい。
青山とそのままつきあっておけばよかったと一瞬後悔した咲だったが、はじめてデートした日の出来事を思い出す。
交際0日で紘一に人生をかけようと誓ったのだ。
しかし、一生懸命夕食を作っても、いつ帰ってくるか分からない紘一に咲は苛立つ。
早くも離婚話に……
結婚してはじめての休日。
紘一が案内してくれた外食は、航空自衛隊内の安くてボリュームたっぷりの庶民的な食堂。
おしゃれなカフェかレストランを期待していた咲はがっかりだった。
家に帰ると、ライフスタイルが全く違うお互いの不満が爆発!
相容れるところが全くなく、早くも離婚の言葉が出る。
職場でも「リコカツ」を検索する咲。
離婚を家族に相談したいが、姉の鹿浜楓(平岩紙)も母・水口美土里(三石琴乃)も忙しそうでとても相談できそうにない。
緒原家の両親との食事会で離婚することを打ち明けようとしたが……
なんと先手を打たれ、緒原正(酒向芳)と緒原薫(宮崎美子)が離婚するのを打ち明けられた。
両親もリコカツ
紘一は、薫くらいの年齢では今更一人では生活できないと反対した。
だが、薫は「人生100年時代ならあと40年もある。ここらでリセットしてもいいかもしれない」と言う。
正は「是非に及ばず」と母の言い分を認めているようだ。
両親の離婚話が持ち上がり、自分たちの離婚話を言いそこねた。
咲は薫の気持ちが分かるという。
しかし、古い価値観を持つ紘一と咲との話は平行線のままだ。
そんな折、スポーツクラブで紘一は咲の元彼・青山とお互い素性を知らないまま親しくなった。
一方、咲は後輩の中谷ユミ(武田玲奈)からパワハラで訴えられ、担当から外されることに……
顔だけで仕事をとってきた咲の言葉は響かないと拒絶される。
紘一はなつみから連絡を受けて、雨の中咲が会社を飛び出したと聞かされた。
小学生の頃から顔がいいことで、他の生徒からやっかみを受けて来た。
雨の日も母・美土里は自分の人生で忙しくて一度も傘を持って迎えに来てくれたことはない。
そんな咲を一番理解してくれたのは青山だけだった。
青山との思い出に浸る咲だったが、ずぶ濡れになった咲に傘を差し出したのは紘一だった。
紘一は咲が不器用なりに料理本をみて、料理を作ろうとしていた事実を知った。
見た目だけがいいと言ったことを謝った。
咲はもう離婚するのだから関係ないと逃げ出すが、歩道橋の階段で足を踏み外す。
紘一は危険をかえりみずダイブして、咲を守りきった。
それぞれのリコカツ
正式に離婚するまでは夫だからと紘一は咲を守るという。
離婚とは言ったものの、紘一なりの優しさに咲の心は揺れた。
そのころ、緒原家では薫が離婚届と指輪を置いて、家を出て行った。
一方、水口家では美土里が武史の浮気を確信して、調査を依頼していた。