海外ドラマ「プリズンブレイク」シーズン2あらすじ
シーズン2では、マイケルたちが刑務所からの脱獄に成功したシーズン1の続きが描かれています。刑務所だけでなく、アメリカ合衆国全体を巻き込む脱走事件として、脱獄した8人は警察やFBIから追われることになります。
その一方で、冤罪で捕まっていたリンカーンの事件の真相が世間に知れ渡るかどうかというのも、今シリーズの見所の一つです。
シーズン1での敵は警察と受刑者でしたが、シーズン2ではそれにFBIという難敵も追加されますので、「一つのミスが命取り」という展開が1話から最終話まで続きます。
逃亡者の一人一人が大切な物を守るために、逃走に必死になる姿は感動を誘い、クライムドラマというよりは一つの人間ドラマとして楽しむことができるでしょう。
海外ドラマ「プリズンブレイク」シーズン2
第1話「逃亡者たち」
刑務所から脱走したものの、アブルッチの友人が手配してくれた飛行機に乗り損ねてしまったマイケル、リンカーン、スクレ、シーノート、アブルッチの5人は警察から逃げ続けていました。その一方で各所慌ただしく動き出しており、FBIのアレキサンダーは頭脳戦に持ち込むため水面下で操作を進め、リンカーンの弁護士であるベロニカは冤罪事件の重要参考人であるテレンスの家を突き止めていました。
自殺未遂により昏睡状態に陥っていたサラは目を覚まし、脱獄幇助の疑いでFBIから取り調べを受けます。FBIや警察は他にも、マイケルのクレジットカード履歴や彼のタトゥーの意味などを調べる中で確実に操作を進めていくのでした。カード調査の結果、マイケルは近くに倉庫を借りていることが分かりましたが、その情報は警察を誘導させるためのもので、その頃マイケルたちはあらかじめ用意してあった服を取り行き、変装を試みていました。
テレンスを追い詰めたベロニカは警察に通報しますが、突然やってきた秘密組織に電話の内容を聞かれており、ベロニカは殺されてしまいます。
第2話「オーチス」
マイケルはリンカーンと二人で行動をすることに決め、5人は解散します。脱獄当初から別行動を取っていたティーバックは、アブルッチに切られた左手を獣医に奇跡的に治してもらい、ウエストモアランドの遺産が隠されているとされているユタへ向かいます。同じく別行動を取っていたトゥイーナーもユタを目指します。
マイケルとリンカーンはLJを救出すべく、記者のふりをして裁判所へ乗り込む計画を企てていました。あらかじめLJと電話をしていたリンカーンは「3階のエレベーターで待つ」という旨の連絡をLJに入れます。LJがエレベーターに乗ったタイミングで屋根裏から救出を試みましたが、付き添っていたアレキサンダーにより阻止されてしまいました。
脱獄を許したベリックは上層部から辞職を命じられ、それを受け署長のポープも辞職を申し出ることとなり、二人はひどく落ち込みます。
警察からの逃亡中、リンカーンは左脚を撃たれ動けなくなってしまうのでした。
第3話「スキャン」
マイケルは友人であるニカの家に行き助けを求めます。リンカーンの処置をしている間、マイケルは車を取り戻すためレッカー車が集まっている店に車を取り返すことには成功しますが、後部座席に載せていたリュックは消えていました。その中にはパスポートなどが入っていたのです。そこで二人が考え、実行したのは、故意に車を爆破させ死亡したと見せかけることでした。そして再びニカと合流し、別の車をゲットします。
警察を辞めたベリックは脱獄犯を捕まえて賞金を得るため、かつての同僚ギアリーとタッグを組み、犯人探しに躍起になります。
サラは父親に保釈金を払ってもらい、逮捕は免れますが、裁判では「お前が鍵を開けていたことは言うな」と父親から釘を刺されます。
スクレは警察に捕まる寸前で逃げ切り、恋人が結婚式を挙げるロスを目指し、シーノートも短い時間でしたが娘と会話することに成功していました。
第4話「罠の代償」
ベリックとギアリーはマイケルとリンカーンの居場所を突き止め、再び彼らの前に立ち塞がり、ユタにある金のありかを案内させることになります。巻き添えを食らったニカは機嫌を悪くし、ベリックに交渉を持ちかけ「私と組まないか」と言います。しかしそれはニカの色仕掛けで、ベリックとギアリーを縛ることに成功し形勢逆転。
一方でFBIのアレキサンダーはマイケルとリンカーンが死んだことに懐疑的でした。軽快を弱めるなと部下を鼓舞するのでした。
家族と再会を果たしたアブルッチでしたが、フィバナッチに復讐を果たすため再び家族から離れてしまいます。しかし、たどり着いたモーテルにてFBIに取り囲まれ射殺されてしまうのでした。
ティーバックは警察に逃走車を見つけられてしまい、手放すことになりますが、ガソリンスタンドで出会い親切にしてくれた男を襲撃し、車を再び車を奪って逃走します。
ベリックたちから逃げ切ることに成功したマイケルとリンカーンはニカを下ろし、再びユタを目指します。
第5話「ダブルK農場」
ユタに到着したスコフィールドですがウエストモアランドが言っていた「ダブルK農場」がどこなのかさっぱり分からずにいました。時を同じくしてティーバックとトゥイーナーもユタに到着します。
サラは薬物更正プログラムに参加していくうちに、サラの潜入操作を行っているシークレットサービスのポールと仲を深めていきます。
町役場にてスコフィールドは農場の名前を突き止めますが、肝心の地図は何者かによって破られていました。町役場近くにいたティーバックを捕まえ問い詰めますが、ティーバックは「トゥイーナーの仕業だ」と反論します。
その頃町のホームセンターでシャベルを買いにきたトゥイーナーは店員に顔をさされ、襲撃されますが、タイミングよくやってきたマイケルとリンカーンに救出されます。結局のところ彼も地図は持っておらず、実はティーバックが持っていて彼は地図を暗記した後、原本を捨ててしまいました。マイケルとリンカーンは再び彼らとタッグを組まざるを得ない状況になります。ティーバックの案内で地図が示す場所に到着しますが、そこは農場ではなく住宅街になっていました。
第6話「再会」
マイケルとリンカーン、ティーバックは木の成長速度の違いを手がかりに貯蔵庫があった場所を突き止めますが、そこには家が建っていました。
ガールフレンドとの再会を果たせなかったスクレは、ユタへ向かっている最中に偶然にもシーノートと再会を果たし、一緒にKK農場へと向かうことになります。シーノートは海軍時代のツールを使って住所を入手していたのです。
マイケルはトゥイーナーを仲間に入れるテストとして、彼におつかいを頼みます。ホームセンターから物を奪うことには成功しましたが、第三者に目撃されてしまう失態を犯してしまいます。
4人は電気修理業者を装って一人暮らしの女性の家に入ることに成功しましたが、スクレとシーノートも合流してきてしまい、人数が多くなってしまってはまずいとマイケルは危惧しますが仕方なく二人も受け入れることになりました。
一方でFBIは逃走者がみんな西を目指していることや、ウエストモアランドの過去の事件からユタが怪しいと勘付き捜査を進展させます。
女性宅で穴掘りを進める一行でしたが、車にガソリンがないことを懸念しトゥイーナーに給油しに行かせますが、FBIに捕まってしまいます。
そして女性宅にも警察がやってきて、ついに絶体絶命の境地に陥るのでした。
第7話「埋蔵金」
女性宅にやってきた警察は女性の娘でした。マイケルは苦渋の決断でしたが二人を人質に取ることにし、穴掘りを続けます。
アレキサンダーは取り調べでトゥイーナーに仲間の居場所を聞き出そうとしますが、なかなか口を割らせることができません。そして独白のような形で自分がずっと捕らえられずにいる男の話をするのでした。しかし、長い取り調べの末「自分が家に戻れば奴らは油断する。そこが逮捕のチャンスだ」とアレキサンダーに持ちかけます。
サラは、父親が副大統領戦に投票で圧勝していたにも関わらず役職を外されたことを不審に思い、父親の家を訪れますが彼は書斎で首を吊っていました。その真相は、ポールの正体に気づかれたことをよく思わなかったシークレットサービスによる殺人でしたが、自殺として判断されます。
穴掘りを続けていたリンカーンはテレビでLJが釈放されるというニュースを見て、「何か裏がある」「救出のチャンスだ」と勘付き、一人単独行動でLJ救出へと向かうのでした。
トゥイーナーがFBIに案内した場所は、マイケルたちがいる家ではなく自分をユタまで送ってくれた女子大生でした。彼は騙したのです。アレキサンダーはその帰り道、トゥイーナーを射殺します。
その頃、穴掘りを続けていたマイケルたちはついに大金を見つけ出しました。
第8話「デッド・フォール」
埋蔵金を見つけたマイケルたちに向かって、スクレはなぜか全員に銃口を向けます。そして「殺すぞ」と脅し、大金を全部持っていってしまいました。しかしそれはティーバックとシーノートを撒くためのもので、少し離れたところでマイケルとスクレは合流しますが、バックの中にはお金が入っていませんでした。実はティーバックがカバンをすり替えていたのです。
シークレットサービスは次にサラを殺すため彼女の家にやって来ますが、彼女はギリギリのところで逃げることに成功します。助けを求めた父親の同僚もシークレットサービスのグルだということが分かり、誰も頼ることができない状況になります。
リンカーンは釈放されたLJの近くまでやってきましたが、周りに警察が見張っていることに気づいていたため連れていくことはできずにいました。そして男を雇い、彼にLJを殴らせ病院送りにし、その隙を狙ってLJを連れ去ることに成功します。
サラはマイケルからもらっていた手紙の暗号を読み取ろうと必死になっていた頃、シークレットサービスも同じ番号を入手しており、「二人がどこかで待ち合わせているのではないか」と調査を進めます。そして、ラストでポールとアレキサンダーは実はつながっており、ポールが色々と指示を出していたことが判明するのでした。
第9話「シークレット・ガーデン」
スクレは、ガールフレンドが寝取られた男と婚約破棄したことを知り、再び彼女の元へ行くことを決意したのでマイケルとは別行動を取ることになりました。
マイケルはFBIに行動を先読みされていることに気がつき、作戦をもう一度練り直し、FBI捜査官の一人に扮し、アレキサンダーの身辺調査を行うことにします。
シーノートは地元の仲間と合流し、彼らを味方にすることで警察からの襲撃に備えます。そして仲間の協力もあり、妻と子供を救出することに成功しました。
ティーバックは妻と子供が住んでいた家に行きますが、そこはもう空き家になっており誰も住んでいませんでした。彼の足取りを掴んだのは警察ではなくベリックたちでした。ベリックはティーバックにお金の在りかを聞き出すため後をつけていたのです。
マイケルは調査を進める中で、アレキサンダーの弱みを掴みます。実はアレキサンダーは過去に仕事上で不必要な殺人罪を犯しており、それを隠蔽しているのです。マイケルは電話で直接アレキサンダーに取引を持ちかけますが交渉は決裂してしまいます。
リンカーンはLJと逃走を続けていましたが、ついに警察に捕まってしまうのでした。
第10話「めぐり逢い」
リンカーンとLJの護送車を不審な車が襲い、彼らは警察から逃げ出すことに成功します。その助けてくれた相手はリンカーンの父親の仲間で、二人を車に乗せて保護しました。
マイケルからの暗号を読み取ったサラは、指定された場所へ行きマイケルと再会を果たします。一緒にパナマへ逃げることになりましたが、そこへやってきたのはアレキサンダーでした。命からがら、何とか逃げることに成功し、二人は一度モーテルへ避難します。しかし、サラは一緒にいることはできないと判断し、モーテルを抜け出しますが。駐車場で待っていたのはポールでした。
ティーバックを拷問していたベリックたちは、ついに大金が入っているコインロッカーの鍵を手に入れ、ティーバックを縛りつけたまま警察に通報します。そしてついにコインロッカーの金を手に入れますが、ベリックはギアリーからの襲撃に遭い、ギアリーにお金を持ち逃げされてしまいます。
父親アルドと対面したリンカーンは「もう少しで全てを暴露できる」とアルドから言われ、ここに滞在することを勧められますが、アルドの仲間の一人がシークレットサービスとつながっており、3人を殺す許可を与えられます。
第11話「ボリショイ・ブーズ」
ベリックたちにお金を奪われてさらに警察に通報されたティーバックでしたが、再び自身の左手を切り落とすことで脱出します。そして金を奪って逃げたキアリーの居場所を突き止め、彼を殺して再びお金を取り戻したのでした。
リンカーンはアルドから事の顛末を聞かされます。話によれば、サラの父親はやはり自殺ではなく他殺で、シークレットサービスにとって不都合な書類のコピーを父親からサラに流れたという予想をアルドはしていました。
ポールに見つかってしまったサラは、書類のコピーはどこかを吐かせるために監禁されてしまいます。
マイケルに逃げられてしまったアレキサンダーは、マイケルのタトゥーとして刻まれていた数字から、彼がリンカーンと落ち合う場所を突き止め、その場所へと急ぎます。
マイケルは飛行機を手配してもらうために、メキシコ人と合流し、向こうからの要求であった薬を渡しますが偽物だとバレてしまい、殺される寸前のところでスクレに助けられます。何とか飛行機が到着する場所を聞き出し、そこへリンカーンとアルドも合流しました。
第12話「家族の肖像」
父親と対面したマイケルでしたが、彼を必要以上に拒絶します。なぜならマイケルは里親に出された過去があり、酷い虐待を受けていました。その虐待する里親を殺し、マイケルを助け出したのがアルドで、その時に彼らは一度会っていたのです。飛行機を待っていると、そこに現れたのはアレキサンダーでした。銃撃戦の末、スクレの車で逃げますが、その際にアルドは胸を打たれてしまいあえなく死亡してしまいます。このままパナマへ行くことはできないと思ったマイケルとリンカーンは父親の無念を晴らすべく、スクレだけを飛行機に乗せて残ることを決めました。しかし、サラに電話をかけたところでアレキサンダーに見つかってしまいます。
サラはポールの隙を見て、逃げ出すことに成功。
シーノートは家族で平和な時間を過ごしていましたが、娘の薬が必要になり薬局へ行ったところ、妻の身元がバレてしまい妻だけ逮捕されました。
第13話「反撃開始!」
アレキサンダーに銃口を向けられたマイケルとリンカーンでしたが、そこへ国境警備隊がやってきて捕まえられてしまいます。二人は再び刑務所への輸送を待つことになりますが、アレキサンダーはシークレットサービスのキムから刑務所に入る前に殺すように命じられます。彼は護送車に乗り込んで二人を殺そうと企みますが、同乗が許されません。代わりに、サラを逃してシークレットサービスをクビになったポールが「二人を殺すのは俺に任せろ」とキムに申し出ます。
護送車はトレーラー事故によって足止めされてしまい、車から降りた護衛官の座席には手錠の鍵が置いてありました。これはシークレットサービスが射殺の口実を作るための演出で、マイケルとリンカーンもそれに気がついていましたが、二人は車からの脱出を決意します。リンカーンとポールに追い込まれてしまいますが、ボールが射撃したのはリンカーンでした。「俺も大統領に恨みがある」と言って、3人で逃げます。
第14話「想定外」
ポールの車に乗せられたマイケルとリンカーンは逃走を続けますが、リンカーンはポールに殺されかけた出来事を思い出し、彼に殴りかかります。しかし、ポールが政府から離れたことを信じ同行を続けることにします。3人は今回の冤罪事件の重要参考人であるテレンスを拉致することに成功しました。マイケルはあえて警察を呼び、テレンスに事件の真相を吐かせることにしますが、警察が到着する前にテレンスは自殺してしまいました。
ベリックはキアリー殺害の容疑で、かつて働いていた刑務所へ囚人として逆戻りすることになり、恨みを買っていた連中から制裁を食らいます。
ティーバックは元嫁スーザンの居場所を突き止め、家に転がり込んでいました。しかし、スーザンがティーバックを殺そうとしたことで警戒心を強め、家族3人を人質に取ります。
アレキサンダーは、シークレットサービスから手を引くことを宣言しますが、息子が作為的に車に轢かれたことで危険を感じ、仕方なく残ることになりました。
第15話「メッセージ」
テレンスに死なれ、警察に囲まれたマイケルとリンカーン、ポールは報道テレビカメラマンを人質に取り、車で逃げます。そしてカメラマンに全ての真実を語ったVTRを撮らせ、アメリカのテレビ局はこれをトップニュースとして報道します。
FBIは捜査で、彼らが大統領が演説する場所へ向かっていることを予想し、警戒を強めます。そしてアレキサンダーは告発ビデオを何度も見返し、このビデオの真意は告発ではなくサラへのメッセージにあることを突き止め、彼女の調査を進めます。そして、マイケルとサラがとある病院で落ち合うことに気がつきました。
その病院にマイケルたちはやってきましたが、サラは来ませんでした。代わりにマイケルは病院の電話でサラと会話をし、亡くなった父から鍵を一つ授かっていることをマイケルに教えました。
スクレは飛行機で逃げた後に、国境警備隊から追われたため飛行機から飛び降り、メキシコへ入国。現地で知り合った老人から車を譲り受け逃走を続けます。
ヘイワイヤーは脱走してからというもの、オランダを目指すため自力でイカダを作っていました。そこへ若いカップルがやってきて、その彼女の方が親から虐待を受けていることを知り。ヘイワイヤーは彼女の家に忍び込んでその父親に殺したのでした。
第16話「シカゴへ…」
マイケルたちはサラと合流します。しかし、サラは仲間にポールがいることを知らなかったため衝撃を受けます。マイケルはポールの首を締め「お前も息ができない苦しみを味わえ」と言います。ポールはサラが持っていた鍵の正体は「会員制のシガークラブ」のものだということを明かし、4人は列車に乗ってシカゴを目指します。その道中にポールを絞め殺そうとしますが、マイケルとリンカーンに止められ未遂に追われます。身の危険を感じたポールは大統領に電話をし、マイケルたちを裏切る行動に出ようと画策しますが、電話の向こうの相手は大統領ではなくキムの工作員だと気がつき交渉は成立しませんでした。そして何とかシカゴへ着いた4人は、シガークラブへと足を踏み入れます。
ティーバックは家族を監禁し続け、ずっと同じ場所に居座るのは危険だと判断し引越すことにします。
ベリックはアレキサンダーに頼まれ、釈放させる代わりに連中の調査をするように言われ快諾します。そしてヘイワイダーの居場所を突き止め、そこへアレキサンダーが駆けつけますが、アレキサンダーはシークレットサービスの上層部からヘイワイダーを殺すように命じられていたため、彼の精神異常を上手く利用し自殺へと追い込みました。
第17話「血の輪廻」
シガークラブの潜入に失敗したマイケルとサラでしたが、前の所長の自宅を突き止め、そこへ乗り込みます。二人はリンカーンの無実を晴らすために協力してくれないかと所長に持ちかけました。交渉の末、所長は彼らの代わりにシガークラブのロッカーの鍵を開けにいきます。中に入っていたのはUSBでした。
スクレは空港に向かう道中で車が故障してしまい、運よく通りかかった車に拾ってもらいますがその車は空港の警備員の車でした。空港まで無事に送り届けてもらった直後に、正体に気づかれてしまいますが、恋人の合流した後にギリギリのとことで逃げ切ります。
ティーバックは家族を人質に取り、かつて自分が住んでいた家へと引っ越します。そこでティーバックは自分の胸の内を、一緒にここで生きていきたいとスーザンに語ったのです。しかしそれを拒絶されてしまい、ティーバックは納屋にスーザン一家を閉じ込めます。しかし、これ以上傷つけることに耐えられなくなったティーバックは、家から逃走し自ら監禁事件だと通報しスーザンたちを助けました。
シーノートは妻が逮捕された後、娘と二人で逃走を続けていましたが、娘の病状は悪化するばかりでロクな処置もできずに途方に暮れていました。そしてついに自首をし、「マイケルたちをおびき寄せる代わりに妻を釈放してくれ」と取引をしたのです。
第18話「帳消し」
USBに残されていたのは事件に関わる重大な会話記録でした。ここは信頼のおける人物を頼ろうと、マイケルたちはグリーンという人物に会うことにします。しかし現場へやってきたグリーンを名乗る人物は、シークレットサービスの差し金で、マイケルはそのことに気づいたためその男を倒しました。サラは本物のグリーンを連れてきますが、データに正しい日付が残っていなかったため、裁判で証拠として使えないことを指摘されてしまいます。
ベリックはアレキサンダーからの依頼で次はスクレを追うことになります。スクレは空港から脱走した後、メキシコの叔母の家に住み込んでいました。飛行機でメキシコへと飛び立ったベリックでしたが、同じ機内にはティーバックも乗っていました。
シーノートはマイケルをおびき寄せるための捜査に加担していましたが、その必要はなくなりアレキサンダーに「自殺するように」ということを遠回しに伝えます。
第19話「女王蜂」
大統領をおびき寄せる作戦に変更することになったマイケルたちは、泊まっていたホテルを後にしますが、少し遅れて出ることになっていたサラは、部屋にやってきたアレキサンダーに捕まってしまいます。しかし、彼の一瞬の隙をつき、脱走しマイケルたちとの合流を目指します。後ろからFBIが追ってきていることを知らずに。
別行動となってしまったポールは、大統領を狙撃するため、大統領の演説会場へいました。そしてマイケルも演説会場におり、大統領と握手をした際に「テープを持っている」というメッセージを渡しました。そしてついに捕まってしまったマイケルですが、拷問を受けている最中に大統領がやってきて、二人はついに対面します。マイケルは「テープをコピーして20箇所に隠した」と大統領に伝えました。テープを公表しない代わりに「自分とリンカーンを釈放し、今晩中に会見を開くように」という条件を出し、大統領は快諾します。釈放されたマイケルはリンカーンと合流し、テレビで大統領の演説を見ていましたが、結局彼女は真実を公表しないどころか、大統領を辞任することを発表しました。
ベリックはスクレの居場所を突き止め、彼に銃を突き出し自首するように言います。しかし、テレビのニュースでティーバックが大金を置いて空港を去っていることを知っていたスクレはそのことをベリックに伝え、自分は見逃してくれないかと交渉しました。
自殺が未遂に終わったシーノートのもとに、アレキサンダーの部下がやってきて、彼はシーノートにある提案をしました。
第20話「パナマ」
大統領を利用する作戦が失敗に終わったマイケルたちは、船に乗ってパナマを目指すことにします。サラはそこへ合流しようとしますが後ろからつけられていることに気がつき、電話で「もう船にいる」と嘘をついてマイケルとリンカーンだけを先に出発させました。二人は無事にパナマへ到着し、あらかじめ買っておいた船でさらなる逃亡を謀ります。
シーノートはFBIから、「アレキサンダーから脅されたことを告発すれば、刑を軽くしてやる」と迫られます。そして、証言することを条件に、彼と彼の家族には新しい住居と身分証が与えられ開放されました。アレキサンダーは訴えられることになります。
ベリックとスクレに追われているティーバックは、ホテルで娼婦を殺害してしまいます。ティーバックは逮捕されてしまいますが、シークレットサービスは彼を利用するためにパナマへ連れていきます。
ティーバックがパナマにいることを知ったマイケルは、船で海に出る予定でしたがせめてもの罪滅ぼしをしようと、ティーバックを捕まえるために単独で彼を探すことを決めました。
第21話「逆転」
ティーバックの居場所を突き止めたマイケルでしたが、ホテルの周りはFBIが張っており、さらにスクレとベリックもそこに居合わせます。スクレはベリックに恋人を人質に捕られており、ティーバックの持っている大金を奪い返さなければいけない状況に陥っていました。
ティーバックと共に行動していた組織を捕らえることに成功しますが、彼らはFBIではありませんでした。その後ティーバックも確保。その過程でベリックは殺人を犯したと勘違いされ、メキシコの警察に逮捕されてしまいます。
ティーバックの連行最中に、見張っていたスクレは隙をつかれて攻撃されてしまい瀕死状態になります。ティーバックを倒し、お金を取り戻したマイケルはボートに戻りましたが、そこにリンカーンの姿はなく、アレキサンダーに捕まってしまったことを電話で知ります。
サラは裁判にかけられ懲役12年の刑を命じられますが、そこへポールがやってきてサラの無実を証言するため法廷に立ちます。
第22話「SONA」
法廷で証言をすることになったポールは、事の真相を全て話し出しました。そして、検察側はサラの起訴を取り下げ、代わりにポールを逮捕します。
ティーバックに攻撃され重症負ったスクレは、病院から抜け出し留置所へ行ってベリックに恋人の居場所を聞こうとしますが、聞くことができずスクレは力尽きて倒れてしまいます。
金と船を条件にリンカーンを助けにやってきたマイケルでしたが、そこにキムもやってきてシークレットサービスの内輪揉めに巻き込まれてしまい、その隙を見て脱出。アレキサンダーはマイケルから渡された船に積んであった大麻所持の疑いで逮捕されます。
サラとも合流し、船も手に入れ、逃げ切ることに成功したかに思われたマイケルとリンカーンでしたが、港にキムがやってきて銃口を向けられます。しかし、サラがキムに銃を撃ち殺害。そこへやってきたパナマ警察に取り押さえられますが、マイケルがその罪を被って留置所へ連れて行かれることになりました。その留置所の看板には、兼ねてからシークレットサービスのトップである人物が口にしていた「SONA」というワードが書かれていたのでした。
海外ドラマ「プリズンブレイク」シーズン2 感想
シーズン1の勢いそのままに一時も息をつかせぬ怒涛の展開で話が進んでいきます。彼らはただ単に自由が欲しいから逃げているわけではなく、必死になる理由があるため、犯罪者でありながらも視聴者はついつい応援してしまいます。
マイケルやリンカーンを取り巻く登場人物はそのほとんどが敵です。その圧倒的多数の敵たちからどう逃げるかというのがこのドラマの肝になっているわけですが、ごくわずかな少数派の味方たちによって紡ぎ出される絆というのも見どころの一つになっています。
シーズン3以降のシリーズにつなぐために中だるみしているということは全くなく、むしろ加速しながら話が進んでいくので十分に楽しめるシリーズになっているかと思います。