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「競争の番人」第1話から最終話あらすじ紹介(ネタバレ・見逃し)毎週更新

「競争の番人」第1話あらすじ紹介

刑事から公取に異動!

白熊楓(杏)は刑事として犯人を追っていたものの、犯人を取り逃がしてしまい責任を取ることに。白熊は「公正取引委員会審査局第六審査」に異動することになる。

白熊は誰もいない第六の部屋に驚くも、桃園千代子(小池栄子)と共に入札談合の疑いがある建設会社の立入検査に向かう。

そこでキャップの風見慎一(大倉孝二)、若手の六角洸介(加藤清史郎)、情報分析担当の紺野守里(石川萌香)と出会い、もう1人小勝負という男がいることを知らされる。

白熊は小勝負がコンビに!

公取は警察のような強制力や権力はなく、いわゆる弱小官庁。白熊は立場の弱さを実感しつつ検査をしていると、ファイルを持って部屋から逃げ出そうとする不審な社員・豊島浩平(長谷川朝晴)を発見する。

すると豊島は男にファイルを渡していて、白熊は2人を同時に確保。しかしその男とは、第六のメンバーでもある小勝負勉(坂口健太郎)だったのだ。

白熊は、小勝負が東大法学部を首席で卒業した優秀な人物だと知る。第六に戻った白熊たちの前に審査長の本庄聡子(寺島しのぶ)がやってきて、小勝負が白熊の教育係になった。

その時、本庄は白熊に「小勝負をよろしく」と伝えた。

ホテルのカルテル調査へ

こうして白熊と小勝負は、栃木県のホテル3社が行っているカルテルを調査することになる。

カルテルとは事業間の話し合いで価格を決める不正行為のことで、このホテル3社はこの地域でウエディングサービスを独占しているというのだ。

白熊と小勝負はホテルの1つ、ホテル天沢へ向かいオーナーの天沢雲海(山本耕史)を尾行する。

2人は怪しまれないようカップルのふりをして調査を行い、ドレスの試着をしつつその日のうちに東京に戻る。

その時豊島が聴取を終え、豊島の娘・美月(服部樹咲)が迎えに来る。何があったか知りたい美月だったが、豊島は娘に何も言えずにいた。

ナイフで刺された!?

調査開始から9日目、ホテル3社のうちの1つ、クラシカルホテルのオーナー・安藤(勝矢)が何者かに刺され、意識不明の重体となってしまう。

白熊と小勝負は引き続き雲海を尾行していると、雲海に近づくナイフを持った男が・・・。

白熊は慌てて男を取り押さえたが、雲海が警察を呼んでしまい白熊と小勝負が公取の人間だとバレてしまう。

小勝負は逆に「やっているのですか?カルテル」と雲海に突き付けると、雲海は「ウエディング費用について調べていたのですか」と言う。

小勝負は一言もウエディングとは言っておらず、雲海を怪しむ。しかしそれ以上の証拠はなくいったん調査は打ち切りとなった。

下請けいじめと自殺

小勝負の元にやってきた検察官の緑川瑛子(大西礼芳)は、逮捕された男が石田正樹(武田航平)でホテル天沢に花を卸しているという。

さらに下請けいじめに遭っているようで、白熊と小勝負はフラワーショップ石田を調べることに。

正樹の妻・七瀬(野村麻純)はホテル天沢の仕事に頼っていて、天沢の指示を断れないと嘆く。

そんな時、豊島が自殺したと連絡が入る。通夜の場には国土交通省の事務次官・藤堂清正(小日向文世)も来ており、小勝負はそんな藤堂を見つめていた。

白熊は美月に「どうして父は死ななければならなかったの?」と言われるも、答えることができなかった。

たとえ弱くても戦うんですよ!

ホテル天沢には立入検査が入るも、なんと雲海は検査を拒否。雲海は公取の立場の弱さを知っていて、「逮捕できるならどうぞ」と言い出す。

風見は「どうしよう」と焦るも、小勝負はホテル長の長澤俊哉(濱津隆之)がノートパソコンを持ち出そうとしているのを見つけ、長澤を追いかける。

白熊が長澤を捕らえようとするも、長澤は橋の上からノートパソコンを川に投げ捨てた。すると、小勝負は川に飛び込んでノートパソコンを確保したのだ。

雲海はノートパソコンを取り戻しに来るも、小勝負は「長澤が捨てたものを拾っただけ」と拒否する。

雲海は「証拠はない。弱小官庁に出来ることはないもない!」と言うと、小勝負は「弱くても戦うんですよ!」と強気な態度を見せた。

その夜、雲海は藤堂と密会し「手は打ってあります」と告げる。
翌日雲海はテレビに出演し、花屋が団結してホテルに対して不正を行っていると言い、自分は被害者であると世間に告げたのだ。

「競争の番人」第1話あらすじ・第2話見どころ【執念のリベンジなるか!?調査終了まであと数日!?迫りくるタイムリミット、まさかの裏切りで窮地に立つダイロクメンバー!弱者を守るために必要なことは?】

小勝負と白熊はバディとなり、雲海という敵に立ち向かっていくことになる。
すると長澤がホテルを退職したという情報が入り、長澤に話を聞くも何も話してくれない。

そして白熊は、フラワーショップ石田に違法植物が置いてあることに気づく。警察に連絡しようとするも、七瀬は「見逃して欲しい」と白熊に頼んだのだ。

さらに今もなおブライダル部門長の碓井健司(赤ペン瀧川)は、明らかな花屋へのいじめを行っていた。
そこに雲海がやってきたのだが、そんな雲海の前に長澤の娘、由香里(新津ちせ)が現れたのだ・・・。

「競争の番人」第2話あらすじ紹介(ネタバレ)

雲海の反撃

天沢雲海(山本耕史)はテレビに出演し、こう主張し始める。

「フラワーショップ石田を含む老舗花屋6店が、ホテル天沢が他の花屋と取引した場合、6店全てが取引を打ち切ると圧力をかけている」

雲海は自分が被害者だと、世間に訴えたのだ。

さらに雲海の圧力によって、公取は納入業者いじめの調査を年末までと言われてしまう。あと半月しかない。

そんな時、白熊楓(杏)と小勝負勉(坂口健太郎)は、ホテル天沢のホテル長・長澤俊哉(濱津隆之)がホテルを退職したとの情報を得る。

2人は早速長澤の家に向かって話を聞こうとするも、何も話してもらえなかった。

由香里が雲海の前に!

白熊は1人、フラワーショップ石田へ向かう。すると店に違法植物と思われる植物を白熊は発見。

すぐ石田七瀬(野村麻純)に警察に相談することを伝えるも、七瀬は「見なかったことにしてください」と頼み込む。

結局白熊は見なかったことにし、その後ホテル天沢へ。

ホテルでは長澤の娘・由香里(新津ちせ)が、雲海と碓氷(赤ペン瀧川)の前に現れた。そして突然「どうしてパパをクビにしたの?」と訴える。

雲海は「大人は失敗したら責任を取らないといけないんだ」と冷たくあしらい、それを見た白熊は怒りを覚える。

そして、雲海がテレビで老舗花屋6店の圧力を訴えたため、仕方なく公取は花屋6店に立入検査をすることに。
この6店には大口顧客独占だけでなく、新規に参入する花屋を排除しているという疑惑も持たれていた。

白熊はフラワーショップ石田を担当したいと申し出るも、「ブーケドゥッフェ」という最近できた新しい花屋を小勝負と担当することになる。

白熊が捕まる!?

小勝負と白熊はブーケドゥッフェの店長・青柳(岩岡徹)から話を聞く。確かに老舗業者から締め出しを食らっているようで、新規事業への参入ができずに困っていた。

するとフラワーショップ石田から違法植物が見つかったと連絡が入り、小勝負と白熊も呼び出される。

白熊が店に着くと、七瀬は「この人にこっそり処分すればバレないと言われた」と白熊を指刺した。

白熊は警察で事情を聞かれ、容疑は晴れたものの当事者に肩入れしたことを桃園(小池栄子)に叱られてしまう。

花屋6店には排除処置命令が下ることになり、青柳はこれでようやく公平に商売に取り組めるようになった。

戦いたくなったら連絡下さい

長澤が川に捨てたパソコンから慈善団体への寄付に関するデータが見つかり、小勝負と白熊は再び長澤の元へ。

また何も話そうとしない長澤だが、小勝負は由香里の行動を話し長澤の心を動かそうとする。

その後フラワーショップ石田で、2人は七瀬から天沢グループの傘下に入ったことを聞かされる。七瀬は天沢が救ってくれたと思っていたが、小勝負は逆に雲海にはめられたことを伝えた。傘下に入れば、もう天沢の命令に逆らうことはできない。

七瀬は現実を知って涙を流し、白熊に謝罪する。小勝負は、「戦いたくなったら連絡下さい」と七瀬に伝えた。

いざ反撃!宣戦布告!

長澤が第六にやってきて、雲海と立ち向かうことを決めたという。12月24日に雲海は沖縄に出張のため、その日なら立入調査ができるというのだ。

急いで上の許可を得て、翌日調査を開始する。しかし雲海は急遽空港で沖縄に行かないと言い始め、天沢を見張っていた六角(加藤清史郎)はすぐに桃園に連絡。

第六メンバーは大急ぎで資料を回収し、何とか雲海がホテルに戻ってくる前に調査を終えることができた。

しかし雲海はすぐに気付き、長澤の仕業だと長澤を責める。下請け納入業者いじめの証拠は揃っており、小勝負たちはその証拠を碓井に突き付けていた。

すると雲海は、全て碓井が単独で行ったことだと言い出し責任転嫁し始めた。小勝負は雲海に「まだ諦めていないので」と宣戦布告。小勝負はまだ、価格カルテルの件も諦めてなかったのだ。

倉庫に閉じ込められた!?

翌日の12月25日、白熊は恋人の大森(黒羽麻璃央)とディナーの約束をしていた。

そんな時長澤に呼び出された小勝負と白熊は、ホテル天沢の倉庫へと向かう。そこに、天沢は価格カルテルの証拠を隠していると長澤は言うのだ。

2人はセキュリティのため、スマホを預けてから倉庫の中へ。すると長澤は「ごめんなさい!」と扉を閉めた。2人は倉庫の中に閉じ込められてしまったのだ。

外では、雲海が長澤の肩を叩いていた……。

「競争の番人」第2話あらすじ・第3話見どころ【ついに決着!!ダイロクが総力戦で挑む逆転の一手とは!?弱者を虐げる雲海の不正を暴くため、戦え!!】

閉じ込められた小勝負と白熊は、何とか翌日に外に出られることに。倉庫の中では、小勝負は過去の宿泊台帳と顧客カード、さらにカルテルの当事者たちが同じ部屋を利用した記録を発見していた。

しかし雲海は、再びテレビに出演。公取によって違法調査を受けたと訴え始めたのだ。

「競争の番人」第3話あらすじ紹介

白熊の蹴りが炸裂

白熊楓(杏)と小勝負勉(坂口健太郎)は、長澤俊哉(濱津隆之)によって倉庫に閉じ込められてしまう。

小勝負はこのことについて、「天沢雲海(山本耕史)がこうとりが不方侵入したと訴えて、長澤を再度ホテルに戻す条件で味方につけた」と想像する。

雲海は再びテレビに出演し、公取に不法侵入されたと案の定訴えていた。

その頃白熊は、倉庫の壁の一部に脆い部分があるのを発見。
得意の空手の蹴りで壁を壊してみると、そこにはトイレと給湯室があるだけ。

脱出はできないものの、助けが来るのを待つことに。

一方小勝負は、倉庫の中で過去の宿泊台帳と顧客カードを見つける。そこにはウエディングカルテルに関わっているとされる、安藤(勝矢)と政岡(春海四方)の名前も発見。

さらに過去に摘発されたカルテルの当事者や、自殺した豊島浩平(長谷川朝晴)の名前も書かれていた。

部屋は全て1107号室で、この部屋がカルテルに使われた部屋だと判明した。

石田夫婦による情報

無事救出された小勝負と白熊の元に、フラワーショップ石田の石田正樹(武田航平)、妻の七瀬(野村麻純)がやってくる。

2人は小勝負に言われた通りになったと言い、天沢グループを抜けて雲海と戦うことをキ決めた。

2人は来年1月17日に次の会合が行われることを伝える。実は雲海は、下請けの納品業者をメッセンジャーにして会合の日付を伝えていたのだった。

ついに証拠の音声が……!

密会当日、小勝負と白熊は桃園(小池栄子)や風見(大倉孝二)とともに、雲海と政岡の密会中の音声を聞くことに。

というのも、桃園は政岡を味方につけており、政岡の携帯をつないだまま2人の会話を聞いていたのだ。

雲海は、突然探知機を使って盗聴器を調べ始める。すると時計の中に盗聴器が隠されており、雲海は盗聴器を隠したのは「安藤だ」と言い出す。

安藤はカルテルの会話を盗聴し、当事者をゆすっていたのだという。しかしそのデータが見つからないと雲海は言う。

政岡はあえて、「では我々のカルテルも……」と言い、雲海は「そうです。」と言う。
ようやく雲海から、カルテルを認める発言を聞き出すことに成功した。

安藤を刺した犯人が判明

安藤の意識が回復したということで、小勝負と白熊はお見舞いに行く。ゆすっていたことを追及するも、病室にあったどら焼きを持たされて2人は追い返されてしまった。

病室を出た2人は、安藤の部屋に入ろうとする怪しいフードの人間を発見。その人物は、なんと豊島の娘・美月(服部樹咲)だった。

美月は安藤に近づき、ナイフで刺したことを認める。父親が自殺した後に手帳を発見し、雲海の名前があったため雲海を問い詰めた。

すると雲海は、「安藤に脅されたんだ」と言い、豊島の自殺の原因は安藤であると伝えた。そのため、美月は安藤を刺した。雲海は、自分を守るために美月をたきつけて安藤のことを処分しようとしたのではと思われた。

ついに最終対決!

安藤の部屋から持ち帰ったどら焼きには、毒が仕込まれていた。食べてしまった白熊は病院に運ばれてしまう。

白熊は無事でダイロクに戻ると、本庄聡(寺島しのぶ)は他の職員に「全ての元凶は雲海です。力を貸して下さい」と頭を下げた。

実は小勝負は宿泊台帳と顧客カードの全てを正確に暗記していて、リストを作っていた。そのリストを元に、公取は調査を行う。

こうして出そろった証拠をとともに、ダイロクは雲海の元へ乗り込んだ。証拠を雲海に突き付け、雲海にもう味方はいなくなったことを伝える。

しかし最後まで認めない雲海に、小勝負は最後の切り札である談合リストを突きつけた。これは全て、小勝負が倉庫に閉じ込められた時に暗記していたもの。持ち出したわけではなかった。

雲海の元に、警察が逮捕状を持ってやってきた。追い詰められた雲海は、白熊を人質に取って抵抗する。

しかし、相手は白熊。白熊は雲海を投げ飛ばして捕まえた。相手が悪かった。

こうして雲海は、警察に連行されたのだった。

新たなる敵

小勝負は長澤に礼を伝える。実は長澤は、倉庫にわざと宿泊台帳と顧客カードを置いていたのだった。

美月は情状酌量が認められることとなり、保護観察処分となった。

ダイロクは、新たな調査をすることに。それは世界的電機メーカー「アレス電機」で、白熊はその役員に柴野竜平(岡田義徳)がいることに気付く。

この柴野は、白熊が強盗殺人事件の捜査中に現場で取り逃がしてしまった男。白熊が公取への異動の原因となった人物だった。

「競争の番人」第3話あらすじ・第4話見どころ【[新たな敵、新章が始まる!]

強盗殺人犯が下請けいじめ!?刑事時代に取り逃した宿敵の相手に、リベンジなるか!?しかし、謎の圧力がダイロクに襲いかかる!!】

新たに世界的な電機メーカー「アレス電機」の優越的地位の濫用について調べることになったダイロク。下請けいじめが疑われ、そこは白熊が取り逃がした柴野竜平(岡田義徳)のいる会社だった。

すると本庄は、柴野は下請けいじめの中心人物と思われているが、強盗殺人という重大事件に関わっている可能性があると分かり、公取では調査は出来ないと言い出す。

「競争の番人」第4話あらすじ紹介

白熊の因縁の相手!

白熊楓(杏)と小勝負勉(坂口健太郎)たちは、世界的電機メーカー「アレス電機」の優越的地位の濫用、つまり下請けいじめを調べることになる。

アレス電機の役員・柴野竜平(岡田義徳)の顔を見た白熊は、驚く。柴野は白熊が取り逃がした男であり、公取に異動する原因となった人物だったのだ。

しかも柴野の事件は、警察も検察も手を引いて捜査は行われていない。白熊は「今度こそ捕まえる!」と意気込むも、もちろん公取に捜査権はない。

聞き込み開始

アレス電機は、30社に対して下請けいじめをしていることが分かる。支払いを延期したり、試作品の買い取りを拒否したりさまざまな圧力をかけているようだ。

ダイロクメンバーは手分けして、30社に聞き込みを開始。しかしどの会社も曖昧な返事しかせず、「後日回答します」の一点張り。

しかし白熊と小勝負が向かった「丸川製作所」の社長・丸川俊春(吉沢悠)だけは、「困ったことはない」と断言したのだった。

柴野と白熊の再会

するとダイロクに、柴野本人がやってきた。公取が下請けを調査していると小耳に挟んだようだ。

柴野は、下請け側から値下げをしたという証拠を提出。自分たちは何も強要していないことをアピール。

すると柴野は、白熊の顔を見て事件を思い出す。「誤認で飛ばされたのですか?」と微笑み、白熊はついかっとなってしまった。

柴野は公取に捜査権がないことを伝え、取り調べのようなことをされたと後で騒ぎ始めたのだ。

一方小勝負は、下請け業者から一斉に「調査は必要ない」とメールが届いたことから、まとめ役がいるのでは?と疑うようになる。

柴野と丸川の関係

小勝負と白熊は再び丸川の元に行き、小勝負は机の写真を見て柴野と丸川が少年時代同じ野球チームだったことを見抜く。さらに、丸川が下請け業者のまとめ役であることにも気付いていた。

丸川は柴野のことを、「立場は違えど柴野とは仲間だと思ってる。生き残るために力を合わせることのどこが悪いんですか?」と言い、小勝負は耳を疑う。

その後丸川は、下請け業者たちと飲み会を開く。
しかし公取の調査が入っていることで、下請け業者たちは丸川と柴野がグルになって自分たちを騙しているのではないかと疑い始めた。

丸川は、柴野と下請け業者たちの間で板挟みとなっていたのだ。

小勝負の狙い

小勝負は、丸川製作所への立入調査を行う。アレス電機の下請けいじめに加担しているという理由なのだが、白熊はこのやり方に納得できない。

丸川はそれでも柴野を庇おうとしていて、小勝負はようやくお目当ての証拠を発見する。

それは、丸川と柴野が交わした契約書。
その内容は、「自分(丸川製作所)が値下げに応じる代わりに、他の会社にこれ以上値下げを要求しない」というものだった。

丸川は自分たちだけが値下げをし、他の下請け業者を守ろうとしていたことが判明したのだった。

みんなで戦う!

下請け業者たちは、丸川が自分たちを庇ってくれていた知り、一緒に戦う決意を固める。

小勝負も、「同じ目的を持つ仲間ならば、間違いを正すものでしょう。」と、柴野の間違ったやり方を正すべきだと伝える。

こうして柴野と戦う決意をし、ダイロクは証拠を揃えていざアレス電機に調査に向かおうとする。

しかしその瞬間、丸川から取引会社の1つがアレス電機から契約を切られたと連絡が入る。

さらに六角(加藤清史郎)の父で検察庁幹部の六角敦夫(羽場裕一)がやってきて、「立ち入り検査を保留にするように」と圧力をかけてきたのだった。

「競争の番人」第4話あらすじ・第5話見どころ【[[情報漏洩!?公取内部に裏切り者が?]公取VS検察!圧力がかかる中で、下請けいじめを立証できるのか?試される仲間の絆、大企業と下請けが共存する道とは?】

敦夫は、下請けいじめの重要人物である柴野に横領の疑いがあるため、検察の捜査を優先させてほしいと言い出す。

しかし本庄(寺島しのぶ)はそれを聞かず、アレス電機への立入調査を実行する。

しかしそこにちょうど、検察が乗り込んできた。検察は下請けいじめ調査に必要な資料は渡すと約束するが、送られた留置資料はわずかなものだった。

小勝負が留置品にあった雑誌に興味を示す中、桃園千代子(小池栄子)は極秘なはずの立ち入り検査の情報がなぜ検察が知っているのかと疑問に思う。

そしてアレス電機は新たに下請け30社に、厳しい内容の発注書を出す。しかし丸川は、すでにそれを引き受けてしまっていたのだった。

「競争の番人」第5話あらすじ紹介

六角の父が待った!

アレス電機へいよいよ立入検査に行くという時、六角洸介(加藤清史郎)の父親であり、主席検事でもある敦夫(羽場裕一)と駒場直樹(小松和重)がダイロクにやってくる。

柴野竜平(岡田義徳)に横領疑惑があり、立入検査に待ったをかけた。

しかし本庄聡子(寺島しのぶ)は「検察の邪魔はしません」と言い、敦夫はいったん引き下がった。

数日後、ダイロクはアレス電機へ立入検査を実施したが、なんとそこに検察がやってきてしまう。

ダイロクはわずかな資料しか手に入れることができなかった。

アレス電機の新たな発注

すぐにブツヨミ(押収した資料の調査)をしたものの、下請けいじめに関する証拠は見つからなかった。

すると桃園千代子(小池栄子)は、「極秘である立入検査の情報がどうして漏れたのか?」と疑問を感じる。

そんな中、アレス電機は下請け業者30社に対し、新たな発注を出した。納期が早められており、回答期限はたった2週間。

丸川俊春(吉沢悠)はその発注を既に請け負ってしまい、小勝負(坂口健太郎)と白熊(杏)は茫然とする。

丸川は自分が頑張ればいいと、無理をしているように見えた。

丸川の入院

4日後(回答期限10日前)、検察の捜査は終わったものの横領に関する証拠は出てこなかった。

ダイロクは再び立入検査を行い、資料のブツヨミを行う。

そんな時、丸川が過労で倒れてしまったと連絡が入る。白熊と六角はすぐにお見舞いに行き、2人は丸川と柴野の少年時代の話を聞いた。

丸川は少年時代、野球で柴野に怪我を負わせてしまった。野球で勝つという夢を奪ってしまったことを悔やんでいた。

大人になってから再会し、2人は大企業と下請け、立場は違えど「トップを取る」という夢は同じだった。

丸川は柴野と共に、少年時代に叶えられなかった夢を叶えようとしていたのだ。

六角の謝罪

六角は検事を目指していたが、司法試験に落ちていた。まず公取で経験を積もうとしており、父からも「上を目指す」よう言われて育ってきた。

ダイロクは引き続きブツヨミを続けるも、何の証拠も出てこない。諦めかけるメンバーに、小勝負は「今、俺たちが止めないと!」と喝を入れた。

復元したパソコンもしっかり調べたが、何も出てこない。

そんな時、六角は自分が父にダイロクの情報を流していたことを謝罪した。すでに桃園と小勝負は気付いていたが、改めて柴野に下請けいじめを認めさせることを皆で誓ったのだ。

下請けいじめを認める!

白熊と小勝負は、下請け30社に対してあるものを見せた。

それは、アレス電機が下請け企業を選ぶ際に付けた評価資料。30社はどこも、高い評価がつけられていた。

小勝負は、「あなたたちは弱くないんです。取引を切られても大丈夫」と、下請け業者たちに発破をかけた。

こうして回答期限当日、下請け会社たち全てが「契約の見直しをしなければ、取引を切られても構わない」とアレス電機に宣言をした。

柴野はすぐに他の下請け会社を探そうとしたが、小勝負と白熊は「それでいいのですか?」と問いかける。

丸川は柴野に対し、夢の実現には下請け会社の協力が不可欠であることを語る。柴野も徐々に、昔丸川とともに夢を追いかけていたことを思い出した。

こうして柴野は、下請けいじめを認めた。さらに、「契約は見直します。みなさん力を貸してください」と、頭を下げたのだった。

藤堂が動き出す……?

六角は父に、しばらく公取で経験を積むことを伝えた。

ダイロクには検事の緑川(大西礼芳)がやってきて、検察での横領疑惑の結果を伝える。

横領したのは柴野ではなく、柴野の部下だった。強盗殺人事件についても、柴野は無関係だったと報告した。

その頃料亭では、国土交通省事務次官の藤堂(小日向文世)が、新聞を読んでいた。そこに、本庄がやってきたのだった。

「競争の番人」第5話あらすじ・第6話見どころ【[怒涛の後半戦、開幕!]着物業界の女帝が私的独占!?】

お店を巡り女同士の戦い勃発!そして過去の因縁がついに決着!予想外の展開が待ち受ける!!

ダイロクは、大手呉服店「赤羽屋」による私的独占を調べることになった。

赤羽屋の社長、赤羽千尋(真飛聖)が他の事業者の参入を妨害、排除するなどして市場の競争を制限しているという。

この情報を提供したのは、呉服店「ファイブシーズン」の社長、井出香澄(萩原みのり)である。

香澄は赤羽屋で千尋のもとで働いていたが、厳しさについていけずに退職していた。その後ファイブシーズンを立ち上げたが、最近職人が次々と契約を切るようになったとのこと。

香澄は、千尋が圧力をかけているのではないかと疑っていた。

「競争の番人」第6話あらすじ紹介

呉服店の私的独占

ダイロクは、大手呉服店「赤羽屋」の私的独占について調査をすることになる。

赤羽屋は赤羽千尋(真飛聖)が社長を務めており、他の事業者の参入を妨害しているという情報が入った。千尋は一代で店を立ち上げており、権力のある人物だった。

早速白熊(杏)と小勝負(坂口健太郎)は、調査へ向かう。2人はひとまず、赤羽屋が行っている着付け教室へ。千尋はとても対応がよかったが、従業員に対してはとても厳しい態度を取っていた。

その後2人は、呉服店「ファイブシーズン」の社長・井出香澄(萩原みのり)の元へ。千尋の件は、この香澄が情報を提供した。

香澄は千尋の元部下として赤羽屋で働いていたが、厳しさに耐えきれず独立した。今は若者に向けて、着物を安く売っている。

なんと香澄の店は、千尋の店で30万円をする反物を5万円という安さで販売していた。そして香澄は、職人から次々と契約を切られ千尋による圧力に参っていると言う。

7年前の因縁

桃園(小池栄子)は、この件を聞いて千尋への聴取をしたいと申し出る。

実は7年前、桃園は千尋に聴取をしていた。しかし何も出てこず調査は失敗。そして2人は、7年ぶりの再会を果たす。

千尋は最初から、桃園に強気な態度で接する。さらに千尋は香澄への圧力に対し、「証拠はないですよね?」と強気。

7年前、桃園は千尋に「ここで勝ってもいずれ終わりますよ。競争の無い世界は必ず滅びますから」と告げていた。

千尋はむしろ当時より業績を伸ばしていて、「自分は正しかった」と桃園を圧倒する。

赤羽屋へ立入検査

白熊は、千尋は香澄の力を信じて人一倍目をかけていたことを知る。すると職人たちの間で公取が赤羽屋の調査を行っていると噂になり、徐々に職人たちは赤羽屋との契約を打ち切るようになった。

一方香澄のファイズシーズンは、逆に客足が伸びていた。若者たちに人気を集めるようになり、なんと卒業式の着物着付けの予約が100件以上も入ったという。

桃園は、風見慎一(大倉孝二)に対して「赤羽屋に立入検査を行わせてほしい」と頼む。なんとか風見は許可を取り、いざ赤羽屋に立入検査へ。

しかし、どれだけ調べても赤羽屋が圧力をかけているという証拠が見つからない。しかも千尋は桃園に、「もし何も出なかったら分かっていますよね?」と圧力をかけていた。

桃園は証拠を見つけることができず、自分を責める。

香澄の証言は嘘・・・?

すると、ずっと単独行動を取っていた小勝負がダイロクに戻ってきた。小勝負は、赤羽屋の反物とファイブシーズンの反物が、同じものとして売られていたが重さが違うことが気になっていた。

六角(加藤清史郎)に調べさせた結果、ファイブシーズンの反物は50%も合成繊維が混ざっていることが発覚。小勝負はこの結果から、香澄の情報は嘘ではないかと疑っていた。

白熊と小勝負は、香澄にこの証拠を突き付ける。しかし香澄は聴取を拒否した。実はこの時、香澄の職人への代金未払いが発生しており、職人たちが次々とファイブシーズンとの契約を打ち切っていた。

100件の卒業式の着付けを控えていた香澄は、焦っていた。

一方桃園は、これまでの対応を千尋に謝罪したのだった。

千尋の本心を知る

ファイブシーズンでは卒業式の着付けに対応できず、外には行列ができていた。するとそこに、千尋がトラックを引き連れてやってきた。

千尋は香澄に「「いい加減にしなさい!」と言い、この場は私が対応するから香澄は公取の聴取に行くよう命じる。

こうして小勝負と白熊は、香澄の聴取を開始。香澄はこれまでの着物業界を変えるため、わざと嘘の情報を流したことを認めた。

しかし小勝負は、これまで千尋が香澄に目をかけていたこと、職人たちに香澄の店のことを頼んでいたことを明かす。

さらに千尋が強気な態度を取っていたのは、香澄に疑いの目を向けないためだった。

千尋の自分への思いを知った香澄は、涙を流す。

桃園への感謝

千尋のおかげで、ファイブシーズンは無事卒業式の対応を終えた。千尋は桃園にも協力を依頼しており、2人はこの危機を乗り切ってみせたのだ。

千尋は、桃園に感謝していた。7年前、桃園の言葉が心に沁みた千尋は生まれ変わり、前向きにきちんと商売をしていたのだった。

千尋は桃園に「これからも私たちの競争を見守って下さい」と告げ、頭を下げたのだった。

「競争の番人」第6話あらすじ・第7話見どころ【ランキング操作が発覚!?ファッション通販サイトの不正】

白熊はついに、1人で調査案件を担当することになった。白熊はようやく小勝負を見返す時が来たと意気込んでいた。

白熊が扱う調査案件は、大手通販サイト「三ツ星マーケット」の自社オリジナルブランド「アンカレント」の再販売価格維持。

販売店は自社で値段がつけられないので競争が阻害されていて、三ツ星マーケット社長の山辺純次(姜暢雄)かブランド事業部長の黒崎美佐子(雛形あきこ)が指示を出していると思われていた。

「競争の番人」第7話あらすじ紹介

白熊の独り立ち

白熊(杏)は、キャップの風見(大倉孝二)に「次の案件は一人で担当してみない?」と告げられる。

白熊はようやく小勝負勉(坂口健太郎)を見返す時が来たと、「やります!」と意気込む。そんな小勝負は、今は第一審査局へ建設会社談合案件の応援に行っているとのこと。

刑事の仕事に戻りたいと考えていた白熊だったが、徐々に公取の仕事にも慣れてきていた。

再販売価格維持で立入検査

白熊が対応する調査案件は、大手通販サイト「三ツ星マーケット」の自社オリジナルアパレルブランド「アンカレント」の再販売価格維持。

再販売価格維持とは、メーカーが販売店に対して商品の価格を指定して売るように圧力をかけること。

この再販売価格維持には、社長の山辺純次(姜暢雄)、もしくはブランド事業部長の黒崎美佐子(雛形あきこ)が関わっているのではと思われていた。

早速白熊はネット通販会社に聞き込みで、美佐子から値引きを禁止するメールをもらったという証拠を手に入れる。

そんな時、白熊はアパレル会社「ワンソーイング」のブランド事業部で働く、館山留美(夏子)に声をかけられる。

留美はいいものを作っても売れないと嘆き、アンカレントの不正を暴いてほしいと白熊に伝える。

こうして白熊は三ツ星マーケットに立入検査。しかしすぐに美佐子はメールを認め、すぐに関係者に謝罪するという。

よって白熊は立入検査を打ち切り、三ツ星マーケットは書類提出のみ行うことになった。

ランキングの不正操作!?

すぐに三ツ星マーケットから書類も届き、白熊はあっさり案件が終了したことに喜ぶ。しかし小勝負は、また対象者に肩入れして立入検査しなかったのか、と釘を刺した。

すると留美が白熊を訪ねてくる。留美は、三ツ星マーケットが人気ランキングを操作してアンカレントを上位にしていると訴えた。

しかし証拠はない。白熊はそれを聞き、さっそく動き出した。しかしなかなか証拠は見つからず、桃園(小池栄子)は白熊に「ひたすらブツヨミよ!」と気合を入れた。

留美の夢

留美はブランドの売り上げが低迷し、会社を退職することになってしまう。

留美はずっと、アンカレントにあこがれてブランドを立ち上げていた。アンカレントの服をスクラップし、まとめるほど大好きだった。

しかしそのアンカレントに、自分のブランドは潰されたと思っていた。

このことを知り、白熊はあの時しっかり立入検査していればこんなことにはならなかったと後悔する。

調査を続行

白熊は翌日、美佐子を訪ねてランキング操作について訪ねるも、知らないと言い張る。

すると山辺は、「これ以上調べるならば訴える」と公取に抗議文を送ってきた。風見は白熊に手を引くよう言うも、白熊は「やらせてください!」と頭を下げる。

白熊は美佐子を尾行する。するとアンカレントの昔の服を、セレクトショップで嬉しそうに購入していた。

そして紺野(石川萌香)は、アンカレントの低評価の口コミが表示されていないことを白熊に伝える。2019年ごろから低評価がつくようになり、これ自体は違法ではない。

白熊はさまざまな角度からアンカレントを調べつくした。

あなたの目指していたことですか?

白熊は美佐子を聴取する。低評価が表示されていないこと、2019年ごろから低評価が目立つようになったことなどを突きつけた。

さらに留美のスクラップを見せた。しかし留美のスクラップも、2019年で止まっていた。

白熊は美佐子に、「これがあなたの目指していたことですか?」と告げる。

実はアンカレントは、2019年に三ツ星マーケットの自社ブランドになっていた。そこから服のテイストが変わっていた。

美佐子は昔のアンカレントの服ばかりを今も着ている。

しかも山辺は、2018年からアンカレントの品質を落として大量生産する計画を立てていた。美佐子は山辺に騙されていたのだ。

美佐子はランキング操作の噂があることを認め、その会社を公取に紹介するという。

白熊は、1人でこの案件を解決させた。

小勝負の過去

美佐子は会社を辞め、新たな道へと進む。留美も夢に向かって、再び動き出すという。

半年後、検事の緑川(大西礼芳)は「ラクター建設」と書かれた資料を小勝負に手渡す。そこには、本庄(寺島しのぶ)の名前が書かれていたのだった。

「競争の番人」第7話あらすじ・第8話見どころ【最終章!最大の敵と激突!知られざる小勝負の過去が明らかに!】

小勝負は緑川に、15年ほど前の死体検案書を見せられる。

15年前、本庄は公取の四国支所で働いていた。建設工事の談合疑惑、ゼネコン大手の一角「ラクター建設」の案件を担当することに。

本庄はラクター建設で話を聞いていると、ラクター建設のような大手が相手にしそうにない小さな建設会社「小勝負建設」の調査資料を見つける。

本庄は小勝負建設へ行き、社長の誠(高橋努)に会う。ちょうどその時、誠が参加していた工事の入札に漏れたと連絡が入った。

そしてこの誠の息子こそが、今の小勝負勉なのだ。

「競争の番人」第8話あらすじ紹介

15年前

15年前、本庄(寺島しのぶ)は四国支所で働いていた。その時、ゼネコン大手の一角である「ラクター建設」の談合疑惑を調べることに。

本庄はラクター建設の木下(石井正則)に聞き込みを行うも、談合はすぐに否定された。

その時本庄は、「小勝負建設」の文字を見つける。ラクター建設という大企業が、なぜ小さな会社と取引をしているのか気になった。

本庄は小勝負建設で、社長の小勝負誠(高橋努)に話を聞く。ちょうど入札に参加していたコンペにも落ちてしまい、小勝負建設は経営状況が苦しくなっていた。

談合に参加

この誠の息子こそが、今ダイロクにいる小勝負勉(坂口健太郎)だ。誠は息子の前では気丈に振る舞い、「弱くても戦わなくちゃいけない」と息子に伝えていた。

そんな中、誠は木下からある誘いを受ける。それは、談合に参加しないかということ。誠は迷ったあげく、談合に加わることに決めた。

すると小勝負建設には仕事が入るようになり、入札に漏れた案件の工事も請け負うこととなった。

誠はラクター建設に行った時、四国局長をしている藤堂(小日向文世)に会う。この藤堂こそが、四国の開発事業を取り仕切っていたのだった。

誠の告白と死

誠は、周りの建設会社がどんどん倒産していくことが気がかりとなる。木下に他の会社にも仕事を回してほしいというも、木下は「自分のことだけ考えていればいい」と一蹴した。

本庄は小勝負建設に仕事が集まっているのを見て、疑問に思う。誠の元に向かうと、誠は「俺も必死に家族や従業員を守ろうとしている!」と声を荒げた。

誠は、息子からビルの設計図を見せられた。息子のまっすぐな思いに涙を流し、本庄に「談合に加担していた」と認めた。

その後、ラクター建設には立入検査が入った。開発工事もすべて中止となる。

しかし誠は「裏切り者」扱いされ、会社も嫌がらせを受けるように。

誠は本庄に「正しいことをしたかっただけなのに……」と連絡し、そのまま命を絶ってしまった。

藤堂はまだ談合を続けていた

そして現在。小勝負は父の件に本庄が関わっていたことを知り、本庄に「藤堂を捕まえるために力を貸してください」と頭を下げた。

しかし本庄は、「私は何も知らない」と立ち去ってしまう。

その頃東京湾岸線の大規模再開発プロジェクトが進んでおり、藤堂は責任者。今は国土交通省事務次官にまで出世していた。

そして藤堂は、ラクター建設など大手建設会社にしかこの仕事を回さないつもりで動いていた。

本庄の裏切り?

一方白熊(杏)は、中堅建設会社の「小津建設」の下請けいじめを調査することになった。

この小津建設には、社長の小津耕介(竹財輝之助)と妻の環(前田亜季)がいた。かなり経営は厳しいと言い、談合が行われているから仕事が受注できないと嘆いていた。

その頃ラクター建設の木下は、ある資料を本庄に渡していた。

そして小勝負はダイイチの応援で、ラクター建設に立入検査をする。しかし検査途中、突然検査が中止になったと連絡が入る。

藤堂からの圧力があった模様。公取の情報が漏れていたことになる。

小勝負は本庄を怪しんで後をつけると、料亭で本庄は藤堂と会っていた。

小勝負は、本庄が裏切っていたのではと感じる。

藤堂へ宣戦布告

翌日、小勝負は本庄に藤堂との関係を問い詰める。すると本庄は、「これ以上藤堂に近づかないで。あなたが倒せる相手じゃない」と伝えた。

藤堂は再開発プロジェクトのセレモニーに参加する。その帰り、小勝負は藤堂に「談合はいつ行われるのですか?」と正面からぶつかっていく。

藤堂は、小勝負が小勝負誠の息子であることに気づいた。そして、「あの時はいい迷惑だったよ」と切り捨てた。

「談合は、そんなに悪いことでしょうか?競争こそ悪では?」と言う藤堂に、小勝負は絶対に談合を止めると宣言。

その後、小勝負に「談合の場所が分かった」と何者かから連絡が入る。小勝負がその場所に向かうと、小勝負はナイフを持った男に突然襲われた。

刺される・・・と思った瞬間、小勝負を庇って刺されたのは、本庄だった。

「競争の番人」第8話あらすじ・第9話見どころ【最終決戦!立ち上がるHEROたち】

小勝負は勝手に調査をしたということで、謹慎処分を受けてしまう。

そんな中、白熊は恋人の大森(黒羽麻璃央)からある情報を聞き出す。本庄と藤堂のつながりだけでなく、本庄を刺したのはラクター建設の古賀康弘を殺害した犯人と同一人物の可能性もあるというのだ。

白熊はこの情報を共有し、徐々に小勝負の過去を知っていく。

一方本庄のお見舞いに行った小勝負は、本庄の部屋で手帳と怪しげな鍵を発見する。

「競争の番人」第9話あらすじ紹介

小勝負が謹慎処分に

本庄(寺島しのぶ)が小勝負勉(坂口健太郎)を庇って刺されてしまい、意識不明の重体となってしまう。

小勝負は単独で動いていたということで、謹慎処分を受けることに。

一方白熊(杏)は、恋人で刑事の大森(黒羽麻璃央)からある情報を聞く。

それは、本庄と藤堂(小日向文世)がつながっていること。ラクター建設の古賀を殺害した犯人と、今回本庄を刺した人物は同一犯の可能性が高いということ。

この古賀の殺人事件は、白熊が公取に異動するきっかけとなった事件だった。

本庄は味方だった

小勝負は本庄の病室で、本庄の手帳と鍵を発見する。すると本庄は今日、ラクター建設の木下(石井正則)と会う約束をしていた。

代わりに小勝負が待ち合わせの喫茶店へ。木下は小勝負が小勝負誠(高橋努)の息子だと分かると、突然土下座をした。

実は本庄は木下を通じて、ラクター建設の情報を得ていた。さらに本庄はあえて藤堂に取り入ることで、談合の情報を得ようとしていたのだった。

小勝負はダイロクに戻り、本庄のデスクを開ける。するとそこには、藤堂に関する大量の資料がしまってあった。

検事・緑川瑛子(大西礼芳)は、小勝負に無謀な調査を辞めるよう伝える。しかし小勝負は、「時間がないんだよ!」と出て行ってしまった。

緑川は小勝負の事情を、白熊たちダイロクのメンバーに明かした。

藤堂の娘

小勝負は、小津耕介(竹財輝之助)の会社、小津建設へと向かう。なんと耕介の妻・環(前田亜季)は、藤堂の娘だったのだ。

しかし環は藤堂とは縁を切っており、「二度と父とは関わりたくない」と言う。

小勝負は本庄の病室で、「俺が余計なことをしなければ……」と悔やむ。すると本庄はとっくに意識を取り戻していて、「生きていれば、きっとチャンスは来る」と小勝負を励ました。

その頃藤堂は、とある法案を国会に提出しようとしていた。

藤堂の部屋を捜索

小勝負はその後、ラクター建設で談合を仕切っている樋山雄也(平原テツ)を尾行する。しかし途中で、何者かに小勝負は襲われてしまった。

樋山は小勝負に、「二度と俺の前に現れるな」と告げた。

そんな小勝負は、白熊に呼び出された。白熊は環を何度も説得し、藤堂の談合を暴くことに協力してくれるという。

藤堂は今出張中で、藤堂の部屋を調べていいと環は告げる。藤堂の部屋からなかなか証拠は見つからなかったが、なんと藤堂が突然家に戻ってきてしまった。

間一髪のところで見つからなかったものの、小勝負は藤堂の「12月2日 喫茶シルビア」と書かれたメモを発見した。

樋山が逮捕

小勝負は12月2日、喫茶シルビアの前で張り込みをする。白熊は手伝うと申し出たものの、巻き込みたくないと小勝負は断っていた。

しかし、白熊は刑事時代の経験から張り込みを手伝う。そこに、桃園(小池栄子)、風見(大倉孝二)、六角(加藤清史郎)もやってきた。風見は、立入検査の許可も取っていたのだった。

すると樋山が、喫茶シルビアにやってきた。ダイロクメンバーはすぐ、立入検査を実施。

しかしそれは、再開発プロジェクトの談合ではなく別の談合だった。しかもそこに、耕介の姿もあった。耕介は、別の談合に加担していたのだった。

そこに警察がやってきた。警察は、本庄の殺人未遂とラクター建設の古賀殺害容疑で、樋山を逮捕。

樋山は、談合を仕切っていた古賀の利益を奪うために殺害したとのこと。しかし、藤堂が談合に絡んでいるという証拠は何一つ見つからなかった。

藤堂の忠告

藤堂は直接、ダイロクにやってきた。

藤堂は、よく樋山の談合が分かりましたねと、「12月2日 喫茶シルビア」のメモを見せつけた。

さらに、「これで分かったでしょう……。私を追っても無駄だと。弱い者は排除します」と切り捨てた。

樋山に全ての責任を押し付けるのも藤堂の戦略で、小勝負は藤堂に改めて宣戦布告されたのだった。

「競争の番人」第9話あらすじ・第10話見どころ【宿命の戦い、ついに完結!藤堂の恐るべき計画!?藤堂が談合に執着するワケとは!?】

ダイロクメンバーは、樋山と小津建設が関わっていた談合の裏付け調査ということで、ラクター建設に立入検査をする。

しかし、そこでも藤堂に関する証拠はなかった。

小津建設では、談合に加担していたということで仕事がどんどんキャンセルに。環は、思いつめていた。

そんな時、六角は父のツテを使って独自に藤堂のことを調べていた。すると、藤堂がある法案を提出しようとしていることを突き止める。

「競争の番人」第10話あらすじ紹介

藤堂の法案

小勝負勉(坂口健太郎)の謹慎も終わり、小勝負や白熊(杏)たちダイロクは再び「東京湾岸地区再開発プロジェクト」について調べることに。

ダイロクはラクター建設に立入検査を行い、資料を集めてブツヨミを開始。一方白熊は、小津建設で資料を留置する。

すると小津建設では、談合に関わったということで仕事がどんどん打ち切りになっていた。

社長の小津耕介(竹財輝之助)の妻で藤堂(小日向文世)の娘である環(前田亜季)は、この状況に思いつめていた。

一方の六角(加藤清史郎)は、父の敦夫(羽場裕一)のツテを通じて藤堂を調べていた。すると、藤堂が「談合を合法化する」法案を提出しようとしていることを知る。

過去の藤堂は真逆だった

一方検事の緑川(大西礼芳)は、独自に小勝負を助けようとしていた。そして大阪に藤堂の元上司がいるという情報を渡し、小勝負は大阪へと向かう。

小勝負はそこで、藤堂の過去を知ることとなった。

藤堂は昔は、競争を許さない男だったという。さらに、強い国を作るには競争が不可欠だと言っており、談合など許すまじという考え方だったという。

過去は、今とは真逆だった藤堂。小勝負は藤堂の過去に何かあったと睨み、30年前のことを調べることに。

ダイロクは最高のチーム

ダイロクメンバーはブツヨミを続けるも、なかなか談合の場所が特定できない。

そこで白熊は、入院している本庄(寺島しのぶ)のお見舞いに行く。本庄はそこで、ダイロクを立ち上げた理由を明かした。

小勝負と出会い、小勝負の才能を感じた本庄は、風見(大倉孝二)、桃園(小池栄子)、六角、そして白熊とベストメンバーを揃えた。

「ダイロクは、最高のチーム!」という本庄に、白熊は元気をもらえた。

一方の風見と桃園は、最近やたらと外食をしている様子。

談合場所が分からない…

六角は談合に参加するであろうメンバーを尾行し、明日談合が行われることが判明した。しかし、肝心の場所が分からない。

ダイロクでは、ある領収書が同じ金額で裏書がないことに気づいた。裏書がないということは、何か書けない理由があるということ。この領収書は、おそらく談合に使われたものと思われた。

タクシーの料金から、ラクター建設から半径4km以内で談合が行われていたことが分かる。しかしその飲食店の件数は、なんと500件。

その頃白熊に、「環が行方不明になった」と耕介から連絡が入る。白熊は急いで環を探しに向かった。

藤堂が談合に加担する理由

白熊と小勝負は、藤堂をダイロクに呼び出した。

小勝負は、「俺たちの負けです」と藤堂に頭を下げた。負けを認めた。そして、昔の藤堂の話をし始める。

藤堂は1997年に起こった、阪神淡路大震災で妻を亡くしていた。環は幸い、助かっていた。

その時は公営マンションに住んでおり、このマンションを建設した会社は安い値段で入札を勝ち取っていた。しかし耐震強度を偽装しており、そのせいでマンションが倒壊。そのせいで、藤堂の妻は亡くなったのだ。

藤堂は競争のせいで、妻を亡くした。それから藤堂は、「競争は悪。工事は信頼できる会社がやるべき」という考え方に代わり、徐々に談合に加担するように。

白熊は、環が自殺未遂を図ったことを藤堂に伝える。環はまだ意識が戻っていない。藤堂は動揺を見せた。

そこで小勝負は、いきなり土下座をした。そして、「談合の場所を教えてください」と頼んだ。

ついに決着

しかし藤堂は、「談合はもう終わっている」と告げた。

すると小勝負は頭をあげ、「その言葉を待っていました」と微笑む。実はダイロクは、すでに談合の場所を突き止めていたのだった。

ダイロクは、小津建設の資料から高級店の領収書を発見。これは、ラクター建設から下請けいじめとして押し付けられていた領収書だ。

その店は、半径4km以内にある。しかも定休日は木曜日。談合は木曜日に行われていることが分かっていた。

すでに桃園たちは店にカメラを仕掛け、談合の証拠を抑えていた。そしてすぐに談合に関わった人物を取り押さえ、携帯も没収。

つまり、藤堂が談合が終わったと言ったのは、談合に参加していたという確固たる証拠となった。

これだけの証拠が揃ったが、藤堂は「公取に私を罰することはできない」という。そこに、敦夫が現れた。

敦夫は検察官として藤堂を連行。藤堂は逮捕された。藤堂は「私がいなくても談合はまた生まれますよ」と言うも、小勝負は「それでも俺たちは戦い続けます」と言い放った。

小勝負が異動

環は意識を取り戻した。本庄も無事退院し、ダイロクに戻ってきた。

しかし小勝負は、愛媛への異動が決まってしまった。こうしてダイロクから小勝負はいなくなったが、白熊は張り切って立入検査を行っている。

小勝負は愛媛の地で、「それ、独占に当たります」ととある八百屋を摘発していた。

「競争の番人」第10話あらすじ・最終回見どころ【小勝負が立て籠り事件の人質に!事件の裏にあった不正とは!?】

小勝負は愛媛で暮らし、大手スーパー『エースマート』でパンを購入する。しかしそのパンが安すぎることに疑問を感じていた。

するとエースマートで、猟銃を持った男が従業員たちを脅し始めた。男は近づいたら人質を殺すと叫び、エースマートの社長・大谷正和(袴田吉彦)を連れてくるよう要求。

小勝負はこの店に不当廉売があると知り、ダイロクに電話をかけた。

「競争の番人」第11話(最終話)あらすじ紹介

万引きを疑われる小勝負

小勝負勉(坂口健太郎)は愛媛に異動になり、父のお墓に藤堂(小日向文世)の不正を暴いたことを報告した。

そして、昔よく食べていた「みかんパン」を求めて商店街へ。しかし商店街は、シャッターが閉まっている店がとても多かった。

おばあさんに「エースマート」というスーパーが安いと聞いた小勝負は、店員の北川亜沙子(若月佑美)から激安のみかんパンを購入。

しかし小勝負は、このエースマートの商品が異常に安いことに気が付いた。店内を回っていると、店長の松尾優(迫田孝也)に怪しまれ、事務所に連れていかれてしまう。

小勝負は万引きはしていないと訴えると、店内から急に悲鳴と銃声が聞こえてきたのだった。

不当廉売

店員たちと松尾、そして小勝負も人質になってしまった。北川によると、銃を持っているのは近所のつぶれたケーキ屋の店主・田嶋(加藤虎ノ介)だと言う。

田嶋は、店がつぶれたのはこのエースマートのせいだと訴える。そして、社長を連れて来いと警察に訴えた。

小勝負は田嶋の話を聞き、エースマートに「不当廉売」の疑いがあると説明する。

不当廉売とは、商品を安く売ること。原価割れの状態で商品を売り続け、ライバル店がつぶれた途端に値上げし、客が店を選べなくなることである。

小勝負は、自分は公正取引委員会の審査官であると田嶋に説明。自分にエースマートのことを調べさせてほしいと頼む。

田嶋は、1時間で調べ上げて何も出なかったら小勝負を殺すと言った。

不正は店長の独断?

その頃東京のダイロクの白熊(杏)たちは、たまたまテレビでエースマートの立てこもり事件を見ていた。

そんな時、小勝負から「エースマートに過去に排除措置命令が出ていないか調べてほしい」と連絡を受ける。

そしてエースマートには、社長の大谷(袴田吉彦)が到着した。大谷は恨まれる覚えはないという。

小勝負は事務所の資料を調べ、エースマートが200点以上もの商品を原価割れして販売していたことを調べ上げた。

松尾は「自分の責任です」と不正な価格で販売していたことを認めた。

しかし、小勝負は松尾が店のためにたくさんの努力をしていたことも調べていた。そんな人物が、自ら不正をするとは考えられない。

そこに、白熊から「エースマートが過去に排除措置命令を受け、店長だけが責任を取らされていた」ということを聞かされた。

小勝負は、このままでは全て松尾の責任になってしまうと睨む。

大谷の策略

ダイロクメンバーは、小勝負が立てこもり事件に巻き込まれていることにようやく気づいた。

小勝負はその時、先ほど購入したみかんパンを食べる。すると、子供の頃食べていたみかんパンとは味が違っていた。よく見ると、作っているメーカーが違っていた。

すると、警察が突入してくる。田嶋が警察に対応している間、小勝負は店員たちを外に逃がした。

そして小勝負は自分が人質となって、警察やマスコミの前に現れた。そして小勝負自身が、大谷を追及することに。

松尾は、商品の価格を決めていたのは大谷だと認めた。しかしやり取りはほとんどが口頭だったため、書類としての証拠は残っていなかった。

さらに大谷は、みかんパンなどの商品をマイナーな業者が有名ブランドを真似して作っていて、その商品を売る代わりに協賛金を得ていたのだ。

周りのライバル店が潰れたら値上げをする方針で、途中でバレたら店長に罪をなすりつける、これが大谷の策略だった。

ダイロクは最高のチーム

大谷は、あくまでも「証拠がない」と言い張る。すると田嶋は自暴自棄になり、ナイフを取り出して自殺をしようとする。

小勝負は「待ってください!」と言い、「僕が最高のチームに情報を伝えています。必ず不正を暴きます」と訴える。

この最高のチームとは、ダイロクのこと。ダイロクメンバーはテレビを見ながら、すでにエースマートへの立入検査の準備に取り掛かっていた。

小勝負はなんとか田嶋を説得し、田嶋はそのまま警察に連行された。

びっくりな新人

小勝負はお腹が減り、そこに松尾が本物のみかんパンを手渡す。食べようとした瞬間、警察が「話を聞きたい」と言われ、みかんパンをなかなか食べられずにいた。

数日後、エースマートの不正が立証され、排除措置命令が下った。

小勝負はようやく、公正取引委員会の四国支部へとやってくる。いきなりみかんパンをほおばる新人に、周りの職員たちはびっくりする。

しかも、その人物がエースマートの立てこもり事件を解決した人物であると気づき、周りは驚く。

小勝負は、「小勝負勉です。よろしくお願いいたします」と元気に挨拶をしたのだった。

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