海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2あらすじ
ウォルターとジェシーは、新たにトゥコという取引相手を見つけたが、彼は殺人になんの抵抗も持っていないような男だった。DEAはウォルターの偽名であるハイゼンブルグという男を追い続ける。ウォルターとジェシーの仲間が逮捕されたり、殺害されるなどトラブルもたくさんあったが、ウォルターは売り子や弁護士など、どんどん仲間を増やし、テリトリーを拡大して行く。ジェシーに新たな彼女ができる。今までの取引相手とは一味違うガスという新たな取引相手も登場する。しかし、家族に嘘をつき続けてドラッグビジネスに手を染めて行くウォルター。彼は、スカイラーとの溝をどんどんと深めて行ってしまう。
海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン2
第1話「737」
廃車置場で取引を終えた後、トゥコが部下の死体を2人に見せる。2人、トゥコの狂気的な行動に耐える。その後ウォルターは放心状態で帰宅。一方で、自分も殺されると怖れたジェシーは銃を購入する。ウォルターは家の前に怪しい車があることに気づき、トゥコに身元がバレたと危険を察知する。ウォルターは猛毒であるリシンを抽出し銃を使わずトゥコを殺そうと提案。その頃ハンクはマリーのことをスカイラーに相談するが彼女の不満が爆発する。ウォルターとジェシーが作戦を立てていると、ハンクから電話があり、彼らがトゥコに殺された部下の死体を見つけたことを知る。今度は自分の番だと急いで帰宅する。家族が無事だと知ったが、スカイラーはウォルターにどこにいたのか尋ねる。その時携帯に着信があり、家の外に行くと、トゥコに脅されたジェシーが家の前まで車で来ていた。その車にウォルターは乗り込む。
第2話「消息不明」
DEAはトゥコを部下の殺人容疑で逮捕しようと意気込む。ハンク、スカイラー、Jr.は昨晩行方不明になったウォルターを探す。しかし、ウォルターの携帯を調べても着信はなく、携帯電話を二つ所持していることがバレる。一方ウォルターとジェシーがトゥコに連れて行かれたのは砂漠にある彼のアジト。そこで彼は部下が自分をDEAに売ったとパニックになる。2人はなんとかトゥコを落ち着かせようとする。ハンクはジェシーの実家に行き、手がかりを探すがそこにジェシーはおらず、ジェシーの母はジェシーとは音信不通だという。トゥコはウォルターとジェシーに食事を振る舞い、ウォルターはトゥコの皿に毒を盛るが、車椅子の老人が毒の入った皿を捨ててしまう。老人が2人を怪しんだことを知り、トゥコはジェシーを外に連れ出し、殺そうとする。三人はもみ合いになる。ジェシーはとっさにトゥコの腹を撃ち、2人は逃走。そこに現れたのはハンクだった。トゥコとハンクは銃撃し合い、トゥコはハンクに銃殺される。
第3話「脱出の代償」
アジトから逃げ出したウォルターはスーパーで保護され、家族の元に帰って来た。家族が心配するなか、ウォルターは記憶をなくしたフリをし続ける。ジェシーは友人と家に帰り、機材を地下から車に運び、車ごと処分してもらうとするが金が足りない。ウォルターはしばらく入院しなければならない。ジェシーが友人の家にいるとDEAが乗り込んで来て、ジェシーは拘束されてしまう。ハンクはジェシーにトゥコのことを聴取する。ハンクはトゥコと一緒にいた老人サラマンカを連れてきて、ジェシーの証言を裏付けようとするが、警察嫌いのサラマンカは協力せず、ジェシーは釈放。ウォルターはこっそり家に帰り、金を回収しようとするが、そこで妻を心配する息子の姿を見て、ウォルターは罪悪感を感じ、手ぶらで帰った。対照的にDEAはハンクの偉業を讃える。ウォルターは退院し、家に帰って来たが、妻はそっけなく、2台目の携帯について尋ねる。
第4話「崩れゆく生活」
ジェシーはコンビニでウォルターと再会。ウォルターは必死に2台目の携帯を持っていないと弁解するが、スカイラーは聞く耳を持たなかった。ジェシーは両親から家の立退きを求められる。スカイラーはウォルターを避け続ける。ジェシーは母親に話し合いを求めるが拒絶された。ウォルターJr.はフリンと名乗り始めた。ジェシーは家を追い出され、友人の家を訪ねるが泊めてくれる人はいない。バイクも盗まれて途方に暮れ、行き場は処分してもらうはずのRV車しかなかった。ウォルターは息子に運転を教えるが、足の不自由なJr.はペダルの踏み方の相違でギクシャクする。車の中で寝ていたジェシーは業者に金を払えと迫られ、追い出されてしまう。その後、業者の隙をついてジェシーは車を奪い返し、逃走。ウォルターは自分を避ける妻に思いの丈を伝えるが、スカイラーは呆れて出て行ってしまう。そこにはジェシーのRV車が待っていた。スカイラーはストレスのあまり、妊婦であるにも関わらずタバコを吸ってしまう。
第5話「再始動」
ウォルターはガン検診に行く。治療はうまく行っているが、出費がかさむ。ウォルターが自宅の詰まったトイレを修理しているとタバコの箱が出てくる。ハンクは偉業を認められ、昇進、部署を異動になった。ジェシーはRV車を再び業者に持っていき、偽名を使って新しい家を借りる。ウォルターはジェシーと砂漠でドラッグ製造を再開する。ジェシーは自分の意見を聞かないウォルターに腹を立てる。新居に友人を招いたジェシーは彼らに売り子にならないかと誘う。ジェシーたちは着々とドラッグを売って回る。しかし、友人の1人がジャンキー夫婦に襲われてドラッグを奪われてしまう。ウォルターは息子の行き先を知らないスカイラーに小言を言い、スカイラーが反論するとウォルターはタバコの空き箱を出して来て説明を求める。ウォルターはジェシーの家に行き、仲間を襲ったジャンキーを対処しろと銃を渡す。
第6話「イナイ・イナイ・バァ」
ジェシーは仲間を襲った夫婦の住所を得、銃を持って窓から侵入する。夫婦を探していると、小さい汚らしい男の子が部屋から出て来た。ウォルターは化学教師としての仕事を再開させた。スカイラーの元に、エリオットの妻グレッチェンから電話。彼らの援助を受けていると思っているスカイラーはお礼をいうが、グレッチェンは困惑する。ジェシーは夫婦から取られたドラッグと金を出せと脅す。男は盗んで来たATMの金で払うという。しかし、ATMは開かない。ウォルターはグレッチェンに援助のことを口止めするが、彼女はしつこく事情を知りたがる。話したくないウォルターは苛立ち、彼女を侮辱。スカイラーはグレッチェンから援助を中断すると連絡があったと報告する。ウォルターは、エリオットたちは破産したと嘘をつく。女に殴られ気絶していたジェシーが目を覚ますとハイになった女がATMで男を殺害。女は寝、ふとした拍子にATMが開き、ジェシーは金を集め、警察に電話、子供を外に連れ出し、逃げ出した。
第7話「噂の男、ジェシー」
ウォルターはジェシーの家に行く。分前をもらい、経緯を聞いたウォルター。ハンクは新たな部署で働き始めるが、なかなか馴染むことができない。ウォルターはジェシーの代わりに売り子たちに会いに行くと、ジェシーが男を殺した噂が広がっていることを知る。スカイラーは元職場に行き、上司のテッドに会い、職場に復帰。ウォルターはジェシーの噂を利用して自分のテリトリーを広げたい。ハンクは仕事でメキシコのトルトゥーガという情報屋の男に会いに行くがスペイン語ができないハンクは疎外感を感じる。ハンクは亀の背中に生首が載っているのをみて吐き気を催す。ハンクが車に逃げ込むと路上爆弾が爆発する。スカイラーは昔関係を持っていたテッドが離婚したことを知る。ジェシーはジェーンを家に誘う。
第8話「ソウルに電話しよう!」
ジェシーの仲間であるバッジャーは警察の囮捜査に引っかかり、逮捕。ジェシーはジェーンが以前薬物に手を出しており、更生したことを知る。ウォルターはハンクの家に行くと、ハンクは新天地での爆発にショックを受けている。ハンクは新しい職場での悩みを抱えている。ウォルターはハンクのそんな様子を自分に重ね合わせて彼を励ます。ウォルターとジェシーはバッジャーが逮捕されたことを知る。2人はバッジャーを助けるために、ソウル・グッドマンという弁護士を雇う。ウォルターは身元を偽り、バッジャーがDEAと話をしないように頼むが断られてしまう。ウォルターとジェシーはソウルを砂漠に連れ去り、無理やりソウルと手を組む。ハイゼンブルグの身代わりを用意し、バッジャーを釈放してもらう。その後、ソウルはウォルターの脇の甘さを警告し、ビジネスに協力したいと持ちかけて来た。
第9話「荒野での四日間」
ウォルターは家族に連れられてガンのCT検査を受ける。ウォルターは母に会いに行こうと妻に相談する。しかし実際はその期間にドラッグを製造する企みだった。2人は原料を調達し、砂漠へと向かった。2人は四日間かけて大量のドラッグを製造した。しかし、バッテリーが上がり、車が動かない。飲み水もなくなり、ジェシーはスキニーに助けを求める。しかし、スキニーは道を間違い、携帯のバッテリーも切れる。ウォルターは、バッテリーを手動で回し、帰ろうとする。しかし、砂漠の真ん中水もなく意識が朦朧とする。ウォルターは吐血。ウォルターは化学の知識を使ってバッテリーを作る。なんとか車は動き、帰ることができた。スキャンの結果、ガンはとても小さくなっていた。しかし、吐血は深刻な症状だった。
第10話「ビジネスの引き際」
スカイラーはウォルターのガン治療がうまく行っていることを祝うため、パーティを開こうとする。ウォルターはジェシーに会いに行き、分前を貰う。在庫を売り切ったら足を洗うと言う。ウォルターはパーティで息子に無理やり酒を飲ませ、止めに入ったハンクと険悪なムードに。ウォルターはスカイラーにパーティを台無しにしたことを謝ろうとする。ジェシーとジェーンは絵の話で盛り上がる。ジェシーはジェーンの父親に挨拶する。金が入ったウォルターは貯水タンクを買い替え、床下のリフォームを始める。ジェシーはジェーンに冷たくされて拗ねてしまう。スカイラーは経理の不正を見つける。さらにウォルターに対するストレスをテッドに聞いて貰う。慌ただしく作業を続けるウォルターを家族は理解することができない。ウォルターはホームセンターでドラッグ製造の材料を購入しようとするジャンキーたちをテリトリーから追い出す。
第11話「混沌の渦」
ジェシーの仲間であるコンボが取引後に殺害される。ウォルターは手術を勧められ、破格の手術費にもかかわらず、手術を即決し、スカイラーは心配する。ジェシーは仲間の死にショックを受け、友人たちは恐怖を感じ、ジェシーの元を去って行く。売り手がいなくなり、稼ぐことができない。ソウルは取引ができるビジネスマンを紹介するが、彼は用心深く、素性も謎。ウォルターとジェシーはビジネスマンに会うためにハンバーガー屋に来るが、2人は誰が取引相手なのか知らない。その後ソウルから彼はウォルターたちと取引しないと決定したという連絡が。しかし、ウォルターは諦めずにハンバーガー屋に通った。ウォルターはハンバーガー屋のオーナーがビジネスマンだと目をつけた。スカイラーは会社のデータ改ざんを見抜く。ジェーンは再び薬物に手を出す。ウォルターは急いでジェシーの家にドラッグを取りに行き、ガスと呼ばれるその男と取引を始めるが、同じ頃、スカイラーの陣痛が始まる。
第12話「マイ・リトル・ガール」
ウォルターは急いで取引現場に向かうが、その間に娘が誕生。急いで病院に駆けつけるとテッドがいた。スカイラーの荷物を取りに帰る。ジェシーは目を覚まし、ドラッグがなくなっているとパニックになる。ジェシーはウォルターの仕事場に行き、取り分を求めるが、ウォルターは払いたがらない。Jr.はウォルターの手術費の寄付サイトを立ち上げた。ジェーンが集会に来ないことを怪しんだ彼女の父親はジェシーの部屋に乗り込み、ハイなジェシーともみ合いになる。警察に電話しようとする彼をジェーンはなんとか止める。ジェーンはウォルターにジェシーの分前を払うよう脅迫。分前をもらったジェシーは彼女と何処かに行こうと話す。その後バーに入ったウォルターはたまたま居合わせたジェーンの父親と子育てについて話す。その後再びジェシーの家に行くと、ジェーンが嘔吐。しかし、ウォルターは見殺しにし、彼女は嘔吐物で窒息死してしまう。
第13話「アルバカーキ」
朝目が覚めたジェシーは隣で生き絶えているジェーンを必死に蘇生させようとする。ジェシーはウォルターに連絡し、ソウルの部下を派遣。ジェーンの父親はジェーンの死体が回収される様子を呆然と眺める。ウォルターはジャンキーたちの溜まり場にジェシーを迎えに行く。ジェーンの父は彼女の部屋にいる。ウォルターへの募金の輪はどんどん広がって行く。ハンクは仕事場でガスに会う。そこでガスはハンクの義理の兄がウォルターだと知る。ジェシーは更生施設に入った。ウォルターは手術を受けるが、麻酔で意識が朦朧とした中で、携帯が複数あることを示唆。ジェーンの父は中航空管制官の仕事に復帰した。スカイラーには、携帯のこと、お金のこと、援助を断ったこと、母親に会いに行っていないこと、ウォルターの嘘はバレていた。ジェーンの父は仕事中、娘の死によるショックでミスをしてしまい、飛行機事故が発生。発生箇所はまさにウォルターたちの住む町だった。
海外ドラマ「ブレイキング・バッド」シーズン3 感想
ジェーンが死にかけているところを見殺してしまうウォルター。気持ちは理解できるが、助けてあげて欲しかった。ジェーンの家族は父親しか登場しなかったため、より父親の悲しみが伝わってきて心苦しかった。娘が生まれ、さらに家族を守ろうとするウォルターとは対極に、スカイラーのウォルターに対する愛はどんどんと冷めていく。時間を気にせず、家の修理をするウォルターの場違いさが特に、ウォルターと家族との溝の深さを際立たせていた。さらにスカイラーの不倫が再び始まろうとしており、どの登場人物にも程度に違いはあれど、影があると感じた。さらにソウルという濃いキャラも登場し、さらにウォルターのドラッグビジネスの規模が大きくなり、今後のスリルに期待している。
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