凌介の家のポストに告発文を入れたのは、信頼していた仲間二宮だった。
信じていた仲間の裏切りに、凌介が取った行動とは。
そして攫われた橘の行方は。
第16話:あらすじ&ネタバレ
想いやり
相良凌介(西島秀俊)の家のポストに告発文を入れたのは二宮瑞穂(芳根京子)だった。
二宮は、凌介にもっと危機感を持って欲しかったと語りはじめる。
凌介に恨みを持っている人物をネットで調べていたところ、たまたま林と真帆の不倫画像を見つけた二宮。
病院で林が凌介を突き放す態度を取ったのが許せなかったと話す。
人が良すぎる凌介に周囲を疑って欲しかったようだ。
謝罪したものの何となく気まずくなってしまった二宮。
しかしその後も凌介はいつもと変わらぬ態度で二宮に接し、命の恩人だと語った。
その優しさに二宮は涙を流すのだった。
ヤバイ女
光莉の証言を頼りに描いた似顔絵。
似顔絵の人物の正体は、橘の会社のオンラインサロンの会員で、橘のストーカーだった。
女のプロフィールには高場花、職業は看護師と書かれていた。
社長・橘の写真がラッピングされた100万円のトラックを購入するほど、橘に心酔していたようだ。
本木は、光莉を監禁していたお風呂場に、今度は橘を閉じ込めていた。
しかし橘は食事にも手を付けず憔悴している様子。
高場こと本木の写真を見た光莉は、この人に間違いないと証言。
さらに本木の写真を見た凌介もその顔に見覚えがあった。
失踪当日、駅で人違いされ抱きつかれたことがあった凌介。
しかしその女こそ、光莉を攫った犯人だった。
高場花は看護師として勤務している実在の人物だった。
本木に勝手に個人情報を使われていただけで、事件のことは何も知らないと主張している。
二宮は再び等々力茉莉奈と会っていた。
光莉が家出する引き金となった、不倫相手との電話。
失踪前夜、林が誰かと電話をしていなかったか確認する二宮。
その日ずっと林と一緒にいたと言う茉莉奈の証言から、林は誰とも連絡を取っていなかったことが判明する。
真帆への疑い
真帆のスマホからは事件前夜誰かに電話をかけた記録は確認できなかった。
真帆はスマホを2台持っていた可能性が生まれ、計画的な失踪である可能性が強まる。
監禁した女が自分に強い恨みを持ち、本気で殺そうとしている様子だったと語る光莉。
しかしそれでも殺さなかったのは、誰かに殺すなと言われていたのかもしれないと証言。
そう指示ができるのは母親である真帆の可能性が高い。
凌介は全ての色眼鏡をなくし、推理を立ててみた。
真帆が電話していた相手は真帆の協力者で、古い友人もしくは不倫相手。
真帆の目的は失踪もしくは、その相手との駆け落ち。
光莉の家出は想定外だったが、篤斗を木幡に誘拐させることは計画されていた。
篤人を本当の父親ではない凌介に育てさせるわけにはいかず、木幡に引き渡したという推理にたどり着いた。
逮捕
サッカーコーチの山田は菱田を強引に家に連れてきた。
山田の家には病院で鉢合わせた女・木幡がいた。
山田と菱田が隠している秘密を黙っている代わりに、篤斗を攫ってこいと2人に要求してきたのだ。
光莉と真帆が家に帰ると、電話が掛かってきていた。
電話は光莉が通っている美容院からだった。
しかし光莉は美容院の予約はしておらず、いつも真帆が予約してくれていたと語る。
予約してくれたのは真帆かもしれないと喜ぶ光莉。
編集長の河村が看護師の高場を問い詰めると、注射器や薬品を横流ししていたことがわかった。
河村は情報を阿久津たちにも共有。
葬儀屋を片端から調べあげ、ようやく本木にたどり着いた。
篤斗が少しずつ元気になり、病院の裏庭で一緒にサッカーをしていた凌介たち。
そこにサッカーコーチの山田と菱田が姿を現した。
凌介が目を離したすきに山田は篤斗を抱きかかえ連れ去ろうとしていた。
篤斗を助けようとした凌介だったが、木幡の吹いた矢が当たり倒れてしまう。
それでも篤斗を守ろうと奮闘していると、ようやく警察が現われて木幡を確保。
さらに葬儀場に向かった阿久津たちも、光莉を監禁した本木の身柄を確保し、怒濤の逮捕劇となった。
「真犯人フラグ」第16話あらすじ・第17話見どころ【篤斗が語るママの真実】
二宮の告発文投函は、凌介を心配するが故の行動だった。
光莉と橘を攫った本木は、河村と警察の協力で見事逮捕。
さらに篤斗を再び連れ攫おうとしていた木幡も、凌介の足止めのおかげで確保された。
そして、かがやきの世界の建物に突入した警察は棺に並ぶ2体の死体を発見する。
篤斗を攫った木幡、光莉を監禁した本木と立て続けに2人の容疑者が捕まった。
篤斗はようやく木幡を「ママ」と呼んだ理由を語り始める。
そして監禁されていた橘の安否と秘められた過去が明らかに-。