ナイトドクター集結
柏桜会 あさひ海浜病院は医師不足にも関わらず、365日24時間診療という無茶な理念を掲げていた。
院長・八雲徳人(小野武彦)夜間専門の救命救急医ナイトドクターを設立した。
完全な夜勤の仕事に決まった朝倉美月(波瑠)は恋人の佐野大輔(戸塚純貴)に不満を言われるが、張り切っている。
偶然、レストランで食事中に階段で転落したホームレスを治療した。
そこには同じくナイトドクターに配置換えになった深澤新(岸優太)も居合わせたが、うまく処置できずに美月に罵倒された。
早速、はじめての夜が始まったが、指導医は本郷亨(沢村一樹)で、美月の先輩成瀬暁人(田中圭)もいた。
挨拶もおざなりに患者が次々と運ばれてきた。
プロポーズを控えた25歳の男性患者が足に重傷を負って来たが、迷い無く切断するしかない。
桜庭瞬(北村匠海)は挨拶には勢いがあったが、男性患者の患部を見ただけで、嘔吐する。
美月は足を切断が、患者の心臓は止まった。
なんのために足を切断したか分からないと、心臓マッサージを続けた結果心臓が動き出した。
しかし、本郷は脳死でなければいいがと心配した。
患者の名前は重野と言って、去年務めていた飲食店が経営不振で倒産。
就職活動をしながら、警備員のバイトをしていた。
そして、やっと就職先が決まった矢先の事故だった。
私たちはスペア?
1日目で大量の患者が増えてセンター長・嘉島征規(梶原善)から余計な仕事を増やすなと小言を言われる。
ナイトドクターが作られたのは日勤の一級の医師の健康を守るためで、お前達は言わばスペアと言われる。
次の勤務時間で、重野は死亡していたことが分かった。
そして、重野の婚約者に美月はどうして助けてくれなかったと責められた。
重野は救急車に乗っている最中に病院をたらい回しにされて、救命救急に運ばれてきたときには既に手遅れだった。
新しい患者が運ばれて来ても、深澤の心には重野の死が重くのしかかり、新しい患者に迅速に処置ができず、またも亡くなった。
深澤は次々と死んでいく患者をみて、自分にはできないと根を上げた。
美月はなにもせずにへりくつばかり言う医者が一番嫌いだと否定された。
深澤は八雲に内科に戻して欲しいと直談判した。
本郷も入ってすぐに弱音を吐く医者は必要ないと否定された。
花火大会の夜
久しぶりのオフになった美月は大輔と花火大会に向かった。
今夜だけは仕事を忘れると約束した美月。
大輔は美月にプロポーズするつもりだった。
しかし、屋台のガスボンベが爆発して、放っておけない美月は大輔の手を振り払い現場に向かった。
ナイトドクターたちも現場に急行した。
深澤だけが留守番だが、花火大会にいた深澤の妹・心美(原菜乃華)は難病を抱えており、岡本勇馬(宮世琉弥)のデートの最中に倒れてしまう。
勇馬は爆発に巻き込まれていた。
妹が救急車で運ばれているのに、それを知らない深澤は1人で治療することを恐れて、受け入れを拒否してしまった。
美月ともに救急車で運ばれてきたのは心美だった。
美月と成瀬が緊急手術を行い心美は一命をとりとめた。
心美は誰も助けてくれないと絶望したときに美月に救われた。
美月もまた病院をたらい回しされて母を失っていた。
それから医師をめざし、100人のうち1人が助かるならば諦めずに救う覚悟で救命医になった。
深澤はもう少しだけ、ナイトドクターを続けることにした。
夜勤医の苦悩
デートを途中で抜け出したお詫びに大輔の部屋に行った美月だったが、大輔の部屋にはGカップのブラジャーが……
早くも人と違う時間に働くことで、まわりの人間と生活リズムがずれる苦悩を味わった。
「ナイトドクター」第1話あらすじ 目次