妊婦・池田しずくのお腹には『純型肺動脈閉鎖症』を発症した胎児がおり、場合によっては生後数日、命が持たない可能性があった。
大森が院長のポストを捨ててまで助けたかったかった理由とは-。
「ラジエーションハウス2」第10話あらすじ
小さな命/「ラジエーションハウス2」第10話あらすじ
「みなさんの力を借りるときがきました」とラジエーションハウスにやってきた大森。
妊婦・池田しずくのお腹の赤ちゃんは純型肺動脈閉鎖症を起こしており、場合によっては生後数日の命という残酷な運命を突きつけられていた。
母親の池田はカテーテル治療を希望しており、そのためには心臓を正確に把握できる画像が必要だった。
しかし新生児の心臓はピンポン球ほどの大きさで、極めて難しい手術になる。
本当に患者のことを考えるのであれば外科的アプローチが最善の選択肢だと副院長・鏑木は反対。
院長である灰島も、前例のない新生児へのカテーテル治療を認めるわけにはいかないと突っぱねていた。
さらに大森は池田の担当から外されてしまい、胎児の手術は小児心臓外科の都丸が引き継ぐことになった。
病院の方針/「ラジエーションハウス2」第10話あらすじ
担当を外されても責任を持って、池田と赤ちゃんを診ると約束する大森。
しかし追加の検査で赤ちゃんは『食道閉鎖症』も起こしていることが分かり、さらに状態は悪くなってしまっていた。
院長に内緒で、赤ちゃんの治療方針を決める合同カンファレンスを開いた大森たち。
しかしカンファレンスのことが灰島にバレてしまい止められてしまう。
灰島は大森が池田に対し特別な感情を抱いている理由を突き止めていた。
以前、大森が働いていた病院で一度、池田と関わりがあった大森。
池田の1人目の赤ちゃんも『純型肺動脈閉鎖症』を患っており、カテーテル治療で名高い大森を頼って病院を尋ねていたのだ。
しかし大森は胎児への心臓カテーテルは経験がなく、そのときは外科手術を勧めていた。
しかし術後、胎児は合併症を引き起こし亡くなってしまった。
池田のように悲しい想いをする人をなくすため大森は、院長というポストを捨ててまでワシントンに渡り経験を積んだのだ
ラジハの総力/「ラジエーションハウス2」第10話あらすじ
池田の赤ちゃんの『食道閉鎖症』の治療は無事おわり体力が回復次第、心臓の手術に踏み切ることに。
しかし過去に外科手術の合併症で我が子を亡くしている池田は不安を吐露する。
そんな最中、赤ちゃんの容体が急変。
すぐに心臓の手術をする必要があるが、赤ちゃんの体力が戻っていない状態での手術は命が危ない。
そんな状態を見かね、自分に心臓カテーテル手術をやらせて欲しいと申し出た大森。
カテーテルなら体に掛かる負担を最小限に抑えることができる。
しかし病院の方針に従い、少しでも成功率の高い『外科手術』を行なうよう指示を出す鏑木。
五十嵐は、それならカテーテル治療を行なうことが最も成功率の高い方法だと進言する。
治療と検査を同時に行なうことで赤ちゃんを助けることを提案したのだ。
しかしそこに灰島院長が現れ、許可できないと再び止めに入る。
最初は反対していた鏑木だったが最後は、放射線科医としての信念を思い出し『病院の方針に従うなら心臓カテーテルが最も成功率の高い方法だ』と主張した。
これに灰島も折れ、赤ちゃんは心臓カテーテルを行なうことに。
五十嵐のエコーアシストや鏑木の助言、さらに大森の熟練されたカテーテル技術により、無事赤ちゃんを救うことができた。
同級生/「ラジエーションハウス2」第10話あらすじ
病院の廊下で五十嵐は、神経外科を探していた男性に声をかけられる。
男性は昔、太っていた五十嵐を『肉まん』と呼びからかっていた同級生・郷田一平だった。
さらに郷田は通りかかった杏にも声をかけた。
五十嵐のことをすっかり忘れてしまっている杏に、当時のあだ名『肉まん』を出して思い出させようとする郷田。
『肉まん』というワードで何か思い出そうとした杏だったが突如、郷田がその場に倒れ意識を失ってしまった。
「ラジエーションハウス」第10話あらすじ・第11話見どころ【封じ込めた過去とあの日の約束】
純型肺動脈閉鎖症の赤ちゃんを救うため、心臓カテーテルを行なおうとする大森。
しかし甘春病院には小児への心臓カテーテルを行なった前例がなく、許可できないと院長の灰島に止められてしまった。
しかし赤ちゃんの容体が急変し、一刻も早く心臓の手術を行なわなければいけない状況に陥ってしまう。
次期院長のポストを気にしてはじめは灰島同様、心臓カテーテルに反対していた鏑木。
しかし五十嵐の意見や目の前で生きようとする赤ちゃんの姿をみて、心臓カテーテルが最も成功率の高い方法だと主張した。
前例のない小児への心臓カテーテル手術は無事成功に終わった。
小学校のとき五十嵐を『肉まん』とからかっていた郷田一平と再会した五十嵐と杏。
杏は事故で兄を亡くした悲しい過去に蓋をしており、五十嵐の存在もあの日の約束もずっと忘れてしまっていた。
『肉まん』と言う聞き覚えのあるあだ名に何かを思い出しかけた杏だったが突如、郷田が目の前で倒れてしまう。
杏は五十嵐との『あの日の約束』を思い出すことができるのか。
ドラマ「ラジエーションハウス2」シリーズあらすじ 目次