トリリオンゲーム

世界長者番付トップ10に名を連ねた日本人青年、ハルとガク。高級マンションの最上階で奮闘する彼らの日々は、ガクが困惑するほど華やかで、その裏には青春の友情と野望が描かれています。

中学時代、ガクはカツアゲに遭遇した際、ハルに助けられます。その後、ガクが新たに手に入れたPCを使い、ハルがカツアゲ犯人を叩きつけた動画を消去。ハルはガクの技術力に感心し、以来二人は親友となります。

大学生になったガクは就職活動に奮闘しますが、コミュニケーション能力に難があるため、全ての企業から落とされてしまいます。その中でも、超巨大企業「ドラゴンバンク」からの不採用が最も痛かったです。しかし、そんな彼の前にハルが現れ、「一兆ドル稼ぐために一緒に起業しよう」と提案します。

起業のための資金を集めるために、ハルは投資家たちにアプローチしますが、断られ続けます。そこで、ドラゴンバンクの社長令嬢・桐姫に出資を申し込みます。桐姫は2人に興味を示し、1億円の出資と51パーセントの株式を提示します。しかしこの条件を受け入れる代わりに、ハルは世界中のハッカーが腕を競う大会「セキュリティ・チャンピオンシップ」で華々しく活躍します。

大会では、ハルが仕掛けた偽のWi-Fiルーターで全チームのパスワードを盗み出し、見事優勝(後にレギュレーション違反で失格)。この活躍により、ベンチャーキャピタルの祁答院一輝から株式比率15パーセントで3千万円の出資を受けることになります。この激動の日々を彼らがどう乗り越えるのか、それが本作の見どころです。

error: Content is protected !!