SNSで”ディケー”と名乗り自警団として活動していた女性が殺害されました。
2.5次元俳優の過去が鍵となります。
チーフデザイナー殺人事件
人気アパレルメーカーのチーフデザイナー浅川塔子が自宅で殺害されているのが発見されました。
第一発見者は、友人の鈴木真央と岡野久美。
浅川とは2.5次元俳優・結城翔のファン関係でSNSを通して知り合いました。
結城と浅川は親しい間柄のようで、鈴木たちは浅川のコネで昨日も結城の楽屋に遊びに行っていたようです。
鈴木たちに話を聞く浅輪直樹(井ノ原快彦)、実は自分たちも命を狙われているため助けて欲しいと言われます。
正義を下す
鈴木たちは浅川と共にSNSを使って、悪い行いをしている人物を突き止めてネットに晒す活動をしていました。
しかし活動を良く思わない人物たちから脅迫文が届くようになってしまったのです。
浅川を殺した犯人がこの脅迫文を送った人物の可能性が高いと鈴木たちは言います。
2.5次元俳優
青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩)は結城の楽屋に来ていました。
人当たりの良い結城に何か裏の顔があるのではと睨んだ青柳。
結城の付き人・高橋に聞くと何やら隠している様子でした。
小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)は浅川の部下に話を聞きます。
3年前にパワハラが問題になっていた元チーフデザイナー・杉山英子という女性がいました。
杉山は部下に「あの女(浅川)には気をつけて」と捨て台詞を残して会社を去ったと言います。
プロを超える調査能力
新藤亮(山田裕貴)は鈴木たちの協力で、結城の過去を突き止めていました。
さらに結城の高校時代の写真を入手。
結城は今と違い、かなりヤンチャな姿をしていました。
一方、元チーフの杉山に話を聞きに来ていた小宮山と村瀬。
杉山は現在デザインの仕事は辞め、カフェで働いているようでした。
引き続き調査に協力してくれる鈴木たち。
鈴木には母に教えられてきた強い正義感があるようです。
岡野たちによれば、ディケーと名乗る人物は複数存在しており、過去に大きな事件を暴いたディケーは浅川ではない他のディケーだと言います。
浅川の裏の顔
現場に残された指紋が杉山と一致しました。
杉山は浅川に弱みを握られ脅されていた事を告白します。
さらに浅川が結城をイメージモデルに起用しようとした際会社に、結城は人を殺しているとメールが届いていたと言いいます。
その送り主は一番古くからディケーとして活動している人物である事が判明します。
真犯人
浅輪がディケーに繋がる公園を調べていると、その公園では過去に女性が1人亡くなっていた事が分かりました。
女性は不良たちに絡まれている少女を助け、階段から突き落とされてしまったようです。
そして犯人を目撃した女性の娘から、犯人の背中には特徴的なアザがあったと証言がありました。
その娘とは、共に捜査に協力してくれていた鈴木だったのです。
鈴木の正義
鈴木は結城をホテルに拘束し、カメラの前で真実を話すか自分に殺されるか選べと詰め寄ります。
結城の背中のアザをみて、母を殺した犯人だと確信した鈴木。
ネットに晒そうと浅川に持ちかけますが浅川は断ります。
浅川は鈴木がディケーを名乗り会社に送ってきた例のメッセージをもみ消したと告白。
さらに鈴木の助けた少女は結城の元カノであり、母親は無駄死にだと侮辱したのです。
怒りからその場で浅川を撲殺してしまいました。
「悪い人を見つけて裁くのはお母さんの正義じゃない。お母さんはただ、君に幸せになって欲しかっただけだよ」
浅輪の言葉にナイフを落とし泣き崩れた鈴木。
その後、結城も白状し過去の事件と共に解決しました。
ドラマ「特捜9 season4」第2話あらすじ 感想
正義は良いことだと分かっていても、度が過ぎると危険なこともありますよね。
正しい行いは必ずしも報われるわけではないと感じる悲しい事件でした。