第2話あらすじ・第3話見どころ【路地裏の刺殺体が堂本の知られざる過去をあぶり出す】
再結成した刑事7人たちは特別捜査係として、殺人ゲームの謎に挑む。
やがて10年前の青梅一家殺人事件にたどり着いた。
一家の中で唯一生き残った次男悟はずっと犯人を追い続けていた。
しかし真犯人は悟がずっと信頼していた兄の親友小岩井だった。
小岩井は楓に交際を断られ、逆上し殺害の上、さらに父母兄も殺していた。
悟が犯人を探していると打ち明けたのを利用し、事件隠蔽のために容疑者を次々と殺していた。
悟の容疑は晴れて、恋人かずはと共に産まれる子供を育てていくだろう。
路地裏の刺殺体が半年前の宮城県で起きた毒キノコ事件と関わりがあることが分かった。
その毒キノコは20年前に起きた宮城県で起きた事件でも使用されていた。
なんとその事件の死体を解剖したのは堂本だったのだ。
特別捜査係結成、デス山コロ助事件の解決
かつて警視庁の専従捜査班と資料係のチームだった天樹悠(東山紀之)、堂本俊太郎(北大路欣也)、野々村拓海(白洲迅)、海老沢芳樹(田辺誠一)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、水田環(倉科カナ)、青山新(塚本高史)の7人は、それぞれバラバラの部署に配置換えになっていたが、とある事件の捜査で再び集結。
新たに創設された特別捜査係となって事件解決に挑む。
ネットで公開されていたデス山コロ助と名乗るなぞの仮面の男がひき起こす殺人ゲームは、10年前に起きた青梅の一家殺害事件が関わっていた。
殺人ゲームの参加者全てが事件と何かしらの関係があった。
その名前には一家で唯一生き残った次男の名前もあった。
次男に連続殺人の容疑がかかるが、真犯人は長男の親友だった。
家庭教師として長女と関わっているうちに、長女を一方的に好きになったものの、ふられ腹いせに殺害。
娘を殺されて逆上した父が振りかざした包丁を奪って一家を殺害していた。
次男は親友に騙されて、罪をかぶせられたあげく殺されるところだった。
コロ助事件は無事解決した。
白石の毒キノコ事件の謎
都内で刺殺体が発見された。
被害者は白石の毒キノコ事件に関心があったのかその新聞の切り抜きを持っていた。
半年前に毒キノコを食べた大学生2人のうち1人が死亡した事件だ。
被害者の死体を解剖した堂本は毒キノコ事件と聞いて顔色を変えた。
毒キノコについて堂本は何か関わりがあるのか?
被害者は半年前に出所した前科者山崎だと分かった。
山崎の靴に付着していた土の成分から、毒キノコ事件が起きた山のものだと分かった。
事件の謎を追って、天樹と海老沢は宮城へ向かう。
調査をするうちに、堂本は20年前宮城県の司法解剖を担当しており、捜査に口を出したせいで、神原刑事が警察をやめる結果になった。
それ以来堂本は司法解剖に専念することを心に決め、捜査は刑事に任せるようになった。
山﨑の映った防犯カメラの動画に、堂本の元で修行している研修医橘美加(阿部純子)の姿があった。
橘は神原刑事の娘だった。
堂本は20年前、宮城県でふぐの中毒死の検死を行った。
しかし、解剖の結果毒の発生に不自然な痕跡があり、もう一度事件を調べ直すように捜査陣に訴えた。
ふぐを食べた8時間あとに毒が身体に回っていた。
捜査に落ち度はないと、神原刑事は堂本を殴った。
やがて、ふぐ中毒で死んだ男に神原は借金200万円をしている事実が発覚した。
神原に殺人の容疑がかかり、神原は警察を追われた。
調書によると、金に汚く賄賂を受け取るダークな人物像だったが、実際に天樹たちが聞き込みをすると、
神原は清廉潔白な誠実な刑事であることが分かった。
神原が借りた200万円は美加の手術費用だった。
手術で救われた美加は医者を志して、その夢を掴んでいた。
毒が遅れる謎
毒をもって殺した犯人は徳井という大学教授だった。
徳井は20年前にすでに遅効性のある、毒の発生を数時間遅らせるキノコを発見した。
金を借りた男をふぐで中毒死させることを思いつくが、すぐに死んでは自分が疑われる。
そこで、毒の効果が遅れる作用があるキノコを使用した。
キノコの成分でふぐの毒の発生が遅れて、徳井は容疑を免れていた。
その後毒キノコの事件では、生き残った学生はアレルギー体質で、アレルギーを防ぐ薬を服用しており、毒は効かなかった。
20年前に既に発見されていたキノコだったが、それが知られると過去の犯罪が暴かれてしまう。過去の犯罪をネタに脅迫してきた山崎を徳井は刺し殺した。
父の疑惑が晴れて、美加は天堂の元から去って行った。
「刑事7人」第3話あらすじ 目次