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Dracolle(ドラコレ)

「プリズン・ブレイク」シーズン5全話あらすじ紹介(ネタバレもあり!)

海外ドラマ「プリズン・ブレイク」シーズン5あらすじ

衝撃的なラストで締めくくられたシーズン4から7年後の世界を描いたのが今回の「プリズン・ブレイク シーズン5」です。プリズン・ブレイクでは初となるスマートフォンを使っている描写などがあることから、長く続いているドラマの新時代の到来を感じさせます。
シーズン4で死んだように思われたマイケルでしたが、実は彼は生きているのではないかという情報をきっかけにエピソード1から慌ただしく動いていきます。そして、舞台はアメリカと中東イエメンの両軸によって展開されていき、国家情勢なども加味されながら新しいプリズン・ブレイクの形を見せているというのも注目すべき点です。
そして生命力に溢れた永遠の悪役ティーバックが、今回もマイケルたちをかき乱し、スクレやシーノートといった脇役たちも親友を助けるために活躍します。
全9話と、他のシリーズに比べると短いですが圧倒的な能密度に仕上がっています。

海外ドラマ「プリズン・ブレイク」シーズン5

第1話「死者からの手紙」

ティーバックはフォックスリバーから刑期満了で出所を果たします。彼は刑務所を出る際に衝撃的な手紙を受け取り、その足でリンカーンの元へ向かいました。リンカーンは借金取りから逃げ回る生活を続けており、ティーバックから渡された手紙の内容は「マイケルは生きている」という何者かからのメッセージでした。
サラはマイケルを亡くした後、別の男性と結婚しており、マイケルとの間にできた子供と3人で暮らしていました。リンカーンはサラに手紙の内容を伝えるも、サラは信じません。
リンカーンは手紙にイエメンを示す暗号が隠されていることを発見し、怪しげに思ったためマイケルの墓を掘り起こしたところそこに遺体はありませんでした。
ある組織がリンカーンとサラの命を狙い始めます。いち早く行動を起こさないといけないと思ったリンカーンは、シーノートを頼り、マイケルが収容されているのではないかと思われる刑務所を調べ始めます。そして、シーノートと共にイエメンの地へ足を踏み入れました。
内戦が続くイエメンの治安はひどいもので、早速過激派から攻撃を受けますが何とか倒すことができました。そして、刑務所にコネを持つコーディネーターを紹介されましたが、相手が出してきた条件はリンカーンのパスポートをもらうことでした。パスポートを渡したリンカーンは刑務所へと案内され、マイケルは偽名を使って入所していることを知ります。その名前は過激派組織のリーダー格の人物の名でした。リンカーンとティーバックの前に現れたマイケルでしたが、新しいタトゥーを手に彫っており「君たちのことは知らない」と言い残して、すぐに去ってしまいました。
ティーバックは義手の専門家から打診を受け、移植手術を受けてみないかと勧められ、やってみることに。この手術にはティーバックのために匿名での寄付金があったのです。

第2話「光の首長」

マイケルは反逆罪及び脱走未遂の容疑で刑務所に入っていました。リンカーンとティーバックの元へ「光の首長」と書かれたメモが届けられ、その筆跡と紙の折り方は間違いなくマイケルのものでした。
サラはリンカーンから送られてきた動画を頼りに国務省へやってきますが、そこで迎え入れたのは過去に因縁があったポールでした。ポールはすでにマイケルに調べており、マイケルと同一人物とされるオーティスは凶悪なテロリストと認識されているようです。
マイケルは同じ部屋の仲間たちと脱獄計画を進めていました。
「光の首長」は電気局の局長を示していることが分かり、その人を探すべく、リンカーンたちは郊外の危険地帯へと足を踏み入れます。目的の人物を見つけることには成功しましたが、過激派たちに囲まれてしまい危険地帯からの脱出が困難になってしまいました。命からがら逃げ切ることに成功し、「光の首長」ことアルトゥニスから事情を聞き出します。どうやら彼の息子は同性愛の罪で投獄されており、かねてから脱獄のために停電を仕掛けるように息子から頼まれていたそうです。

第3話「嘘」

リンカーンは調査を進める中でアブ・ラマールという人物を刑務所から逃す算段をしていることや、脱獄実行の日は今日の夜だということが分かってきました。計画停電を起こす前に、偽造のパスポートを闇取引で作ってもらいますが、渡されたものは白紙のもので、リンカーンとシヴァは過激派に捕らえられてしまいます。
脚を撃たれた夫の看病に来ていたサラの前にティーバックがやって来て、「自分の義手はカニエル・オウティスに看破して貰った」と言い、それはマイケルなのではないかと勘付いていました。さらにサラは謎の組織から追いかけられ続けており、その理由にはマイケルのことを調査している様子が伺えます。スマートフォンもハッキングされたことから、サラは先日会ったポールを疑い始め、ティーバックに彼の情報を集めるように頼みました。
作戦実行の数時間前、マイケルは同室の仲間たちに、ウィップと自分は実はあるアメリカ人からの命令でラマールを脱獄させるために送り込まれてきたのだと打ち明けます。しかし、裏切られてしまったのでラマールを置いて逃走することを決めていました。
そしてシーノートとアルトゥニスが動いたことにより、停電が実行されますが、マイケルたちは看守に見つかってしまい、独房に移されてしまいます。そこでマイケルは、オウティスではマイケル・スコフィールドとしてサラにスマートフォンでメッセージを残したのでした。

第4話「囚人のジレンマ」

シーノートは紛争が拡大することを懸念し、リンカーンとシバと共に出国することを提案しますが、リンカーンはマイケルを助けるまで帰れないと断ります。そこへシバの父親がやってきて、娘を助けてくれた代わりにマイケルを釈放すると言い、裁判所の書類を手に入れます。
過激派の攻撃はついに刑務所にも及び、マイケルやウィップは独房に入れられたまま身動きが取れません。看守たちは囚人を置いて刑務所から脱走し、ついに中は無法地帯に。そこへリンカーンがやってきてマイケルを助けようとしますが、残された囚人たちはラマールを過激派に売って自分たちは助かろうとします。さらにマイケルの命も囚人たちに狙われる動きが出始めました。マイケルはラマールが入れられていた独房にスプーンを隠しており、彼と協力して間一髪のところでジャやウィップと共に脱獄に成功します。マイケルは逃走中にラマールを撒こうとしますが勘付かれてしまい、返り討ちにあいますがリンカーンの救助もあり、ラマールを殺害し逃げ切ります。しかし、ラマールを殺したことに憤慨した過激派は報復を宣言しました。
ティーバックはサラの命令通り、ポールの動向を追っていました。そしてポールの家に乗り込み、何を企んでいるのか問いただします。ポールはあくまでサラたちの味方だと弁明し、「ポセイドン」というアメリカの謎の男がイエメンの刑務所からラマールを脱獄させ、彼を味方につけることで軍事的に有利に立とうと画策している情報をティーバックに話しました。一連の話を終えた時、サラを殺そうとした組織の二人組がやってきてポールの胸を撃って殺します。逃げることに成功したティーバックは組織の後をつけ、ポセイドンらしき人間をカメラに収めることができました。その男はサラの旦那でした。

第5話「迷走」

ティーバックはサラに会い、さっきまであった出来事を話します。マイクを連れ、ジェイコブから逃げることにしたサラは親友の家で匿ってもらうことにしました。しかしジェイコブから電話があり、警察署に来るように言われて行ったところ、そこで捕らえられていたのは家に襲撃してきた組織の二人でした。それでもジェイコブに対して半信半疑のサラでしたが、警察と組んで彼らを捕まえたことを知り、信じることにしました。
過激派から追われることになったマイケルたちには懸賞金が付き、捜索は激化します。マイケルはリンカーンに「ポセイドンに脅されて、イエメンの刑務所に入ったのだ」と告白しました。そして、国外逃亡のために駅へ向かい、貨物列車での逃走を企てます。しかし駅には過激派の集団が何人もおり、電車に乗ることはできませんでした。
シーノートはシバと共に飛行機で脱出を試みます。マイケルたちもそこへ合流しようと空港を目指しますが、飛行機は敵に囲まれてしまったためにシーノート、シバ、彼女の子供たちは先に出発することを余儀なくされました。

第6話「砂漠の果て」

ポールの国務省のオフィスに代わりに入ってきた人間は、組織の人間と仲良くしていたキシダでした。留置所で捕らえられていたその組織の二人は釈放されることになります。
マイケルたちは、シバの友人であるオマーンを頼り、車での逃走を実行していました。しかしCIAはドローンを使って彼らの足取りを追跡しており、マイケルたちの動向は筒抜け状態でした。しかも、道案内をしてくれていたオマーンは過激派からの攻撃で死んでしまい、道に迷ってしまいます。車を2台走らせていたマイケルたちはあえて分かれて走ることで、1台が囮になる作戦に出ます。その役を買って出たのはマイケルで、彼は大怪我を負いながらも何とか敵を倒すことに成功し、リンカーンたちがいる小さな村へ合流を目指します。しかし、車は途中で壊れてしまい、傷口も深かったため、マイケルは砂漠で力尽きてしまいました。リンカーンは花火を使って自分たちの居場所を知らせることにし、マイケルは命からがら合流を果たしますが体に毒が回っており、命が危ない状態にありました。しかもこの村には医者がいません。

第7話「再会」

リンカーンはサラに電話し、助けを求めることにします。そして飛行機でギリシャにて合流することになりました。ジャは村が気に入ったため残ることにし、リンカーンとウィップはマイケルを連れて船でギリシャのクレタ島へと向かいます。
キシダはCIAの二人を不審に思い、どうしてマイケルを疎んでいるのか聞き出そうとします。そして、ポールの時と同じようにキシダを殺害します。その現場にはジェイコブもいました。ポセイドンはジャイコブだったのです。サラはマイケルの治療をした後、ジェイコブがポセイドンであることをマイケルから聞き、すぐに帰ることになります。
マイケルたちはスクレが働いている貨物船を頼りに、アメリカを目指します。しかし船長はマイケルが指名手配犯だと気づき、通報したことによって海軍がマイケルを殺しに船へやってきます。ここは従業員でもあるスクレが機転を利かせ海軍からの目を背け、ミサイルの攻撃も間一髪のところで避けることに成功します。
家に戻ったサラは、マイクを連れて逃げようとしますがジェイコブの手下によってマイクは人質に取られており、銃を打つことも逃げることもできません。

第8話「DNA」

マイケルたちは通りかかった船に拾ってもらい、ひとまずマルセイユへ向かいます。マイケルは船の上でジェイコブに裏切られる前のことを回想していました。ウィップはマイケルの要望で仲間に入れたのでした。マルセイユについたマイケルはサラからメールを受け取りますが、それがジェイコブからのものだと気がつきます。
一刻も早くサラのもとへ帰らなければならなくなったマイケルは、「船ではなく飛行機で帰りたい」とリンカーンに言います。リンカーンは一緒に麻薬取引の仕事をしていたアブルッチの息子を頼って飛行機を手配してもらいました。この飛行機は金と引き換えにという約束でしたが、リンカーンはお金を持っていなかったため、シーノートとシバに警察のフリをしてもらい姿を消すことに成功します。
マイケルはメールの相手がジェイコブだと知りながらもやり取りを続け、彼をおびき寄せることに成功し、車を尾行して居場所を発見しました。別荘の中に入ったマイケルはマイクを見つけますが、これは罠だと分かった時にはすでに遅く、家の中にはCIAの人間が潜んでいました。さらに外で待機していたリンカーンはアブルッチに銃で撃たれます。
ウィップは一人シカゴへ。マイケルが指定した場所に行き、そこにあったは一つの瓶でした。そして、そこへティーバックも居合わせます。ティーバックはウィップに、父親が自分であることを告白します。

第9話「瞳の奥」

マイケルはマイクを家の外へ出すことには成功しましたが、ジェイコブに連れ去られてしまいます。リンカーンを病院へ連れて行った後、マイクの捜索へ向かいます。マイクとサラの元にはティーバックとウィップも合流し、戦闘態勢を整えます。
ジェイコブは兼ねてからマイケルが何度も訪れていた動物園が怪しいと思い、そこで張り込みますが、その隙にマイケルは手のタトゥーを利用してジェイコブの研究室に忍び込み、彼のハードディスクを奪います。交換条件にマイクと交換するように持ちかけ、倉庫で待ち合わせますがそこにはマイクの姿はありませんでした。さらに、ティーバックは目の前でウィップが殺され、返り討ちとしてCIAの女を殺し逮捕されます。
マイケルはジェイコブを倒し、二人とも逮捕されてしまいますが、着せられた濡れ衣を晴らすことに成功したためマイケルはついに自由の身になり、家族の幸せな日常を取り戻したのでした。リンカーンはシバと一緒になり、彼もまた幸せな日々を手に入れました。
フォックスリバーに収容されたジェイコブはティーバックと同室になり、こちらは地獄のような日々が始まるようです。

海外ドラマ「プリズン・ブレイク」シーズン5感想

シーズン5は今までになかった「スマートフォン」というアイテムが一つの鍵になっていると感じました。最新技術の導入で頭脳戦に拍車をかけることにつながっていますし、ドローンを使った追跡なども新しい時代を感じさせます。
今回の鍵となっているのは、マイケルに守るべき人が増えたという点です。その分、彼にかかる負担は大きくなり結果として苦しむ形になったのですが、積年の思いを晴らすことができた最終回は観ていて爽快な気持ちになりました。何よりもティーバックの人間としての成長、変化を感じ取ることができて、シーズン1から観ている身としては感慨深いものがあります。
シーズン6も制作されていますが、シーズン5はここで一度完結していますので、シーズン6を観なくとも納得できる形で観終えることができます。

「プリズンブレイク」シーズン 目次

海外ドラマ「プリズン・ブレイク」シーズン4あらすじネタバレ

海外ドラマ「プリズン・ブレイク」シーズン3あらすじネタバレ

海外ドラマ「プリズン・ブレイク」シーズン2あらすじネタバレ