アンナ天才の理由
美神アンナ(広瀬すず)は探偵事務所ネメシスの助手だが、インド格闘技カラリパヤットの達人であり、探偵の経験はほとんどなかったのに卓越した推理能力で数々の事件を解決に導いた。
アンナがインドから日本に戻ったのは、失踪した父・美神始(仲村トオル)の行方を捜すためだった。
今までの事件は全て何かしら、父の失踪の秘密に繋がっており、ネメシスはついに菅容子(今村美乃)研究所にたどり着く。
事件に関わっている男・大和猛流(石黒賢)はカンケンに所属しており、アンナは世界初のゲノム編集ベイビーだと言う。
アンナが並外れて運動神経がすぐれて、頭脳明晰だった理由が分かった。
20年目の告白
真相を聞かされて事務所に帰ったアンナは所長・栗田一秋(江口洋介)も風真に事情説明を求めた。
20年前、始の本名は立花で、始はゲノム編集ベイビーの研究をしていた、風真、大和、神田水帆(真木よう子)も同僚だった。
始はついにゲノム編集の受精を成功させたのだが、命をもてあそんではいけないと、その研究を凍結した。
しかし、数ヶ月後受精卵は何者かに奪われてしまう。
高校時代に始と同級生だった栗田が、犯人と受精卵の行方を追った。
犯人は結局現れず立花研究所は解散してしまう。
犯人を見つけ出したい風真は栗田の探偵事務所で、助手を務めることになった。
立花は水帆と共に細々と研究を続けていた。
ある日、代理出産をした女性・芽衣子から連絡があり、始と水帆は芽衣子を乗せて埼玉の病院に向かった。
しかし、始の自動車はそこで事故を起こしてしまう。
水帆は亡くなり、代理母もアンナを産んだ直後、亡くなってしまう。
始はアンナがゲノム編集ベイビーだと知られると、一生好気の目で見られると悟り、始は美神と名乗って海外へ旅だった。
風真は始が戻ってくるまで、始が帰ってきたときに役に立つために職を転々としていた。
そして、20年後の法事のときに、インドから戻ってきた始は失踪してしまった。
真の黒幕は?
栗田はずっとカンケンの所長・菅容子が事件に関わっていると水面下で調査を行っていた。
第1話のドンファン殺人事件に登場した遺伝子の水は、菅が製造した水だった。
アンナの代理母だった芽衣子は第2話で登場したヒップホップ兄妹と同じ養護施設の出身だった。
そして、菅は第4話に登場したデカルト女学院の出身であり、第5話の鮭養殖業の長男は菅と科学者時代に同僚であった。
始の受精卵を盗んだのは大和だと思われた。
正はアンナのネックレスに重要なデータを残しているようなのだが、アンナは今まで秘密を隠していたことにぶち切れて、事務所を出て行ってしまう。
大和たちがアンナを狙っている中、栗田たちは必死に横浜中を歩き回った。
アンナは四葉朋美(橋本環奈)と共に以前一緒に行った水族館にいた。
ところが朋美が真の姿を現す。
本名は菅朋美で、菅容子の娘だった。
アンナは朋美がくれたペットボトルの飲料水を飲み、朋美はアンナのペンダントを奪うつもりだったが、ペンダントは風真たちが持っていた。
朋美が黒幕だと知らない風真は、朋美の連絡を受けて救出に向かった先で、用心棒・志葉(板橋駿谷)に暴行され、ペンダントを奪われてしまう。
やっと父と再会したが……
アンナが目を覚ますとそこは手術台で、大和と朋美がいて、アンナの身体を調べようとしていた。
となりの部屋には正がいて、ずっと監禁されているようだ。風真と栗田は果たしてアンナを救い出せるのか?