天才探偵の誕生日
美神アンナ(広瀬すず)は父・美神始(仲村トオル)が日本で失踪したと知り、インドから帰国。
始の旧友である探偵・栗田一秋(江口洋介)が経営する探偵事務所ネメシスで助手を務めることになった。
探偵・風真尚希(櫻井翔)は次々と難事件を解決して、その推理力で一躍人気探偵になった。
しかし風真は実はポンコツで、全ての事件はアンナが天性の推理力を駆使して解決していた。
遊園地の爆破予告事件で、数学に精通した女子大生・四葉朋美(橋本環奈)も加わった。
次に依頼された事件は、デカルト学院で起きた教師の転落事件だった。
アンナは女子高生になりすまして、事件を内側から捜査した。
当初、自殺とされた事件は他殺であり、しかも転落したのは教師ではなく、凶器のブロックの方だった。
栗田が事件現場に乗り遅れたのは、アンナの誕生日ケーキを作るためだった。
事務所のメンバーに祝福されて、アンナはにぎやかな誕生日を迎えた。
新しい事件の依頼主はアンナがいつも、デリバリーを頼んでいる中華店・ハオツーの料理人・リュウ(加藤諒)だ。
サーモン養殖業社長の転落死の謎を追え
天狗サーモンの社長・天久潮(渡辺久)は警察では転落死と処理されたが、メディアでは自殺と噂されていた。
親族に聞き取りを行うと義弟・洋(渋川清彦)は天狗の仕業だと言う。
時代のニーズに合わせて切り身を赤くするのが鮭の主流なのに、潮はそのままの素材にこだわっていた。
そのため会社の経営はうまくいってないらしい。
しかし、潮の息子一魚(野間口徹)、二魚(大鶴佐助)、三魚(堀家一希)が全員・会社を手伝っていて、しかも全員仲が悪い。
潮には保険金がかけられ、受取り人は後妻・郁子(ともさかりえ)だった。
小屋の謎は?
アンナは頑丈な錠前がかかった小屋を怪しむ。
昔中国雑技団にいたリュウが栗田、風真を踏み台にして、開いていた窓の写真を撮った。
栗田はそこで腰痛を発症して途中でリタイア。
風真、リュウはトラックに繋がれたトレーラーハウスに泊まることに……
車中泊のアンナはトレーラーが勝手に動き出し坂を下っていることに気がついた。
中にいた二人は閉じ込められていた。
このままでは、崖に落ちて転落する。
リョウは身軽な身体を活かして脱出、アンナの機転でトレーラーは止まり命拾いした。
無人で動き出すように仕掛けられていた。
その直後・洋が見つかった。
潮の殺害を告白したメッセージを残しており、自殺のように見えるが……
炭で手が汚れていたメッセージの用紙が真っ白なのは不自然だった。
犯人は一魚だった。
遺伝子研究者だった一魚はサーモンをゲノム編集で、改良し収益性をアップしようとしていた。
小屋は一魚の研究室で、それを知った潮は一魚の研究を否定した。
洋は一魚の秘密を知り脅迫し、金銭を要求。
そこで、一魚は洋を自殺に見せかけて殺した。
洋は一魚の努力を認めており、3人の仲を見極めてから3等分するように郁子に言い残していた。
菅容子の秘密がまた1つ……
遺伝子研究者だった一魚はかつて菅容子にカンケン=菅研究所に来ることを誘われていたという。
菅研究所に入る者は、外部との連絡を遮断し、外出も制限されるらしい。
23年前の事故現場で手を合わせる女性は(真木よう子)一体何者なのか?