天才探偵は助手だった!
栗田一秋(江口洋介)率いる探偵事務所は名前をネメシスと改め、栗田はCEOに就任し、探偵業務は風真尚希(櫻井翔)に任せて、助手は美神アンナ(広瀬すず)が務めることになった。
ドンファンと呼ばれた大富豪の殺人事件に巻き込まれたが、その事件を解決に導いたのはアンナの方で風真はアンナの言葉に従っただけ。アンナの父・美神始(仲村トオル)は3ヶ月前に失踪していた。アンナは父を探すためにインドから帰国し、栗田も隠し部屋で始が関わる事件の調査をしていた。
2つめの依頼は、兄捜し
ドンファン事件後、事務所には依頼が殺到していた。
ふいに事務所に現れた依頼人は女子中学生・神谷節子(田牧そら)でお金になりそうに
ないが、栗田は2つ返事で引き受けてしまう。
兄弟は児童養護施設で育っており、兄・神谷樹(窪塚愛流)は1週間前に音信不通になっていた。アンナたちは樹の出入りするクラブ「P.O.P」へ向かう。そこの常連から、樹は特殊詐欺の一員だったと知らされるが……
道具屋・星憲章(上田竜也)から、特殊詐欺の情報を入手して、張り込みを開始する。詐欺グループはアジトはマンションの一室だった。アンナたちは盗聴器を仕込み、内部の様子を探った。
樹は詐欺グループの末端で、一番捕まりやすい現金の受け取り係だ。栗田が先回りして老人に変装、樹に現金500万円を渡すが、風真は捕まえ損なってしまう。
仲間・西園寺のバイクに乗り樹は逃走。事務所の全財産をミスミス盗られたが、アンナが機転を利かせて、樹の足にGPSを取り付けた。しかし、車のタイヤはパンクしてしまい、追跡不能に……
またもアンナが先回りして、前回の依頼主・上原黄以子(大島優子)のスポーツカーに乗って、後をつけた。樹は西園寺の自宅に向かったが、一向に西園寺は姿を現さない。不審に思ったアンナは部屋に乗り込むと、そこには血まみれのナイフを持った樹が呆然と立っていた。床には西園寺の死体が……。樹は西園寺を刺してしまったのだろうか?
再び私ちょっと入ります
アンナは殺害現場で推理をした。
やがて、現場には神奈川県警捜査一課のタカ&ユージ千曲鷹弘(勝地涼)、四万十勇次(仲村蒼)小山川薫(富田望生)のトリオが登場する。
詐欺グループは既には、捜査の手が伸び、全員逮捕されていた。グループのボス鬼道はクラブ「P.O.P」のオーナーだったというが……。
殺害を認めた樹は、節子の目の前で警察に連行されていった。クラブ「P.O.P」に関係者を集めて、風真は樹の無罪を証明する。樹は仲間の誰かに指示されて、濡れ衣を着せられた。
樹が呼び出されて部屋に入ったときには、既に西園寺は死亡していた。
樹は靴を脱いで部屋に入っており、指示通りにナイフを握り、返り血を浴びたアウターを着た。ホンモノの鬼道は下っ端を装った阿久津(渡辺大知)だった。タカが事務所の金庫を撃ち抜くと、栗田の現金500万円が出てきた。
決定的な証拠の西園寺の靴も発見された。
居直った阿久津はナイフでアンナを襲うが、アンナはカラリパヤットで阿久津を撃退した。
カンケンの謎とは?
樹の無実は証明された。
樹は節子の夢であるフランス留学の費用を工面するために、普通のアルバイトでは間に合わないと思い詐欺グループに加担していた。樹はラッパーになりたかった。
風真は自分もラップで樹の夢を後押しするのだった。
アンナが星の元へ行くと、アンナのネックレスにはデータが入っていることが分かった。
それは父・始からもらった物だった。樹たちの育った養護施設も始と関わっているようで、栗田は20年前の事件の被害者の最後の言葉「カンケン」が菅研究所所長の菅容子(今村美乃)とつながっていることを突き止めた。
次回、横浜・八景島シーパラダイスに爆弾が仕掛けられ、アンナたちは連続爆弾魔ボマーと
対峙する……