小学時代の相思相愛の相手と再会!
佐藤愛(小芝風花)は不運続きで就職を3回変わって、就活中の28歳。
親友の桐山梨沙(佐久間由衣)のマンションに居候しながら、仕事を探しているが面接50回も落ちている。
そんな折、小学時代に相思相愛で、転校したために離ればなれになった同級生長谷部宗介(中島健人)が会いたいと連絡してきた。
愛は小学時代が全盛期、学校一の美少女で、成績優秀、文才もあってデブだった宗介がいじめられているのを助けた。
しかし、愛の時代はそこまでで、宗介が引っ越した後、愛の父の印刷所は倒産。
宗介は、おデブから王子様のようなスラリとした見た目になっていた。
容姿の方も母似から父の方に似てきてしまい、髪の毛も天然パーマに……
すっかり容姿が変わっていて宗介に気づかれないままだった。
愛はすっかり自分に自信を無くしてしまった。
再び連絡してきた宗介に、愛は容姿スタイル抜群の梨沙に自分になりすましてもらった。
宗介は見た目だけではなくて、性格も最高だった。
もう2度と合わないように梨沙にイギリスに留学すると、ウソをついてもらうと、宗介は留学先で嫌なことに合わないためにと傘を渡してくれ、別れ際に抱きしめた。
傘は2人にしか分からない思い出の証しだった。
宗介の思い出
宗介は愛と一緒にやったパズルを思い出した。
雨の中にサイレンの音で苦しんでいた宗介に、愛は雨合羽をさしだして「これからはずっと私が宗介のそばにいるよ」と言った。
転校が決まったとき、宗介はパズルのワンピースの裏に傘のイラストをかいて、「また一緒にやろう」と愛に渡した。
そう言うと、愛のほっぺに宗介はキスして去った。
ようやく愛の就職先が決まった。
文講出版という老舗出版社に総務部だ。
しかし、同じ日に校閲係も入社しており、校閲係と間違えられた愛はそつなく校閲をこなしてしまう。
実家が印刷屋で母がフリーランスのライター
ということで校閲係として、3ヶ月海外雑誌ザ・モストの日本版の編集部に所属することになる。
編集長の池沢蘭子(LiLiCo)と一緒に現れたのはザ・モスト本部から派遣された宗介だった。
顔を合わしたくない……けど会わないわけにはいかない
愛は総務部に戻してもらうように頼むが、池沢は出版社の親族らしく、不可能らしい……
宗介の顔を見る度に逃げ惑う愛だったが、エレベーターにたまたま乗り合わせる。
停電で閉じ込められた怖がる愛に、宗介はイヤホンを差し出す。
それは小学時代にサイレンの音で怯えたときに、愛がイヤホンで聞かせたバッハのカノンだった。
愛は写真撮影のときにミスを連発させて、宗介に冷たい目で見られた。
愛はいたたまれなくなって、会社をやめようとするが、折角決まった会社を早まるなと止められる。
しかし、相変わらず、よってたかって雑用を言いつけて、愛はテンパる。
「総務部」とあだ名をつけて、編集部と差別する宗介に自分は総務部ではないと憤った。
今の宗介は、もう小学生の頃の宗介とは別人と思い、愛は仕事で見返そうと発憤した。
実はザ・モスト日本版は採算が合わず、廃刊の危機にあった。
リミットは3ヶ月で、宗介は本部から継続するために派遣されていた。
一方、愛役でイギリスにいるはずの梨沙は仕事先で、宗介とばったり再会してしまう。
「彼女はキレイだった」第1話あらすじ 目次