海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」シーズン1 あらすじ
元軍医で戦場でのトラウマ持つ、ジョン・ワトソンは、昔の同僚からルームメイトを探しているという、シャーロック・ホームズという男を紹介される。頭脳明晰なその男は、GPSやスマートフォンなどの現代技術と、自身の頭脳をかけ合わせて事件を追っていく。
一見すると無神経で奇妙な行動を繰り返す、その男と共に事件を追ううち、ジョンの鬱屈は晴れていき、シャーロックの良き相棒となっていく。
自分の好奇心を満たす事件があれば、上機嫌に金銭のことも気にせず飛び回るシャーロック。そんな彼にジョンは、時に腹を立てながらも惹かれていく。
そして、共に事件を解決していく中、その裏ではある黒幕が暗躍していることが、1話・2話を通し終盤に示される。黒幕の真意は、いったい何者なのだろうか。
海外ドラマ「SHERLOCK」シーズン1
第1話「ピンク色の研究」
ジョンは戦場によるPTSDに悩まされ、カウンセラーに勧められたブログの執筆も全く進まなくなっていた。右足には銃弾を受け、杖なしでは思うように動けず、鬱屈した日々を送っていた。
巷では、事件が世間を賑わせていた。スコットランド・ヤードのレストレード警部、ドノヴァン巡査部長が会見を行う中、連続「自殺」事件というヤードの見解を明らかにしたところ、会見会場内全員のスマホに、シャーロックからの「Wrong!(違う!)」というメッセージが届く。
ジョンは昔の同僚に再会し、彼からルームシェアの相手として、シャーロック・ホームズという男を紹介される。
そして、ジョンがベーカー街221Bの下見に来た当日、4件目の事件が起こったとレストレードが伝えにくる。
一度は単身事件現場にに向かおうとするシャーロックだが、考え直してジョンも連れていく。
その道すがら、自身が「探偵」だということを明かす。
第2話「死を呼ぶ暗号」
シャーロックは、大学時代の知人に彼の投資銀行で起きた不可解な不法侵入の解決を頼まれる。
ワトソンとホームズが現場に行くと、そこには黄色いペンキで描かれた、謎の文字が記されていた。
シャーロックはその文字が、香港相手のトレーダーに宛てたメッセージだと気づき、その人物の自宅に向かう。
しかし、彼は寝室で死んでいたのだ。
担当刑事は自殺と判断するが、シャーロックは傷の位置から、それが殺人だと気づく。
一方ジョンは、生活資金を獲得するため代理医師の面接に行くのだった。
そこで面接官で同じ医師の、サラと出会い惹かれる。
帰宅したジョンに、ある事件をみせるシャーロック。それはトレーダーの時と同じ手口の殺人事件だった。殺されたフリージャーナリストの足跡をたどった二人は再び、黄色のペンキで描かれた文字と遭遇する。
第3話「大いなるゲーム」
平和な日々が続き暇をもてあますシャーロック。部屋で銃を発砲するという奇行に走るが、突然221Bの向かいのビルが爆発する。
時は変わり、兄(マイクロフト、1話で登場)から国家機密データの入ったUSBメモリ捜索を依頼されるシャーロック。しかしレストレードからの興味深い連絡に、兄の依頼を断るのだった。
そしてレストレードから、爆弾魔からジャーロックに宛てられた封書を受け取る。その中のスマートフォンには、制限時間内にシャーロックが謎を解かないと電話口の人質が爆殺される、という挑戦状が残されていた。
謎を解く中、マイクロフトから依頼されたUSBも手に入れたシャーロック。
そして遂に、第一話からその影を見せていた事件の黒幕、Mことモリアーティが登場。彼はシャーロックと真逆の、「コンサルタント犯罪者」と自称する。
そして、シャーロックとモリアーティ、両者が銃の標準を合わせあい、シーズン1は終わる。
海外ドラマ「SHERLOCK」シーズン1 感想
19世紀末にアーサー・コナンドイルによって書かれた原作を、21世紀の物語として映像化する。
いったいどんな設定になるんだろう?と思い観ると、原作の設定をうまく現代に融合させていて、とてもアイデア溢れる作品でした。これを機に原作を読んで、違いを楽しむのもおすすめ。
また、キャラクターも魅力的。シャーロックは人間的にヤバいわ・・・と思わせる部分も多々ありますが、好奇心を刺激する事件に出会ったときは飛び跳ねる等、かわいらしい面もあります。
マーティン・フリーマンによるジョンも、1話冒頭ではこの世に疲れ切った顔をしていた彼が、1話の終盤遠距離射撃でシャーロックを助ける姿は必見です。
特に推したいのが法医学者でシャーロックに片思いをしているモリー。彼女への態度に、シャーロックの非情さが際立つ上、3話では黒幕が違和感なくシャーロックに会うために利用されてしまいます。けなげな彼女には幸せになってほしい・・・!